JPH0431573A

JPH0431573A - 鉄筋コンクリート耐震壁構造

Info

Publication number: JPH0431573A
Application number: JP13728190A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Kaneda; 和浩金田; Tatsuo Sato; 龍生佐藤; Takao Kubokawa; 窪川　隆夫; Yutaka Hayashi; 豊林; Yukio Abe; 幸夫阿部; Junichi Fukushima; 福島　順一
Original assignee: Taisei Corp
Current assignee: Taisei Corp
Priority date: 1990-05-29
Filing date: 1990-05-29
Publication date: 1992-02-03
Anticipated expiration: 2012-06-18
Also published as: JP2622013B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は鉄筋コンクリート耐震壁構造に係るものである
。

（従来の技術）工場生産された柱、梁、耐震壁等の主要構造部材を現場
で組立てる架構式プレキャスト構造では、建方を行った
のちにグラウトや現場打ちコンクリートによって全体を
一体化する。これらのプレキャスト部材には架橋計画や
工法に応じて種々の形状をしたものが存在するが、第６
図に示すようにプレキャストコンクリート柱（ａ）、プ
レキャストコンクリート耐震壁（ｂ）と、各構造の部位
が別個になっていて、各部材の境界位置に接合部がある
タイプが最も一般的である。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、比較的スパンの大きい耐震壁を１枚の壁
板で製作すると、重量や寸法が大きくなりすぎて、運搬
や揚重に支障を招来することがある。

また壁板のみを複数に細分割すると、耐震壁を構成する
部材数が増大し、その分だけ揚重や建入れ調整の回数が
増大し、工期にも影響を及ぼす。

本発明はこのような問題点に鑑みて提案されたもので、
その目的とする処は、プレキャスト部材数が減少し、施
工性が改善され、構造上の信転性を有し、工期が短縮さ
れる鉄筋コンクリート耐震壁構造を提供する点にある。

（課題を解決するための手段）前記の目的を達成するため、本発明に係る鉄筋コンクリ
ート耐震壁構造では、壁鉄筋及び梁下端動差に壁脚部に
密に配設された横鉄筋を内蔵し、且つ壁部分同志を接合
する端面にコツターを有する相対する一双の分割された
柱付プレキャストコンクリート壁板において、前記各梁
下端筋及び横鉄筋を結合するとともに、同各壁板の上部
に突出している前記壁鉄筋に梁上端筋を配設し、壁板上
部のスラブコンクリートを打設するとともに、相対する
前記両壁板の接合部にグラウト材（若しくは現場打ちコ
ンクリート）を充填して構成されている。

（作用）本発明によれば前記したように２分割された一双の柱付
プレキャストコンクリート壁板によって耐震壁を構成す
るようにしたので、−双のプレキャストコンクリート柱
とプレキャストコンクリート耐震壁板とによって構成さ
れた従来の耐震壁構造に比して部材点数が２７３に減少
する。また相隣る前記両耐震壁板の接合部内において、
同各壁仮に内蔵された梁下端筋及び壁脚部に密に配設さ
れた横鉄筋が結合されるとともに、接合端面にコツター
を有する前記両壁板の接合部にグラウト材が充填された
ことによって、前記両柱付プレキャストコンクリート壁
板が一体に結合され、同壁板間の応力の伝達が確実に行
なわれる。

また同各壁板の上部に突出している壁筋に梁上端筋を配
設し、壁板上部のスラブコンクリートを打設することに
よって、スラブと耐震壁板とが一体化されるものである
。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

囚は少なくとも２分割された柱付プレキャストコンクリ
ート壁板で、壁板部（１）には壁鉄筋（２）及び梁下端
筋（３）並に壁脚部に密に配設された横鉄筋（４）が内
蔵され、鉛直接合面及び水平接合面には夫々コツクー（
５）（６）が設けられている。

図中（７曇よ桟付プレキャストコンクリート壁板部にお
ける柱部である。

而して前記−双の桟付プレキャストコンクリート壁板部
を対設し、同各壁板部における壁板部（１）に内蔵され
た梁下端筋（３）及び横鉄筋（４）の突出端部をエンク
ローズド溶接（ロ）等によって結合するとともに、前記
各壁板部（］）の上端部より突設された壁鉄筋（２）ま
たは肋筋に梁上端筋（８）を配設し、壁板上部のスラブ
コンクリートを打設して、スラブｆｉｌと前記各桟付プ
レキャストコンクリート壁板部とを一体化するとともに
、前記両壁板部（ＩＨＩ）間の接合部にグラウト材（９
）を充填して、前記両柱付プレキャストコンクリート板
Ａ囚を一体に接合する。

前記実施例によれば柱、壁板が夫々独立したプレキャス
ト部材より構成された従来構造に比して、耐震壁を構成
する部材数が２７３に減少し、その分だけ揚重や建入れ
調整の回数も減少し、施工の簡易化、迅速化を図ること
ができる。

また相隣る壁板同士は夫々に内蔵された梁下端筋（３）
及び横筋（４）の突出端部が結合され、且つ相隣る前記
壁板部の鉛直接合部には、壁板部（１）にコツター（５
）が設けられるとともに、グラウト材（９）が充填され
ているので、前記両壁板＾は一体ムこ接合され、応力の
伝達が確実に行なわれる。

なお、前記鉛直接合部にはスラブ＋Ｂｌのコンクリート
とともに現場打ちコンクリートが打設されるようにして
もよい。

第３図及び第４図は本発明の他の実施例を示し、相隣る
前記壁板部の鉛直接合部の幅がある程度以上大きくなる
場合、前記両壁板＾の間隙にひび割れ防止用の壁筋（１
０）を最少鉄筋量程度配筋するものである。

図中、前記実施例と均等部分には同一符号が附されてい
る。

第５図は本発明の他の実施例を示し、相隣る前記壁板部
間りこ柱鉄筋篭（１１）を挿入した場合を示す。

図中、前記各実施例と均等部分には同一符号が附されて
いる。

（発明の効果）本発明によれば前記したように、壁鉄筋及び梁下端動差
に壁脚部に密に配設された横鉄筋を内蔵し、且つ壁と接
合する端面にコツターを有する一双の分割された柱付プ
レキャストコンクリート壁板を対設し、相対する同壁板
の梁下端筋及び壁脚部の横鉄筋を結合して両壁板の接合
部にグラウト材を充填したことによって、前記両壁板が
一体に結合され、応力の伝達が確実に行なわれるもので
ある。また、前記各壁板の上部から突出した壁筋に梁上
梁筋を配設してスラブコンクリートを打設することによ
って、スラブと前記壁板とが一体化され、構造的に信転
性のある耐震壁構造が構成される。

更にまた本発明によれば、耐震壁部を一双の柱付きプレ
キャストコンクリート壁板に２分割したことによって、
従来構造に比して、プレキャスト部材数が減少し、揚重
や建方調整の回数が減少し、施工の簡易化が可能となり
、工期の短縮が図られ請求項２の発明は前記両壁板の接
合部内に壁筋を配設するとともに、コンクリートを打設
して、同接合部の幅がある程度以上大きくなった場合の
ひび割れの発生を防止したものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る鉄筋コンクリート耐震壁構造の一
実施例を示す正面図、第２図はその縦断側面図、第３図
は本発明の他の実施例を示す正面図、第４図はその壁板
接合部を示す横断平面図、第５図は本発明の更に他の実
施例の壁板接合部を示す横断平面図、第６図は従来構造
を示す正面図である。（２）・・・柱付プレキャストコンクリート壁板、（］
）・・・壁仮部、　　　　（２）・・・壁鉄筋、（３）
・・・梁下端筋、　　　（４）・・・横鉄筋、（５）・
・・コツクー　　　　（７）・・・柱部、（８）・・・
梁上端筋、　　　（９）・・・グラウト材。代理人　弁理士　岡　本　重　文外１名第１図第２図５・・・コツター９・・グうつト枯

Claims

【特許請求の範囲】１、壁鉄筋及び梁下端筋並に壁脚部に密に配設された横
鉄筋を内蔵し、且つ壁と接合する端面にコツターを有す
る相対する一双の分割された柱付プレキャストコンクリ
ート壁板における前記各梁下端筋及び横鉄筋を結合する
とともに、同各壁板の上部に突出している前記壁鉄筋に
梁上端筋を配設し、壁板上部のスラブコンクリートを打
設するとともに、相対する前記両壁板の接合部にグラウ
ト材を充填してなることを特徴とする鉄筋コンクリート
耐震壁構造。２、前記両壁板の接合部内に壁筋を配設するとともに、
コンクリートを打設してなる請求項１記載の鉄筋コンク
リート耐震壁構造。