JP2566490Y2 - Vベルトの摩擦係数測定装置 - Google Patents

Vベルトの摩擦係数測定装置

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JP2566490Y2
JP2566490Y2 JP8112691U JP8112691U JP2566490Y2 JP 2566490 Y2 JP2566490 Y2 JP 2566490Y2 JP 8112691 U JP8112691 U JP 8112691U JP 8112691 U JP8112691 U JP 8112691U JP 2566490 Y2 JP2566490 Y2 JP 2566490Y2
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JP
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belt
rope
disk
friction coefficient
conical surface
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幸利 小川
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はVベルトの摩擦係数を
測定し得る測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】駆動側プーリーと従動側プ
ーリー間にVベルトを掛装して構成されるVベルト型無
段変速機においては、Vベルトとプーリー間の摩擦係数
がねらいの値より小であるとスリップが生じやすく、ま
た逆にVベルトとプーリー間の摩擦係数がねらいの値よ
り大であると、ベルトがプーリーから離れる時に、ベル
トはプーリーから容易に離れずプーリーに巻き込まれる
等の問題点があり、Vベルト型無段変速機に使用される
Vベルトの摩擦係数を実際の使用状態に即応させて正確
に測定できる装置の出現が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点に鑑み、実際のVベルト型無段変速機の使用状態とほ
ぼ同一条件でVベルトの摩擦係数を測定できる測定装置
を提供せんことを目的とし、その要旨は、Vベルトの下
側のテーパー面を当接させてVベルトを固定状に載せる
ことのできる円錐面を周側に有するベルト支持台と、前
記Vベルトの上側のテーパー面に当接する円錐面を有す
るマスタープーリーを着脱可能に下面に固設し前記Vベ
ルトに荷重を掛けつつ前記ベルト支持台の中心部の円筒
孔にベアリングを介して支承されて回転し得る円盤と、
該円盤の周縁に巻き掛けられたロープの一端側に連結さ
れた変位計と、ロープの他端側にロードセルを介し連結
されたシリンダーとを備えて構成したことである。
【0004】
【作用】ベルト支持台の円錐面上にVベルトのテーパー
面を当接させてVベルトを固定状に載せ、この状態で上
面よりVベルトに円盤を介し荷重を掛け、この円盤に固
設されたマスタープーリーの円錐面をVベルトに当接さ
せて、その状態でシリンダーを作動させて円盤を回転さ
せ、実際のプーリー間で生ずるVベルトの摩擦係数をロ
ードセルの測定値から演算して得ることができる。又、
その時のVベルトと円盤のすべり速度は変位計の測定値
より演算して求めることができる。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はVベルトの摩擦係数測定装置の断面構成図
であり、図2は平面概略構成図である。図において、ベ
ルト支持台1の外周側には円錐面1aが形成されてお
り、この円錐面1a上にVベルト2を固定状に載せ、V
ベルト2の下側のテーパー面2aを円錐面1aに当接さ
せることができるものとなっており、ベルト支持台1の
内周には円筒孔1bが形成されている。又、ベルト支持
台1の上部に配設される円盤3の中央部には下方へ垂下
状に軸部3aが形成されており、この軸部3aの外周に
はベアリング4が外嵌されており、ベアリング4の外周
は前記ベルト支持台1の円筒孔1b内に支承できるもの
となっている。
【0006】又、円盤3の外周には凹み状にロープ溝3
cが形成されている。又、円盤3の外周側の下面には取
付段部3bが形成されており、この取付段部3bにマス
タープーリー5をボルト6を介し着脱可能に固設できる
ものとなっており、マスタープーリー5の下面はVベル
ト2の上側のテーパー面2aと当接し得る円錐面5aに
形成されている。又、円盤3の上面中央部には立設状に
立軸3dが形成されており、この立軸3dにドーナツ状
の錘7を外嵌させて、円盤3の上面に錘7を適数枚載せ
ることができるものとなっている。
【0007】前記円盤3のロープ溝3cの中央部にはロ
ープ掛けフック3eが突設されており、このロープ掛け
フック3eに第1ロープ8と第2ロープ9の先端を掛け
て、各ロープ8,9をロープ溝3cに沿って巻き掛ける
ことができ、前記第1ロープ8の先端には変位計10を
連結し、一方、前記第2ロープ9の先端にはロードセル
11を介しエアシリンダー12が連結されている。
【0008】このような構造の測定装置において、先ず
ベルト支持台1の円錐面1a上にVベルト2を固定状に
置き、この状態でマスタープーリー5を取り付けた状態
の円盤3の軸部3aをベルト支持台1の円筒孔1b内に
ベアリング4を介して支承させ、マスタープーリー5の
円錐面5aをVベルト2の上側のテーパー面2aに当接
させると、Vベルト2には円盤3の重みと錘7による荷
重が加えられることとなる。
【0009】その状態でエアシリンダー12を作動させ
て図2における矢印方向に第2ロープ9を引っ張ると、
マスタープーリー5の円錐面5aがVベルト2の上側の
テーパー面2aに当接しながら円盤3はベルト支持台1
上で回転し、その回転距離は変位計10により計測され
る。又、ロードセル11により引っ張り荷重が測定され
る。尚、Vベルト2の摩擦係数は、例えばμ=T/W×
sinα/rmの式より得ることができ、この式中、T
は、T=F×lの式より得られ、又、rmは、rm=2
/3(R3 −r3 /R2 −r2 )の式より得られる。こ
こでμは摩擦係数であり、Fはロードセル11により測
定される引っ張り荷重であり、lは図1におけるロープ
溝半径であり、Wは円盤3と錘7とマスタープーリー5
とベアリング4とボルト6の合計重量である。又、rm
は摩擦面中心半径であり、RはVベルト外周半径であ
り、rはVベルト内周半径である。又、αはコーン角で
ある。このようにしてVベルト2の摩擦係数を測定し、
実際のVベルト型無段変速機に使用できるVベルトを選
定することができる。
【0010】又、前記マスタープーリー5の材質の異な
るものを適宜用意しておき、さらに円錐面5aの表面処
理の異なるものも複数用意しておき、さらに円錐面5a
の表面粗さの異なるものも多種用意しておけば、これら
の条件の異なるマスタープーリー5をボルト6を介して
交換して、実際のVベルト型無段変速機におけるプーリ
ーの条件と一致させることができ、又、前記錘7の枚数
等を適宜変更させて、Vベルト2に加える荷重を変更さ
せ、実際のVベルト型無段変速機における変速装置及び
トルクカム機構等からVベルト2に加わる荷重を想定し
て、現実のVベルト型無段変速機の条件とほぼ同一の条
件設定とすることができ、さらに前記エアシリンダー1
2の引っ張り速度を適宜変化させて実際のVベルト型無
段変速機のVベルト2がスリップする速度と対応させる
ことができ、実際のVベルト型無段変速機の使用条件と
ほぼ同等の条件設定の下でのVベルト2の摩擦係数を測
定することができる。
【0011】
【考案の効果】本考案のVベルトの摩擦係数測定装置
は、Vベルトの下側のテーパー面を当接させてVベルト
を固定状に載せることのできる円錐面を周側に有するベ
ルト支持台と、前記Vベルトの上側のテーパー面に当接
する円錐面を有するマスタープーリーを着脱可能に下面
に固設し前記Vベルトに荷重を掛けつつ前記ベルト支持
台の中心部の円筒孔にベアリングを介して支承されて回
転し得る円盤と、該円盤の周縁に巻き掛けられたロープ
の一端側に連結された変位計と、ロープの他端側にロー
ドセルを介し連結されたシリンダーとを備えて構成した
ことにより、現実のVベルト型無段変速機の使用条件に
対応させた条件設定を適宜行ってVベルトの摩擦係数を
測定し、Vベルトの選定等に寄与することができる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】摩擦係数測定装置の断面構成図である。
【図2】摩擦係数測定装置の平面概略構成図である。
【符号の説明】
1 ベルト支持台 1a 円錐面 1b 円筒孔 2 Vベルト 2a テーパー面 3 円盤 3a 軸部 3b 取付段部 3c ロープ溝 3e ロープ掛けフック 4 ベアリング 5 マスタープーリー 5a 円錐面 6 ボルト 7 錘 8 第1ロープ 9 第2ロープ 10 変位計 11 ロードセル 12 エアシリンダー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Vベルトの下側のテーパー面を当接させ
    てVベルトを固定状に載せることのできる円錐面を周側
    に有するベルト支持台と、前記Vベルトの上側のテーパ
    ー面に当接する円錐面を有するマスタープーリーを着脱
    可能に下面に固設し前記Vベルトに荷重を掛けつつ前記
    ベルト支持台の中心部の円筒孔にベアリングを介して支
    承されて回転し得る円盤と、該円盤の周縁に巻き掛けら
    れたロープの一端側に連結された変位計と、ロープの他
    端側にロードセルを介し連結されたシリンダーとを備え
    て構成したことを特徴とするVベルトの摩擦係数測定装
    置。
JP8112691U 1991-09-09 1991-09-09 Vベルトの摩擦係数測定装置 Expired - Lifetime JP2566490Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0523113U JPH0523113U (ja) 1993-03-26
JP2566490Y2 true JP2566490Y2 (ja) 1998-03-25

Family

ID=13737703

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JPH0523113U (ja) 1993-03-26

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