JP2566533Y2 - ルーペ - Google Patents

ルーペ

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JP2566533Y2
JP2566533Y2 JP1991039103U JP3910391U JP2566533Y2 JP 2566533 Y2 JP2566533 Y2 JP 2566533Y2 JP 1991039103 U JP1991039103 U JP 1991039103U JP 3910391 U JP3910391 U JP 3910391U JP 2566533 Y2 JP2566533 Y2 JP 2566533Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
main body
body case
lens
lens portion
free end
Prior art date
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JP1991039103U
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JPH04124222U (ja
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英明 内山
勲 今川
雅展 知屋城
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は読書の際などに使用され
るルーペに係り、詳しくはレンズ部を本体ケースにスラ
イド自在に収納した小型コンパクトで使い勝手のよいル
ーペの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞や書物等を見る際に使用されるルー
ペは、小型コンパクトで使い勝手の良いことが要求され
る。このために例えば実公昭63−6726号公報や、
実公平2−34647号公報に示されるように、レンズ
部と、レンズ部を収納するケースとを設け、使用時には
レンズ部をケースから突出させ、不使用時にはケース側
に収納するようにしたものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記従来のも
のは、レンズ部とケースはヒンジ手段により結合されて
おり、回転操作をしてレンズ部の取り出しや収納を行う
ようになっていたため、取り出し収納作業がワンタッチ
で簡単に行いにくく、またレンズ部を取り出した状態で
強い力が作用すると、結合部分であるヒンジ部に応力が
集中してこれが痛みやすい等の問題点があった。また、
実開平1−120118号公報には、レンズ部が本体に
対して前後に直線的に突出自在に設けられ、その前端自
由端部が外凸状の平面形状に形成されているルーペが開
示されている。 しかしながらこのルーペは、本体にレン
ズ部を収納した状態のとき、レンズ部の前端自由端部の
略全部が本体と同一面と成るように位置しているので、
例えば誤って落下した際に、落下面尖端によるレンズ部
の前端自由端部の亀裂,破損が生じやすいものである。
そこで本考案は、上記従来のものの問題点を解消した小
型コンパクトで且つレンズ部の保護性に優れた使い勝手
の良いルーペを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために本考案は、本
体ケース1と、この本体ケース1の内部に収納され、且
つこの本体ケース1の先端上部にスリット状に形成した
開口部2から直線的に水平スライド自在に突出するレン
ズ部3とを備え、この本体ケース1から突出するこのレ
ンズ部3の前端自由端部5を外凸状の平面形状とすると
ともに、収納状態におけるレンズ部3の前端自由端部5
を本体ケース1先端に対して略同一面と成るように位置
させ、且つレンズ部3の両側の外凸が始まる基端を本体
1の内奥部に位置させたものである。
【0005】
【作用】上記構成によれば、使用者はレンズ部3の前端
自由端部5をまっすぐに押し込むので、レンズ部3の支
持手段とガイド手段7の間や、レンズ部3の両側と本体
ケース1の内壁間に無理な力が作用してこじれるような
ことはなく、スムーズにレンズ部3の出し入れを行なう
ことができる。また、収納状態におけるレンズ部3は、
その前端自由端部5の中央部のみを残し、本体ケース1
の内方に位置するので、外力によるレンズ部3にかかる
衝撃を可及的に防止することができる。また、レンズ部
3の前端自由端部5は本体ケース1と略同一面と成るよ
うに位置しているので、レンズ部3の突出時、その前端
自由端部5が本体ケース1内壁に突き当たることがない
ために、スムーズに突出動作を行なうことができる。
【0006】
【実施例】(実施例1) 次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。
図1は上下反転したルーペの斜視図である。1は薄箱形
の本体ケースであって、上ケース1aと下ケース1bか
ら成っている。本体ケース1の先端面にはスリット状の
開口部2が開口されており、後述するように、この開口
部2から板状のレンズ部3が前後方向にスライド自在に
突出する。また、板状のレンズ部3は薄いため、スリッ
ト状の開口部も薄く形成している。
【0007】下ケース1bの前部には横長の漏光用窓部
4が設けられており、この窓部4から照明光が照明され
る。5は下ケース1bの後部に着脱自在に装着された電
池蓋である。
【0008】図2はルーペの分解図、図3は上ケース1
aの内部平面図、図4は断面図である。図3において、
上ケース1aには、仕切壁11が設けられており、その
前方に発光素子12が配設されている。13は発光素子
12が装着されるソケット部、14は上ケース1aの内
壁面に沿って配設された導電板である。発光素子12と
しては、通常はグローブ球が考えられるが、指向性のよ
いニップル球や、電力消費の少ないLEDなどでもよ
い。
【0009】導電板14の先端端子部14aは、ソケッ
ト部13の裏面に位置し、発光素子12の側部端子と当
接している。ソケット部13の裏面は、発光素子12の
側部端子が露出するように切り欠いている。15は板ば
ねから成る端子板であり、発光素子12の底部端子と接
離することにより、電気回路を開閉する。19は発光素
子12に給電する電源電池であって、本体ケース1の後
部に収納される。
【0010】図4に示すように、発光素子12は本体ケ
ース1の略中央部に設けられており、電源電池19の交
換のために電池蓋5を開けると、発光素子12も露呈す
る。このように、発光素子12を電池蓋5側に配設すれ
ば、電池蓋5の開放により、電池19の交換だけでな
く、発光素子12を同時に露呈させてその保守管理も行
うことができる。勿論、発光素子12の配設位置は自由
に設定できるのであって、窓部4の近傍に設けてもよ
い。
【0011】図2において、レンズ部3はフレネルレン
ズから成っており、その前端自由端部5指押圧操作部で
あり、この指押圧操作部の平面形状が外凸円弧状になっ
ている。またレンズ部3の周縁部3aは非レンズ部であ
り、この非レンズ部3aは、ガイド部18(後述)上を
スライドする。
【0012】レンズ部3の後部両側部は、支持手段6が
設けられており、この支持手段6は、本体ケース1内面
の両側部に沿って配設された左右一対のガイド手段とし
てのガイドシャフト7にスライド自在に遊嵌されてい
る。またこのガイドシャフト7には、レンズ部3を前方
(上記開口部2側)へ弾発するコイルスプリング8が装
着されている。またレンズ部3にはロック用の孔部9が
形成されている。
【0013】図2及び図4において、下ケース1bの前
部内面には、プリズム16が装着されている。このプリ
ズム16は、上記窓部4の直上に設けられている。この
プリズム16の後端面16aは、上記発光素子12に対
向しており、またその先端側は傾斜面16bになってい
る。
【0014】したがって発光素子12から照射された光
は、プリズム16の内部を透過し、傾斜面16bによ
り、窓部4側へ反射されて窓部4から漏光する。なお、
光路の屈折手段としては、プリズム16に替えて、傾斜
面16bの位置にミラーを配設してもよい。
【0015】図2において、21はロック片であり、下
ケース1bの内面に突設されたボス22に装入される。
23はロック片21と下ケース1bの間に介装される弾
持用ばね材である。このロック片21は、上記ロック用
の孔部9に係脱自在に係合する爪部21aを有してい
る。
【0016】レンズ部3が開口部2から突出している状
態で、レンズ部3の前端部に指先を当て、上記コイルス
プリング8を圧縮しながら、レンズ部3を本体ケース1
内に押し込むと、孔部9に爪部21aが係合し、レンズ
部3は本体ケース1内に収納される。この状態で、図3
に示すように端子板15は支持手段6に設けられた突部
6aにより後方へ押されて端子部14aから離れ、電気
回路は開いて発光素子12は消灯する。
【0017】また上ケース1aからわずかに突出するロ
ック片21の上面を指先で押圧すると、爪部21aは孔
部9から離脱し、レンズ部3はコイルスプリング8のば
ね力により本体ケース1の前方へスライドして突出す
る。またこのようにしてレンズ部3が前方へスライドす
ると、上記端子板15は自身の弾性により原形に復帰し
て発光素子12の底部端子に指触し、電気回路は閉じて
発光素子12は点灯する。
【0018】上述のように、開口部2から突出したレン
ズ部3の前端自由端部を指先で押し込むことにより、レ
ンズ部3を本体ケース1内に収納するが、この場合、レ
ンズ部3の支持手段6は、シャフト7に対し片持ち支持
される支持構造になっているので、斜方向の押し込み力
が作用すると、レンズ部3の支持手段6とシャフト7の
間にこねるような無理な力が作用し、支持部分が変形し
て、レンズ部3のスムーズなスライドに支障をきたすよ
うになる。
【0019】そこで本手段では、レンズ部3の前端自由
端部5の平面形状を外凸円弧状とすることにより、レン
ズ部3を本体ケース1に収納する際には、使用者が必然
的にレンズ部3の中央突端部をまっすぐ本体ケース1側
に押し込むようにし、且つ完全に押し込まないと爪部2
1aが孔部9に係合されないようにしている。そして、
この押し込んだ収納状態(図3及び図4)において、レ
ンズ部3の前端自由端部5を本体ケース1先端に対して
略同一面と成るように位置させ、且つレンズ部3の両側
の外凸が始まる基端を本体1の内奥部に位置させてい
る。これにより収納状態におけるレンズ部3が、その前
端自由端部5の中央部のみを残し、本体ケース1と略同
一面と成るように位置することになり、レンズ部3の突
出時、その前端自由端部5が本体ケース1内壁に突き当
たることを防止することができる。
【0020】またレンズ部3の周縁部3aを非レンズ部
とし、この周縁部3aが摺動するガイド部18を上ケー
ス1aの前端両側部に設けており、このように構成する
ことにより、レンズ部3がスライドする際に、レンズ面
が他の構成部品に摺接して傷つかないようにしている。
なお本実施例では、コイルスプリング8のばね力によ
り、レンズ部3を本体ケース1から突出させるようにし
ているが、手動的にスライドさせて突出させてもよく、
また発光素子12を点消灯させるための電気回路の開閉
も、手動的に行ってよいものである。
【0021】図4において、20は上ケース1aに設け
られたCdSのような受光センサであり、昼間の明るい
時に、レンズ部3が突出して端子板15が発光素子12
の底部端子に接触しても、発光素子12が点灯して電力
が無駄に消耗されないようにしている。
【0022】上記構成の本ルーペは、本体ケース1を保
持してロック片21を押圧すれば、レンズ部3が本体ケ
ース1から突出して発光素子12は自動的に点灯する。
そこで、レンズ部3を通して、紙面などを見るが、この
場合、プリズム16の横長傾斜面16bから照射された
照射光は、図5に示すように、横長窓部4を介して紙面
の読み取り方向Nに沿う横長エリアAを照明するので、
直線状の明暗境界部イを文字の行(あいう・・・)に沿
わせながら、紙面を読むことができる。また収納すると
きは、レンズ部3の先端面5を指先で押し込むことによ
り、レンズ部3を本体ケース1内に簡単に収納できる。
【0023】(実施例2) 図6において、レンズ部3の前端自由端部35が外凸形
状に突出しており、したがってこのものも、使用者がレ
ンズ部3を本体ケース1に収納するときは、その突端部
をまっすぐに押し込む。
【0024】以上説明したように本考案は、本体ケース
1と、この本体ケース1の内部に収納され、且つこの本
体ケース1の先端上部にスリット状に形成した開口部2
から直線的に水平スライド自在に突出するレンズ部3と
を備え、この本体ケース1から突出するこのレンズ部3
の前端自由端部5を外凸状の平面形状とするとともに、
収納状態におけるレンズ部3の前端自由端部5を本体ケ
ース1先端に対して略同一面と成るように位置させ、且
つレンズ部3の両側の外凸が始まる基端を本体1の内奥
部に位置させたことにより、使用者はレンズ部3の前端
自由端部5をまっすぐに押し込むので、レンズ部3の支
持手段とガイド手段7の間や、レンズ部3の両側と本体
ケース1の内壁間に無理な力が作用してこじれるような
ことはなく、スムーズにレンズ部3の出し入れを行なう
ことができる。また、収納状態におけるレンズ部3は、
その前端自由端部5の中央部のみを残し、本体ケース1
の内方に位置するので、外力によるレンズ部3にかかる
衝撃を可及的に防止することができる。また、レンズ部
3の前端自由端部5は本体ケース1と略同一面と成るよ
うに位置しているので、レンズ部3の突出時、その前端
自由端部5が本体ケース1内壁に突き当たることがない
ために、スムーズに突出動作を行なうことができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーペの上下反転斜視図
【図2】ルーペの分解図
【図3】ルーペの内部平面図
【図4】ルーペの断面図
【図5】紙面の平面図
【図6】他の実施例の平面図
【符号の説明】
1 本体ケース 2 開口部 3 レンズ部 5,35 前端自由端部 6 指示手段 7 ガイド手段
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−116883(JP,U) 実開 平1−120118(JP,U) 実開 昭62−27321(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1と、この本体ケース1の内
    部に収納され、且つこの本体ケース1の先端上部にスリ
    ット状に形成した開口部2から直線的に水平スライド自
    在に突出するレンズ部3とを備え、この本体ケース1か
    ら突出するこのレンズ部3の前端自由端部5を外凸状の
    平面形状とするとともに、収納状態におけるレンズ部3
    の前端自由端部5を本体ケース1先端に対して略同一面
    と成るように位置させ、且つレンズ部3の両側の外凸が
    始まる基端を本体1の内奥部に位置させたことを特徴と
    するルーペ。
JP1991039103U 1991-04-25 1991-04-25 ルーペ Expired - Lifetime JP2566533Y2 (ja)

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JPH04124222U JPH04124222U (ja) 1992-11-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59116883U (ja) * 1983-01-27 1984-08-07 オリエント時計株式会社 拡大鏡付携帯用時計
JPH0234647Y2 (ja) * 1985-08-02 1990-09-18
JPH0546015Y2 (ja) * 1988-02-05 1993-12-01

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JPH04124222U (ja) 1992-11-12

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