JP2004167213A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 枠体30にハンドルユニット32を固定するための突出部30aを形成し、この突出部30aにてハンドルユニット32を枠体30に装着する。ハンドルユニット32にタッチ検出ユニットを内蔵し、遊技者がハンドルユニット32に接触していることを検出すると、電気経路44を通じて検出信号を出力する。またハンドルユニット32には連続・単発打ち兼用のスイッチが設けられており、連続発射中にスイッチを切断すると検出信号が遮断されるので、所望により適宜単発打ちを行うことができる。
【選択図】 図2
Description
本発明の遊技機は、遊技者が把持するハンドル本体にタッチ検出ユニットや単発操作用のスイッチを内蔵したことを特徴とする。これにより、発射装置に係わる構成がコンパクト化されるため、その組み立て作業も容易となり、遊技機の生産性や品質管理・保守作業の容易性が高まる。
より具体的な遊技機の構成は、その本体前面に取り付けられ、遊技者が把持可能な大きさを有したハンドル本体と、このハンドル本体に設けられ、発射装置により遊技球を発射させるべく所定の休止位置から動作領域に向けて操作される操作部材と、ハンドル本体に内蔵され、ハンドル本体または操作部材への遊技者の接触を検出したとき、所定の検出信号を出力する検出回路を有したタッチ検出ユニットと、ハンドル本体に内蔵され、遊技者による操作部材の操作に連動して開閉されるとともに、操作部材が動作領域にあるとき操作部材とは別の操作により開閉されることで検出回路への給電状態を切替可能なスイッチと、タッチ検出ユニットに設けられ、検出回路をその外部にてスイッチに接続可能とする接続端子とを備えたものとなっている。
より好ましくは、タッチ検出ユニットの接続端子に対し、スイッチにつながる配線をコネクタにて接続可能な構成を採用することができる。このような態様であれば、遊技機の組み立て時に配線作業をより一層容易に行うことができ、生産性の向上に大きく寄与することができる。
また本発明の遊技機は、ハンドル本体外からタッチ検出ユニットに接続され、スイッチが閉じられたときのみ、検出回路への電力の供給および検出回路からの検出信号の出力を許容する電気経路をさらに備える態様が好ましい。
上記の解決手段4において、タッチ検出ユニットは電気経路に接続可能な外部端子をさらに有しており、この外部端子に対して電気経路がコネクタにて接続可能である態様がより実用的で好ましい。このような構成であれば、ハンドル本体内にタッチ検出ユニットとスイッチとを組み付けた状態で、後から電気経路を容易に接続することもできるし、ハンドル本体外にてタッチ検出ユニットとスイッチとを容易に接続することもできるので、組み立て時の作業性をより一層高めることができる。
1.実施形態の概要(図1)
1−1.基本構成の説明(図2)
1−2.ハンドルユニット内部構成の説明(図3)
1−3.具体的な部品配置の説明(図4)
1−4.部品の組み付けについての説明(図5)
2.変形例の説明(図6)
2−1.変形例についての具体的な部品配置の説明(図7)
2−2.変形例に係る部品の組み付けについての説明(図7)
3.その他の実施形態についての言及
はじめに、弾球遊技機として代表的なパチンコ機を一例に挙げて実施形態の概要を説明する。
図1は、パチンコ機における各種電子機器類の構成を概略的に示している。まずパチンコ機(図示しない)はその本体内に電源基板2を備えており、この電源基板2には変換器4が装備されている。変換器4は電源端子6を通じて外部から交流電力(例えば、24V電力)を取り入れて、これを直流電力に変換することができる。このとき、電圧は例えば3段階に調整されるので、電源基板2から他の電子機器類へは3本の電力供給路8,10,12が延びている。これら電力供給路8,10,12は互いにその供給電圧が異なり、それぞれ低・中・高電圧(例えば、5V,12V,34V)に設定されている。
本発明の実施形態について、まずその基本となる構成要素について説明する。
図2は、発射装置の構成をより具体的に示している。発射装置は遊技球の打球動作を行うための打球機構28を有しており、この打球機構28はパチンコ機の枠体(前面枠または基枠)30にベース板28aを介して固定されている。ベース板28aには打球杆28bや発射用モータ18が取り付けられているほか、発射用モータ18に接続されるカム装置28cが装備されている。発射制御基板16は基板ボックスに収容された状態でベース板28aに固定され、打球機構28とともに枠体30に取り付けられている。また枠体30には、図示しない発射レールや球送り機構等が付設している。
次に、ハンドルユニット32の内部構成について説明する。
図3は、ハンドルユニット32の内部構成を概略的に示している。本体ベース34には、タッチ検出ユニット40およびスイッチ42が内蔵されており、これらは本体ベース34内で相互に接続されている。以下、それぞれの詳細について説明する。
以上はハンドルユニット32の内部構成についての概略的な説明であるが、以下に具体的な部品配置について説明する。
図4は、ハンドルユニット32に内蔵される部品の配置を具体的に示している。本実施形態では、タッチ検出ユニット40をはじめスイッチ42、アレスタ基板50等の各種部品が全て本体ベース34内に取り付けられる構成を採用している。ただし、これはあくまで好ましい一例であり、常に全ての部品が本体ベース34内に取り付けられている必要はない。
次に、上述した各種部品の組み付けについて説明する。ここでは特にハンドルユニット32の組み立て作業について好ましい例を挙げる。
図5は、本体ベース34に各種部品が組み付けられる前の状態を示している。タッチ検出ユニット40とスイッチ42とをつなぐ配線60は、その両端にコネクタ46,62を有する態様が好ましい。これにより、以下の手順例1〜3により各種部品の組み付け作業を行うことができる。
(例1)タッチ検出ユニット40とスイッチ42とを別々に本体ベース34に組み付けて、その後から配線60を両方の部品に接続して結線作業を完了する。
(例2)先にタッチ検出ユニット40またはスイッチ42(どちらでもよい)に配線60をつなげてから本体ベース34に両方の部品を組み付ける。この後で未接続の配線60をつなげて結線作業を完了する。
(例3)先にタッチ検出ユニット40とスイッチ42の両方に配線60をつなぎ、この状態でタッチ検出ユニット40およびスイッチ42を本体ベース34に組み付ける。
次に、一実施形態で挙げたハンドルユニット32の変形例について説明する。この変形例では主に、タッチ検出ユニット40およびスイッチ42の構成に変形が加えられている。
図6は、変形例となるハンドルユニット32の内部構成を概略的に示している。この場合、タッチ検出ユニット40に外部端子40eのみが設けられており、接続端子は設けられていない。一方、スイッチ42の構成がタッチ検出ユニット40の一部として組み込まれており、このスイッチ42の開閉により電気経路44が接続または切断される構成は一実施形態と同じである。
次に、変形例を実現するための具体的な部品配置について説明する。
図7は、変形例となるハンドルユニット32に内蔵される部品の配置を具体的に示している。ここでは先ず、タッチ検出ユニット40がスイッチ一体型のものに置き換えられており、タッチ検出ユニット40はその内部構造としてスイッチ42を装備している。このため、スイッチ42の接点を開閉させるためのリード板42aはタッチ検出ユニット40の外部に取り付けられており、このリード板42aを押圧できるようにスイッチレバー58には突出した形状の押圧部58dが形成されている。なお、スイッチレバー58のその他の構成や、操作つまみ38との係合(傾斜面58cと係合片38bとの係合)による動作については既に説明した一実施形態の場合と同様である。
次に、変形例についての各種部品の組み付けについて説明する。変形例においては、タッチ検出ユニット40とスイッチ42とが一体となって1つの部品を構成しているため、これらをつなぐ配線そのものが不要であるし、組み付け作業の順序はそもそも問題とならない。したがって、本体ベース34内での配線が特に複雑となることがなく、ハンドルユニット32の内部構成をきわめて簡易なものとすることができるし、ハンドルユニット32の組み立て作業が一層容易なものとなる。
以上は一実施形態および変形例についての説明であるが、本発明の実施の形態がこれらに制約されることはない。以下に、その他の実施形態についていくつか例を挙げて言及する。
(2)パチンコ機等が有する各種制御基板の種類やその接続形態、電力の供給形態等は図2のものに限定されない。
(3)発射装置の具体的な構成、打球方式、駆動源については各種の変形が可能である。
(4)遊技者の接触を検出するための電極は、ハンドルユニット32の各所に設けることができる。したがって、操作つまみ38の他に本体ベース34やフロントキャップ36等にも金属めっきを施したり、導電部材や導電板を配置したりすることができる。
(5)アレスタ基板50は必須の構成ではない。ただし、アレスタ基板50が設置されていれば、タッチ検出ユニット40に過電圧が印加されるのを抑えることができるため、発射装置の誤動作を防止できる点で有効である。
(6)一実施形態や変形例で挙げた各種部品の具体的配置は単なる例示である。したがって、各種部品の配置は適宜変更してもよい。
32 ハンドルユニット
34 本体ベース(ハンドル本体)
36 フロントキャップ(ハンドル本体)
38 操作つまみ(操作部材)
40 タッチ検出ユニット
40d 接続端子
40e 外部端子
42 スイッチ
44 電気経路
46 コネクタ
48 コネクタ
Claims (1)
- 動力源から動力の供給を受けて作動し、所定の遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置を備えた遊技機において、
遊技機の本体前面に取り付けられ、遊技者が把持可能な大きさを有したハンドル本体と、
前記ハンドル本体に設けられ、前記発射装置により遊技球を発射させるべく所定の休止位置から動作領域に向けて操作される操作部材と、
前記ハンドル本体に内蔵され、前記ハンドル本体または前記操作部材への遊技者の接触を検出したとき、所定の検出信号を出力する検出回路を有したタッチ検出ユニットと、
前記ハンドル本体に内蔵され、遊技者による前記操作部材の操作に連動して開閉されるとともに、前記操作部材が前記動作領域にあるとき前記操作部材とは別の操作により開閉可能なスイッチと
を具備したことを特徴とする遊技機。
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