JPS5848943Y2 - 自転車用前照灯装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考は灯体筺の収納筐からの出入りを電動駆動機構のモ
ータの正逆回転により行なうようにした自転車用前照灯
装置に関し、特にこの電動駆動機構を収納した筐体の前
方面にこの電動駆動機構の電源電池により点灯する補助
灯を着脱自在に摩り付けたものに関する。

即ち、此種前照灯装置においては灯体筐の電球は自転車
用発電機からの発電電力により点灯するため自転車の走
行中でなければ点灯せず、自転車の停車中は点灯しない
。

そのために自転車の停車中は電池電源の補助灯を点灯し
て交通安全を計るものがあるが、本案はこの補助灯を電
動駆動機構の筐体の前方面に備えることにより電源を電
動駆動機構の電源と共用するようにし、しかもこの給電
を一対の圧接式の端子によりワンタッチで行なうように
したものである。

以下、本案の自転車用前照灯装置を図面に示す実施例に
従って説明すると、１は自転車車体２のキャリア３下方
に取り付けられた前照灯で、この前照灯１は前方開口の
収納筐４と、自転車用発電機５の発電電力により点灯さ
れる主電球６を内装すると共に前方にレンズ７を有し、
前記収納筐４の上方開口から出入自在に軸支した灯体筐
８と、からなっており、且つ該灯体筐８は内装されたバ
ネ部材（図示せず）により前記収納筐４への没入方向に
弾付勢されて、回動杆９に引張力が加わった時にのみこ
の収納筐４から突出するようになっている。

１０は自転車車体２のキャリア３下方に取り付けられた
前方開口１１で長方形状の筐体で、内部には正逆回転モ
ータ１２、第１．第２歯車１３ａ。

１３ｂ、出力歯車１４、この出力歯車１４０出力軸１５
の回動により該モータ１２の正逆回転を制御する回動ス
イッチ１６、スピーカ１７を有する制御回路基板１８、
よりなる電動駆動機構１９と、前記前方開口１１から収
納した電池２０ａ、２０ｂの正極、負極に係合する正極
給電リプ２１及び負極給電リプ２２を有する電池室２３
と、を有している。

さらに２４ａ、２４ｂばこの筐体１０の前面開口１１か
ら常時突出するように弾付勢した正側給電端子及び負側
給電端子で、何れもバネ２５ａ。

２５ｂ先端に端子部２６ａ 、２６ｂを固着して前記筐
体１０の端子保持突部２Ｔの溝孔２８ａ。

２８ｂ内にこの端子部２６ａ、２６ｂがこの溝孔２８ａ
、２８ｂから突出するように装着しているもので、これ
らは自転車車体２０バンドル２９に取り付けられた灯具
点灯スイッチ３０を介して前記電池室２３の正極給電リ
プ２１及び負極給電すブ２２に接続しである。

３１は補助灯で、この補助灯３１は前記筐体１０と連ら
なる長方形状にて前面レンズ３２を嵌め込んだ表示用窓
口３３を有する補認丁ケース３４内に補助電球３５をソ
ケット３６を介して収納してなっており、前記前方開口
１１の上縁の凹部３７に嵌合する嵌合爪３８と前記前方
開口１１の下縁の埋め込みナツト３９に締め付ける締付
螺子４０とにより後方面４１で前記前方開口１１を閉塞
するように該後方面４１を筐体１０に着脱自在に閉塞し
ている。

さらに４２は前記後方面４１の外側に摩り付けられた前
記電池２０ａ 、２０ｂ押圧用の中間リード板、４３ａ
は前記後方面４１の外側の前記正側給電端子２４ａに対
向する位置に設けた正側受電端子で、この受電端子４３
はＬ形形状にて基端４４ａをこの後方面４１に固定し且
つケース３４内方に延設したリード板４５により補助電
球３５の尾部端子に接続されると共に遊端４６ａに前記
正側給電端子２４ａの端子部２６ａを当接するようにな
っている。

まｆＣ４３ｂは前記後方面４１の外側の前記負側給電端
子２４ｂに対向する位置に設けた負側受電端子で、前記
と同様にＬ形形状にて基端４４ｂをこの後方面４１に固
定し且つ給電線４７を介して補助電球３５の周部端子に
接続されると共に遊端４６ｂに前記負側給電端子２４ｂ
の端子部２６ｂを当接するようになっている。

さらに４８は前記補助灯ケース３４の後方端に衝立状に
突設した尚りリブで、前記一対の受電端子４３ａ、４３
ｂの遊端４６ａ、４６ｂを載置し、前記一対の給電端子
２４ａ、２４ｂで押圧されるこれら一対の受電端子４３
ａｙ４３ｂの遊端４６ａ、４６ｂの移動を阻止するよう
になっている。

４９はこの電動駆動機構１９の出力軸１５の軸端の操作
杆５０と前記前照灯１の回動杆９とを結ぶワイヤ、５１
は前記自転車車体２のバンドル２９に取り付けられてこ
の電動駆動機構１９を操作する手元スイッチで、この手
元スイッチ５１を操作することにより前記モータ１２の
正回転によってワイヤ４９を引張り以て前記灯体源８を
収納筐４から突出せしめあるいは前記モータ１２の逆回
転によってワイヤ４９を緩め以て前記灯体源８を収納筐
４内に没入するものでありこの灯体源８の収納筐４から
の出没時にスピーカ１γか罎報音を発するもので、この
灯体源８の主電球６には自転車用発電機５０発電電力を
給電されるものである。

また前記灯具点灯スイッチ３０を操作することにより補
助灯３１の補助電球３５を電池２０ａ。

２０ｂ電源で点灯し、前面レンズ３２から照射するもの
である。

本案の自転車用前照灯装置は以上の如く、電動駆動機構
のモータの正逆回転により収納筐から灯体源を出入自在
としたものにおいて、該電動駆動機構及びその電源電池
を収納する筐体の前方開口は、前面レンズを有する補助
灯の後方面で着脱自在に閉塞され、この補助灯の後方面
には一対の受電端子を有すると共に前記筐体の前方開口
には前記一対の受電端子に圧接する一対の給電端子を突
出してなっているので、電動駆動機構収納用の筐体の前
方開口に補助灯の後方面を閉塞するように増り付けるだ
けで一対の給電端子が一対の受電端子に圧接接続し、補
助灯内に筐体内の電池電源をワンタッチに給電するもの
で、従って補助灯の点灯用にｆｆ＋ＭＢの電池を必要と
しない。

さらに本案によれば、電動駆動機構収納用の筐体の前方
に補助灯を着脱自在に組み込んだものであるから全体が
コンパクトに寸と捷り、意匠的にスッキリした自転車用
前照灯装置を得ること゛ができる。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本案の自転車用前照灯装置の実施例に関し
、第１図は自転車に耶り付けた全体図。 第２図は作動図、第３図は筐体と補助灯との関係を示す
図でイは一部切欠上面図、口は側面断面図、ハは要部の
分解断面図である。 ４・・・・・・収納筐、８・・・・・・灯体源、１０・
・・・・・筐体、１１・・・・・・前方開口、１２・・
・・・・モータ、１９・・・・・・電動駆動機構、２０
ａ 、２０ｂ・・・・・・電池、２４ａ・・・・・・正
側給電端子、２４ｂ・・・・・・負側給電端子、３１・
・・・・・補助灯、３２・・・・・・前面レンズ、４３
ａ・・・・・・正側受電端子、４３ｂ・・・・・・負側
受電端子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電動駆動機構のモータの正逆回転により収納筐から灯体
   筐を出入自在としたものに釦いて、該電動駆動機構及び
   その電源電池を収納する筐体の前方開口は、前面レンズ
   を有する補助灯の後方面で着脱自在に閉塞され、この補
   助灯の後方面には一対の受電端子を有すると共に前記筐
   体の前方開口には前記一対０受電端子に圧接する一対の
   給電端子を突出してなる自転車用前照灯装置。