JP2564879B2 - 金属蒸着したフィルムの積層体とその製造方法 - Google Patents

金属蒸着したフィルムの積層体とその製造方法

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JP2564879B2
JP2564879B2 JP63064123A JP6412388A JP2564879B2 JP 2564879 B2 JP2564879 B2 JP 2564879B2 JP 63064123 A JP63064123 A JP 63064123A JP 6412388 A JP6412388 A JP 6412388A JP 2564879 B2 JP2564879 B2 JP 2564879B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、金属蒸着したフィルムの積層体とその製造
方法に関し、更に詳しくは金属蒸着したフィルムの蒸着
面に直接プラスチック層を形成した積層体とその製造方
法に関する。
<従来の技術> スナック菓子等の包装材料には、例えばその装飾性、
光遮断性、酸素遮断性等の要求から、金属蒸着したフィ
ルムがしばしば用いられている。
プラスチックフィルムの金属蒸着面に、他のプラスチ
ックフィルムを貼り合わせる際には、サンドラミネート
という方法が用いられる。サンドラミネートは、溶融し
たポリエチレン系樹脂を金属蒸着面と他のプラスチック
フィルム面の間に押し出しながら、重ね合わせて、一体
化する方法である。
<発明が解決しようとする課題> しかし、ポリエチレン系樹脂は一般に蒸着金属との接
着性が悪く、これを改善するため、300℃以上の高温で
押出して、ダイ直後の空気によって表面を酸化してい
る。ポリエチレンを変性して接着力を改善した樹脂もあ
るが、270℃程度まで押出し温度を下げるのが限界であ
り、これ以下では十分な接着力が得られない。
しかるにこのような高温で押出した場合には、金属蒸
着層を支えるプラスチックフィルム基材表面の歪みの結
果、金属蒸着層にクラックが発生して、白化もしくは虹
色になり、また酸素バリヤー性が低下する。これを避け
るため、サンドラミネートに用いられる金属蒸着したプ
ラスチックフィルム基材としては、耐熱性の高いポリエ
ステルフィルムに限られているのが現状である。
<課題を解決するための手段> そこで、本発明は、プラスチックフィルムの金属蒸着
面と、他のシート材料との間にエチレン−(メタ)アク
リル酸−ブチル(メタ)アクリレートを主成分とする樹
脂を240℃以下の温度で溶融状態で押し出し、一体化す
ることを特徴とする金属蒸着したプラスチックフィルム
の積層体の製造方法と、こうして得られた積層体を提供
する。
<実施例> 本発明におけるプラスチックフィルムとしては、耐熱
性の低いフィルムで良く、例えば無延伸ポリプロピレン
フィルム(CPP)が使用できる。勿論、ポリエステルフ
ィルム(PET)であっても構わない。
また、金属蒸着層は常法によって形成する。他のシー
ト材料としては、金属箔、プラスチックフィルム等が使
用でき、例えば延伸したポリプロピレンフィルム(OP
P)である。
この金属蒸着したプラスチックフィルム面に溶融押出
しコーティングする樹脂はエチレン−(メタ)アクリル
酸−ブチル(メタ)アクリレート三元共重合体を主成分
とするもので、添加する樹脂としては例えばエチレン−
酢酸ビニル共重合体がある。
押出す温度はダイ下温度で240℃以下である。例えば
金属蒸着層の基材がCPPの場合、240℃を超える温度で押
ダストCPPが熱収縮することによる金属蒸着層にクラッ
クが生じる。好ましい温度は180〜220℃である。
<試験例> 無延伸ポリプロピレンフィルム(厚さ25μ)上に厚さ
500オングストロームのアルミニウムの蒸着層を設け
た。
このCPPフィルムと、アンカーコート剤を塗布したOPP
フィルム(厚さ20μ)を連続的に移送しながらCPPフィ
ルムの金属蒸着面とOPPフィルムのアンカーコート剤面
の間に、ダイ下温度200℃で、エチレン−メタクリル酸
−ブチルメタクリレートを厚さ15μに溶融状態で押し出
し、ゴムロールと金属ロール間で加圧して一体化して、
積層体を得た。
得られた積層体の金属蒸着層とコートした樹脂の接着
強度をT字剥離により測定したところ、加工直後は180g
/15mm幅、3日後は200g/15mm幅、一週間後は200g/15mm
幅で、その後はCPPと金属蒸着層の間で剥離してしまっ
たため、測定できなかった。
また、酸素透過量は5〜10cc/mm2・day・atmであり、
水蒸気透過量は0.2〜0.5g/m2・dayであった。
この積層体のCPP面同士を重ね、150℃、5kg/cm2、1
秒の条件でヒートシールしたところ、ヒートシール強度
は1300〜1500g/15mm幅であった。
<効果> 以上のように、本発明によれば、低温でサンドラミネ
ートして金属蒸着層との十分な接着力を持った積層体が
得られるから、CPP等の耐熱性の小さいフィルムを蒸着
の基材として、しかもクラックを生じることなく積層で
きるという効果を有する。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属蒸着したプラスチックフィルムの金属
    蒸着面と、他のシート材料とを、エチレン−(メタ)ア
    クリル酸−ブチル(メタ)アクリレートを主成分とする
    樹脂を介して積層したことを特徴とする金属蒸着したフ
    ィルムの積層体。
  2. 【請求項2】金属蒸着したプラスチックフィルムの金属
    蒸着面と、他のシート材料との間にエチレン−(メタ)
    アクリル酸−ブチル(メタ)アクリレートを主成分とす
    る樹脂を、240℃以下の温度で溶融状態で押し出し、一
    体化することを特徴とする金属蒸着したプラスチックフ
    ィルムの積層体の製造方法。
JP63064123A 1988-03-17 1988-03-17 金属蒸着したフィルムの積層体とその製造方法 Expired - Lifetime JP2564879B2 (ja)

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AU2006275313B2 (en) * 2005-08-02 2010-11-04 Amcor Limited Multilayer metallised film
WO2007014431A1 (en) * 2005-08-02 2007-02-08 Amcor Limited Multilayer metallised film

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JPS63306020A (ja) * 1987-06-08 1988-12-14 Mitsubishi Petrochem Co Ltd アルミニウム蒸着積層フイルムの製造方法
JPH01159243A (ja) * 1987-12-17 1989-06-22 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 包装用多層フィルムおよびその製法

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