JP2565643Y2 - 物品吊下げ用係止具 - Google Patents

物品吊下げ用係止具

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JP2565643Y2
JP2565643Y2 JP1991008180U JP818091U JP2565643Y2 JP 2565643 Y2 JP2565643 Y2 JP 2565643Y2 JP 1991008180 U JP1991008180 U JP 1991008180U JP 818091 U JP818091 U JP 818091U JP 2565643 Y2 JP2565643 Y2 JP 2565643Y2
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陽之助 三木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ズボン用ベルトやバッ
グ等の物品を吊下げ状態で陳列する場合などに用いられ
るもので、詳しくは、屈曲可能な帯状体の長手方向の一
端に、吊下げ用係止部を連設するとともに、前記帯状体
の長手方向の両側で、かつ、当該帯状体をそれの片面側
にほぼU字状に屈曲させたときに相対向する部位には、
互いに弾性的に嵌合可能な係止突起と係止穴とを対設し
てある合成樹脂製の物品吊下げ用係止具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の物品吊下げ用係止具では、例え
ば、多数のベルトを陳列する際、ベルト留め金の環状フ
レームに挿通した帯状体をほぼU字状に屈曲して、それ
の長手方向の両側に設けた係止突起と係止穴とを嵌合操
作したのち、帯状体の一端に連設された係止部をパイプ
等の陳列用吊下げ具に係止させるのであるが、このと
き、前記ベルト留め金の留め針が自由揺動状態にあるた
め、該留め針が水平方向に突出することがあり、その結
果、陳列されたベルトの移動代が小さくなるばかりでな
く、ベルトの取出時に引っ掛かり易くなる不都合があ
る。 そこで、従来では、前記帯状体の中間部分で、か
つ、ほぼUの字状に屈曲操作されたときの屈曲相当箇所
に、帯状体の屈曲部分に係止されるベルト留め金の留め
針が挿抜自在なT字状の切り込みを形成して、該切り込
みに挿入された留め針の先端部を、ベルト留め金の構成
部材である環状フレームの先端フレーム部の横一側面と
帯状体の屈曲部分の内面との間で挟み込み保持するよう
に構成していた(例えば、実公昭51−13117号公
報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の物品吊下げ用係
止具による場合では、前記帯状体の切り込みに挿入され
たベルト留め金の留め針の先端部を、環状フレームの先
端フレーム部の横一側面と帯状体の屈曲部分の内面との
間で押さえ込むだけであるため、U字状に屈曲された帯
状体に対してベルト留め金を環状フレームの横他側面側
に揺動させると、その揺動に連れて留め針の先端部が帯
状体の切り込みから抜け出し易く、特に、陳列された多
数のベルトから希望のベルトを選ぶ場合、吊下げ状態に
あるベルトを順番に移動操作させるため、この移動操作
時に、U字状に屈曲された帯状体に対してベルト留め金
が揺動して、留め針の先端部が帯状体の切り込みから簡
単に抜け出し易く、その結果、自由揺動状態となった留
め針が水平方向に突出して引っ掛かり等の不都合を招来
することがあった。本考案は、上述の実情に鑑みて為さ
れたもので、その目的は、前記帯状体の簡単かつ経済的
な改造をもって、ベルト留め金の留め針に対する止め付
けの容易化を図りつつ、吊下げ状態で陳列されたベルト
を少々乱暴に移動操作しても、ベル ト留め金の留め針を
陳列に適した姿勢に確実に保持することができる物品吊
下げ用係止具を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案では、屈曲可能な帯状体の長手方向の一端
に、吊下げ用係止部を連設するとともに、前記帯状体の
長手方向の両側で、かつ、当該帯状体をそれの片面側
ほぼU字状に屈曲させたときに相対向する部位には、互
いに弾性的に嵌合可能な係止突起と係止穴とを対設して
ある合成樹脂製の物品吊下げ用係止具であって、前記帯
状体の屈曲相当箇所を含む中間部分に、それの長手方向
の一端側を支点として帯状体の厚み方向に弾性変形可能
な舌片を形成し、この舌片には、ほぼUの字状に屈曲さ
れた帯状体の屈曲部分に係止されるベルト留め金の留め
針を保持する係合孔を形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】ベルト留め金の環状フレームに挿通した帯状体
をほぼU字状に屈曲操作すると、この帯状体の中間部分
に形成した舌片は、それの基端側が連続する帯状体の一
側面に沿った姿勢となり、該舌片の一部は、帯状体の屈
曲部分においてほぼ直線状に突出する。それ故に、この
突出する舌片の係合孔にベルト留め金の留め針を挿入す
るだけで、該留め針を止め付けることができるばかりで
なく、U字状の屈曲姿勢にある帯状体に対してベルト留
め金が揺動しても、その揺動に追従して舌片も帯状体の
厚み方向に弾性的に撓み変形できるから、留め針が舌片
の係合孔から離脱することを確実に防止することができ
る。
【0006】
【考案の効果】従って、前記帯状体の中間部に係合孔を
備えた舌片を形成するだけの簡単かつ経済的な改造をも
って、ベルト留め金の留め針に対する止め付けの容易化
を図りつつ、陳列されたベルトを揺動しながら少々乱暴
に移動操作しても、従来のように留め針が簡単に抜け出
すことがなく、ベルト留め金の留め針を陳列に適した姿
勢に確実に保持することができる
【0007】また、第2請求項で記載したように、前記
吊下げ用係止部が、前記帯状体よりも厚肉に構成されて
いるとともに、この吊下げ用係止部に前記係止突起が配
設されている場合には、吊下げ物品の荷重が掛かる吊下
げ用係止部の肉厚を厚くして、当該吊下げ用係止部の強
度を高めながらも、物品の吊下げ時にU字状に屈曲され
る帯状体は、前記吊下げ用係止部よりも薄肉であるか
ら、当該帯状体の屈曲操作力が小さくなるとともに、合
成樹脂の使用量も少なくなる。しかも、前記帯状体をほ
ぼUの字状の屈曲姿勢で保持するための一方の係止突起
を、厚肉に構成された吊下げ用係止部に設けることによ
って、吊下げ物品の荷重の一部及び嵌合のための操作力
を受ける係止突起自体の強度も同時に向上することがで
きる。 従って、物品吊下げ時における帯状体の屈曲操作
を小さな力で楽に行うことができるものでありながら、
吊下げ用係止部のみならず係止突起をも丈夫に構成する
ことができ、しかも、係止具全体を厚肉に構成する場合
に比して製造コストの低廉化をも図ることができる。
【0008】更に、第3請求項に記載したように、前記
吊下げ用係止部の一部が、前記帯状体よりも広幅な表示
用板部に構成されている場合には、特に、商品を陳列す
る場合において、前記表示用板部に、商品番号や価格等
の情報を有するバーコードや広告用シート等を貼り付け
ることができる実用的な効果がある。
【0009】
【実施例】〔第1実施例〕 図1及び図2は、物品吊下げ用係止具の一例であるベル
トB用の吊下げ係止具Aを示し、これは、屈曲可能な帯
状体1の長手方向の一端に、陳列用パイプPに対して係
合離脱自在なフック状の吊下げ用係止部2を連設すると
ともに、前記帯状体1の長手方向の両側で、かつ、当該
帯状体1をそれの片面側にほぼU字状に屈曲させたとき
に相対向する部位に、互いに着脱自在に弾性的に嵌合す
る係止突起3と係止穴4とを対設してある。また、帯状
体1の屈曲相当箇所を含む中間部分に、それの長手方向
の一端側を支点として当該帯状体1の厚み方向に弾性変
可能な舌片5を切欠き状態で形成し、更に、この舌片
5に、ほぼU字状に屈曲形成された帯状体1の屈曲部分
に係止されるベルト留め金6の留め針6aに外嵌して当
該留め針6aをベルト留め金6の環状フレーム6bとほ
ぼ平行な姿勢に保持する係合孔7と、当該係合孔7に連
通するスリット8とを貫通形成してある。そして、舌片
5を備えた帯状体1と吊下げ用係止部2及び係止突起3
とをポリプロピレン等の合成樹脂にて一体成形するとと
もに、吊下げ用係止部2の板厚Tを帯状体1の板厚tよ
りも厚く構成してある。更に、前記係止突起3を、厚肉
に構成された吊下げ用係止部2に配設するとともに、前
記係止穴4を、帯状体1の長手方向の他端側に貫通形成
してある。このように構成された吊下げ係止具Aの一般
的な使用形態は、図2に示すように、吊下げ係止具Aの
帯状体1をベルト留め金6の環状フレーム6b内に挿通
したのち、当該帯状体1をほぼU字状に屈曲し、係止突
起3と係止穴4とを嵌合させて帯状体1をほぼU字状の
ベルト係止姿勢に保持する。また、このとき、帯状体1
の舌片5の先端側に形成した係合孔7内にベルト留め金
6の留め針6aを挿入して、当該留め針6aを環状フレ
ーム6bとほぼ平行な姿勢に保持する。
【0010】〔第2実施例〕 図3は吊下げ係止具Aの別実施例を示し、これは、前記
吊下げ用係止部2の一部を、前記帯状体1よりも広幅な
表示用板部2Aに兼用構成したものであって、当該表示
用板部2Aを含めて吊下げ用係止部2全体を帯状体1よ
りも厚肉に構成するとともに、前記係止突起3を、厚肉
に構成された表示用板部2Aに配設してある。この表示
用板部2Aには、商品番号や価格等の情報を有するバー
コード或いは広告用のシールやラベル等を貼り付けるこ
とができる。また、この第2実施例では、帯状体1の他
端側に二つの係止穴4を貫通形成してある。 〔その他の実施例〕 上述の実施例では、前記吊下げ用係止部2をフック
状に構成したが、このようなフック形状に限定されるも
のではなく、円環状や三角環状等に形成してもよい。 上述の実施例では、前記帯状体1の他端側に一つ又
は二つの係止穴4を貫通形成したが、このような係止穴
4を3個以上形成してもよく、また、この係止穴4を帯
状体1の一側面側にのみ開口するように構成してもよ
い。 上述の実施例では、ベルトB用の吊下げ係止具Aに
ついて説明したが、本考案の係止具は、かばんやハンド
バック等の他の物品の吊下げにも使用することができ
る。
【0011】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ),(ロ)は第1実施例を示す係止具全体の
正面図とその中央縦断面図
【図2】ベルトの吊下げ状態を示す斜視図
【図3】(イ),(ロ)は第2実施例を示す係止具全体の
正面図とその中央縦断面図
【符号の説明】
1 帯状体 2 吊下げ用係止部 2A 表示用板部 3 係止突起 4 係止穴 5 舌片 6 ベルト留め金 6a 留め針 6b 環状フレーム 7 係合孔

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲可能な帯状体(1)の長手方向の一
    端に、吊下げ用係止部(2)を連設するとともに、前記
    帯状体(1)の長手方向の両側で、かつ、当該帯状体
    (1)をそれの片面側にほぼU字状に屈曲させたときに
    相対向する部位には、互いに弾性的に嵌合可能な係止突
    起(3)と係止穴(4)とを対設してある合成樹脂製の
    物品吊下げ用係止具であって、前記帯状体(1)の屈曲相当箇所を含む中間部分に、そ
    れの長手方向の一端側を支点として帯状体(1)の厚み
    方向に弾性変形可能な舌片(5)を形成し、この舌片
    (5)には、ほぼUの字状に屈曲された帯状体(1)の
    屈曲部分に係止されるベルト留め金(6)の留め針(6
    a)を保持する係合孔(7)を形成してある 物品吊下げ
    用係止具。
  2. 【請求項2】 前記吊下げ用係止部(2)が、前記帯状
    体(1)よりも厚肉に構成されているとともに、この吊
    下げ用係止部(2)に前記係止突起(3)が配設されて
    いる請求項1記載の物品吊下げ用係止具。
  3. 【請求項3】 前記吊下げ用係止部(2)の一部が、前
    記帯状体(1)よりも広幅な表示用板部(2A)に構成
    されている請求項2記載の物品吊下げ用係止具。
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JPH04104958U JPH04104958U (ja) 1992-09-09
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JPS5746667Y2 (ja) * 1977-07-29 1982-10-14
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