JP2565305Y2 - ステアリング装置の取り付け構造 - Google Patents

ステアリング装置の取り付け構造

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JP2565305Y2
JP2565305Y2 JP1991055623U JP5562391U JP2565305Y2 JP 2565305 Y2 JP2565305 Y2 JP 2565305Y2 JP 1991055623 U JP1991055623 U JP 1991055623U JP 5562391 U JP5562391 U JP 5562391U JP 2565305 Y2 JP2565305 Y2 JP 2565305Y2
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JP
Japan
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steering device
gear
gear housing
mount
steering
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JP1991055623U
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良 三好
冠 小室
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の操舵装置に用い
られる、例えばラック・アンド・ピニオン式ステアリン
グ装置の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の操舵装置に用いられるステ
アリング装置の取り付け構造には、例えば、実開昭62
−72267号公報に開示されているように数多くの提
案がなされており、これによると、ステアリング装置の
取り付け構造は、図6に示すようになっている。
【0003】即ち、図6において、ステアリングシャフ
ト1の回動に応動するピニオンと噛合するラックが形成
された操向リンク軸であるラックシャフト4が、上記ス
テアリングシャフト1などが収容配置されたギヤハウジ
ング5およびシリンダ6からなる外筒部材7内に挿通さ
れており、この外筒部材7の両端開口部には、上記ラッ
クシャフト4の両端を囲繞するダストブーツ8,9が一
体的に取り付けられている。上記シリンダ6の一方の終
端部6aには、エンドキャップ10を取り付け、操向リ
ンク軸であるラックシャフト4を支持している。
【0004】また、上記ステアリング装置のギヤハウジ
ング5には、車体へ取り付けるための取付け穴11aを
形成したギヤマウント部11が一体に設けられており、
このギヤマウント部11が取付け穴11aに装着した、
図示しないマウンテングブッシュ、およびボルト等を介
して車体の所定位置に取り付けることができるようにな
っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
テアリング装置のギヤハウジング5に設けたギヤマウン
ト部11は、鋳物等によりギヤハウジング5と一体的に
形成されており、しかも、使用される車種によって取り
付け位置や向きが異なるために、部品の共用化ができな
いという問題がある。
【0006】本考案は、このような従来構造の問題点に
着目してなされたもので、部品の共用化を図ると共に、
生産コストの低減を図ることができるようにしたステア
リング装置の取り付け構造を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本考案のステアリング装置の取り付け構造
は、ステアリング装置のステアリングシャフトの回動に
応動するピニオンと噛合するラックが形成されたラック
シャフトを、ギヤハウジング挿通し、このギヤハウジ
ングの外周に段部を有するボス部を形成し、このボス部
に、前記ギヤハウジングとは別体で構成され且つ前記ス
テアリング装置を車体に取付けるための取付け穴が形成
されたギヤマウント部およびシリンダを順次挿入し、且
つ、このシリンダと前記ボス部の段部との間で前記ギヤ
マウント部を挟持して前記ラックシャフトを収容する外
筒部材を構成した。
【0008】
【作用】したがって、このような構成に基づいて、本考
案によれば、ギヤマウント部をギヤハウジングとは別体
に構成したことにより、このギヤマウント部をギヤハウ
ジングに挿入する際には、ギヤマウント部とギヤハウジ
ングの段部との間に所定厚さのカラーを挿入したり、ま
たはこのカラーを挿入しなかったり、或いはギヤマウン
ト部の向きを選択設定するだけで、他の車種にも対応し
た取り付け位置、および取り付け方向を設定することが
できると共に、ギヤマウント部の取り付け角度を変更す
るだけの型改造により多機種の車体にも容易に取り付け
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1は、本考案の第1の実施例を示すステ
アリング装置の一部破断した正面図であり、図におい
て、従来例と対応した同一部品には同じ符号を付して説
明する。
【0011】まず、ステアリングシャフト1の回動に応
動するピニオンと噛合するラックが形成されたラックシ
ャフト4が、外筒部材17を構成するギヤハウジング1
5およびシリンダ16に挿通されている。そして、上記
ギヤハウジング15の一端側には、段部15bを有する
ボス部15aが形成されており、このボス部15aに
は、カラー18を介して、ギヤハウジング15とは別体
で構成するギヤマウント部20が段部15bに位置決め
されて挿入されると共に、シリンダ16が圧入されてい
る。上記カラー18はギヤマウント部20に形成した取
付け穴20aの軸方向位置を調整するものであり、車種
に応じて厚みの異なる数種類のカラー18が用意されて
おり、従って、車種によってカラー18を必要としな
い場合がある。また、ギヤマウント分20のボス部15
aへの挿入は、圧入方式としても良いが、ピン結合とす
る場合等も考えられる。そして、図2に示すように、上
記ギヤマウント部20に形成した取り付け穴20aに
は、ゴム等のマウンテングブッシュ19が嵌着されてお
り、締め付けボルト21により車体に装着されるもので
ある。
【0012】したがって、本考案の第1の実施例に示し
たステアリング装置の取り付け構造では、ギヤマウント
部20をギヤハウジング15と別体に構成して組み付け
たことにより、カラー18を用いないで行ったりカラー
18の厚みを設定するだけで軸方向の取り付け位置を調
整することができると共に、ギヤマウント部20をギヤ
ハウジング15に組み付ける際に、ギヤマウント部20
の向きを変更するだけで車体への取り付け方向を設定す
ることができるので、他の車種にも容易に取り付けるこ
とができる。
【0013】なお、上記ギヤマウント部20は、鋳物等
により成型されるのが一般的であるが、これに限定する
ものではなく、プレス成型品、または、溶接構造により
成型することも可能であり、極めて自由度が高いもので
ある。
【0014】図3及び図4は本考案の第2の実施例を示
すステアリング装置の正面図、図4は図3のIV−IV
線断面図である。この実施例では、ギヤハウジング部2
0に形成した車体への取り付け穴20aの位置が、上下
ずれていると共に、円周上に所定の角度を有して形成さ
れた場合を示しており、しかも、車体への取付けに際
し、アイブッシュ23、23を用いる場合を示している
が、第1の実施例と同様に組み付けられて、同等の効果
が得られる。
【0015】図5は、第1の実施例および第2の実施例
において、ギヤハウジング15の一端側に形成したボス
部15aに、カラー18を介してギヤマウント部20を
挿入した場合、ギヤマウント部20の締結を確実にする
ために、ギヤマウント部20およびギヤハウジング15
のボス部15aの両者間にピンまたはキー22を装着し
たものである。したがって、ギヤマウント部20をギヤ
ハウジング15に組み付ける際に、ギヤマウント部20
の軸方向の位置および取り付け方向を確実に固定するこ
とができる。そして、本例も、車体への取付けには、ア
イブッシュ23,23を使用している。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によるステ
アリング装置の取り付け構造は、例えばラック・アンド
・ピニオン式のステアリング装置のギヤマウント部をギ
ヤハウジングとは別体の構造としたため、カラーを用い
なかったりカラーの厚みを適正に選定したり、或いはギ
ヤマウント部のみを車種別に対応した取り付け位置や方
向に合わせてギヤハウジングに組み付けることにより、
部品の共用化を図り、生産コストの低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すステアリング装置
の一部破断した正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示すステアリング装置
の正面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本考案の第3の実施例を示す図1のV −V 線断
面図である。
【図6】従来例のステアリング装置の取り付け構造を示
す一部破断した正面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングシャフト 15 ギヤハウジング 15a ボス部 15b 段部 20 ギヤマウント部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング装置のステアリングシャフ
    トの回動に応動するピニオンと噛合するラックが形成さ
    れたラックシャフトを、ギヤハウジング挿通し、この
    ギヤハウジングの外周に段部を有するボス部を形成し、
    このボス部に、前記ギヤハウジングとは別体で構成され
    且つ前記ステアリング装置を車体に取付けるための取付
    け穴が形成されたギヤマウント部およびシリンダを順次
    挿入し、且つ、このシリンダと前記ボス部の段部との間
    で前記ギヤマウント部を挟持して前記ラックシャフトを
    収容する外筒部材を構成したことを特徴とするステアリ
    ング装置の取り付け構造。
JP1991055623U 1991-06-21 1991-06-21 ステアリング装置の取り付け構造 Expired - Lifetime JP2565305Y2 (ja)

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JPH05579U JPH05579U (ja) 1993-01-08
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KR100816416B1 (ko) * 2001-12-27 2008-03-25 주식회사 만도 스티어링용 기어박스의 마운팅 부시
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