JP2565203Y2 - 仮設トイレの便槽 - Google Patents

仮設トイレの便槽

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JP2565203Y2
JP2565203Y2 JP1990404676U JP40467690U JP2565203Y2 JP 2565203 Y2 JP2565203 Y2 JP 2565203Y2 JP 1990404676 U JP1990404676 U JP 1990404676U JP 40467690 U JP40467690 U JP 40467690U JP 2565203 Y2 JP2565203 Y2 JP 2565203Y2
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JP
Japan
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toilet
step portion
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wall
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勉 望月
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工事現場、キャンプ
場、海水浴場等の屋外にて使用される仮設トイレの便槽
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】仮設トイレの従来例として、先に本願の
出願人が出願した実開平1−103396号公報に示さ
れているものが知られている。そしてこの従来の仮設ト
イレは図3に示すようになっており、この図中において
1は便槽であり、この便槽1は手前側を一段低くしたス
テップ部1aと、中央部に落とし穴2を、また端部に汲
取り口3を設けた上壁1bを有している。そしてこの便
槽1は合成樹脂製で、かつブロー成形法にて中空状に成
形されており、上壁1bの落とし穴2の周囲に凹状の横
リブ4が設けてあり、また側壁1cは上記リブ4に連続
する縦リブ5がそれぞれ複数個設けてある。そして上記
ステップ部1aは便槽1の他の部分より低くはなってい
るが、この部分も他の部分と同様の肉厚の中空になって
いる。そしてこれの前壁はその高さにわたって障壁状に
なっている。6は床板であり、中央部には便器が嵌合す
る穴8が、さらに周縁部には室を構成する壁9の基部が
嵌合する凹部10がそれぞれ形成されている。上記便槽
1と床板6とは、便槽1の上壁1aにインサートされた
ナット部材12に、床板6に設けた孔13を貫通するボ
ルト14を螺合することにより固着され、また床板6と
壁9とは床板6にインサートされたナット部材15に、
壁9の基部を貫通するボルト17を螺合することにより
固着されるようになっている。壁9の上端は屋根にて覆
われる。上記構成において、床板6、壁9、便器、屋根
等の室を構成する部材の荷重は、便槽1にて支えられ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の便槽1にあ
っては、室を構成する部材の荷重が便槽1にかかり、便
槽1のステップ部1aも他の部分と同様の肉厚を有して
中空になっていたため、このステップ部1aの耐荷重強
度に問題があった。すなわち、このステップ部1aに使
用者が足をかけたときに、ステップ部1aがたわみ変形
を生じること、またこのたわみ変形により、便槽1にて
支えられた室全体が振動することから使用者に不安を与
えることがあった。また、上記従来の便槽1の手前側は
その高さにわたる前壁にて閉じられた障壁状になってい
ることにより、使用者がこのステップ部21aに足をか
ける直前に踏み込んだ方の足がこの前壁にぶつかって躓
くことがあった。
【0004】本考案は上記ことにかんがみなされたもの
で、ステップ部に使用者が乗ってもこの部分が変形する
ことがなくなり、使用者に不安感を与えることがないよ
うにすると共に、使用者がステップ部に足をかける際
に、あやまってステップ部の前壁に躓くことがないよう
にした仮設トイレの便槽を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る仮設トイレの便槽は、ブロー成形法に
て中空状に形成され、上壁の中央部に落とし穴を設ける
と共に、上壁の手前側を一段低くしてステップ部とな
し、かつ上壁の上に室を載置固着するようにした仮設ト
イレの便槽において、ステップ部の底壁のうち、落とし
穴から遠い方とな る前側で、かつ左右方向の中央部を上
方へ突出してステップ部の上壁に接合し、ステップ部の
左右方向中央部の下側に、手前側へ開放された凹部を設
けた構成となっている。
【0006】
【作 用】使用者がステップ部に足をかけると、使用者
の体重によって、ステップ部の壁に荷重がかかるが、こ
の荷重はステップ部底壁の前側での接合部にて支えられ
て、ステップ部のたわみ変形が抑止され、よって、ステ
ップ部のたわみ変形に起因する室全体の振動も抑止され
る。また、使用者がステップ部に足をかける際に、ステ
ップ部に乗せる方の足と反対側の踏み込み側の足をステ
ップ部の下側に入れることができ、踏み込み側の足がス
テップ部の前壁に躓くことがない。
【0007】
【実 施 例】本考案の実施例を図1、図2に基づいて
説明する。図中21は便槽であり、この便槽21も上記
従来のものと同様に、これの手前側に、一段低くしたス
テップ部21aが形成してあり、上壁の中央部に落とし
穴22と、汲取り口23及び臭気抜け口24が設けてあ
る。そしてこの便槽21は合成樹脂製で、かつブロー成
形法にて中空状に成形されており、上壁21bの落とし
穴22の周囲に凹状の横リブ25が、また側壁21cに
縦リブ26が設けてある。32は床板をボルト固着する
ための上壁21bに埋設されたナットである。そしてこ
の便槽21上に床板27を介して側壁にて構成する室2
8が載置固着されるようになっている。上記便槽21に
おけるステップ部21aは中空にはなっているが、この
ステップ部21aの底壁21dのうち、落とし穴から遠
い方となる前側で、かつ左右方向の中央部を上方へ突出
してステップ部21aの上壁に溶着接合してあり、この
ステップ部21aの左右方向中央部の下側に、手前側へ
開放された凹部33が形成されている。このとき、ステ
ップ部21aの底壁の上方への突出部の全面にわたって
上壁に溶着してもよいが、図に示すように、中空部21
eを設けてもよい。ステップ部21aの上面には滑り止
めリブ29が設けてある。また上記便槽21の左右の両
側部にはくびれ部30,30が設けてあり、この各くび
れ部30をまたぐようにしてハンドル31,31が設け
てある。
【0008】上記構成により、便槽21のステップ部2
1aは、このステップ部21aの底壁の前側の左右方向
中央部の溶着接合により補強され、充分な剛性が付与
される。また使用者は、ステップ部21aに乗せる足と
反対側の踏み込み側の足をステップ部21aの下側に設
けた凹部33に入ることができる。本考案において、ス
テップ部21aの上壁と底壁との接合は溶着あるいは当
接によってなされる。仮設トイレの使用、施工は、一般
的に施工業者がノックダウンした状態または組立て状態
の仮設トイレを施工場所まで運搬した後設置し、仮設ト
イレが不要となった際または便槽を定期的に洗浄する際
には便槽を移動する必要がある。実施例において便槽1
の移動に際しては、便槽の対向壁に便槽と一体に合成樹
脂にて構成されたハンドル31を把持して移動が行なえ
るので、運搬、また施工が容易となる。また、ハンドル
31は上壁または底壁に向かって末広がり状に拡開した
くびれ部30に構成されているため、ハンドルを把持し
て移動する際作業者の手や足が便槽にぶつかり難い効果
を有し、また、仮設トイレを並べて設置する際、隣接す
る仮設トイレ同志を近傍させることができる効果を有す
る。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、ステップ部21aの剛
性が充分得られることにより、ここに使用者が乗っても
この部分が変形することがなくなり、使用者に不安感を
与えることがない。また本考案によれば、ステップ部2
1aのうち、落とし穴から遠い方となる前側で、かつ
右方向中央部の下側に、手前側へ開放された凹部33を
設けてあることにより、この凹部33に足を入れること
ができ、これにより、使用者がステップ部21aに乗る
際に、ステップ部21aに乗せる方の足と反対側の踏み
込み側の足をステップ21の下側に設けた凹部33に入
ることができ、従って使用者がステップ部21aに足を
かける直前に、踏み込んだ方の足がステップ部21aの
前側部で躓くことがなくなり、ステップ部21aへの上
り方を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部を示す一部破断斜視図である。
【図2】本考案に係る便槽を用いた仮設トイレを示す斜
視図である。
【図3】従来の便槽を示す一部破断分解斜視図である。
【符号の説明】
21…便槽、21a…ステップ部、21d…ステップ部
の底壁、33…凹部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形法にて中空状に形成され、上
    壁の中央部に落とし穴を設けると共に、上壁の手前側を
    一段低くしてステップ部となし、かつ上壁の上に室を載
    置固着するようにした仮設トイレの便槽において、ステ
    ップ部の底壁のうち、落とし穴から遠い方となる前側
    で、かつ左右方向の中央部を上方へ突出してステップ部
    の上壁に接合し、ステップ部の左右方向中央部の下側
    に、手前側へ開放された凹部を設けたことを特徴とする
    仮設トイレの便槽。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2857737B2 (ja) * 1994-07-18 1999-02-17 みのる化成株式会社 仮設トイレ用便槽
JP5703319B2 (ja) * 2013-01-31 2015-04-15 株式会社ウエスト・アップ 仮設トイレ用便槽
JP6764637B2 (ja) * 2015-01-07 2020-10-07 みのる化成株式会社 仮設トイレの便槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642552Y2 (ja) * 1987-12-28 1994-11-09 キョーラク株式会社 移動式簡易便所
JPH0638996Y2 (ja) * 1987-12-28 1994-10-12 キョーラク株式会社 仮設トイレ
JPH024497U (ja) * 1988-06-23 1990-01-11

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