JPS581097Y2 - 自転車用灯器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は信号灯の役目をなす親ケースに、前照灯機構を
装備した子ケースを出没自在に取り付けることにより、
子ケースを親ケースより突出させた場合は前照灯の役目
をなし、筐た子ケースを親ケース内に収納した場合は信
号灯としての機能を果たす自転車用灯器に関するもので
、信号灯として使用する際に、その信号灯の点灯を運転
者７５追転車に乗ったｉｔで、容易に目視できる構造を
提供することを目的とする。

以下、本考案をその実施例を示す図面にもとづいて説明
する。

第１図は本考案の灯器Ａを装着した自転車Ｂを示す。

、第２図は本考案の灯器Ａを分解して示したもので、１
は前方傾斜部に開口２を有する外装ケースで、この外装
ケース１は不透明体よりなり、かつ前方傾斜部の前端部
には２個の保合穴３を設けている。

４は着色透明体よりなる外装蓋で、この外装蓋４は前端
部に前記保合穴３に着脱自在に係合する係合片５を２個
設け、かつ後端部にはネジ穴６ａを有するボス部６を設
けており、この外装蓋４と前記外装ケース１とにより親
ケースＩを構成している。

８は親ケース７の一部を構成する外装ケース１に開口２
を介して出没自在に取り付けられた樹脂製の子ケースで
、この子ケース８の内部には第４図に示すように、前照
灯機構を構成する無色透明体のレンズ９、このレンズ９
に固定される反射鏡１０、ソケット１１に固定される電
球１２、外部電源につながる接触片１３等を装備し、か
つ後部には両横に突出する回動軸１４を設け、この回動
軸１４を外装ケース１に設けた軸受部（図示せず）に嵌
入させることにより、回動自在に保持されている。

１５は第３図に示すように、外装ケース１の一側壁に設
けた保持体で、この保持体１５を自転車の車体（図示せ
ず）に装着することにより灯器Ａは自転車に固定される
。

また親ケースＴを構成する外装ケース１と外装蓋４の固
定は、第４図に示すように、外装蓋４の後端部と外装ケ
ース１の後端部とをネジ１６により固定するとともに、
外装蓋４の前端部に設けた係合片５を外装ケース１の前
端部に設けた係合穴３に、係合片５が外装ケース１の上
方に突出するように着脱自在に係合させて両者を固定す
る。

上記構成に釦いて、第４図の実線で示すように、子ケー
ス８を親ケースＩより上方に突出させた場合は、前照灯
としての役目を果たし、また第４図の鎖線で示すように
、子ケース８を回転軸１４を中心として回動させ、かつ
親ケース７内に収納した場合は、親ケース７の一部を構
成する外装蓋４が下方向に発光するため、対向車や周囲
の車に対して、フォグライト等の信号灯の機能を果たす
とともに、外装蓋４の前端部に設けた係合片５は上方に
光るため、第１図に示すように運転者は自転車に乗った
ままで、その点灯を容易に目視することができる。

以上のように本考案によれば、親ケースを不透明体の外
装ケースと着色透明体の外装蓋とにより構成し、かつ外
装ケースには係合穴を、外装蓋には係合片をそれぞれ設
け、この係合片を前記係合穴に、係合片が外装ケースの
上方に突出するように係合せれたもので、親ケースが信
号灯としての役目をなす場合、その光は下方向に照射さ
れるのみならず、係合片を介して上方向にも照射される
ため、運転者は自転車に乗った１１で、その点灯を容易
に目視することができるというすぐれた特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の灯器を装備した自転車の概略図、第２
図は同灯器の分解斜視図、第３図は同灯器の上面図、第
４図は同灯器の側断面図である。 １・・・・・・外装ケース、２・・・・・・開口、３・
・・・・・係合穴、４・・・・・・外装蓋、７・・・・
・・親ケース、８・・・・・・子ケース、９・・・・・
・レンズ、１０・・・・・・反射鏡、１１・・・・・・
ソケット、１２・・・・・・電球。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開口を有する親ケースと、この親ケースに前記開口を介
   して出没自在に取り付けられ、かつ前照灯機構を装備し
   た子ケースとを備え、前記親ケースは不透明体の外装ケ
   ースと着色透明体の外装蓋とにより構成し、かつ外装ケ
   ースには係合穴を、外装蓋には係合片をそれぞれ設け、
   この係合片を前記係合穴に、係合片が外装ケースの上方
   に突出するように係合されたことを特徴とする自転車用
   灯器。