JPS5826402Y2 - 充電式懐中電灯のプラグ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、充電式電池をケースに内蔵した充電式懐中電
灯のプラグ装置に関するもので、その目的とするところ
は、電池の充電を行なうために家庭用コンセントに接続
されるプラグと、このプラグを保護するプラグカバーの
取付構造を考慮することにより、電池の充電時はプラグ
カバーを操作することなく、プラグの栓刃を家庭用コン
セントに差し込むだけでプラグカバーのケース内への収
納操作が自動的に行なえ、また電池の非充電時は、プラ
グカバーにより電池を内蔵したケースのプラグ取出し用
開口部を閉塞することができる充電式懐中電灯のプラグ
装置を提供することにある。

以下、本考案をその実施例を示す図面にもとづいて説明
する。

第１図〜第３図において、１は充電式電池（図示せず）
を内蔵した懐中電灯ケースで、このケース１の前部には
電球、反射鏡（いずれも図示せず）を内装した照明部２
を着脱自在に取り付けている。

３は電球（図示せず）の点灯、消灯操作を行なうスイッ
チで、このスイッチ３は前記ケース１の前部に設けられ
ている。

４は前記ケース１内に設けた端子板で、この端子板４は
前記充電式電池（図示せず）に充電装置（図示せず）を
介して電気的に接続されている。

５はケース１の後部に位置して設けた開口部で、この開
口部５に位置してケース１に軸受６を設けている。

７は前記軸受６に嵌合する軸８を設けたプラグで、この
プラグ７は軸８と軸受６との嵌合によりケース１に回動
自在に軸支され、かつ一端部には家庭用コンセントに差
し込まれる栓刃９を設け、他端部には前記端子板４に接
触する端子１０を設けている。

１１はプラグ７を保護するプラグカバーで、このプラグ
カバー１１は第３図に示すように、ガイド１２を設ける
とともに、このガイド１２にレール溝１３を設けている
。

また前記プラグ７にはプラグカバー１１のガイド１２と
レール溝１３にそれぞれ嵌合するガイド溝１４とレール
１５を設けており、これらをそれぞれ嵌合させることに
より、プラグカバー１１はプラグ７に対して摺動自在と
なる。

１６は一端がプラグカバー１１に赴けた孔１７に係止さ
れ、かつ他端がプラグ７に設けた゛爪１８に係止された
スプリングで、このスプｊング１６は第４図ａに示すよ
うに、プラグカバー１１をプラグ７の栓刃の突出方向に
常時付勢しているものである。

なお、第２図において、１９はケース１に設けた円弧状
の案内部である。

上記構成において、懐中電灯ケース１に内蔵した電池の
充電を行なう場合は、第４図ａおよび第５図すに示すよ
うに、プラグカバー１１とともにプラグ７を矢印Ａ方向
に回動させて、プラグ７の栓刃９をケース１の開口部５
より外方に突出させる。

この場合、プラグ７の他端部に設けた端子１０は第５図
すに示すように、ケース１に設けた端子板４に接触する
。

この状態で、プラグ７の栓刃９を家庭用コンセントに差
し込むと、プラグカバー１１はスプリング１６のバネ力
に抗して矢印Ｂ方向に摺動してケース１内に収納される
。

したがって、この充電時においては、プラグカバー１１
を操作することなくプラグ７の栓刃９を家庭用コンセン
トに差し込むだけで゛、プラグカバー１１のケース１内
への収納操作が自動的に行なえるものである。

また、充電が終了してプラグ７の栓刃９を家庭用コンセ
ントから抜いた場合は、第４図ａに示すように、プラグ
カバー１１がスプリング１６のバネ力によりケース１外
に突出する。

したか゛つてこの非充電時においては、第４図ａに示す
状態からプラグカバー１１とともにプラグ７を矢印Ｂ方
向に回動させて、第５図ａに示すように、プラグ７をケ
ース１内に収納するとともに、プラグカバー１１により
ケース１の開口部５を閉塞する。

以上のように本考案によれば、充電式電池を内蔵したケ
ースの一部に設けた開口部に位置して回動自在に軸支さ
れたプラグと、このプラグに摺動自在に取り付けられた
プラグカバーとを、スプリングで連結し、かつ前記プラ
グカバーはスプリングにより、プラグの栓刃の突出方向
に常時付勢されているため、前記電池の充電時において
は、プラグカバーを操作することなく、プラグの栓刃を
家庭用コンセントに差し込むだけでプラグカバーのケー
ス内への収納操作が自動的に行なえ、また電池の非充電
時はプラグカバーによりケースの開口部を閉塞すること
ができる等操作性にすぐれたプラグ装置を提供すること
ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すプラグ装置を備えた充
電式懐中電灯の斜視図、第２図は同懐中電灯の要部の構
成を示す分解斜視図、第３図は同プラグ装置の分解斜視
図、第４図は充電時のプラグ装置の動作状態を示したも
ので、ａはプラグの栓刃を家庭用コンセントに差し込む
前の斜視図、ｂはプラグの栓刃を家庭用コンセントに差
し込んだときの斜視図、第５図は同プラグ装置の動きを
示した横断面図で、ａは非充電時の状態を示し、ｂは充
電する前の状態を示す。 １・・・・・・ケース、５・・・・・・開口部、７・・
・・・・プラグ、９・・・・・・栓刃、１１・・・・・
・プラグカバー、１６・・・・・・スプリング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 充電式電池を内蔵した懐中電灯ケースと、前記ケースの
   一部に設けた開口部に位置して回動自在に軸支されたプ
   ラグと、このプラグに摺動自在に取り付けられたプラグ
   カバーと、このプラグカバーと前記プラグとを連結し、
   かつ前記プラグカバーをプラグの栓刃の突出方向に常時
   付勢するスプｊングとを備え、充電時は、前記プラグの
   栓刃をケースの開口部より注力に突出させ、かつ非充電
   時は、プラグの回動によりプラグカバーで゛ケースの開
   口部を覆うように構成したことを特徴とする充電式懐中
   電灯のプラグ装置。