JP2564894Y2 - 制水扉装置 - Google Patents

制水扉装置

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JP2564894Y2
JP2564894Y2 JP3881692U JP3881692U JP2564894Y2 JP 2564894 Y2 JP2564894 Y2 JP 2564894Y2 JP 3881692 U JP3881692 U JP 3881692U JP 3881692 U JP3881692 U JP 3881692U JP 2564894 Y2 JP2564894 Y2 JP 2564894Y2
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JP
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door
door body
water
water stop
stop
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JP3881692U
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JPH0596129U (ja
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雅夫 林
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば下水処理場等
において使用される制水扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の装置として図1に示す
ものが知られている。同図において、枠形の装置本体1
は、戸当り2を構成する左右1組の上部および下部戸当
り2A,2Bや戸当り2の背面側に固定された扉体案内
板3からなり、上記戸当り2の背面2a側に扉体4が昇
降可能に配設されている。この扉体4は弁棒5を介して
架台6上のスタンド7に支持されており、このスタンド
7に設置された電動操作機8もしくはハンドル9で昇降
されるようになっている。
【0003】そして、上記戸当り2の背面2aの開口周
縁には、図4に示すようにシール用の止水板10が設け
られており、これに対応して上記扉体4の前面側周辺部
にも止水板11が設けられており、全閉位置で両止水板
10,11が密着するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
によれば、扉体4の中間開度位置から全開位置におい
て、該扉体4の前面4aと戸当り2側の止水板10との
間の隙間Gが比較的大きいので、ここに鉄片のような異
物が入り込むと、扉体の閉成作動時(下降時)に異物が
噛み込まれて扉体側止水板11が損傷することがあっ
た。
【0005】本考案は上記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、異物の噛み込みによる止水板の
損傷を防止することができる制水扉装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、戸当り背面側に昇降可能に配設された扉体
の前面側周辺部に止水板を設け、この扉体側止水板を扉
体の全閉位置で戸当りの背面側に設けた止水板に密着さ
せるようにした制水扉装置において、上記扉体の前面を
上記扉体側止水板の表面レベルに近接する位置まで張り
出し、上記扉体の全開位置に対応する左右の戸当り間の
空所に、表面が戸当り背面と略面一となる詰物を充填し
たものである。
【0007】
【作用】上記構成により、扉体の前面が扉体側止水板の
表面レベルに近接する位置まで張り出され、しかも左右
の上部戸当り間の空所が戸当り背面と略面一となる詰物
で充填されるので、扉体の全開位置で該扉体の前面側に
大きな異物が溜り込むことが阻止されるとともに、扉体
の中間開度位置付近で該扉体の前面と戸当り側の止水板
表面との間に異物が噛み込む隙間も小さくなる。したが
って、扉体の閉成作動時に異物で扉体側の止水板が破損
するおそれが解消される。さらに、扉体前面の張り出し
によって、扉体側シートの取付強度も高められる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本考案が適用される制水扉装置の一例を
示す全体構成図、図2は図1のX−X線に沿った断面図
である。図2において、図4に示す従来例と同一もしく
は相当部所には、同一符号を付して説明を省略する。
【0009】図2において、上記戸当り2(2A,2
B)の背面2aに対向する扉体4の前面4aは扉体側の
止水板11の表面11aのレベルに近接する位置まで張
り出されており、戸当り側の止水板10の表面10aに
対しての隙間Gは、たとえば2mmに設定されている。
また、扉体4の全開位置に対する上記左右の上部戸当り
2A,2A間の空所12には、図3に示すようにコンク
リートあるいはこの例のようなモルタル13が詰物とし
て充填されており、その表面13aは上記戸当り2の背
面2aと略面一レベルに設定されている。
【0010】なお、図2中、14は下部戸当り2Bに案
内板3を介してボルト15で固定されたウェッジブロッ
ク、16はウェッジブロック15に保持されたウェッジ
であり、このウェッジ16は扉体4の全閉位置で該扉体
4側のウェッジ17を介して扉体4を前方へ押圧するよ
うになっている。
【0011】上記構成により、いま、扉体4が上昇駆動
されて図3に示す全開位置にある場合、扉体4の前面4
aが扉体側の止水板11の表面11aレベルに近接して
おり、詰物13の表面13aに対しての間隔は上記止水
板10の厚さ(12mm)と前記隙間G(2mm)の寸
法を加えた極めて小さい値であるから、この間に大きな
異物が入り込むことはなくなる。さらに、扉体4が中間
開度位置にある時も、扉体4の前面4aと戸当り側の止
水板10の表面10aとの微小間隔Gが保たれる。した
がって、この閉成作動時に異物が上記扉体4の前面4a
と戸当り側の止水板10との間に噛み込まれるおそれは
なくなり、扉体側止水板11が損傷するおそれを解消す
ることができる。
【0012】また、扉体4の前面4aが扉体側止水板1
1の表面11aのレベル近くまで張り出されて止水板1
0を側面から補強しているので、止水板10の取付強度
が強化されるうえ、たとえば微小異物が入った場合で
も、その異物の影響を受けることは少なくなる。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、扉体の前
面を扉体側止水板の表面レベル近くまで張り出す一方、
扉体の全開位置に対応する左右の戸当り間の空所を戸当
り背面に略面一となる詰物を充填したことによって、扉
体前面と戸当り側止水板との間の隙間が小さくなり、し
たがって、扉体の閉成作動時に異物の噛み込みによる止
水板の損傷を防止することができ、さらに、扉体側止水
板の取付強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用される制水扉装置を示す全体構成
図である。
【図2】図1のX−X線に沿った断面図である。
【図3】図1のY−Y線に沿った断面図である。
【図4】従来の制水扉装置の要部の構成を図1のY−Y
線に沿って示す断面図である。
【符号の説明】
2 戸当り 2a 戸当り背面 4 扉体 4a 扉体前面 10 戸当り側止水板 11 扉体側止水板 11a 扉体側止水板の表面 12 空所 13 詰物 13a 詰物表面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸当りの背面側に昇降可能に配設された
    扉体の前面側周辺部に止水板を設け、この扉体側止水板
    を扉体の全閉位置で上記戸当りの背面側に設けた止水板
    に密着させるようにした制水扉装置において、上記扉体
    の前面を上記扉体側止水板の表面レベルに近接する位置
    まで張り出し、上記扉体の全開位置に対応する左右の戸
    当り間の空所に、表面が戸当り背面と略面一となる詰物
    を充填したことを特徴とする制水扉装置。
JP3881692U 1992-06-09 1992-06-09 制水扉装置 Expired - Lifetime JP2564894Y2 (ja)

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JPH0596129U JPH0596129U (ja) 1993-12-27
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