JP2576813Y2 - ルーペ - Google Patents

ルーペ

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JP2576813Y2
JP2576813Y2 JP1991039102U JP3910291U JP2576813Y2 JP 2576813 Y2 JP2576813 Y2 JP 2576813Y2 JP 1991039102 U JP1991039102 U JP 1991039102U JP 3910291 U JP3910291 U JP 3910291U JP 2576813 Y2 JP2576813 Y2 JP 2576813Y2
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JP
Japan
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light
emitting element
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light emitting
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JP1991039102U
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JPH04124221U (ja
Inventor
勲 今川
雅展 知屋城
英明 内山
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は 照明手段を有するルー
ペに係り、紙面に照射された光に、紙面の文字の行に沿
う明暗境界部が得られるようにして、文字を読みやすく
したものである。
【0002】
【従来の技術】新聞や書物等を見る際に使用されるルー
ペとして、紙面を明るく照射する照明手段を備えたもの
が知られている(例えば実公昭63−6726号)。
【0003】この種のルーペは、一般に本体側に電球な
どの発光素子を設け、この発光素子から照射された照明
光を、直接、あるいはレンズを通して間接的に紙面に照
射して、所望部分を明るく照明するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】使用者は、レンズを通
して紙面を見るのであるが、この場合、複数の文字の行
を含む紙面の広いエリアが明るく照射されるので、使用
者は自分が現在読んでいる文字の行を確認しにくく、視
線が定まりにくいこととなって、目が疲れやすく、且つ
誤読しやすいものであった。そこで本考案は、上記従来
のものの問題点を解消したルーペを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために本考案は、本
体ケース1に、電源電池19、発光素子12、レンズ部
3が設けられ、前記発光素子12から紙面に照射された
照明光に、直線状の明暗境界部イが得られるよう前記発
光素子12と前記紙面の間に、直線形成用規制部を前記
本体ケース1の長手軸に対して斜めに設けたものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、明暗境界部イを紙面の文字
の行に合わせることにより、視線を定めやすくなり、ま
た誤読を解消できる。また本体ケース1を手にした状態
で、明暗境界部イと紙面の文字の行を容易に合わせるこ
とができるので本体ケース1を持つ手が疲れにくく使い
勝手が向上する。
【0007】次に、図面を参照しながら本考案の実施例
を説明する。図1は上下反転したルーペの斜視図であ
る。1は薄箱形の本体ケースであって、上ケース1aと
下ケース1bから成っている。本体ケース1の先端面に
はスリット状の開口部2が開口されており、後述するよ
うに、この開口部2から板状のレンズ部3がスライド自
在に突出する。
【0008】下ケース1bの前部には、直線形成用規制
部である横長の漏光用窓部が設けられており、この窓部
4の周縁により一部遮られた光源からの照射光が紙面上
に直線状の明暗境界部イを有する照明光となる。5は下
ケース1bの後部に着脱自在に装着された電池蓋であ
る。
【0009】図2はルーペの分解図、図3は上ケース1
aの内部平面図、図4は断面図である。図3において、
上ケース1aには、仕切壁11が設けられており、その
前方に発光素子12が配設されている。13は発光素子
12が装着されるソケット部、14は上ケース1aの内
壁面に沿って配設された導電板である。発光素子12と
しては、通常はグローブ球が考えられるが、指向性のよ
いニップル球や、電力消費の少ないLEDなどでもよ
い。
【0010】導電板14の先端端子部14aは、ソケッ
ト部13の裏面に位置し、発光素子12の側部端子と当
接している。ソケット部13の裏面は、発光素子12の
側部端子が露出するように切り欠いている。15は板ば
ねから成る端子板であり、発光素子12の底部端子と接
離することにより、電気回路を開閉する。19は発光素
子12に給電する電源電池であって、本体ケース1の後
部に収納される。
【0011】図4に示すように、発光素子12は本体ケ
ース1の略中央部に設けられており、電源電池19の交
換のために電池蓋5を開けると、発光素子12も露呈す
る。このように、発光素子12を電池蓋5側に配設すれ
ば、電池蓋5の開放により、電池19の交換だけでな
く、発光素子12を同時に露呈させてその保守管理も行
うことができる。勿論、発光素子12の配設位置は自由
に設定できるのであって、窓部4の近傍に設けてもよ
い。
【0012】図2において、レンズ部3はフレネルレン
ズから成っており、その先端自由端部5は外凸円弧状に
突出している。またレンズ部3の周縁部3aは非レンズ
部であり、この非レンズ部3aは、ガイド部18(後
述)上をスライドする。
【0013】レンズ部3の後部両側部は、支持手段6が
設けられており、この支持手段6は、本体ケース1内面
の両側部に沿って配設された左右一対のガイド手段とし
てのガイドシャフト7にスライド自在に遊嵌されてい
る。またこのガイドシャフト7には、レンズ部3を前方
(上記開口部2側)へ弾発するコイルスプリング8が装
着されている。またレンズ部3にはロック用の孔部9が
形成されている。
【0014】図2及び図4において、下ケース1bの前
部内面には、プリズム16が装着されている。このプリ
ズム16は、上記窓部4の直上に設けられている。この
プリズム16の後端面16aは、上記発光素子12に対
向しており、またその先端側は傾斜面16bになってい
る。
【0015】したがって発光素子12から照射された光
は、プリズム16の内部を透過し、傾斜面16bによ
り、窓部4側へ反射されて窓部4から漏光する。なお、
光路の屈折手段としては、プリズム16に替えて、傾斜
面16bの位置にミラーを配設してもよい。
【0016】図2において、21はロック片であり、下
ケース1bの内面に突設されたボス22に装入される。
23はロック片21と下ケース1bの間に介装される弾
持用ばね材である。このロック片21は、上記ロック用
の孔部9に係脱自在に係合する爪部21aを有してい
る。
【0017】レンズ部3が開口部2から突出している状
態で、レンズ部3の先端部に指先を当て、上記コイルス
プリング8を圧縮しながら、レンズ部3を本体ケース1
内に押し込むと、孔部9に爪部21aが係合し、レンズ
部3は本体ケース1内に収納される。この状態で、図3
に示すように端子板15は支持手段6に設けられた突部
6aにより後方へ押されて端子部14aから離れ、電気
回路は開いて発光素子12は消灯する。
【0018】また上ケース1aからわずかに突出するロ
ック片21の上面を指先で押圧すると、爪部21aは孔
部9から離脱し、レンズ部3はコイルスプリング8のば
ね力により本体ケース1の前方へスライドして突出す
る。またこのようにしてレンズ部3が前方へスライドす
ると、上記端子板15は自身の弾性により原形に復帰し
て発光素子12の底部端子に指触し、電気回路は閉じて
発光素子12は点灯する。
【0019】上述のように、開口部2から突出したレン
ズ部3の先端自由端部を指先で押し込むことにより、レ
ンズ部3を本体ケース1内に収納するが、この場合、レ
ンズ部3の支持手段6は、シャフト7に対し片持ち支持
される支持構造になっているので、斜方向の押し込み力
が作用すると、レンズ部3の支持手段とシャフト7の間
にこねるような無理な力が作用し、支持部分が変形し
て、レンズ部3のスムーズなスライドに支障をきたすよ
うになる。
【0020】そこで本手段では、レンズ部3の先端自由
端部5を円弧状とすることにより、レンズ部3を本体ケ
ース1に収納する際には、使用者が必然的にレンズ部3
の中央突端部をまっすぐ本体ケース1側に押し込むよう
にし、且つ完全に押し込まないと爪部21aが孔部9に
係合されないようにしている。
【0021】またレンズ部3の周縁部3aを非レンズ部
とし、この周縁部3aが摺動するガイド部18を上ケー
ス1aの先端両側部に設けており、このように構成する
ことにより、レンズ部3がスライドする際に、レンズ面
が他の構成部品に摺接して傷つかないようにしている。
なお本実施例では、コイルスプリング8のばね力によ
り、レンズ部3を本体ケース1から突出させるようにし
ているが、手動的にスライドさせて突出させてもよく、
また発光素子12を点消灯させるための電気回路の開閉
も、手動的に行ってよいものである。
【0022】図4において、20は上ケース1aに設け
られたCdSのような受光センサであり、昼間の明るい
時に、レンズ部3が突出して端子板15が発光素子12
の底部端子に接触しても、発光素子12が点灯して電力
が無駄に消耗されないようにしている。
【0023】上記構成の本ルーペは、本体ケース1を保
持してロック片21を押圧すれば、レンズ部3が本体ケ
ース1から突出して発光素子12は自動的に点灯する。
そこで、レンズ部3を通して、紙面などを見るが、さら
に前記発光素子12と前記紙面の間に直線形成用規制部
を設けている。この直線形成用規制部は、光源から照射
される照射光を、少なくとも1つの直線が得られるよう
屈折もしくは遮光して規制するものであって、紙面上に
直線状の明暗境界部イが得られるものならば、照射光を
一部遮る窓部4でもよいし、屈折して直線を得るプリズ
ム16でもよいし、直線を有するミラー等でもよい。窓
部4は拡散する照射光の一部を遮るもので、遮られた分
紙面への光量は少ないが、プリズム16の場合は積極的
に照射光を集光させることが可能なので、紙面への光量
が上記窓部4の場合に比べて増加する。これらの構成に
より照射された照明光は、図5に示すように、紙面の読
み取り方向Nに沿う横長の直線状の明暗境界部イが得ら
れ、明部分の行の文字(あいう・・・)に沿いながら紙
面を読むことができる。読み取り方向Nが横方向でな
く、新聞紙等のように縦方向である場合は、縦長の直線
状の明暗境界部を得るような構成も考えられる。
【0024】図6において、窓部4は、本体ケース1に
対して傾斜して形成されており、本体ケース1を手で保
持した状態で、窓部4から漏光した照明光を、文字の行
に合わせやすくしている。これにより本体ケース1を持
つ手が疲れにくく使い勝手が向上する。窓部4に限ら
ず、プリズム16、ミラー等を本体ケース1に対して斜
めにもうけても良い。
【0025】図7に示すものは、紙面に照射された照明
光に、文字の行に沿う明暗境界部ロが生じるようしてい
る。このような明暗境界部ロは、窓部4に装着されるガ
ラスや透明樹脂板に、青、黄、黒などの着色線を施すな
どして簡単に生じさせることができる。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、本体ケー
ス1に、電源電池19、発光素子12、レンズ部3が設
けられ、前記発光素子12から紙面に照射された照明光
に、直線状の明暗境界部イが得られるよう前記発光素子
12と前記紙面の間に、直線形成用規制部を設けている
ので、明暗境界部イを文字の行に合わせることにより、
視線を定めながら、文字を読むことができ、目の疲れや
誤読を解消できる。また本体ケース1を手にした状態
で、明暗境界部イと紙面の文字の行を容易に合わせるこ
とができるので本体ケース1を持つ手が疲れにくく使い
勝手が向上する。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーペの上下反転斜視図
【図2】ルーペの分解図
【図3】ルーペの内部平面図
【図4】ルーペの断面図
【図5】紙面の平面図
【図6】本考案にかかる実施例の平面図
【図7】他の実施例の視野の平面図
【符号の説明】
1 本体ケース 3 レンズ部 4 窓部 12 発光素子 19 電源電池 イ,ロ 明暗境界部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−115012(JP,U) 実開 平3−6616(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 25/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1に、電源電池19、発光素
    子12、レンズ部3が設けられ、前記発光素子12から
    紙面に照射された照明光に、直線状の明暗境界部イが得
    られるよう前記発光素子12と前記紙面の間に、直線形
    成用規制部を前記本体ケース1の長手軸に対して斜めに
    設けたことを特徴とするルーペ。
JP1991039102U 1991-04-25 1991-04-25 ルーペ Expired - Lifetime JP2576813Y2 (ja)

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JPH04124221U JPH04124221U (ja) 1992-11-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57115012U (ja) * 1981-01-08 1982-07-16
JP3006616U (ja) * 1994-07-13 1995-01-31 株式会社森木工 パチンコ機

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