JP2566541Y2 - テレビゲーム機 - Google Patents

テレビゲーム機

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JP2566541Y2
JP2566541Y2 JP1991074600U JP7460091U JP2566541Y2 JP 2566541 Y2 JP2566541 Y2 JP 2566541Y2 JP 1991074600 U JP1991074600 U JP 1991074600U JP 7460091 U JP7460091 U JP 7460091U JP 2566541 Y2 JP2566541 Y2 JP 2566541Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、テレビゲーム機に関
し、より特定的には、ゲームプログラムを記憶したカー
トリッジを着脱自在に構成され、装着されたカートリッ
ジからゲームプログラムを読出してゲームのための処理
を実行するテレビゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】装着されたカートリッジからゲームプロ
グラムを読出して、所定のゲーム処理を実行するような
テレビゲーム機(たとえば、本願出願人の製造,販売に
かかる商品名「ファミリコンピュータ」または「ニンテ
ンドウ・エンタテイメント・システム」)が従来からよ
く知られている。このようなテレビゲーム機において
は、装着されるカートリッジを差し替えることにより、
種々のゲームを実行することが可能である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なテレビゲーム機では、ゲームの途中においてカートリ
ッジが不所望に引き抜かれると、カートリッジからのゲ
ームプログラムの読出が不能となり、ゲームの進行に支
障をきたすとともに、故障の原因ともなりかねない。そ
こで、装着されたカートリッジを抜取り不能にロックす
るためのロック機構が従来から提案されている。
【0004】カートリッジのロック機構を有するテレビ
ゲーム機としては、実開平2−49595号(株式会社
セガ・エンタープライゼスの商品名「MEGADRIV
E」)等が知られている。
【0005】実開平2−49595号に開示されたカー
トリッジのロック機構は、電源スイッチの操作に連動す
るアーム部材の爪部を、カートリッジの一方の側部に形
成された水平切欠部に挿入することにより、カートリッ
ジをロックするようにしている。
【0006】しかしながら、上記のようなカートリッジ
のロック機構は、カートリッジの一方の側部のみが係止
されるため、カートリッジを斜め上方に引っ張った場合
に抜けやすいという問題点があった。また、カートリッ
ジの引抜きは手で行なわれるが、カートリッジがロック
された状態で無理にカートリッジを引抜こうとすると、
アーム部材の爪部が小さいため、その部分に力が集中
し、爪部またはアーム部材が破損するおそれがあるとい
う問題点もあった。また、カートリッジが斜め方向に引
き抜かれて接続部分が破損するのを防止するために、て
この原理を応用して、カートリッジを垂直に排出できる
ように構成されたイジェクト機構を有するテレビゲーム
機が知られている。このようなテレビゲーム機におい
て、上記のようなロック機構を設けた場合は、てこの原
理により手で引抜きを行なう場合よりも大きな力が爪部
やアーム部材に加わるため、爪部等が破損しやすくな
る。
【0007】また、電源を投入した後にカートリッジを
挿入した場合も、テレビゲーム機は、故障しやすい。そ
こで、電源投入後にカートリッジを挿入できないように
カートリッジの挿入を不能にロックするためのロック機
構が要望されている。
【0008】それゆえに、この考案の目的は、カートリ
ッジを挿入した状態で電源スイッチが投入された本来的
使用状態において、カートリッジが不所望に抜取られる
を確実に防止し、またカートリッジを挿入しない状態
で電源スイッチが投入された本来的使用状態でないとき
に、カートリッジの挿入をより確実に防止し得るととも
に、組立てが簡単で量産に適したテレビゲーム機を提供
することである。
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の考案にかかるテレ
ビゲーム機は、ゲームプログラムを記憶したカートリッ
ジを着脱自在に構成され、装着されたカートリッジから
ゲームプログラムを読出してゲームのための処理を実行
するものであって、その上面にカートリッジの挿入孔が
形成されたハウジングと、ハウジングの上面に関連的に
設けられる電源スイッチ機構と、カートリッジ挿入孔の
近傍に開閉自在に設けられ、かつカートリッジが装着さ
れないときにカートリッジ挿入孔を塞ぐための扉部材
と、ハウジングの上面に装着される天板パネルを備えて
いる。カートリッジは、一方および他方の主表面を有す
る偏平な形状を有し、かつその一方主表面のほぼ中央に
は、水平方向に沿って延びるロック用溝が形成されてい
。電源スイッチ機構は、スライドスイッチと、電源ス
イッチと、ロック手段とを含む。スライドスイッチは、
ハウジングの上面にスライド自在に設けられる。電源ス
イッチは、ハウジングの内部に収納され、スライドスイ
ッチの操作に連動してオン・オフされる。ロック手段
は、ハウジングの内部において軸支されてスライドスイ
ッチの操作に連動して回動し、電源投入時に回動したと
きにその一部がカートリッジのロック用溝嵌まり込んで
カートリッジを抜取り不能にロックし、カートリッジを
装着せずに電源を投入したときにその一部が扉部材に当
接してカートリッジを装着不能にロックする。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用および考案の効果】本願の考案にかかるテレビゲ
ーム機においては、ハウジングのカートリッジ挿入孔に
扉部材を装着し、スライドスイッチ受入れ部にスライド
スイッチを装着した状態で、その上から天板パネルを載
せかつ天板パネルの各係合爪をハウジング上面の各係合
凹部に挿入することにより、スライドスイッチおよび扉
部材がハウジングに保持される。このように、本願の考
案では、ねじ止め等の煩雑な工程を少なくできるため、
組立て工程が簡素化され、量産に適したテレビゲーム機
を得ることができる。また、電源投入後においてカート
リッジを挿入しようとしても、扉部材にロック手段の一
部が当接して扉部材が開かないので、電源投入状態にお
いてカートリッジが挿入されるのが防止される。
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】第1図は、この考案の一実施例にかかるテレ
ビゲーム機の外観斜視図である。まず、第1図を参照し
て、この考案の一実施例の概略的な構成を説明する。テ
レビゲーム機10は、前後方向の長さが左右方向の長さ
よりもやや長い偏平な直方体のハウジング11を含む。
このハウジング11は、上ハウジング11aと下ハウジ
ング11bとに分割される。上ハウジング11aに関連
して、電源スイッチ機構12,イジェクト機構13,リ
セットスイッチ機構14,扉部材15,天板パネル16
および表示パネル24が設けられる。
【0018】一方、テレビゲーム機10に対して着脱自
在に装着されるカートリッジ20は、その外形がたとえ
ば偏平な直方体に選ばれている。カートリッジ20前面
は、外側に向けて緩やかな脹らみを有する。カートリッ
ジ20の前面のほぼ中央には、水平方向に延びる細長い
ロック用溝21が形成されている。カートリッジ20に
は、カートリッジ基板22(第3図および第4図参照)
が収納されている。このカートリッジ基板22には、ゲ
ームのためのプログラムデータおよびキャラクタデータ
を記憶したメモリ(たとえばROM)が搭載されてい
る。ロック用溝21は、後述のロックプレート17(第
2図および第3図参照)との協働作用によって、電源投
入時にカートリッジ20が抜けないようにロックする。
【0019】第2図は、第1図に示す実施例の分解斜視
図である。第3図は、第1図に示す実施例の要部分解斜
視図である。第4図は、第1図に示す実施例の線X−X
に沿う部分断面図である。第5図は、第1図に示す実施
例における、上ハウジング11a,天板パネル16およ
び表示パネル24のそれぞれの平面図である。第6図
は、第1図に示す実施例における上ハウジング11aの
縦断面図である。以下、第2図〜第6図を参照して、第
1図に示す実施例のより詳細な構成を説明する。
【0020】上ハウジング11aの上面のほぼ中央に
は、カートリッジ20を差込むためのカートリッジ挿入
孔111が形成されている。カートリッジ挿入孔111
は、カートリッジ20を挿入可能なように、ハウジング
11の左右方向に延びた細長い形状を有している。上ハ
ウジング11aの上面には、天板パネル16の板厚とほ
ぼ同じ深さの段差凹部116が形成されている。これ
は、天板パネル16を上ハウジング11aに装着したと
きに、上ハウジング11aの上面で段差が生じないよう
にするためである。段差凹部116の内周部分には、複
数の係合凹部(または係合孔)117が形成されてい
る。カートリッジ挿入孔111よりも手前の上ハウジン
グ11aの上面には、電源スイッチ機構12,イジェク
ト機構13およびリセットスイッチ機構14のそれぞれ
の操作部を収納するための凹部112〜114が形成さ
れている。
【0021】電源スイッチ機構12は、電源スイッチ1
21と、スライドスイッチ122と、押さえ部材123
とを含む(第2図参照)。スライドスイッチ122の上
面には操作部122aが形成され、スライドスイッチ1
22の下面には電源スイッチ121と係合する係合片1
22bが形成されている。押さえ部材123は、開口を
有する枠状に形成され、その開口部からスライドスイッ
チ122の操作部122aを外部へ露出させるととも
に、スライドスイッチ122を保持する。また、押さえ
部材123の下面には、押さえ部材123を上ハウジン
グ11aに固定するための係合突起123aが形成され
ている。上ハウジング11aの凹部112は、スライド
スイッチ122をスライド可能に受入れるために、その
左右方向の幅がスライドスイッチ122の左右方向の幅
にほぼ一致するように選ばれ、前後方向の長さがスライ
ドスイッチ122の前後方向の長さにスライド長を加え
た長さに選ばれ、それによってスライドスイッチのスラ
イド範囲を規制する。また、凹部112には、スライド
スイッチ122の係合片122bに対応する部分に貫通
孔112aが形成され、後述の突起122cに対応する
部分に長孔112bが形成されている。
【0022】スライドスイッチ122の下方には、ロッ
クプレート17が設けられる。ロックプレート17に
は、回動中心となるその一端から所定の距離を隔てた位
置に孔172が形成されている。スライドスイッチ12
2の下面には、孔172に係合する突起122cが形成
されている。これによって、ロックプレート17は、ス
ライドスイッチ122のスライド運動に連動する。ロッ
クプレート17は、その一方端部が上ハウジング11a
に形成された支柱(図示せず)で軸支され、回動自在と
されている。ロックプレート17の側面であって、カー
トリッジ挿入孔111に対向する部分には、突出部17
1が形成される。
【0023】カートリッジ20をカートリッジ挿入孔1
11へ差込んだ後、スライドスイッチ122を前後方向
へスライドさせて電源スイッチ121を投入すると、孔
172に挿入された突起122cが、スライドスイッチ
122のスライド運動を、ロックプレート17に伝達す
る。そのため、ロックプレート17が上ハウジング11
aの支柱を中心に回動する。その結果、ロックプレート
17の突出部171がカートリッジ20のロック用溝2
1に嵌まり込む。これによって、カートリッジ20がロ
ックされ、電源スイッチ121の投入中に誤ってカート
リッジ20が引抜かれるのが防止される。
【0024】また、電源投入後においてカートリッジ2
0を挿入しようとしても、扉部材15にロックプレート
17の突出部171が当たって開かないので、電源投入
状態においてカートリッジ20が挿入されるのが防止さ
れる。
【0025】イジェクト機構13は、イジェクトボタン
131とイジェクトレバー132とを含む。イジェクト
ボタン131は、その左右両端に下方向に延びる抜け止
めフック131bが形成されている。また、イジェクト
ボタン131の下部には、イジェクトレバー132を押
圧するための円弧状の押圧突起131aが形成されてい
る。イジェクトレバー132は、左右方向に延びる翼片
132′と、翼片132′に対して直交する前方方向に
延びる舌片132″とを有するT字型に形成されてい
る。翼片132′には、その長手方向に沿って軸133
が挿入されている。軸133の両端は、翼片132′の
左右端を貫通して外部へ突出しており、下ハウジング1
1bに設けられた支持部115によって回動自在に軸支
されている。舌片132″の先端部近傍の上表面は、イ
ジェクトボタン131の押圧突起131aによって押圧
される押下部132aを形成している。翼片132′の
左右両端には、軸133と直交する方向であって舌片1
32″とは逆方向に延びる1対のイジェクト爪132b
が形成されている。各イジェクト爪132bは、コネク
タ191(第2図,第3図参照)の左右側面近傍であっ
てカートリッジ基板22の下部に配置されている。各イ
ジェクト爪132bは、イジェクトボタン131が押圧
されたときに、てこの原理によってカートリッジ20を
上方に押し上げる。これによって、カートリッジ20が
強制的に排出される。
【0026】上ハウジング11aに形成された凹部11
3は、イジェクトボタン131を受入れ可能な形状に選
ばれるとともに、押圧突起131aをイジェクトレバー
132へ導く孔113aが形成されている(第3図参
照)。また、凹部113の底面の左右端には、抜け止め
フック131bが挿入される孔113bが形成されてい
る。
【0027】リセットスイッチ機構14は、リセットボ
タン141と、リセットスイッチ142とを含む。リセ
ットボタン141は、リセットスイッチ142を押圧す
るための棒状のガイド141aを有する。このガイド1
41aは、リセットボタン141の下面中央部から下方
に向けて突出している。また、リセットボタン141の
下面左右端には、下方に向けて突出する1対の抜け止め
フック141bが形成されている。上ハウジング11a
に形成された凹部114は、リセットボタン141を受
入れ可能な形状に選ばれている。凹部114の底面に
は、ガイド141aが挿入される孔114aが形成され
るとともに、抜け止めフック141bが挿入される孔1
14bが形成される(第5図参照)。
【0028】扉部材15は、カートリッジ20の底面形
状よりもやや大きくかつカートリッジ挿入孔111より
も小さな形状を有する。扉部材15には、その長手方向
に沿う側辺の一方に1対の軸151が形成され、当該側
辺の中央部にコイルばね152を保持する保持部153
が形成されている。上ハウジング11aに形成されたカ
ートリッジ挿入孔111は、カートリッジ20の下方部
分を挿入可能な大きさの枠状に形成され、枠状部分の底
面にはコネクタ191が挿入される孔111a(第4
図,第5図参照)が形成される。また、カートリッジ挿
入孔111の枠状部分の前面壁111cには、ロックプ
レート17の突出部171が出入りする孔111bが形
成される(第4図参照)。さらに、上ハウジング11a
には、カートリッジ挿入孔111の左右端に軸受け部1
11dが形成され、カートリッジ挿入孔111の後面壁
上部の中央にコイルばね152の開放端を固定するため
の孔111eが形成されている。
【0029】カートリッジ20のケースから露出するカ
ートリッジ基板22の端部には、コネクタ191との電
気的接続のための接続端子23が形成されている(第3
図参照)。
【0030】上ハウジング11aの上面には、天板パネ
ル16が装着される。天板パネル16は、上ハウジング
11aに形成された各係合凹部117と係合する複数の
係合爪165を含む。各係合爪165は、係合凹部11
7に対応する位置であって天板パネル16の下面の外周
に、下方向に突出するように形成されている。また、天
板パネル16の上面には、カートリッジ挿入孔111に
対応する位置に孔161が形成され、電源スイッチ機構
12のスライドスイッチ122に対応する位置に孔16
2が形成され、イジェクト機構13に対応する位置に孔
163が形成され、リセット機構14に対応する位置に
孔164が形成されている。
【0031】より好ましくは、凹部112,113およ
び114よりも手前の上ハウジング11aの傾斜面11
8には、表示パネル24が装着される。この傾斜面11
8の周囲部分には、係合凹部119が複数個形成され
る。そして、表示パネル24の下面の周囲部分には、下
方向へ突出した係合突起241が形成されている。
【0032】ハウジング11の前端部側面(正面)に
は、コントローラまたはジョイスティック等の操作器
(図示せず)を接続するための雌型のコネクタ18が装
着される。コネクタ18は、組立てを容易にするため
に、前面パネル181に一体的に組込まれた状態でハウ
ジング11に装着される。必要に応じて、コネクタ18
は2人のプレイヤ(AプレイヤとBプレイヤ)が個別に
プレイできるようにするために2個設けられる。
【0033】ハウジング11内には、回路基板19が支
柱に支持された状態で収納される。回路基板19には、
テレビゲームのための所望の機能を果たす中央処理ユニ
ット(CPU;図示せず)および画像処理ユニット(P
PU;図示せず)が装着される。さらに、回路基板19
には、カートリッジ20に収納されたカートリッジ基板
22の接続端子23が挿入されるコネクタ191等の電
子部品が装着される。
【0034】次に、第1図〜第6図に示す実施例のテレ
ビゲーム機の組立て方法を説明する。まず、下ハウジン
グ11bには、電源スイッチ121および回路基板19
がねじ止めされ、前面パネル181が嵌合等の方法で装
着される。イジェクトレバー132に挿入された軸13
3が支持部115に差込まれて、イジェクトレバー13
2が軸支される。
【0035】一方、上ハウジング11aには、その下面
からロックプレート17がねじで軸支される。その後、
上ハウジング11aは下ハウジング11bにねじ止めさ
れる。
【0036】次に、係合片122bが電源スイッチ12
1に係合され、かつ突起部122cがロックプレート1
7の孔172に挿入されるように、スライドスイッチ1
22が上ハウジング11aの凹部112に嵌め込まれ
る。その後、スライドスイッチ122の上から押さえ部
材123が嵌め込まれる。このとき、押さえ部材123
の係合突起123aが上ハウジング11aに形成された
係合凹部(図示せず)に挿入される。また、イジェクト
ボタン131が凹部113へ挿入され、左右の抜け止め
フック141bを内側へ押さえて孔114bに押し込む
ようにして、リセットボタン141が凹部114へ挿入
される。また、上ハウジング11aの上面からコイルば
ね152が孔111eに係合され、軸151が軸受け部
111dに入れられる。これによって、扉部材15が開
閉自在に上ハウジング11aに装着される。
【0037】その後、表示パネル24の係合突起241
が凹部119に嵌め込まれることによって、表示パネル
24が上ハウジング11aに装着される。続いて、天板
パネル16は、スライドスイッチ122の操作部122
aを孔162から露出させ、イジェクトボタン131の
上面を孔163から露出させ、リセットボタン141の
上面を孔164から露出させるように位置決めされて、
上ハウジング11aの段差凹部116の上に被せられ
る。さらに、複数の係合爪165が天板パネル16の上
面側から順次(またはほぼ同時)に押圧されることによ
って、各係合爪165が対応する係合凹部117に嵌合
される。
【0038】上記のごとく、スライドスイッチ122,
イジェクトボタン131およびリセットボタン141
が、ねじ止めすることなく上ハウジング11aに装着さ
れることになる。そのため、部品点数が少なくてすみ、
組立てが容易となり、組立て工数が低減できる。したが
って、上記実施例は、大量生産に適し、安価に製造でき
る。なお、修理の場合は、上ハウジング11aを下ハウ
ジング11bから取外し、上ハウジング11aの下面か
ら係合爪165を内側に押すことによって、簡単に天板
パネル16を取外すことができる。
【0039】次に、上述のテレビゲーム機10の組立て
後における各部の動作を説明する。
【0040】使用者は、テレビゲーム機10を使用する
にあたり、所望のゲーム内容のプログラムデータが記憶
されたカートリッジ20をテレビゲーム機10のカート
リッジ挿入孔111に挿入する。これによって、カート
リッジ20内のカートリッジ基板22に形成された接続
端子23とテレビゲーム機10のコネクタ191とが電
気的に接続される。続いて、使用者は、ゲームを開始さ
せるために、スライドスイッチ122をスライドさせ
て、電源スイッチ121を投入する。このとき、スライ
ドスイッチ122のスライド運動と連動してロックプレ
ート17が回動する。その結果、ロックプレート17の
突出部171がカートリッジ20に形成されたロック用
溝21に嵌まり込む。これによって、カートリッジ20
が抜けないようにロックされる。そのため、電源スイッ
チ121の投入中に不所望にイジェクトボタン131が
押圧されても、カートリッジ20の抜取りが不能または
阻止される。また、カートリッジ20を挿入しないで電
源を投入すると、扉部材15にロックプレート17の突
出部171が当たるため、扉部材15がロックされて、
カートリッジ20の挿入が不能または阻止される。な
お、第2図または第4図に示すように、イジェクトボタ
ン131の押圧突起131aを円弧状に形成すれば、押
圧突起131aとイジェクトレバー132の押下部13
2aとの接触状態を円滑にできる利点がある。
【0041】次に、上記実施例の特徴を一層明確にする
ために、テレビゲーム機10からカートリッジ20を抜
取る場合の作用を、従来技術と比較しながら説明する。
実開平2−49595号に開示されたカートリッジのロ
ック機構は、使用者が切欠部の形成されていない方のカ
ートリッジの側面を引上げると、カートリッジがアーム
部材の爪部を中心にして回動し、その結果カートリッジ
が抜けたり、爪部が破損する欠点があった。これに対し
て、上記実施例では、ロックプレート17がカートリッ
ジ20の一方主表面のほぼ中央部に水平方向に幅広く挿
入されるため、カートリッジを斜めに引上げても、カー
トリッジ20がテレビゲーム機10から引抜かれること
がなく、突出部171が破損することもない。
【0042】また、イジェクト機構を有するテレビゲー
ム機(たとえば本願出願人が販売している商品名「ファ
ミリコンピュータ」)に実開平2−49595号に開示
されたロック機構を適用した場合、使用者が小さな力で
イジェクト機構を操作しても、アーム部材および/また
は爪部に非常に大きな力が加わるので、カートリッジを
抜き出す方向に加わる力が爪部と切欠部に集中し、その
結果爪部が破損するおそれがある。これに対して、上記
実施例におけるロック機構は、カートリッジ20の一方
主表面上に水平方向に延びる細長いロック用溝21と、
そのロック用溝21のほぼ全域にわたって挿入される突
出部171とで構成される。そのため、従来のロック機
構に比べてカートリッジ20を抜き出す方向に加わる力
を受ける部分の面積が大きい。しかも、ロックプレート
17が上ハウジング11aに形成された孔111b(第
4図参照)を貫通してロック用溝21に挿入されている
ので、上ハウジング11aの孔111bの内壁がロック
プレート17の垂直方向の移動を規制する。そのため、
イジェクト機構13によってカートリッジ20に大きな
力が作用しても、力が各部材に分解され、ロックプレー
ト17が破損することはない。
【0043】第7図は、この考案の他の実施例にかかる
テレビゲーム機の外観斜視図である。第8図は、第7図
に示す実施例の要部分解斜視図である。第9図は、第7
図に示す実施例の要部断面図である。以下、これら第7
図〜第9図を参照して、この考案の他の実施例にかかる
テレビゲーム機の構成を説明する。
【0044】第7図〜第8図に示す実施例の構成は、第
1図〜第6図に示す実施例の構成とほぼ同様であるの
で、以下には第7図〜第8図に示す実施例の特徴部分の
みをピックアップして説明する。カートリッジ40の内
部には、第1図に示すカートリッジ20と同様に、ゲー
ムのためのプログラムデータを記憶したメモリを搭載し
たカートリッジ基板42が収納されている。カートリッ
ジ40の前面のほぼ中央部には、水平方向に細長く延び
るロック用溝41が形成されている。
【0045】テレビゲーム機30のハウジング31は、
上ハウジング31aと下ハウジング31bとに分割され
る。上ハウジング31aの上面には、第1図に示すよう
な天板パネルは装着されていない。上ハウジング31a
に関連して、電源スイッチ機構32,イジェクト機構3
3,リセットスイッチ機構34および扉部材35が設け
られる。扉部材35は、上部ハウジング31aの上面に
開閉自在に装着されている。カートリッジ40は、その
下部分が扉部材35を介してハウジング31の内部に挿
入される。
【0046】電源スイッチ機構32は、第8図に示すよ
うに、スライドスイッチ322と、電源スイッチ321
と、ロックプレート37とを含む。スライドスイッチ3
22は、上部スライドスイッチ部材322Uと下部スラ
イドスイッチ部材322Dとに分割される。上部スライ
ドスイッチ部材322Uの下面には、下向きに突出する
たとえば4つの係合突起322aが形成されている。こ
れら係合突起322aは、下部スライドスイッチ部材3
22Dのほぼ中央部に形成された係合孔322bに挿入
される。これによって、下部スライドスイッチ部材32
2Dが上部スライドスイッチ部材322Uに係止され
る。上ハウジング31aの裏面の下部スライドスイッチ
部材322Dに対応する位置には、下部スライドスイッ
チ部材322Dのスライド範囲を規制するための枠(図
示せず)が設けられ、これによってスライドスイッチ3
22のスライド操作が案内される。下部スライドスイッ
チ部材322Dの下面には、係合片322cおよび突起
322dが形成されている。係合片322cは、電源ス
イッチ321と係合し、スライドスイッチ322のスラ
イド操作に連動して電源スイッチ321をオン・オフさ
せる。突起322dは、ロックプレート37に形成され
た孔372に挿入される。これによって、スライドスイ
ッチ322のスライド運動がロックプレート37に伝達
され、ロックプレート37が回動する。ロックプレート
37の長手方向に沿う側辺の一方側には、突出部371
が形成されている。この突出部371はロックプレート
37から垂直方向上方に延びており、さらにその途中で
直角に折り曲げられてその先端が水平方向に延びてい
る。スライドスイッチ322のスライド操作に連動して
ロックプレート37が回動すると、突出部371の先端
がカートリッジ40のロック用溝41に嵌まり込む。こ
れによって、カートリッジ40が抜けないようにロック
される。
【0047】また、電源投入後においてカートリッジ4
0を挿入しようとしても、扉部材35にロックプレート
37の突出部371が当たって開かないので、電源投入
状態においてカートリッジ40が挿入されるのが防止さ
れる。
【0048】イジェクト機構33は、イジェクトレバー
332を含む。イジェクトレバー332の前方端部上面
がほぼ水平に形成され、押圧部332aを構成してい
る。この押圧部332aは、上ハウジング31aの上面
から直接外部へ露出している。すなわち、この実施例で
は、第2図に示すようなイジェクトボタン131は設け
られておらず、イジェクトレバー332の押圧部332
aが直接押圧されることになる。押圧部332aが押圧
されると、イジェクトレバー332は軸333を中心に
回動し、その後方先端に設けられたイジェクト爪332
bによってカートリッジ40の底部を押し上げる。
【0049】以上説明したごとく、第7図〜第9図に示
す実施例では、カートリッジ40の一方主表面の中央部
に水平に形成されたロック用溝41にロックプレート3
7の突出部371が嵌まり込んでカートリッジ40をロ
ックするように構成されているため、第1図〜第6図に
示す実施例と同様に、カートリッジ40を安定的にロッ
クすることができる。また、カートリッジ40のロック
状態が強固であるため、カートリッジ40がロックされ
た状態においてイジェクトレバー332が操作されて
も、ロックプレート37が破損しにくい構造となってい
る。さらに、電源投入後においてカートリッジ40を挿
入しようとしてもロックプレート37の突出部371に
よって扉部材35がロックされているので、第1図〜第
6図に示す実施例と同様に、電源投入後にカートリッジ
40が挿入されるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかるテレビゲーム機の
外観斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の分解斜視図である。
【図3】図1に示す実施例の要部分解斜視図である。
【図4】図1に示す実施例の線X−Xに沿う部分断面図
である。
【図5】図1に示す実施例における、上ハウジング11
a,天板パネル16および表示パネル24のそれぞれの
平面図である。
【図6】図1に示す実施例における上ハウジング11a
の縦断面図である。
【図7】この考案の他の実施例にかかるテレビゲーム機
の外観斜視図である。
【図8】図7に示す実施例の要部分解斜視図である。
【図9】図7に示す実施例の要部断面図である。
【符号の説明】
10 :テレビゲーム機 11 :ハウジング 11a :上ハウジング 11b :下ハウジング 111 :カートリッジ挿入孔 116 :段差凹部 117 :係合凹部 12 :電源スイッチ機構 121 :電源スイッチ 122 :スライドスイッチ 13 :イジェクト機構 14 :リセットスイッチ機構 15 :扉部材 16 :天板パネル 161〜164 :孔 165 :係合爪 17 :ロックプレート 18 :コネクタ 20 :カートリッジ 21 :ロック用溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/00 320J

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲームプログラムを記憶したカートリッ
    ジを着脱自在に構成され、装着されたカートリッジ(2
    0)からゲームプログラムを読出してゲームのための処
    理を実行するテレビゲーム機であって、 その上面にカートリッジの挿入孔(111)が形成され
    たハウジング(11)、 前記ハウジングの上面に関連的に設けられる電源スイッ
    チ機構(12)、 前記カートリッジ挿入孔の近傍に開閉自在に設けられ、
    かつカートリッジが装着されないときにカートリッジ挿
    入孔を塞ぐための扉部材(15)、および 前記ハウジングの上面に装着される天板パネル(16)
    を備え、 前記カートリッジは、一方および他方の主表面を有する
    偏平な形状を有し、かつその一方主表面のほぼ中央に
    は、水平方向に沿って延びるロック用溝(21)が形成
    されており、 前記電源スイッチ機構は、 前記上ハウジングの上面にスライド自在に設けられたス
    ライドスイッチ(122)と、 前記ハウジングの内部に収納され、前記スライドスイッ
    チの操作に連動してオン・オフされる電源スイッチ(1
    21)と、 前記ハウジングの内部において軸支されて前記スライド
    スイッチの操作に連動して回動し、電源投入時に回動し
    たときにその一部が前記カートリッジのロック用溝に嵌
    まり込んで前記カートリッジを抜取り不能にロックし、
    前記カートリッジを装着せずに電源を投入したときにそ
    の一部が前記扉部材に当接して前記カートリッジを装着
    不能にロックするロック手段(17)とを含み、 前記天板パネルには、前記スライドスイッチおよび前記
    扉部材を外部に露出させるための複数の孔(161,1
    62)と、その下面の外周に下方向に延びる複数の係合
    爪(165)とが形成されており、 前記ハウジングの上面には、前記スライドスイッチをス
    ライド可能に受入れるスライドスイッチ受入れ部(11
    2)と、前記天板パネルの係合爪が挿入される複数の係
    合凹部(117)とが形成されており、 前記ハウジング(111)のカートリッジ挿入孔(11
    1)に前記扉部材(15)を装着し、前記スライドスイ
    ッチ受入れ部(112)に前記スライドスイッチ(12
    2)を装着した状態で、その上から前記天板パネル(1
    6)を載せかつ天板パネルの各係合爪(165)を前記
    ハウジングの上面の各係合凹部(117)に挿入するこ
    とにより、スライドスイッチ(122)および扉部材
    (15)が前記ハウジングに保持される、テレビゲーム
    機。
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