JP2565401Y2 - 鋼線の加工装置 - Google Patents

鋼線の加工装置

Info

Publication number
JP2565401Y2
JP2565401Y2 JP1329992U JP1329992U JP2565401Y2 JP 2565401 Y2 JP2565401 Y2 JP 2565401Y2 JP 1329992 U JP1329992 U JP 1329992U JP 1329992 U JP1329992 U JP 1329992U JP 2565401 Y2 JP2565401 Y2 JP 2565401Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel wire
jack
head
anchor
anchor head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1329992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0565439U (ja
Inventor
壮次 金井
節夫 上條
誠 平賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP1329992U priority Critical patent/JP2565401Y2/ja
Publication of JPH0565439U publication Critical patent/JPH0565439U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2565401Y2 publication Critical patent/JP2565401Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アンカーに使用するP
C鋼線を、アンカーヘッドの周囲に巻き付けるための加
工を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンカーに使用するPC鋼線を、アンカ
ーヘッドに巻き付けるための装置として例えば実開平3
−76032号に記載されたような装置が存在する。こ
の装置は図3に示すように間隔を隔てた一対の曲げガイ
ドローラーaと、このローラー間を結ぶ直線に直交する
方向に移動するジャッキbとより構成したものであっ
た。
【0003】
【本考案が解決しようとする問題点】前記した従来の鋼
線の加工装置にあっては、いったん設定したローラーa
の位置は移動しない。したがってPC鋼線cは、ジャッ
キb先端に取り付けたアンカーヘッドdに押されて両ロ
ーラーa間に押し込まれるにつれて大きな力を与えられ
る。その結果、鋼線cに急激に大きな力が作用したり、
鋼線cの表面の合成樹脂シースが破損したりする問題が
あった。
【0004】
【本考案の目的】本考案は上記のような従来の問題点を
改善するためになされたもので、PC鋼線の加工中に急
激に大きな力を作用させず、シースの破損を避けること
のできる鋼線の加工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的を達成する
本考案は、鋼線をアンカーヘッドに巻き付けるための装
置であって、鋼線に向けてアンカーヘッドを押し出すヘ
ッド移動ジャッキと、ヘッド移動ジャッキの移動線にほ
ぼ直交する位置に配置した2個の鋼線抑えローラーとよ
りなり、鋼線抑えローラーはその回転軸を支持ジャッキ
と支持リンクに回転自在に取り付け、支持ジャッキは一
定圧力を維持して前進後退するジャッキを使用して構成
した、鋼線の加工装置である
【本考案の構成】以下図面を参照しながら本考案の鋼線
の加工装置について説明する。
【0006】<イ>加工の目的 本考案の装置は、PC鋼線1をアンカーヘッド2に沿っ
て360度に折り返すために使用する。このようにPC
鋼線1を先端に巻き付けた状態のアンカーヘッド2を地
中のアンカー孔に挿入して設置する。その結果、1本の
PC鋼線1あたり2本の尾端が孔外に露出することにな
る。このようにPC鋼線1を折り返すのは、アンカ−の
使用後に一方のPC鋼線1を強力に引き抜くことによっ
てPC鋼線1を地中から撤去するためである。
【0007】<ロ>ヘッド移動ジャッキ3 アンカーヘッド2はたとえば砲弾型に形成したコンクリ
ートブロックであり、その先端にはPC鋼線1を嵌合す
る溝を刻設してある。このアンカーヘッド2をヘッド移
動ジャッキ3の先端に取り付る。その結果、アンカーヘ
ッド2は、一定方向に前進、後退することができる。
【0008】<ハ>抑えローラー このヘッド移動ジャッキ3の移動線にほぼ直交する位置
に2個の鋼線抑えローラー4を配置する。このローラー
自体は中心に回転軸を有して回転自在に構成した通常の
回転体であるが、特に円周面に溝を刻設して鋼線1への
形状付与を確実に構成したものである。
【0009】<ニ>支持ジャッキ 2個の鋼線抑えローラー4はその回転軸を、各々ふたつ
の部材で回転自在に取り付けてその位置を保持する。抑
えローラー4の位置を保持する部材のひとつは支持ジャ
ッキ5である。この支持ジャッキ5は、ヘッド移動ジャ
ッキ3の移動線にほぼ直交する方向に配置するが、その
一部を垂直ピンで支持し、首振りが自由な状態でとり付
ける。さらにこの支持ジャッキ5は、常に一定の圧力を
維持して前進、後退する構造のものを採用する。常に一
定圧で作用するジャッキは特別なものではなく、従来市
販されているジャッキを使用できる。
【0010】<ホ>支持リンク 抑えローラー4の位置を保持する部材の他のひとつは支
持リンク6である。この支持リンク6は、一端には反力
受け軸7に取り付け、他端には鋼線抑えローラー4の回
転軸を貫通した、通常のリンク部材である。その場合に
特に反力受け軸7の位置は、鋼線抑えローラー4に対し
てヘッド移動ジャッキ3とは反対側に位置させる。さら
に、この反力受け軸7の位置はできるだけヘッド移動ジ
ャッキ3の中心軸の軸線に近い位置に配置する。このよ
うに支持リンク6の回転軸となる反力受け軸7を、ヘッ
ド移動ジャッキ3の中心線に近い位置に配置することに
よって、ヘッド2移動時の力を、ほぼ前方から受けるこ
とができ、抑えローラー4の支持ジャッキ5の先端に、
片持ち粱状に側方から無理な力が作用することを防止す
ることができる。
【作動】
【0011】次に上記の装置の作動について説明する。 <イ>鋼線のセット アンカーヘッド2に巻き付けるべきPC鋼線1を、2個
の鋼線抑えローラー4の、ヘッド移動ジャッキ3側に配
置する。(図1)
【0012】<ロ>移動ジャッキの押し出し アンカーヘッド2を、ヘッド移動ジャッキ3の先端に取
り付けて固定する。そしてヘッド移動ジャッキ3を伸長
し、上記のように2個の鋼線抑えローラー4に渡して設
置した鋼線に向けてアンカーヘッド2を押し出す。(図
2)
【0013】<ハ>鋼線抑えローラー4の後退 移動ジャッキによる押し出し力は、ヘッド移動ジャッキ
3の移動線にほぼ直交する位置に配置した2個の鋼線抑
えローラー4に伝達される。この抑えローラー4に加わ
る力は最初は小さいが、PC鋼線1の変形が進行するに
したがい、急激に大きくなる。すると支持ジャッキ5
は、一定圧力を維持して前進後退する構造のジャッキを
使用しているので、鋼線抑えローラー4に作用する力の
増加に比例して支持ジャッキ5は短縮することになる。
しかし鋼線抑えローラー4はその回転軸を支持ジャッキ
5と支持リンク6に回転自在に取り付けてあるから勝手
な方向に移動することなく、リンク6の軌跡上を移動す
る。こうして抑えローラー4は正確にアンカーヘッド2
の表面形状をなぞる状態で位置を変化させてPC鋼線1
に形状を付与することになる。
【0014】
【本考案の効果】本考案の鋼線の加工装置は以上説明し
たようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ>PC鋼線1には常に一定の力が作用している。し
たがって急激な力の変化が発生しないから、PC鋼線1
の外部の被覆の破損を避けることができる。 <ロ>アンカーヘッド2の前進に従い、表面の曲面に沿
って鋼線抑えローラー4が後退する。 したがって正確にヘッド2の形状をなぞってPC鋼線1
を変形加工することができ、PC鋼線1とヘッド2とが
きれいになじみ、両者間に空隙が発生することがない。
【0015】<ハ>鋼線抑えローラー4を支持するリン
クの支点は、加圧方向に対してほぼ反対方向に位置して
いる。したがって抑えローラー4が片持ち状態で支持さ
れることがなく、ジャッキなどの変形、破損を避けるこ
とができる。 <ニ>支持ジャッキの圧力を任意に調整、設定できるの
で、曲げ剛性の異なる種々の太さの鋼線に適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鋼線の加工装置の平面図
【図2】その作動状態の説明図
【図3】従来の鋼線の加工装置の説明図

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼線を、アンカーヘッドに巻き付けるため
    の装置であって、 鋼線に向けてアンカーヘッドを押し出すヘッド移動ジャ
    ッキと、 ヘッド移動ジャッキの移動線にほぼ直交する位置に配置
    した2個の鋼線抑えローラーとよりなり、 鋼線抑えローラーはその回転軸を支持ジャッキと支持リ
    ンクに回転自在に取り付け、 支持ジャッキは、一定圧力を維持して前進後退するジャ
    ッキを使用して構成した、 鋼線の加工装置
JP1329992U 1992-02-12 1992-02-12 鋼線の加工装置 Expired - Fee Related JP2565401Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1329992U JP2565401Y2 (ja) 1992-02-12 1992-02-12 鋼線の加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1329992U JP2565401Y2 (ja) 1992-02-12 1992-02-12 鋼線の加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0565439U JPH0565439U (ja) 1993-08-31
JP2565401Y2 true JP2565401Y2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=11829311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1329992U Expired - Fee Related JP2565401Y2 (ja) 1992-02-12 1992-02-12 鋼線の加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2565401Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0565439U (ja) 1993-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2024787A1 (en) Film unwinding carriage for a packaging machine
JP2565401Y2 (ja) 鋼線の加工装置
KR19990045586A (ko) 권선기
KR0161716B1 (ko) 꼬임방지수단을 구비한 전선길이 측정장치
JPH0410201B2 (ja)
JPH07222321A (ja) ケーブル曲げ装置
JPS625651Y2 (ja)
JPH0298511A (ja) 紐供給装置
JP2508055Y2 (ja) ケ―ブル配線作業における曲路部のケ―ブル案内具
JPH0347704Y2 (ja)
GB898795A (en) Method and apparatus for making bends in tubes
JPS596091Y2 (ja) ケ−ブルのたるみ検出装置
JPS63106516U (ja)
JPH0351943Y2 (ja)
JPH0355565Y2 (ja)
JPS6118502B2 (ja)
JPS60213326A (ja) 線材の矯正方法
JPS622205Y2 (ja)
JPH06237890A (ja) 内視鏡チャンネルチューブコイル巻き装置
JP2601920Y2 (ja) 作業機の傾斜面支持装置
JPH0296626A (ja) 光フアイバ伝送損失発生器
JP2555622Y2 (ja) 高剛性ロッド/ホース繰出/巻取装置
JP2984213B2 (ja) 線材牽引用コネクタ
JP4348274B2 (ja) チャック装置
JPH0612269Y2 (ja) ベルト等の駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees