JP2565825Y2 - 躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠 - Google Patents
躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠Info
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- JP2565825Y2 JP2565825Y2 JP1990090103U JP9010390U JP2565825Y2 JP 2565825 Y2 JP2565825 Y2 JP 2565825Y2 JP 1990090103 U JP1990090103 U JP 1990090103U JP 9010390 U JP9010390 U JP 9010390U JP 2565825 Y2 JP2565825 Y2 JP 2565825Y2
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- bars
- formwork
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、高層住宅やビル等の鉄筋コンクリート造
（RC造）のラーメン構造物に適用される躯体を兼ねる偏
平梁打設用型枠に関するものである。
（RC造）のラーメン構造物に適用される躯体を兼ねる偏
平梁打設用型枠に関するものである。
（従来の技術） 鉄筋とコンクリートの特性を合理的に組み合わせて、
型枠を用い一体に打ち込み構築する鉄筋コンクリート構
造（RC造）建物は、耐震、耐火的に優れた構造物として
実証ずみであつて、節点として扱うラーメン構造が一般
的で広く普及されている。また、ラーメン構造の梁は、
通常、縦長矩形状の肋筋群（剪断補強筋）に複数本の上
端主筋と下端主筋を組み合わせ、柱上部の間に並設し周
囲を型枠で囲み支保工等で支持して、柱上部から梁部さ
らに床スラブまでコンクリートを一連に打設し、床や壁
等を支持して垂直荷重を受け持つ主要な構造物であつ
て、断面形状を縦長矩形状にした強度材になつている。
型枠を用い一体に打ち込み構築する鉄筋コンクリート構
造（RC造）建物は、耐震、耐火的に優れた構造物として
実証ずみであつて、節点として扱うラーメン構造が一般
的で広く普及されている。また、ラーメン構造の梁は、
通常、縦長矩形状の肋筋群（剪断補強筋）に複数本の上
端主筋と下端主筋を組み合わせ、柱上部の間に並設し周
囲を型枠で囲み支保工等で支持して、柱上部から梁部さ
らに床スラブまでコンクリートを一連に打設し、床や壁
等を支持して垂直荷重を受け持つ主要な構造物であつ
て、断面形状を縦長矩形状にした強度材になつている。
また、柱や梁、内外壁等の構造部材を工場等で予め先
組してプレハブ化率を高め、建築現場で一階づつ組み立
て構築する先組工法が開発され、建築現場の大幅な工数
削減や規格化、機械力の導入、省力化を可能とし、安全
作業で施工能率、品質等を高めて工期を短縮し施工コス
トを節減している。この先組工法に適用される従来の梁
部材は、断面Ｕ字状又は矩形状のコンクリート梁型枠部
に、多数の肋筋（剪断補強筋）及び複数の下端主筋を埋
設した半プレキャスト鉄筋コンクリート梁型枠が一般的
になつており、柱上部間に架設して柱上部から型枠部上
さらに床スラブの間にコンクリートを打設して構築し、
このコンクリート梁型枠は型枠としても機能する梁構成
部材になつている。また、断面偏平状又は断面偏平Ｕ字
状のコンクリート梁型枠部に多数の矩形状又は山形状の
鉄筋群を突設した偏平梁打設用型枠も開発されて提案さ
れている（特開昭59−122653号公報，特開昭62−141242
号公報等）。
組してプレハブ化率を高め、建築現場で一階づつ組み立
て構築する先組工法が開発され、建築現場の大幅な工数
削減や規格化、機械力の導入、省力化を可能とし、安全
作業で施工能率、品質等を高めて工期を短縮し施工コス
トを節減している。この先組工法に適用される従来の梁
部材は、断面Ｕ字状又は矩形状のコンクリート梁型枠部
に、多数の肋筋（剪断補強筋）及び複数の下端主筋を埋
設した半プレキャスト鉄筋コンクリート梁型枠が一般的
になつており、柱上部間に架設して柱上部から型枠部上
さらに床スラブの間にコンクリートを打設して構築し、
このコンクリート梁型枠は型枠としても機能する梁構成
部材になつている。また、断面偏平状又は断面偏平Ｕ字
状のコンクリート梁型枠部に多数の矩形状又は山形状の
鉄筋群を突設した偏平梁打設用型枠も開発されて提案さ
れている（特開昭59−122653号公報，特開昭62−141242
号公報等）。
（考案が解決しようとする課題） 従来の偏平梁打設用型枠において、前記のような断面
偏平状の偏平梁打設用型枠は、いずれも少なくとも多数
の肋筋に相当する強度材としての補強機能を備えてな
く、基本的に垂直荷重を受け持つ強度が不足して、下方
への撓み防止のための支保工を要し施工精度にバラツキ
が生じるなどの課題がある。
偏平状の偏平梁打設用型枠は、いずれも少なくとも多数
の肋筋に相当する強度材としての補強機能を備えてな
く、基本的に垂直荷重を受け持つ強度が不足して、下方
への撓み防止のための支保工を要し施工精度にバラツキ
が生じるなどの課題がある。
本考案は、前記のような課題に対処するために開発さ
れたものであり、その目的とする処は、断面偏平Ｕ形状
のコンクリート梁型枠部の鉄筋上に縦横の鉄筋群を付設
して剛性を有する強力な強度材とし、梁の偏平化ととも
に施工性及び施工精度、信頼性を向上した躯体を兼ねる
偏平梁打設用型枠を提供するにある。
れたものであり、その目的とする処は、断面偏平Ｕ形状
のコンクリート梁型枠部の鉄筋上に縦横の鉄筋群を付設
して剛性を有する強力な強度材とし、梁の偏平化ととも
に施工性及び施工精度、信頼性を向上した躯体を兼ねる
偏平梁打設用型枠を提供するにある。
（考案が解決するための手段） 本考案は、広幅の底板部と側縁立上り部からなる断面
偏平Ｕ形状のコンクリート梁型枠部と、コンクリート梁
型枠部に埋設した立上り端筋付き水平鉄筋群及び下端主
筋群と、コンクリート梁型枠部の底板部に下端部を埋込
み相互間隔をおき突設して列設した山形状鉄筋群と、少
なくとも両側の立上り端筋の突出した両上端部及び山形
状鉄筋の上端部を連結した多数の水平鉄筋と縦列をなす
山形状鉄筋を連結した上弦筋からなる縦横配筋とを具備
した躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠に特徴を有し、この
コンクリート梁型枠部の立上り端筋の突出した両上端部
及び山形状鉄筋の各上端部を縦横に連結した型枠上側の
縦横配筋により、多数の肋筋及び梁上端主筋を備えた場
合と同様な剛性を有する強力な強度材にして、梁の偏平
化とともに施工性及び施工精度、信頼性を高めている。
偏平Ｕ形状のコンクリート梁型枠部と、コンクリート梁
型枠部に埋設した立上り端筋付き水平鉄筋群及び下端主
筋群と、コンクリート梁型枠部の底板部に下端部を埋込
み相互間隔をおき突設して列設した山形状鉄筋群と、少
なくとも両側の立上り端筋の突出した両上端部及び山形
状鉄筋の上端部を連結した多数の水平鉄筋と縦列をなす
山形状鉄筋を連結した上弦筋からなる縦横配筋とを具備
した躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠に特徴を有し、この
コンクリート梁型枠部の立上り端筋の突出した両上端部
及び山形状鉄筋の各上端部を縦横に連結した型枠上側の
縦横配筋により、多数の肋筋及び梁上端主筋を備えた場
合と同様な剛性を有する強力な強度材にして、梁の偏平
化とともに施工性及び施工精度、信頼性を高めている。
また、前記コンクリート梁型枠部をその幅方向の中央
部で２分割した対にして組み合わせ、前記の縦横配筋を
組み付けたことにより、軽量化して配設等の施工性をさ
らに高めている。
部で２分割した対にして組み合わせ、前記の縦横配筋を
組み付けたことにより、軽量化して配設等の施工性をさ
らに高めている。
（作用） 広幅の底板部と側縁立上り部からなる断面偏平Ｕ形状
のコンクリート梁型枠部を柱頭部の間に架設し、両側縁
立上り部上に床スラブを配置して躯体兼用に使用され、
コンクリート梁型枠部の底板部に下端部を埋込み相互間
隔をおき突設して列設した山形状鉄筋群と、少なくとも
両側の立上り端筋の突出した両上端部及び山形状鉄筋の
上端部を連結した多数の水平鉄筋と縦列をなす山形状鉄
筋を連結した上弦筋からなる縦横配筋は、低い断面偏平
Ｕ形状のコンクリート梁型枠部において強力な梁補強筋
となり、コンクリート打設時の垂直荷重に対応した剛性
を有する強力な強度材となり、支持保工等を格別に必要
としないで柱頭部から型枠上されには床スラブまで一連
にコンクリートを打設できるなど、容易に能率良く高精
度の偏平梁に構築される。
のコンクリート梁型枠部を柱頭部の間に架設し、両側縁
立上り部上に床スラブを配置して躯体兼用に使用され、
コンクリート梁型枠部の底板部に下端部を埋込み相互間
隔をおき突設して列設した山形状鉄筋群と、少なくとも
両側の立上り端筋の突出した両上端部及び山形状鉄筋の
上端部を連結した多数の水平鉄筋と縦列をなす山形状鉄
筋を連結した上弦筋からなる縦横配筋は、低い断面偏平
Ｕ形状のコンクリート梁型枠部において強力な梁補強筋
となり、コンクリート打設時の垂直荷重に対応した剛性
を有する強力な強度材となり、支持保工等を格別に必要
としないで柱頭部から型枠上されには床スラブまで一連
にコンクリートを打設できるなど、容易に能率良く高精
度の偏平梁に構築される。
また、前記のコンクリート梁型枠部をその幅方向の中
央部で２分割して対に組み合わせたことにより、さらに
軽量、小形化されて吊り上げ架設等が容易となり能率良
く、高い精度に施工される。
央部で２分割して対に組み合わせたことにより、さらに
軽量、小形化されて吊り上げ架設等が容易となり能率良
く、高い精度に施工される。
（実施例） 添付図は本考案の一実施例を示す断面図であつて、図
中１は広幅に形成した底板部、２は底板部の両側に立設
した側縁立上り部、３は立上り端筋3a,3a付きの水平鉄
筋、４は下端主筋、５は山形状鉄筋、６は上弦筋、７は
梁上端主筋、８は水平鉄筋、ｄは２分割線又は２分割を
示している。
中１は広幅に形成した底板部、２は底板部の両側に立設
した側縁立上り部、３は立上り端筋3a,3a付きの水平鉄
筋、４は下端主筋、５は山形状鉄筋、６は上弦筋、７は
梁上端主筋、８は水平鉄筋、ｄは２分割線又は２分割を
示している。
図示の実施例は、広幅の底板部１と側縁立上り部2,2
からなる断面偏平Ｕ形状のコンクリート梁型枠部1,2
と、コンクリート梁型枠部に埋設した立上り端筋3a,3a
付き水平鉄筋３群及び下端主筋４群と、コンクリート梁
型枠部の底板部１に下端部を埋込み相互間隔をおき突設
して列設した山形状鉄筋５群と、少なくとも両側の立上
り端筋3a,3aの突出した上端部及び山形状鉄筋５の上端
部間を連結した多数の水平鉄筋８と縦列をなす山形状鉄
筋５群を連結した上弦筋６からなる縦横配筋6,8とを具
備したしたことを特徴とする躯体を兼ねる偏平梁打設用
型枠になつている。
からなる断面偏平Ｕ形状のコンクリート梁型枠部1,2
と、コンクリート梁型枠部に埋設した立上り端筋3a,3a
付き水平鉄筋３群及び下端主筋４群と、コンクリート梁
型枠部の底板部１に下端部を埋込み相互間隔をおき突設
して列設した山形状鉄筋５群と、少なくとも両側の立上
り端筋3a,3aの突出した上端部及び山形状鉄筋５の上端
部間を連結した多数の水平鉄筋８と縦列をなす山形状鉄
筋５群を連結した上弦筋６からなる縦横配筋6,8とを具
備したしたことを特徴とする躯体を兼ねる偏平梁打設用
型枠になつている。
また、前記の躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠におい
て、コンクリート梁型枠部1,2をその幅方向の中央部で
２分割ｄした対にして組み合わせ、前記の縦横配筋6,8
を組み付けたことを特徴とする躯体を兼ねる偏平梁打設
用型枠になつている。
て、コンクリート梁型枠部1,2をその幅方向の中央部で
２分割ｄした対にして組み合わせ、前記の縦横配筋6,8
を組み付けたことを特徴とする躯体を兼ねる偏平梁打設
用型枠になつている。
さらに詳述すると、広幅の底板部１の両側縁側に側縁
立上り部2,2を設けて断面偏平Ｕ形状のコンクリート梁
型枠部1,2とし、このコンクリート梁型枠部に、多数の
立上り筋3a,3a付きの水平鉄筋３及び下端主筋４を埋設
し、多数の山形状鉄筋５の下端部を埋め込み突設して幅
方向及び長さ方向に複数列をなす山形状鉄筋５群を設け
るとともに、両側の立上り端筋3a,3a群及び山形状鉄筋
５群の突出上部の間を、少なくとも多数の水平配筋８と
複数の梁上端主筋７さらにまた上弦筋６で連結して、梁
上端側の配筋7,8や６群を付設した躯体を兼ねる偏平梁
打設用型枠にした構造になつている。
立上り部2,2を設けて断面偏平Ｕ形状のコンクリート梁
型枠部1,2とし、このコンクリート梁型枠部に、多数の
立上り筋3a,3a付きの水平鉄筋３及び下端主筋４を埋設
し、多数の山形状鉄筋５の下端部を埋め込み突設して幅
方向及び長さ方向に複数列をなす山形状鉄筋５群を設け
るとともに、両側の立上り端筋3a,3a群及び山形状鉄筋
５群の突出上部の間を、少なくとも多数の水平配筋８と
複数の梁上端主筋７さらにまた上弦筋６で連結して、梁
上端側の配筋7,8や６群を付設した躯体を兼ねる偏平梁
打設用型枠にした構造になつている。
前記の躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠は、柱a,aの頭
部間に適宜の手段で吊り上げて架設し、このコンクリー
ト梁型枠部1,2の側縁立上り部2,2上に床スラブb,bの端
部を配置して、柱ａ頭部やコンクリート梁型枠部1,2上
さらに床スラブｂ上にコンクリートｃを打設して断面偏
平状の梁に構築する。
部間に適宜の手段で吊り上げて架設し、このコンクリー
ト梁型枠部1,2の側縁立上り部2,2上に床スラブb,bの端
部を配置して、柱ａ頭部やコンクリート梁型枠部1,2上
さらに床スラブｂ上にコンクリートｃを打設して断面偏
平状の梁に構築する。
また、前記の偏平梁打設用型枠は、工場等で予め先組
みされた半プレキャスト鉄筋コンクリート型枠に形成
し、このコンクリート梁型枠部1,2は、図示のように大
幅な広幅に形成された底板部１と、低い側縁立上り部2,
2とからなる断面偏平Ｕ形状とし、多数の立上り端筋3a,
3a付き水平鉄筋３と複数の下端主筋４を図示のように埋
設するとともに、多数の山型状鉄筋５が幅及び長さ方向
に複数列をなし、さらに、両側の立上り端筋3a,3a群及
び山形状鉄筋５群の突出上部との間に、少なくとも多数
の水平鉄筋８及び上弦筋６、さらには梁上端主筋７を連
結しているため、梁上端側に付設した水平鉄筋８、梁上
端主筋７や上弦筋６は、コンクリート梁型枠部1,2上の
適宜の高さで水平鉄筋３の立上り端筋3aとともに肋筋及
び梁上端主筋さらには上弦筋としての補強機能を発揮
し、低いコンクリート梁型枠部1,2にとしても適度に高
い梁高と同等以上の剛性を有する強力な強度材となり、
コンクリート打設時の垂直荷重に対応した剛性ととも
に、垂直荷重を受け持つ強度が十分に確保されて、下方
への撓み防止のための支保工等が格別に不必要となり、
その梁型枠部1,2上にコンクリートを浅く容易に精度よ
く打設できて早期に養生されるなど、強力で均質な偏平
梁に能率良く構築される。
みされた半プレキャスト鉄筋コンクリート型枠に形成
し、このコンクリート梁型枠部1,2は、図示のように大
幅な広幅に形成された底板部１と、低い側縁立上り部2,
2とからなる断面偏平Ｕ形状とし、多数の立上り端筋3a,
3a付き水平鉄筋３と複数の下端主筋４を図示のように埋
設するとともに、多数の山型状鉄筋５が幅及び長さ方向
に複数列をなし、さらに、両側の立上り端筋3a,3a群及
び山形状鉄筋５群の突出上部との間に、少なくとも多数
の水平鉄筋８及び上弦筋６、さらには梁上端主筋７を連
結しているため、梁上端側に付設した水平鉄筋８、梁上
端主筋７や上弦筋６は、コンクリート梁型枠部1,2上の
適宜の高さで水平鉄筋３の立上り端筋3aとともに肋筋及
び梁上端主筋さらには上弦筋としての補強機能を発揮
し、低いコンクリート梁型枠部1,2にとしても適度に高
い梁高と同等以上の剛性を有する強力な強度材となり、
コンクリート打設時の垂直荷重に対応した剛性ととも
に、垂直荷重を受け持つ強度が十分に確保されて、下方
への撓み防止のための支保工等が格別に不必要となり、
その梁型枠部1,2上にコンクリートを浅く容易に精度よ
く打設できて早期に養生されるなど、強力で均質な偏平
梁に能率良く構築される。
さらに、前記の偏平梁打設用型枠において、このコン
クリート梁型枠部1,2を幅方向の中央部で２分割ｄして
対に組み合わせることによつて、さらに軽量、小形化さ
れて柱a,aの頭部間への架設、配置等がさらに容易とな
り、柱の頭部間に配置した後に、両側の立上り配筋3a,3
a群及び山形状鉄筋５群の突出上部との間に、多数の水
平鉄筋８、上端主筋７や上弦筋６を連結して一体化した
偏平梁に構築することができて、前記と同様な作用、効
果が得られる。
クリート梁型枠部1,2を幅方向の中央部で２分割ｄして
対に組み合わせることによつて、さらに軽量、小形化さ
れて柱a,aの頭部間への架設、配置等がさらに容易とな
り、柱の頭部間に配置した後に、両側の立上り配筋3a,3
a群及び山形状鉄筋５群の突出上部との間に、多数の水
平鉄筋８、上端主筋７や上弦筋６を連結して一体化した
偏平梁に構築することができて、前記と同様な作用、効
果が得られる。
（考案の効果） 本考案は、前述のような構成からなり、断面偏平Ｕ形
状のコンクリート梁型枠部と、この梁型枠部に埋設した
立上り端筋付き水平鉄筋群及び下端主筋群と、その梁型
枠に下端部を埋設し幅方向及び長さ方向に複数列をなす
山形状鉄筋群と、少なくとも両側の立上り端筋の突出し
た両上端部及び山形状鉄筋の上端部を連結した多数の水
平鉄筋と縦列をなす山形状鉄筋を連結した上弦筋からな
る縦横配筋とを具備したことにより、両側の立上り端筋
群及び山形状鉄筋群の突出上部の間を縦横に連結した梁
上端側の配筋群は、コンクリート梁型枠部上の適宜の高
さで立上り端筋とともに肋筋として及び梁上端主筋等と
しての補強機能を十分に発揮し、低いコンクリート梁型
枠部にしても適度に高い梁高と同等以上で垂直荷重に対
応した十分な剛性を有する強力な強度材になつて、支持
保工等が格別に不要となり容易に迅速に高精度の偏平梁
に構築できるなど、梁の偏平化とともに施工性や施工精
度、信頼性を著しく向上している。
状のコンクリート梁型枠部と、この梁型枠部に埋設した
立上り端筋付き水平鉄筋群及び下端主筋群と、その梁型
枠に下端部を埋設し幅方向及び長さ方向に複数列をなす
山形状鉄筋群と、少なくとも両側の立上り端筋の突出し
た両上端部及び山形状鉄筋の上端部を連結した多数の水
平鉄筋と縦列をなす山形状鉄筋を連結した上弦筋からな
る縦横配筋とを具備したことにより、両側の立上り端筋
群及び山形状鉄筋群の突出上部の間を縦横に連結した梁
上端側の配筋群は、コンクリート梁型枠部上の適宜の高
さで立上り端筋とともに肋筋として及び梁上端主筋等と
しての補強機能を十分に発揮し、低いコンクリート梁型
枠部にしても適度に高い梁高と同等以上で垂直荷重に対
応した十分な剛性を有する強力な強度材になつて、支持
保工等が格別に不要となり容易に迅速に高精度の偏平梁
に構築できるなど、梁の偏平化とともに施工性や施工精
度、信頼性を著しく向上している。
添付図は本考案の一実施例を示す断面図である。 １……底板部 ２……側縁立上り部 ３……水平鉄筋 3a……立上り端筋 ４……下端主筋 ５……山型状鉄筋 6,7,8……梁上端側の配筋 ｄ……２分割
Claims (2)
- 【請求項１】広幅の底板部と両側縁立上り部からなる断
面偏平Ｕ形状のコンクリート梁型枠部と、コンクリート
梁型枠部に埋設した立上り端筋付き水平鉄筋群及び下端
主筋群と、コンクリート梁型枠部の底板部に下端部を埋
込み相互間隔をおき突設して列設した山形状鉄筋群と、
少なくとも両側の立上り端筋の突出した両上端部及び山
形状鉄筋の上端部を連結した多数の水平鉄筋と縦列をな
す山形状鉄筋を連結した上弦筋からなる縦横配筋とを具
備したことを特徴とする躯体を兼ねる偏平梁打設用型
枠。 - 【請求項２】請求項１記載の躯体を兼ねる偏平梁打設用
型枠において、前記のコンクリート梁型枠部を幅方向の
中央部で２分割した対にして組み合わせ、前記の縦横配
筋を組み付けたことを特徴とする躯体を兼ねる偏平梁打
設用型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990090103U JP2565825Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990090103U JP2565825Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0448317U JPH0448317U (ja) | 1992-04-24 |
| JP2565825Y2 true JP2565825Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=31824560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990090103U Expired - Fee Related JP2565825Y2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 躯体を兼ねる偏平梁打設用型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565825Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2406852A1 (de) * | 1974-02-13 | 1975-08-21 | Rheinbau Gmbh | Verfahren zur herstellung von gebaeuden mit schuettbetonwaenden und stahlbetonmassivdecken |
| JPS607398B2 (ja) * | 1978-06-05 | 1985-02-23 | 松下電器産業株式会社 | 複合圧電セラミック板の製造方法 |
| JPS59122653A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-16 | 三井建設株式会社 | プレキャストコンクリート製支板 |
| JPS62141242A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-24 | 清水建設株式会社 | コンクリ−ト床版の構築方法 |
| JPH0635733B2 (ja) * | 1987-09-07 | 1994-05-11 | 富士ピー・エス・コンクリート株式会社 | コンクリート床の軽量化工法 |
-
1990
- 1990-08-30 JP JP1990090103U patent/JP2565825Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0448317U (ja) | 1992-04-24 |
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