JP2565041Y2 - コンクリート型枠 - Google Patents
コンクリート型枠Info
- Publication number
- JP2565041Y2 JP2565041Y2 JP8050692U JP8050692U JP2565041Y2 JP 2565041 Y2 JP2565041 Y2 JP 2565041Y2 JP 8050692 U JP8050692 U JP 8050692U JP 8050692 U JP8050692 U JP 8050692U JP 2565041 Y2 JP2565041 Y2 JP 2565041Y2
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- Japan
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- face plate
- ridge
- bent
- plate
- concrete
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案はコンクリート型枠に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、布基礎コンクリート等のコンク
リート打設に使用される従来のコンクリート型枠は、コ
ンクリート成形面を構成する１枚の面板の上下両縁に上
棧及び下棧が折曲形成されている。そして、面板の裏面
の両側縁に面板とは別体の一対の角パイプ状の側棧が溶
接固着されていた。しかし、この型枠においては、面板
と別体の側棧のために部品点数が多くなるばかりでな
く、側棧を溶接する工程が必要であり、製作が極めて面
倒であった。この問題点を解決するものとして、例えば
実開平４−４１４４号公報に示すように、側棧を面板と
一体に折曲加工したという構成を採用したものがあっ
た。
リート打設に使用される従来のコンクリート型枠は、コ
ンクリート成形面を構成する１枚の面板の上下両縁に上
棧及び下棧が折曲形成されている。そして、面板の裏面
の両側縁に面板とは別体の一対の角パイプ状の側棧が溶
接固着されていた。しかし、この型枠においては、面板
と別体の側棧のために部品点数が多くなるばかりでな
く、側棧を溶接する工程が必要であり、製作が極めて面
倒であった。この問題点を解決するものとして、例えば
実開平４−４１４４号公報に示すように、側棧を面板と
一体に折曲加工したという構成を採用したものがあっ
た。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記実開平４
−４１４４号公報に示すコンクリート型枠においては、
上棧及び下棧を折り曲げる際に、先に折り曲げ加工した
側棧が邪魔になり上棧及び下棧と面板との間の折り曲げ
部に折り曲げ用の定規が当接できず折り曲げ加工がしに
くくなるという問題があった。
−４１４４号公報に示すコンクリート型枠においては、
上棧及び下棧を折り曲げる際に、先に折り曲げ加工した
側棧が邪魔になり上棧及び下棧と面板との間の折り曲げ
部に折り曲げ用の定規が当接できず折り曲げ加工がしに
くくなるという問題があった。
【０００４】本考案は上記の問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は側棧を面板と一体に折曲
加工したという構成を採用しても、上棧及び下棧の折曲
加工が容易にできるコンクリート型枠を提供することに
ある。
れたものであって、その目的は側棧を面板と一体に折曲
加工したという構成を採用しても、上棧及び下棧の折曲
加工が容易にできるコンクリート型枠を提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案では、側棧を面板等の他の部材と一体に折
り曲げ加工するとともに上棧及び下棧の面板との間の折
り曲げ部に切り込みを設けた構成を採用している。
めに、本考案では、側棧を面板等の他の部材と一体に折
り曲げ加工するとともに上棧及び下棧の面板との間の折
り曲げ部に切り込みを設けた構成を採用している。
【０００６】
【作用】従って、本考案によれば、一枚の面板等の部材
から側棧を一体に折曲加工する際側棧が先に折曲加工し
てあっても、上棧及び下棧の面板との折り曲げ部に設け
た切り込みにより上棧及び下棧の折曲加工が容易にでき
る。つまり、定規が当接できない部分も切り込みによっ
て容易に折り曲げできる。
から側棧を一体に折曲加工する際側棧が先に折曲加工し
てあっても、上棧及び下棧の面板との折り曲げ部に設け
た切り込みにより上棧及び下棧の折曲加工が容易にでき
る。つまり、定規が当接できない部分も切り込みによっ
て容易に折り曲げできる。
【０００７】
【実施例】以下、この考案を具体化した第１実施例を図
面に基づいて説明する。図１乃至図４に示すようにコン
クリート成形面５を形成する鋼板製の面板１の上下両縁
にはそれぞれコンクリート成形面５と反対方向に向かっ
てウェブ６が形成されている。そして、それらのウェブ
６の先端にはリブ７が上下相対向するように折曲され、
ウェブ６及びリブ７により横Ｌ形状の上棧８及び下棧９
が形成されている。
面に基づいて説明する。図１乃至図４に示すようにコン
クリート成形面５を形成する鋼板製の面板１の上下両縁
にはそれぞれコンクリート成形面５と反対方向に向かっ
てウェブ６が形成されている。そして、それらのウェブ
６の先端にはリブ７が上下相対向するように折曲され、
ウェブ６及びリブ７により横Ｌ形状の上棧８及び下棧９
が形成されている。
【０００８】面板１の両側縁にはコンクリート成形面５
と反対方向に向かって側棧２がそれぞれ重合状態で折曲
加工され、その一方の折曲端縁はさらに延長され、側棧
２の近傍に位置する支持板４として折曲形成されてい
る。そして、その折曲端縁は支持板４と側棧２との間の
面板１に沿う部分において面板１にスポット溶接により
固定されている。前記両側棧２には３つの透孔１０が形
成されている。それらの透孔１０と対応するように、支
持板４にはガイド孔１１が透設されている。透孔１０と
ガイド孔１１との間にはピン３ａと挟持具３ｂとよりな
る連結金具３がピン３ａの部分において支持され、この
連結金具３により隣接する他の型枠と側棧同士を接合さ
せた状態で各型枠間を連結することができる。又、面板
１の裏面には所定間隔をおいて断面Ｚ形状をなす複数の
補強用リブ１２がスポット溶接により固定されている。
と反対方向に向かって側棧２がそれぞれ重合状態で折曲
加工され、その一方の折曲端縁はさらに延長され、側棧
２の近傍に位置する支持板４として折曲形成されてい
る。そして、その折曲端縁は支持板４と側棧２との間の
面板１に沿う部分において面板１にスポット溶接により
固定されている。前記両側棧２には３つの透孔１０が形
成されている。それらの透孔１０と対応するように、支
持板４にはガイド孔１１が透設されている。透孔１０と
ガイド孔１１との間にはピン３ａと挟持具３ｂとよりな
る連結金具３がピン３ａの部分において支持され、この
連結金具３により隣接する他の型枠と側棧同士を接合さ
せた状態で各型枠間を連結することができる。又、面板
１の裏面には所定間隔をおいて断面Ｚ形状をなす複数の
補強用リブ１２がスポット溶接により固定されている。
【０００９】なお、図面においては、理解を容易にする
ために、面板１，補強用リブ１２等の厚さを誇張して描
いてある。さて、この実施例におけるコンクリート型枠
の製造方法は以下のようである。まず図４に示すように
鋼板を切断加工する。次に確実に折曲加工できるよう
に、切断加工された鋼板に定規を二点鎖線に沿って当接
して折曲加工する。必要な箇所は適宜スポット溶接によ
り固定する。折曲加工の順序はまず図４において左部に
示す支持板４と側棧２及び右部に示す側棧２を順次折曲
加工し、次に上棧８と下棧９とを折曲加工する。上棧８
と下棧９とを折曲加工する際には先に折曲加工した支持
板４と側棧２の間に挿入可能な定規を使用する。支持板
４、側棧２、上棧８、及び下棧９を折曲加工した後、面
板１の裏面に所定間隔をおいて補強用リブ１２をスポッ
ト溶接により固定する。
ために、面板１，補強用リブ１２等の厚さを誇張して描
いてある。さて、この実施例におけるコンクリート型枠
の製造方法は以下のようである。まず図４に示すように
鋼板を切断加工する。次に確実に折曲加工できるよう
に、切断加工された鋼板に定規を二点鎖線に沿って当接
して折曲加工する。必要な箇所は適宜スポット溶接によ
り固定する。折曲加工の順序はまず図４において左部に
示す支持板４と側棧２及び右部に示す側棧２を順次折曲
加工し、次に上棧８と下棧９とを折曲加工する。上棧８
と下棧９とを折曲加工する際には先に折曲加工した支持
板４と側棧２の間に挿入可能な定規を使用する。支持板
４、側棧２、上棧８、及び下棧９を折曲加工した後、面
板１の裏面に所定間隔をおいて補強用リブ１２をスポッ
ト溶接により固定する。
【００１０】そして、この実施例におけるコンクリート
型枠は、上記の製造過程で上棧８と下棧９とを折曲加工
する際に、先に折曲加工した支持板４と側棧２の間に挿
入可能な定規を使用しても上棧８及び下棧９と面板１と
の折り曲げ部に切り込み１３を設けたことにより上棧８
及び下棧９の折曲加工が容易にできる。従って、このコ
ンクリート型枠においては、支持板と側棧の間に挿入可
能な短い定規を使用して折曲加工しても、定規が当接で
きない部分も切り込みによって容易に折曲加工でき、そ
の製作を容易に行うことができる。
型枠は、上記の製造過程で上棧８と下棧９とを折曲加工
する際に、先に折曲加工した支持板４と側棧２の間に挿
入可能な定規を使用しても上棧８及び下棧９と面板１と
の折り曲げ部に切り込み１３を設けたことにより上棧８
及び下棧９の折曲加工が容易にできる。従って、このコ
ンクリート型枠においては、支持板と側棧の間に挿入可
能な短い定規を使用して折曲加工しても、定規が当接で
きない部分も切り込みによって容易に折曲加工でき、そ
の製作を容易に行うことができる。
【００１１】
【別の実施例】次に、この考案の第２実施例を図５乃至
図８に基づいて説明する。第５図に示す第２実施例にお
いては、角パイプ状に折曲形成された側棧２の近傍に別
体の支持板４が接するように形成されている。
図８に基づいて説明する。第５図に示す第２実施例にお
いては、角パイプ状に折曲形成された側棧２の近傍に別
体の支持板４が接するように形成されている。
【００１２】なお、この考案は前記実施例に限定される
ものではなく、スポット溶接を省略するなど、この考案
の趣旨を逸脱しない範囲で、具体化することも可能であ
る。
ものではなく、スポット溶接を省略するなど、この考案
の趣旨を逸脱しない範囲で、具体化することも可能であ
る。
【００１３】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、面
板１と側棧２及び支持板４を一体に折曲加工しても、上
棧８及び下棧９と面板１との折り曲げ部に切り込み１３
を設けたことにより上棧８及び下棧９の折曲加工が容易
にできる。従って、製作が容易なコンクリート型枠を提
供できるという優れた効果を奏する。
板１と側棧２及び支持板４を一体に折曲加工しても、上
棧８及び下棧９と面板１との折り曲げ部に切り込み１３
を設けたことにより上棧８及び下棧９の折曲加工が容易
にできる。従って、製作が容易なコンクリート型枠を提
供できるという優れた効果を奏する。
【図１】本考案を具体化したコンクリート型枠の第一実
施例の背面図である。
施例の背面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線拡大断面図である。
【図４】図１の展開図である。
【図５】第二実施例のコンクリート型枠の背面図であ
る。
る。
【図６】図５のＣ−Ｃ線断面図である。
【図７】図５のＤ−Ｄ線拡大断面図である。
【図８】図５の展開図である。
１ 面板、２ 側棧、３ 連結金具、４ 支持板
Claims (1)
- 【請求項１】 コンクリートを成形するための面板
（１）を有するとともに、隣接する他のコンクリート型
枠と接合される側棧（２）を面板（１）の裏面の両側縁
に設けるとともに、面板（１）の上下に上棧（８）及び
下棧（９）を折曲し、側棧（２）、上棧（８）及び下棧
（９）を面板（１）等と一体に加工したコンクリート型
枠において、 上棧（８）及び下棧（９）と面板（１）との間の折り曲
げ部に切り込み（１３）を設けたことを特徴とするコン
クリート型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050692U JP2565041Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | コンクリート型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050692U JP2565041Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | コンクリート型枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0644960U JPH0644960U (ja) | 1994-06-14 |
| JP2565041Y2 true JP2565041Y2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13720205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8050692U Expired - Lifetime JP2565041Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | コンクリート型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565041Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7134414B2 (ja) * | 2019-05-16 | 2022-09-12 | 株式会社高橋監理 | 室内側断熱パネル型枠の設置構造 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP8050692U patent/JP2565041Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0644960U (ja) | 1994-06-14 |
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