JP2565973B2 - 便器洗浄装置 - Google Patents

便器洗浄装置

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JP2565973B2
JP2565973B2 JP63068572A JP6857288A JP2565973B2 JP 2565973 B2 JP2565973 B2 JP 2565973B2 JP 63068572 A JP63068572 A JP 63068572A JP 6857288 A JP6857288 A JP 6857288A JP 2565973 B2 JP2565973 B2 JP 2565973B2
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隆三 福田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は便器洗浄装置、特に、便器の使用を検知し
て便器を自動洗浄する便器洗浄装置に関する。
(従来の技術) 近年の便所にあっては、便器の使用を検出して便器を
自動洗浄する便器洗浄装置を設け、清潔性の保持が図ら
れる。従来、この種の便器洗浄装置は、特公昭57-16214
号公報に記載されたようなものが知られている。
この特公昭57-16214号公報の便器洗浄装置は、ブース
壁面に便器の使用を感知する感知器を設けるとともに、
便器に接続された給水管の途中に電磁式のフラッシュバ
ルブを設け、感知器およびフラッシュバルブをブース壁
面のボックス内に収容されたコントロールユニットに結
線し、感知器の検知信号に基きフラッシュバルブを駆動
して便器を自動洗浄している。
(この発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述のような便器洗浄装置にあって
は、ブース内に感知器、フラッシュバルブおよびコント
ロールユニット収納用のボックス等を配置し、感知器と
ボックス内のコントロールユニットとの間およびフラッ
シュバルブとボックス内のコントロールユニットとの間
をそれぞれ結線しなければならないため、感知器等の配
設位置の制約も大きく、また、ブース内の美観を損なう
という欠点があった。
この発明は、上記欠点に鑑みなされたものであり、便
所のブース内の美観を損なうこと無く機器の配設位置の
決定に大きな自由を得ることができる便器洗浄装置を提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) この発明は、便器の使用を検出する使用検知器と、該
使用検知器により検知された便器の使用に基づき当該便
器に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を有する便器
洗浄装置において、前記洗浄水供給手段を前記便器内に
組み込むとともに、前記使用検知器に便器の使用情報を
無線で出力する発信器を、前記洗浄水供給手段に前記発
信器が無線で出力する使用情報を受信する受信器を設
け、前記洗浄水供給手段は受信器が受信した使用情報に
基き便器に洗浄水を供給することが要旨である。
(作用) この発明にかかる便器洗浄装置によれば、洗浄水供給
手段は便器内に組み込まれて、使用検知器により検出さ
れた便器の使用情報は発信器と受信器とを介し無線で洗
浄水供給手段に伝達される。このため、ブース内に露出
して配設される機器が少く、また、配線が不要で、使用
検知器等の機器の配設位置の決定に大きな自由度が得ら
れ、さらに、ブース内の美観が損なわれることも無い。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図から第3図はこの発明の一実施例にかかる便器
洗浄装置を示し、第1図が便器の斜視図、第2図が概略
模式図、第3図がブロック図である。
第1図において、Bは便所内に壁パネル11によって仕
切られたブースを示し、ブースB内には、後端部を壁パ
ネル11に係合させて便器12が配置され、また、壁パネル
11に感知センサ(使用検知器)13(第2図、第3図参
照)とタッチスイッチ(水量選択指令器)14とが配設さ
れている。
便器12には、第2図に示すように、後端部に給水管15
から分岐した分岐管16が壁パネル11を貫通して接続し、
また、内部に電磁式のフラッシュバルブ17およびコント
ローラ18が収容されている。このフラッシュバルブ17と
コントローラ18とが洗浄水供給手段に相当する。フラッ
シュバルブ17は、ボディ内にソレノイド、プランジャお
よびバルブ等が収容され、分岐管16からボール部までの
給水系路中に介設されて洗浄水の流れを制御する。具体
的には、このフラッシュバルブ17は、ソレノイドの通電
時間に応じて開弁期間が変化し、通電時間が長い場合に
は開弁期間も長くなって大量の洗浄水をボール部に供給
するが、通電時間が短い場合には開弁期間も短くなって
ボール部に供給される洗浄水を少くする。
コントローラ18は、第3図に詳示するように、電源回
路19、受信回路20、制御回路21および駆動回路22等を有
している。電源回路19は、壁パネル11等に配設された商
用電源コンセントに接続され、受信回路20等の他の回路
に電力を供給する。受信回路20は、後述する感知センサ
13に内蔵された発信器およびタッチスイッチ14に内蔵さ
れた発信器から出力される電波をそれぞれ受信し、これ
ら電波から得た信号をそれぞれ制御回路21に出力する。
制御回路21は、受信回路20から入力する信号を処理し、
これら入力する信号に応じて駆動回路22に少くとも2種
の制御信号を出力する。駆動回路22は、制御回路21から
入力する制御信号に応じフラッシュバルブ17のソレノイ
ドを駆動する。この駆動回路22は、入力する制御信号の
種類に応じ通電時間を変え、フラッシュバルブ17を開弁
時間が入力する制御信号に応じた時間になるように駆動
する。
なお、コントローラ18は商用電源から電力を得るが、
蓄電池を内蔵して該蓄電池から電力を受けることもで
き、また、フラッシュバルブ17は、ソレノイドの通電時
間に応じて開弁時間が変化するが、ソレノイドの励磁力
すなわち通電される電流値に応じて開弁期間を変えるよ
うに構成することも可能である。
感知センサ13は、第3図に示すように、感知器13aと
発信器13bとを有している。感知器13aは、赤外線発光素
子および受光素子等を有し、発光素子から便器12の使用
位置に向けて赤外線を発射し、受光素子の反射光の有無
によって使用者の有無を検出して検知信号を発信器13b
に出力する。発信器13bは、感知器13aから入力する検知
信号を所定の搬送波によって発信する。また、タッチス
イッチ14は、第3図にも詳示するように、洗浄水の水量
選択操作ボタン14aおよび発信器14bを有している。水量
選択操作ボタン14aは、使用者の手動操作可能な位置に
配置され、使用者によって使用者の所望する水量が選択
操作される。このボタン14aは、その選択操作を表す選
択信号を発信器14bに出力する。発信器14bは、前述の感
知センサ13の発信器13bと同様に、選択信号を搬送波に
よってコントローラ18の受信回路20に出力する。前述の
第2図においてRは赤外線、Mは使用者を表し、、ま
た、第3図においてWは搬送波を表す。
なお、上述の各発信器13b,14bおよび受信回路20は電
波を搬送波とするが超音波等を搬送波として用いること
も可能であり、また、感知センサ13は静電容量あるいは
超音波等によるものを用いることも可能である。
このような便器洗浄装置にあっては、便器12の使用の
際に使用者がタッチスイッチ14のボタン14aを操作して
所望する洗浄水の水量が設定され、使用者の使用位置で
の有無を感知センサ13により検出し、コントローラ18が
タッチスイッチ14および感知センサ13から無線で送られ
てくる信号を処理し、使用者が使用位置から立ち去ると
フラッシュバルブ17を駆動して便器12に洗浄水を供給す
る。したがって、便器12は使用後において必ず洗浄され
て清潔性が保持され、また、便器12には使用者により使
用に応じ設定された水量の洗浄水が供給されるため節水
も図れる。
一方、この便器洗浄装置にあっては、コントローラ18
およびフラッシュバルブ17が便器12内に収容され、ブー
スB内には便器12、感知センサ13およびタッチスイッチ
14が配置されるにすぎず、また、感知センサ13およびタ
ッチスイッチ14とコントローラ18との間は無線によって
信号が伝達されて配線が不要である。このため、ブース
B内の機器の配設位置の決定に大きな自由度が得られ、
また、その取付工事等の簡素化が図れ、さらに、ブース
B内の美観が損なわれることもない。
なお、上述した実施例では、信号処理の態様およびフ
ラッシュバルブ17等の機器の具体的構造についての説明
を割愛しているが、これらの詳細は前述した公報あるい
は実開昭62-26487号公報等を参照することで明らかとな
る。
第4図には、この発明の他の実施例を示す。なお、以
下、前述の実施例と同一の部分には同一の番号を付して
説明を省略する。
この実施例は、便器12に洗浄水タンクとともに洗浄タ
ンクに付随する排水装置、排水装置を駆動する電磁アク
チュエータおよびコントローラ18等を収容し、コントロ
ーラ18がタッチスイッチ14および感知センサ13から無線
によって送られてくる信号に基き電磁アクチュエータを
駆動する。
このような便器洗浄装置にあっても、ブースB内に露
出して配設される機器が少く、また、コントローラ18と
タッチスイッチ14および感知センサ13との間の配線が不
要なため、機器の配設位置の決定に大きな自由度が得ら
れ、また、取付工事等の簡素化が図れ、さらに、ブース
B内の美観が保てる。
なお、上述の実施例においても、機器の具体的構造は
本出願人が先に提出した特願昭62-298836号明細書ある
いは東陶衛生設備機器'87総合カタログ(東陶機器株式
会社発行)等を参照することで明らかになるため説明を
省略している。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明にかかる便器洗浄装置
によれば、コントローラ等の洗浄水供給手段を便器内に
組み込むとともに、使用検知器から洗浄水供給手段への
使用に関する情報の伝達を無線で行うようにしたため、
ブース内の機器の配設位置の決定に大きな自由度が得ら
れ、また、取付工事等の簡素化が図れ、さらに、ブース
内の美観の保持が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はこの発明の一実施例にかかる便器洗
浄装置を示し、第1図がブース内部の斜視図、第2図が
概略模式図、第3図がブロック図である。第4図はこの
発明の他の実施例にかかる便器洗浄装置のブース内部の
便器の斜視図である。 12……便器 13……感知センサ(使用検知器) 13b……発信器 14……タッチスイッチ(水量選択指令器) 14b……発信器 17……フラッシュバルブ 18……コントローラ 20……受信回路 B……ブース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器の使用を検出する使用検知器と、該使
    用検知器により検知された便器の使用に基づき当該便器
    に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を有する便器洗
    浄装置において、 前記洗浄水供給手段を前記便器内に組み込むとともに、 前記使用検知器に便器の使用情報を無線で出力する発信
    器を、前記洗浄水供給手段に前記発信器が無線で出力す
    る使用情報を受信する受信器を設け、前記洗浄水供給手
    段は受信器が受信した使用情報に基き便器に洗浄水を供
    給することを特徴とする便器洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記便器に供給される洗浄水の水量を設定
    する水量選択指令器を設けるとともに、該水量選択指令
    器に発信器を付設し、該発信器から前記水量選択指令器
    に設定される指令情報を無線で前記洗浄水供給手段に伝
    達することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の便
    器洗浄装置。
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JPH05247984A (ja) * 1992-03-02 1993-09-24 Inax Corp 水洗便器の洗浄制御装置
JPH0594370U (ja) * 1992-05-26 1993-12-24 株式会社イナックス シャワートイレの遠隔操作装置
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