JP2566400B2 - 二重管の施工法 - Google Patents

二重管の施工法

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JP2566400B2 JP62029771A JP2977187A JP2566400B2 JP 2566400 B2 JP2566400 B2 JP 2566400B2 JP 62029771 A JP62029771 A JP 62029771A JP 2977187 A JP2977187 A JP 2977187A JP 2566400 B2 JP2566400 B2 JP 2566400B2
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登 志村
邦夫 大野
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Tokyu Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は二重管の施工法に関するものである。 <従来の技術> 上下水道管の漏水対策として、先行して構築した外管
内に別途のヒューム管などの内管を挿入して二重管を構
築することが知られている。 この布設方法は、一般に次の工程で行われている。 (1)外管を構築する。 (2)立坑内に内管を吊り降ろす。 (3)吊り降ろした内管を台車に載せて外管内に運搬す
る。 (4)内管のレベル調整を行いながら、外管内に順次内
管を接続して延長する。 (5)外管と内管との周面間に、モルタルなどの充填材
を充填して防水処理を施す。 <本発明が解決しようとする問題点> 前記した二重管の構築技術にはつぎのような問題点が
存在する。 (イ)第8図に示すように大径の外管aは、屈曲して布
設されることが多い。 また、外管aと内管bとの周面間の間隙は、施工コス
トの関係から作業者の進入をまったく許さないほどに小
さく設計してある。 そのため、内管bの位置決め作業、芯出し作業、挿入
作業、接続作業、固定作業などの各作業に多くの時間と
労力を要し、施工性が極めて悪い。 特に、内管b1の後部に別途の内管b2を押し込んで接続
する作業は入力に頼っているため、内管b2の芯出しを正
確に行って接続する作業は至難のわざである。 (ロ)上記したように外管3は屈曲していることが多い
から、外管aと内管bの周面間の対向距離は場所により
異なる。 したがって、外管aと内管bの周面間に介在する内管
固定用の支持部材cは、現場の寸法に応じて切断して製
作している。 そのため、支持部材cの製作や設置に多くの手数がか
かり面倒である。 <本発明の目的> 本発明は前記問題点を解決するために成されたもの
で、内管の芯出作業や接続作業に手数がかからず、施工
性に優れ、二重管の施工法を提供することを目的とす
る。 <本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。 まず、本発明の施工に使用する主要な機材について説
明する。 <イ>芯出装置 第1図に芯出装置1の一例を示す。 図中、11、12は複数の反力サポートであり、13は芯出
用アームであり、14は牽引ロッドである。 15は両反力サポート11、12の下部間を連結するベース
フレームであり、16はベースフレーム15に取り付けたば
ね付きの走行輪である。 芯出装置1は、既設の内管B内に位置して、後続予定
の内管Bを所定の高さまで持ち上げて芯出しをする専用
装置である。 以下、芯出装置1の各部について説明する。
【反力サポート】
反力サポート11、12は、伸縮機能と走行機能を有する
サポート材である。 本実施例では反力サポート11、12をねじ式に構成して
伸縮機能を持たせる場合について説明するが、油圧式に
構成することも可能である。 各反力サポート11、12の両端面には、摩擦係数の大き
いゴム幕を貼着しておく。
【芯出用アーム】
一方の反力サポート12の上部には芯出用アーム13の途
上を軸支し、また芯出用アーム13の基端は他方の反力サ
ポート11側に設けたアーム昇降用ねじ17に螺合し、この
アーム昇降用ねじ17を回動操作することにより、芯出用
アーム13の自由端部が反力サポート12との軸支点を支点
として上下、左右などの全方向に揺動するよう構成して
ある。 この芯出用アーム13の自由端側には、高低調整ねじ18
が設けられている。 高低調整ねじ18の上端面には、摩擦係数の小さいフィ
ルト幕が貼着してある。 したがって、芯出用アーム13は、アーム昇降用ねじ17
の螺合部を力点とし、反力サポート12との軸支点を支点
とし、高低調整ねじ18を作用点とする、てこを形成する
ことになる。 <ロ>管固定金具 管固定金具2は、外管Aと内管Bの周面間に介在する
ための、伸縮機能を有する支持部材である。 具体的には、第3図に示すように二つのU型金具21と
ナット22および支持ボルト23からなり、各U型金具21の
屈曲面に支持ボルト23の両端部を貫通し、支持ボルト23
を回動操作することにより、二つのU型金具21間の距離
を調節できる構造となっている。 <ハ>台車(第1、4図) 台車3は前輪31および後輪32を有する内管Bの専用運
搬車であるが、特に、後輪32側に昇降架台33を設けて、
登載する内管Bの後部を持ち上げられるよう構成してあ
る。 すなわち、台車3の後部本体に、調節ナット34を螺着
したリフト用ボルト35を貫入し、調整ナット34の回動操
作により、台車3の後部に位置する昇降架台33を昇降可
能に構成する。 つぎに施工方法について説明する。(第1図、第5〜
7図) <1>外管の構築 発進立坑6と到達立坑7の間に外管Aを布設する。 外管Aの布設は、公知のシールド工法などにより行
う。 <2>内管の吊り降ろし つぎに、発進立坑6内に、布設予定の内管B1を吊り降
ろす。 <3>内管の運搬 吊り降ろした内管B1を前記台車3に登載して、外管A
内を走行路として到達立坑7側まで運搬する。 そして、内管B1の前部と後部の外周面と外管Aとの周
面間に、管固定用金具2を介在して、最初の内管B1を宙
に浮かせた状態で布設する。 <4>芯出装置の設置 つづいて、この内管B1内の後部側に、各反力サポート
11、12の両端を内管B1の内壁に押し付けて芯出装置1を
設置する。 芯出装置1は、反力サポート12を管固定用金具2の延
長線上に一致させて設置する。 このとき、内管B1の後端(発進立坑6側)から、芯出
用アーム13の自由端を突出させておく。 <5>内管の接続、延長 発進立坑6内に吊り降ろした別途の内管B2を台車3を
使って既設の内管B1の位置まで運搬する。 内管B2を既設の内管B1に接続するわけであるが、既設
の内管B1に対し、接続予定の内管B2の軸芯が下がってい
ることが多い。 そこで、接続予定の内管B2の軸芯を既設の内管B1に一
致させて接続するために、つぎの操作を行う。 [芯出用アームの挿入] 内管B2をゆっくりと内管B1の後端へ近付けて、芯出用
アーム13の自由端を下げて内管B2内に挿入する。 [内管前部の上昇] つづいて、アーム昇降用ねじ17を回動操作して、芯出
用アーム13の自由端を上昇する。 内管B2は、その前部が高低調整ねじ18および芯出用ア
ーム13を介して内管B1の軸芯とほぼ一致する高さまで持
ち上げる。 [内管後部の上昇] つぎに台車3の昇降架台33を上昇させて、内管B2の後
部を持ち上げる。 [内管の接続] 内管B2の後端に鋼棒などの横断材8を横渡しして配置
し、この鋼棒と芯出装置1の牽引ロッド14の間をロープ
材4で連絡する。 そして、牽引ロッド14を回動操作してロープ材4を引
き寄せ、内管B2を既設の内管B1側へ引き寄せる。 内管B2は高低調整ねじ13の頂面上を滑動しながら内管
B2の後部に接続される。 この引き寄せ作業に際し、芯出用アーム13を上下左右
の各方向に微調整しながら両内管B1、B2の軸芯を正確に
一致させて接続する。 <6>管の固定 内管B2の後部と外管Aの周面間には、この周面間の距
離に応じて長さを調整した管固定金具2を介在して内管
B2を固定する。 したがって、内管B2の前部は既設の内管B1に支持さ
れ、内管B2の後部は管固定金具2により固定されること
になる。 内管B2を外管A内に仮固定したら、昇降架台33を降下
して台車3を後退させ、つぎの接続予定の内管Bの搬入
に供する。 <7>芯出装置の移動 芯出用アーム13の自由端を下げて内管B2から引き離
し、同時に両反力サポート11、12を収縮する。 両内管B1、B2の内面との接触を断った状態で芯出装置
1を内管B2の後部まで走行して移動する。 なお、内管B2を後部から芯出用アーム13を突出させて
おくことは、内管B1の場合と同様である。 以上の工程を繰り返して、以下順次内管B3…を接続し
て二重管を延長して構築する。 <7>充填材の注入 内管B1、B2…と外管Aの周面間には、モルタルなどの
充填材5を注入する。 固定用金具2は充填材5内に埋め殺す。 充填材5の充填方法としては、両内外管B、Aの周面
間に充填ホースを挿入し、この充填ホースを引き戻しな
がら充填材5を充填したり、あるいは内管Bの接続作業
の途中で充填区間を区切って充填する方法を採用するこ
ともできる。 <本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるから、つぎの効果を
得ることができる。 (イ)内管の位置決め、芯出し、接続などの作業が容易
であるから、外管内に布設する内管の施工性が極めて良
好である。 (ロ)内管の芯出し作業は、各方向に揺動可能な芯出用
アームや、昇降機能を有する台車などによって機械的に
操作して行える。 したがって、従来のように内管の芯出し作業を入力に
頼らずに極めて正確に行える。 しかも外管と内管との周面間の空間の拡狭に影響を受
けず、効率良く行える。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の一実施例の説明図 第2図:芯出装置の斜視説明図 第3図:管固定金具の説明図 第4図:台車の後部の説明図 第5図:内管の接続時の説明図 第6図:施工を完了したときの説明図 第7図:第6図のVII−VIIの断面図 第8図:従来技術の説明図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外管の一方から外管より小径の内管を接続
    しながら布設して二重管を形成し、前記外管と内管の周
    面間に充填材を充填して行う二重管の施工法において、 先行して布設した内管内の後部側に、 揺動可能なアームを有する芯出装置を設置し、 前記アームを先行して布設した内管の後端から突出さ
    せ、 後続予定の内管内にアームの自由端を挿入し、 アームの揺動操作による後続予定の内管の前部の高さ調
    整と、 後続予定の内管の後部の高さ調整をして内管を接続して
    行うことを特徴とする、 二重管の施工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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