JP2565247Y2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2565247Y2
JP2565247Y2 JP1989028731U JP2873189U JP2565247Y2 JP 2565247 Y2 JP2565247 Y2 JP 2565247Y2 JP 1989028731 U JP1989028731 U JP 1989028731U JP 2873189 U JP2873189 U JP 2873189U JP 2565247 Y2 JP2565247 Y2 JP 2565247Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパチンコ機の本体を制御する制御回路用基板
の製造時における組付作業、ならびに基板の保守作業が
容易なパチンコ機に関する。
(従来の技術) パチンコ機には、パチンコ機本体を制御する制御回路
の基板を収容するための収容枠体が設けられ、基板には
制御回路を構成する電子部品が実装されている。
制御回路には、たとえばパチンコ球を遊技盤に発射す
る発射手段を制御する回路が包含され、この回路を例と
して以下に従来技術を説明する。この発射手段には、手
動式のものと電動式のものとがあり、電動式の発射手段
を設けたものが主流になっている。このようなパチンコ
機の発射手段は、パチンコ球を打出す打球部と、打球部
の駆動手段とを主構成とし、打球部はパチンコ球を打球
する打球槌と、打球槌の駆動源とからなり、駆動源は一
般にモータが使用されている。他方、駆動手段はモータ
をドライブする駆動回路で、駆動回路は集積回路を主構
成とし、プリント配線された駆動回路用基板上に集積回
路、コンデンサ、抵抗器、その他の電子部品を実装して
いる。
そして、これらをパチンコ機に取付ける場合打球部は
パチンコ機の下方に配置され、駆動手段は打球部から所
定の間隔をおいた箇所にビス止め固定し、さらに、駆動
回路用基板と打球部との間を信号線によって接続してい
る。
(考案が解決しようとする課題) このため、駆動回路用基板を取付けるときには、駆動
回路用基板の位置決め、ビス止めなどの工程のほかに、
駆動回路用基板および打球部間における信号線の接続作
業が必要である。また、遊技場に配置済のパチンコ機の
駆動回路用基板および打球部に保守作業を施す場合に
は、パチンコ機の裏側を開放状態にして、上述の取付作
業と逆の順序で駆動回路用基板を取外したのち、取り出
した駆動回路用基板に修理作業を施すか、または新たな
ものに交換し、再度、駆動回路用基板をパチンコ機の所
定箇所にビス止めして信号線をセットしなければならな
い。このような保守作業は、多くのパチンコ機が設けら
れた遊技場において行われ、また遊技者のじゃまになら
ないように作業しなければならないので、作業上の制限
は極めて大きくなる。
したがって、パチンコ機製造時における駆動回路用基
板の取付作業、および遊技場に設置されたパチンコ機の
保守作業の能率が低下し、生産性の低下を招くという問
題があった。
さらにまた、打球部と基板とが離れて配置されている
ほど信号線は長くなり、保守作業のじゃまになることか
ら、信号線を破損させ易いだけでなく、保守作業中に他
の遊技者の目に触れ美観を損ねるという問題があった。
そこで、本考案は上記パチンコ機の制御回路用基板の
取付作業および保守作業を容易にするパチンコ機の提供
を目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために、パチンコ機を制
御する制御回路の基板を収容するための収容枠体を設け
ているパチンコ機において、 前記制御回路を構成する電子部品を基板の表面に実装
するとともに、実装された前記電子部品の取付用足の各
々を前記基板の裏面で半田付けし、 前記収容枠体を前記パチンコ機の打球部に対して着脱
可能に設けるとともに、該収容枠体には、前記基盤の側
縁部に対して摺動可能に係合する一対の係合部が、互い
に前記基板の厚さ方向に所定間隔をおいて配置されてい
る収容部を設け、 前記一対の係合部の一方と前記基板との間には、電気
的な絶縁性を有し、少なくとも前記一対の係合部の離間
方向に伸縮可能な押圧部材を、前記基板を前記一対の係
合部の他方に押圧するために設け、 該押圧部材の原厚さ寸法と、前記基板の厚さ寸法と、
前記基板の裏面から突出した前記電子部品の取付用足の
厚さ寸法との和を、前記一対の係合部間の寸法よりも大
きく定めている。
(作用) このような構成により、押圧部材の原厚さ寸法と、基
板の厚さ寸法と、基板の裏面から突出した電子部品の取
付用足の厚さ寸法との和が、一対の係合部間の寸法より
も小さくなるまで、基板の裏面に押圧部材を当接させた
状態で、押圧部材を厚さ方向に加圧する。
つづいて、その加圧状態を維持させながら、基板およ
び押圧部材を一対の係合部間に挿通させ、押圧部材を一
対の係合部の一方(対向面)に対して基板側から加圧さ
せながら摺動させ、基板および押圧部材が収容部の所定
位置まで移動したとき、基板側から押圧部材への加圧力
を緩める。
そのとき押圧部材は、その弾性力によって原厚さ寸法
に復帰するため、基板が一対の係合部の他方(対向リ
ブ)に対して押圧され、基板はねじ止めされることな
く、収容部の所定位置に固定される。
他方、収容部で固定状態にある基板に対し、押圧部材
の弾性力に抗する力を一対の係合部の他方側から、一対
の係合部の一方に向かって、寸法の和が一対の係合部間
の寸法よりも小さくなるまで加えると、上述した一対の
係合部の他方への加圧状態は解除され、現加圧状態を維
持させていれば、基板と押圧部材とを一対の係合部の一
方に対して摺動させることができる。
(実施例) つぎに本考案のパチンコ機の一実施例を、主構成とし
て発射装置1が制御回路に包含されている場合について
を、図面に基づいて以下に説明する。
第1図および第2図は本装置1の構成を表しており、
本装置1は打球部2と、打球部2の駆動回路用基板(以
下、単に基板という)3を収容する収容枠体4とを主構
成とする。打球部2はベース板5、パチンコ球を打出す
打球槌6、打球槌6の駆動源としてのモータ7、打球槌
6の打球力を調節する調節部材8、および調節部材8を
操作するの操作子9などからなり、打球槌6、モータ
7、調節部材8、および操作子9はベース板5に取付け
られ、このベース板5は第3図に示すパチンコ機10の前
枠11に固定されている。
打球槌6は、図示を省略した基端部がベアリング(図
示省略)を介してベース板5に回動自在に軸支され、先
端部には打球部材12が固定してある。打球部材12はパチ
ンコ球を直接打球するためのものである。打球槌6の途
中には図示を省略したピンを突設している。また、モー
タ7の回転軸には図示を省略したカムが固定してあり、
モータ7は回転軸を第1図および第2図中、反時計方向
に回転させる。このことにより、上記カムおよびピンは
徐々に摺動して打球槌6は基端部を中心として図中、反
時計方向に回動される。なお、モータ7は交流電源(た
とえば、24v)によって動作し、1分間に100回程度回転
するものである。上述した打球部材12は弾性素材(たと
えば、ゴム、合成樹脂)などからなり、パチンコ球を直
接打球する。
調節部材8は有底筒状のスプリングケース13、図示を
省略したコイルスプリング、および基部を円盤状に形成
した駆動部材14を主構成とし、これらは同軸に配置され
ている。上記コイルスプリングはスプリングケース13お
よび駆動部材14の基部間に介装され、スプリングケース
13および駆動部材14はベース板5に回動自在に軸支され
ている。前記コイルスプリングは一端をスプリングケー
ス13の一部(後述)に取付ける一方、他端を駆動部材14
の一部(図示省略)に取付けているため、前記コイルス
プリングはスプリングケース13および駆動部材14間に相
反する方向の回転力を付勢している。この力は第1図お
よび第2図中、スプリングケース13を反時計方向に、他
方、駆動部材14を時計方向に付勢する。15はスプリング
ケース13のストッパで、ストッパ15は、駆動部材14が前
記コイルスプリングによって回動されることを停止させ
る。
16は打球アームで、打球アーム16は、一端が駆動部材
14に回動自在に軸支され、他端が打球槌6の基端部に回
動自在に軸支されているので、打球槌6は打球アーム16
を経て伝達される前記コイルスプリングの弾性力によ
り、打球槌6は基端部を中心として時計方向に付勢され
る。ベース板5にはストッパ(図示省略)が設けてあ
り、このストッパは打球槌6の基端部に当接することに
より、打球槌6が前記コイルスプリングによって回動さ
せられることを停止させる。このストッパは弾性素材
(たとえば、ゴム、合成樹脂)などから構成されている
ので、打球槌6との衝突時における衝撃を吸収すること
ができる。
17は調節つまみ、18は調節片である。調節つまみ17は
前記コイルスプリングのねじり力からスプリングケース
13および打球アーム16に付勢される力を大まかに調節
し、18はその微調節を行う。調節つまみ17とスプリング
ケース13の底部裏側とには、互いに係合するラチェット
歯(図示省略)が設けてあり、この係合時に両者13,17
は一体に回動する。また、調節つまみ17には前記コイル
スプリングの一端が固定してある。そこで、調節つまみ
17を操作して、上記ラチェット歯の係合状態を解除した
のち、調節つまみ17を所望の方向に回動させ、再度上記
ラチェット歯を係合させれば、前記コイルスプリングの
ねじり力、すなわち打球アーム16の戻り力を大まかに調
節することができる。
これに対し、調節片18は調節部材8の外周部に回動自
在に取付けられ、調節片18と第2図に示す回転片19とは
調節紐20によって連結され、調節紐20の両端間はガイド
プーリ21,21に係合している。そこで、調節紐20が引っ
張られた場合、調節片18は押下されるためスプリングケ
ース13は第1図中、時計方向に回動される。このため、
調節つまみ17によって設定された前記ねじり力(打球ア
ーム16の戻り力)をさらに増大させることができる。ガ
イドプーリ21,21はベース板5に回動自在に軸支され、
調節紐20に係合することによって、上述したスプリング
ケース13の回動を円滑に行うためのものである。
巻取カム19は第3図に示した操作ハンドル24の操作に
基いて調節紐20を引張するもので、巻取ボス22と、第2
図破線部に示した巻取溝23とが設けてある。また、操作
ハンドル24には図示を省略した操作部が設けてあり、こ
の操作部は前枠11に回動自在に軸支され、巻取ボス22は
この操作部の回動軸と同軸に軸着されている。そして、
操作ハンドル24の操作部が第3図中、時計方向に回動さ
れると、調節紐20はその回動角に応じて巻取溝23に巻取
られ、調節部材8は第1図および第2図中、時計方向に
回動される。なお、操作ハンドル24の操作部が第3図
中、時計方向に回動されると、巻取カム19は第2図中、
巻取ボス22を中心として時計方向に回動される。
このように調節部材8が第1図および第2図中、時計
方向に回動されると、前記コイルスプリングのねじり力
は増大される一方、反時計方向に回動されることによっ
て同ねじり力は減少される。25は付勢ばねで、付勢ばね
25は一端をベース板5に、他端を駆動部材14に接続する
ことにより第1図中、打球槌5および駆動部材14を各基
端部を中心に時計方向に付勢している。さらに、操作ハ
ンドル24には第8図に示す発射操作スイッチ66が内蔵さ
れている。発射操作スイッチ66は常開接点を備え、操作
ハンドル24の前記操作部を操作したときに、この接点が
閉鎖され、モータ7に電力を供給することができる。26
は取付ボスで、取付ボス26は収容枠体4と、モータ7の
基枠27とをビス止めし、ベース板5に一体に形成する。
これにより、収容枠体4は打球部2に着脱可能に設けら
れたことになり、また打球部2と、収容枠体4とは可及
的に近接配置される。
収容枠体4は概略L字形状に形成され、屈曲部の内側
にはモータ7の本体が配置される。収容枠体4にはモー
タ7を駆動するための基板3を収容する収容部28と、モ
ータ7の駆動用コンデンサ29を収容する収容部30と、中
継基板31を収容する収容部32とを備えている。
基板3は、パチンコ機の制御回路のうち、モータ7の
駆動回路を構成するために両面にプリント配線が施さ
れ、上記駆動回路を構成している集積回路(図示省
略)、可変抵抗器44、LED46などの電子部品は、第2図
および第3図から明らかなように、基板3の表面40のみ
に実装され、裏面41には実装されていない。モータ7の
駆動回路は周知のタッチ回路(第8図参照)33を主構成
としている。このタッチ回路33は遊技者が操作ハンドル
24に触れており、かつ操作ハンドル24の発射操作スイッ
チ66の接点が閉鎖されたときのみに、電力をモータ7に
供給する。
なお、この電力は入力プラグ34から中継基板31を一旦
経由してヒューズ(後述)35を経たのち、タッチ回路33
のリレーCRに供給される。そして、上述した条件が満足
されたときに、タッチ回路33はリレーCRを励磁させるこ
とにより、常開接点を閉鎖して導通状態が維持される。
36は各基板間を接続する信号線、37は信号線36を取付け
るコネクタである。
収容部28には一対の係合部としての対向リブ38と、対
向面39とが設けられている。これらは、少なくとも基板
3の側縁部に係合自在で、かつ基板3の厚さ方向におい
て所定の間隔を隔てて配置してある。対向リブ38は収容
部28の開口部から基板3の装入方向に沿って延設してあ
り、対向面39は仕切板または底板の機能を備えている。
これらは後述する押圧部材42とともに、基板3を収容部
28に装着するためのもので、対向リブ38は基板3の電子
部品の実装面、すなわち表面40に対向し、対向リブ38は
基板3の電子部品の非実装面、すなわち裏面41に対向さ
せて設けてある。なお上述したように基板3の表面40に
は、上記電子部品が実装されている結果、基板3の裏面
41には、各実装部品の取付用足が、それぞれ半田付けさ
れることになる。
押圧部材42はゴム、スポンジなど弾性を備えた電気的
絶縁体からなり、基板3と収容部28の対向面39との間に
介装される。そして、押圧部材42はその弾性力によっ
て、基板3を対向面39に押圧するためのものである。こ
のため、基板3の厚さ(寸法)t1と、基板3の裏面41か
ら突出した電子部品の取付用足の厚さ(寸法)t2と、押
圧部材42の厚さ(寸法、または、原厚さ寸法)t3との和
はTは、対向リブ38と対向面39との間隔Wより大きくな
るように定めてある(t1+t2+t3=T>W…第4図参
照)。
43は収容枠体4の外側と収容部28の内側とを連通する
調節孔で、調節孔43はドライバ(図示省略)などの工具
を挿通させることによって、基板3上に設けた可変抵抗
器44を操作し、前記タッチ回路の感度を調節する。ま
た、45は基板3上に設けた作動表示用のLED46の点灯状
態を確認する表示孔である。これらは、パチンコ機10の
前枠11を第3図に示すように開放状態にしたとき、前枠
11の操作ハンドル24側に配置されるので、調節孔43と可
変抵抗器44とによる上記感度調節、および表示孔45とLE
D46とによる打球部2の駆動回路が作動しているか否か
の確認を容易に行うことができる。なお、第3図中、47
は前枠11に開閉自在に取付けられたガラス枠、48は図示
を省略した遊技場の所定箇所に取付ける外枠である。
また、収容枠体4の両側には第2図に示すように係止
孔49,49が穿設してあり、これらは収容部28,30の開口部
を閉鎖する蓋50の係止突部51,51に係止する。52,52は取
付孔、53,53はビス孔で、中継基板31に穿設した貫通孔5
4,54に止めビス55,55を挿通させ、ビス孔53,53に螺合さ
せる場合、ドライバの先端部を取付孔53,53に挿通さ
せ、中継基板31の固定、または取り外し作業を行うこと
ができる。76は基板3およびコンデンサ29に取付けられ
た信号線36の逃げ孔である。
さらに、収容枠体4の下方側端部には、第5図ないし
第7図に示すような装着部56と、配線係止部57とが形成
されている。装着部56は互いに係合する一対のヒューズ
ホルダ58,59を保持するためのもので、一方のヒューズ
ホルダ58に嵌合する嵌合凹部60を備えている。嵌合凹部
60にはヒューズホルダ58に突設された嵌合リブ61に係合
する係合溝62が穿設され、係合溝62は仮想線で示す嵌合
凹部60の軸線l方向に沿わせて配設している。係合溝62
はヒューズホルダ58が、軸線lを中心に回動することを
防止する。
また、配線係止部57は断面をコの字形状に形成し、そ
の凹部に信号線36、電源供給線63などを第1図に示すよ
うに保持またはクランプする。第1図および第8図中、
64は操作ハンドル24の操作部への取付端子である。取付
端子64は、一端が中継基板のコネクタ37および信号線36
を介してタッチ回路33に接続された信号線36の他端部に
接続するものである。取付端子64と操作ハンドル24の操
作部とを接続することにより、タッチ回路33と操作ハン
ドル24の操作部とは電気的に導通する。
また、65は電力供給端子で、電力供給端子65は図示を
省略した遊技盤および、遊技盤に設けた各種電子部品に
電力を供給する。
第8図に示す67はパチンコ機10の上部裏側に設けた端
子盤で、端子盤67はパチンコ機10を管理するための各種
信号を発生させ、発生させた信号を図示が省略された管
理装置に入力する。端子盤67には球切信号端子68と発射
制御端子69とが設けてある。球切信号端子68はそれぞれ
球切情報スイッチ70の常開接点に接続され、球切情報ス
イッチ70は図示を省略した賞品球タンクに取付けてあ
る。このことから、該賞品球タンク内に賞品球が所定数
以上収容されている場合、球切情報スイッチ70の常開接
点は、賞品球の重量によって閉鎖される。
他方、賞品球タンクの賞品球が入賞に基く払い出しに
より、所定数未満まで減少したとき、賞品球タンク内の
賞品球の重量は減少する。これにより、閉鎖されている
球切情報スイッチ70の接点は開放され、賞品球の不足状
態を表す信号を発生させることができる。また、球切情
報スイッチ70は接点を完了スイッチ71の接点に連動して
開閉させることにより、完了ランプ72を点灯または消灯
してパチンコ遊技の完了状態を表示し、同時に球切信号
端子68からパチンコ遊技の完了状態が表された信号を発
生させる。
73は外部発射スイッチで、外部発射スイッチ73は、遊
技者が作動中のモータ7を一時的に停止させるためのも
のである。この外部発射スイッチ73は操作子(図示省
略)を操作ハンドル24の近傍に配置している。さらに、
74は入賞ランプスイッチで、入賞ランプスイッチ74は図
示を省略した賞品球払出装置の賞品球通路に配置されて
いる。そして、発射球が入賞して賞品球が払い出される
ときに、賞品球は常開接点を閉鎖することにより、入賞
ランプ75を点灯して賞品球の払い出しを表示する。
つぎに、このように構成された本考案の装置1を使用
して基板3,31およびコンデンサ29を取付けるときには、
まずモータ7の基枠27と収容枠体4と打球部2とを取付
ボス26に位置決めするとともにビス止めする。これによ
り、打球部2と収容枠体4とは一体に形成される。そし
て、中継基板31側の各コネクタに信号線側の各コネクタ
を装着したのち、該中継基板31を収容部32に収容して、
取付孔52、ビス孔53および貫通孔54を位置決めし、止め
ビス55によってビス止め固定する。
しかるのち、基板3側の各コネクタに信号線側の各コ
ネクタを装着したのち、押圧部材42を基板3の裏面41に
位置決めし、押圧部材42を押圧して厚さt3を減少させる
ことにより、基板3の厚さt1と、基板3の裏面41から突
出した電子部品44,46の取付用足の厚さt2と、押圧部材4
2の原厚さt3との和Tが、対向リブ38および対向面39間
の寸法Wよりも小さくなるまで、基板3の裏面41に押圧
部材42を当接させた状態で、基板3を厚さ方向に加圧す
る。
つづいてその加圧状態を維持させながら、基板3およ
び押圧部材42を一端側から、対向リブ38および対向面
(一方の係合部)39に挿通させたのち、押圧部材42を対
向面(一方の係合部)39に対して基板3側から加圧させ
ながら摺動させ、収容部28の対向リブ(他方の係合部)
38および対向面39間の所定位置に装入する。このとき、
基板3は表面40を対向リブ38側に、裏面41を対向面39側
に配置している。
つづいて、上記押圧を解除すると、押圧部材42は原厚
さt3に戻ろうとするが、前述のように、基板3の厚さt1
と、基板3の裏面41から突出した電子部品の取付用足の
厚さt2と、押圧部材42の厚さt3との和Tは、対向リブ38
と対向面39との間隔Wより大きくなるように定めてある
ので、押圧部材42は弾性力によって基板3を対向リブ38
に押圧する。
これにより、基板3は押圧部材42の弾性力によって、
収容部28の所定位置に固定され、この固定作業にはビス
を使用していないことから、基板3と収容部28との位置
決め作業および、基板3をビス止めする作業が不要にな
り、基板3の取付作業時間は短縮される。また、押圧部
材42は対向面39と基板3の裏面41との間を電気的に絶縁
するので、基板3に実装された各電子部品の足と、収容
枠体4との短絡を防止することができる。
ついで、収容部30には押圧部材42を軸線方向に沿って
装入したのち、コンデンサ29を装入配置し、こののち係
止突部51,51を係止孔49,49に係止させて、収容部28,30
の開口部を蓋50によって閉鎖する。このとき、基板3お
よびコンデンサ29に取付けられた各信号線36は、逃げ孔
76に収容されるので、収容部28,30の開口部と蓋50との
間に信号線36が挟持押圧されることにより、破損するこ
とはない。
こののち、各基板3,31、モータ7およびコンデンサ29
に設けられた信号線36をコネクタ37によって接続する。
このとき、各基板3,31は収容枠体4に装着され、該収容
枠体4は打球部2に一体に取付けてあるので、これらの
距離を最短に配設させることができ、これにより各部が
接続される信号線36を可及的に短縮することができる。
これに対して、基板3,31およびコンデンサ29を取り外
し、または保守作業を行うときには、まず接続されてい
る各コネクタ37を取り外したのち、係止突部51,51およ
び係止孔49,49の係止状態を解除して、蓋50を収容部28,
30から取り除く。つづいて、押圧部材42の弾性力に抗す
る力を収容部28に固定されている基板3に対して、対向
リブ38側から押圧部材42を加圧し、寸法の和Tを対向リ
ブ38および対向面39間の寸法Wよりも減少させることに
より、上述した対向リブ38への押圧状態を解除する。
つづいて、現加圧状態を維持させたまま、押圧部材42
を基板3とともに、対向リブ38および対向面39に摺動さ
せることにより、基板3と押圧部材42とを収容部28から
容易に取り外すことができる。
いいかえれば、基板3を収容部28から取り外すときに
は、止めビスを取外す作業が不要なので、基板3の取り
外し作業に要する時間は短縮される。
こののち、コンデンサ29および中継基板31を、上述と
は逆の順序によって収容部30,32から取外し、所望に応
じて保守作業などを施し、各基板3,31およびコンデンサ
29を再度、収容枠体4の所定の収容部28,30,32に装着す
る。
なお、本実施例は一対の係合部材38,39を対向リブ38
および対向面39によって構成したが、これに限定される
ものではなく、これらは基板3の側縁部に摺動可能に係
合自在でかつ基板3の厚さ方向において所定の間隔を備
えてればよい。たとえば、収容部28に複数の突起を突設
して、これらの突起に基板3の側縁部および押圧部材42
を係合させるようにしてもよい。
さらにまた、本実施例ではモータ7の駆動回路用基板
3のみを押圧部材42によって、収容枠体4に装着する場
合を説明したが、これに限定されるものではなく、中継
基板31など、モータ7の駆動回路用基板3以外のものを
押圧部材42によって収容枠体4に装着してもよい。ま
た、本実施例では電子部品が基板3の片側(表面40)の
みに実装されている場合を説明したが、電子部品が両面
に実装されている場合には、上記実施例と同様に基板3
を装着するか、または実装されている電子部品の逃げ孔
を押圧部材42に設ければよい。その場合、上記逃げ孔
は、電気的絶縁性の観点から有底孔であることが望まし
い。また、チップ抵抗器およびチップコンデンサなど、
微小な電子部品を押圧部材42側に実装する場合には、逃
げ孔を設けなくてもよい。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成したものなので、押圧部材
を使用し、さらにその弾性力と、押圧部材の原厚さ寸法
と、基板の厚さ寸法と、基板の裏面から突出した電子部
品の取付用足の厚さ寸法と、一対の係合部間の寸法との
相関関係により、ビス止め作業を不要にできる。
そのため基板の位置決め作業、取付作業および取り外
し作業が容易になり、さらには押圧部材を電気的な絶縁
体で形成した場合、基板と収容枠体との電気的な絶縁が
容易なため、パチンコ機製造時における基板の組付作
業、および、遊技場に設置されたパチンコ機の保守作業
の能率および生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す斜視図、第2図
は第1図と異なる状態を示す斜視図、第3図は第1図の
装置を設けたパチンコ機の正面図、第4図は第2図の装
置の要部を示す斜視図、正面図、第5図は第4図のもの
にヒューズを取付ける状態を示す斜視図、第6図は第5
図のヒューズケースを示す斜視図、第7図は第5図の示
すものの一部を示す平面図、第8図は第1図に示すモー
タの駆動回路基板の一部を示す回路図である。 1……パチンコ機の発射装置 2……打球部 3……駆動回路用基板 4……収容枠体 6……打球槌 7……駆動源(モータ) 28……収容部 38……他方の係合部(対向リブ) 39……一方の係合部(対向面) 42……押圧部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ機を制御する制御回路の基板を収
    容するための収容枠体を設けているパチンコ機におい
    て、 前記制御回路を構成する電子部品を基板の表面に実装す
    るとともに、実装された前記電子部品の取付用足の各々
    を前記基板の裏面で半田付けし、 前記収容枠体を前記パチンコ機の打球部に対して着脱可
    能に設けるとともに、該収容枠体には、前記基盤の側縁
    部に対して摺動可能に係合する一対の係合部が、互いに
    前記基板の厚さ方向に所定間隔をおいて配置されている
    収容部を設け、 前記一対の係合部の一方と前記基板との間には、電気的
    な絶縁性を有し、少なくとも前記一対の係合部の離間方
    向に伸縮可能な押圧部材を、前記基板を前記一対の係合
    部の他方に押圧するために設け、 該押圧部材の原厚さ寸法と、前記基板の厚さ寸法と、前
    記基板の裏面から突出した前記電子部品の取付用足の厚
    さ寸法との和を、前記一対の係合部間の寸法よりも大き
    く定めていることを特徴とするパチンコ機。
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