JP2564493Y2 - オートカッター装置 - Google Patents
オートカッター装置Info
- Publication number
- JP2564493Y2 JP2564493Y2 JP4336992U JP4336992U JP2564493Y2 JP 2564493 Y2 JP2564493 Y2 JP 2564493Y2 JP 4336992 U JP4336992 U JP 4336992U JP 4336992 U JP4336992 U JP 4336992U JP 2564493 Y2 JP2564493 Y2 JP 2564493Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- movable blade
- forward movement
- paper
- cutter cover
- Prior art date
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- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、帳票発行等を
行なう小型プリンタ等に組み込まれるオートカッター装
置に係り、特に、切断された用紙を排出する用紙排出部
の構成を改良して、用紙の排出を円滑に行なって紙詰ま
り現象の発生をなくすように工夫したものに関する。
行なう小型プリンタ等に組み込まれるオートカッター装
置に係り、特に、切断された用紙を排出する用紙排出部
の構成を改良して、用紙の排出を円滑に行なって紙詰ま
り現象の発生をなくすように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】オートカッタ装置は、例えば、図2乃至
図6に示すような構成になっている。まず、図3に示す
ようなカッターカバー1があり、このカッターカバー1
の下側には、図2に示すようなカッターフレーム3が設
置されている。図3に示すカッターカバー1を図2に示
すカッターフレーム3の上に被冠するように一体化させ
ることにより、オートカッター装置とするものである。
尚、カッターフレーム3には三方に側壁4が立設されて
いる。上記カッターフレーム3には、図示しないプリン
タ本体によって所定の印字を施された図示しない用紙が
導入される用紙導入口5が形成されているとともに、カ
ッターカバー1には切断された用紙が排出される用紙排
出口7が形成されている。上記用紙排出口7は図3より
明らかなように単純な長方形をなしている。
図6に示すような構成になっている。まず、図3に示す
ようなカッターカバー1があり、このカッターカバー1
の下側には、図2に示すようなカッターフレーム3が設
置されている。図3に示すカッターカバー1を図2に示
すカッターフレーム3の上に被冠するように一体化させ
ることにより、オートカッター装置とするものである。
尚、カッターフレーム3には三方に側壁4が立設されて
いる。上記カッターフレーム3には、図示しないプリン
タ本体によって所定の印字を施された図示しない用紙が
導入される用紙導入口5が形成されているとともに、カ
ッターカバー1には切断された用紙が排出される用紙排
出口7が形成されている。上記用紙排出口7は図3より
明らかなように単純な長方形をなしている。
【0003】カッターフレーム3側であって用紙導入口
5の図2中上方には固定刃9が固定されている。一方、
用紙導入口5の図2中下方には可動刃11が配置されて
いて、この可動刃11は駆動手段13によって図2中上
下方向に往復動可能に取付けられている。以下、上記駆
動手段13の構成を説明する。まず、駆動モータ15が
設置されていて、この駆動モータ15の回転軸にはウォ
ームギヤ17が固着されている。又、ウォームホイール
19が配置されていて、このウォームホイール19は上
記ウォームギヤ17に噛合している。尚、上記駆動モー
タ15、ウォームギヤ17、ウォームホイール19は、
カッターカバー1側に取付けられており、図2及び図6
では仮想線で示している。又、カッターカバー1には駆
動モータ15の取付部が切欠かれていて開口部20にな
っている。
5の図2中上方には固定刃9が固定されている。一方、
用紙導入口5の図2中下方には可動刃11が配置されて
いて、この可動刃11は駆動手段13によって図2中上
下方向に往復動可能に取付けられている。以下、上記駆
動手段13の構成を説明する。まず、駆動モータ15が
設置されていて、この駆動モータ15の回転軸にはウォ
ームギヤ17が固着されている。又、ウォームホイール
19が配置されていて、このウォームホイール19は上
記ウォームギヤ17に噛合している。尚、上記駆動モー
タ15、ウォームギヤ17、ウォームホイール19は、
カッターカバー1側に取付けられており、図2及び図6
では仮想線で示している。又、カッターカバー1には駆
動モータ15の取付部が切欠かれていて開口部20にな
っている。
【0004】一方、カッターフレーム3上には揺動レバ
ー21が支点23を中心にして揺動可能に取付けられて
いる。上記揺動レバー21の図2中右側部分にはカム溝
25が形成されており、このカム溝25には、図2及び
図6に示すように、ウォームホイール19の下端面より
突設されたカムピン27が移動可能に係合している。
又、揺動レバー21の中心部には別の溝29が形成され
ている。又、揺動レバー21の下方には、押さえ板3
1、スライダ35、止め板37が配置されていて、押さ
え板31、スライダ35、止め板37は螺子部材33、
34によって一体化されている。
ー21が支点23を中心にして揺動可能に取付けられて
いる。上記揺動レバー21の図2中右側部分にはカム溝
25が形成されており、このカム溝25には、図2及び
図6に示すように、ウォームホイール19の下端面より
突設されたカムピン27が移動可能に係合している。
又、揺動レバー21の中心部には別の溝29が形成され
ている。又、揺動レバー21の下方には、押さえ板3
1、スライダ35、止め板37が配置されていて、押さ
え板31、スライダ35、止め板37は螺子部材33、
34によって一体化されている。
【0005】上記押さえ板31、スライダ35、止め板
37と、既に述べた可動刃11等との取付構造について
さらに詳細に説明する。まず、カッターフレーム3の中
央部には、図2、図5、図6に示すように、可動刃11
の往復動方向に延長して形成された長方形状のスライド
溝36が形成されている。このスライド溝36には上記
スライダ35がスライド可能に嵌合している。又、図6
に示すように、スライダ35の上には摺動シート38を
介して可動刃11が載置されていて、さらにその上に押
さえ板31が載置されている。一方、スライダ35の下
方には別の摺動シート40を介して上記止め板37が設
置されている。その状態で、既に述べた螺子部材33、
34によって螺合結合されている。これによって、上か
ら押さえ板31、可動刃11、摺動シート38、スライ
ダ35、摺動シート40、止め板37の順で積層・固定
された状態となる。尚、押さえ板31と可動刃11は図
4に示すような状態で重ねられており、可動刃11の両
側部であって先端部は固定刃9の上に重られた状態で設
置されている。又、止め板37、摺動シート40、スラ
イダ35は図5の裏面図に示すような状態で重られてい
る。又、上記螺子部材33の上部は上方に突出されてい
て、揺動レバー21の溝29に移動可能に係合してい
る。又、図5に示すように、スライダ35の先端には凹
部42が形成されていて、その部分の押さえ板31はカ
シメられている(カシメ部を符号44で示す)
37と、既に述べた可動刃11等との取付構造について
さらに詳細に説明する。まず、カッターフレーム3の中
央部には、図2、図5、図6に示すように、可動刃11
の往復動方向に延長して形成された長方形状のスライド
溝36が形成されている。このスライド溝36には上記
スライダ35がスライド可能に嵌合している。又、図6
に示すように、スライダ35の上には摺動シート38を
介して可動刃11が載置されていて、さらにその上に押
さえ板31が載置されている。一方、スライダ35の下
方には別の摺動シート40を介して上記止め板37が設
置されている。その状態で、既に述べた螺子部材33、
34によって螺合結合されている。これによって、上か
ら押さえ板31、可動刃11、摺動シート38、スライ
ダ35、摺動シート40、止め板37の順で積層・固定
された状態となる。尚、押さえ板31と可動刃11は図
4に示すような状態で重ねられており、可動刃11の両
側部であって先端部は固定刃9の上に重られた状態で設
置されている。又、止め板37、摺動シート40、スラ
イダ35は図5の裏面図に示すような状態で重られてい
る。又、上記螺子部材33の上部は上方に突出されてい
て、揺動レバー21の溝29に移動可能に係合してい
る。又、図5に示すように、スライダ35の先端には凹
部42が形成されていて、その部分の押さえ板31はカ
シメられている(カシメ部を符号44で示す)
【0006】上記構成によると、駆動モータ15が回転
することにより、ウォームギヤ17を介してウォームホ
イール19が図2中反時計方向(図中矢印aで示す方
向)に回転する。ウォームホイール19が回転すること
により、揺動レバー21が往動方向(図2中反時計方
向、図中矢印bで示す))に揺動する。それによって、
螺子部材33の上部を介して押さえ板31、可動刃1
1、摺動シート38、スライダー35、摺動シート4
0、止め板37がスライド溝36に沿って往動方向に一
体に直線移動する。つまり、駆動モータ19の回転運動
がスライド溝36に沿った直線運動に変換されるもので
ある。それによって、可動刃11と固定刃9とによる剪
断動作が行なわれて用紙が切断される。又、ウォームホ
イール19が、図2に示す状態から半周してさらに半周
することにより、揺動レバー21が復動方向(図2中時
計方向)に揺動することになり、それによって、押さえ
板31、可動刃11、摺動シート38、スライダー3
5、摺動シート40、止め板37もスライド溝36に沿
って復動方向に直線移動して元の位置に復帰する。これ
で1回の切断動作が終了する。
することにより、ウォームギヤ17を介してウォームホ
イール19が図2中反時計方向(図中矢印aで示す方
向)に回転する。ウォームホイール19が回転すること
により、揺動レバー21が往動方向(図2中反時計方
向、図中矢印bで示す))に揺動する。それによって、
螺子部材33の上部を介して押さえ板31、可動刃1
1、摺動シート38、スライダー35、摺動シート4
0、止め板37がスライド溝36に沿って往動方向に一
体に直線移動する。つまり、駆動モータ19の回転運動
がスライド溝36に沿った直線運動に変換されるもので
ある。それによって、可動刃11と固定刃9とによる剪
断動作が行なわれて用紙が切断される。又、ウォームホ
イール19が、図2に示す状態から半周してさらに半周
することにより、揺動レバー21が復動方向(図2中時
計方向)に揺動することになり、それによって、押さえ
板31、可動刃11、摺動シート38、スライダー3
5、摺動シート40、止め板37もスライド溝36に沿
って復動方向に直線移動して元の位置に復帰する。これ
で1回の切断動作が終了する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。切断動作時において可動刃
11が最も往動方向に移動した状態で、押さえ板31の
両端部であって往動側の部分が、用紙排出口7の両端部
であって往動側に位置するカッターカバー1の部分に重
なった状態になる。その様子を図7に示す。図7中斜線
で示す部分が重なった部分である。すなわち、カッター
カバー1の用紙排出口7が単純な長方形状になっている
ために、その両端部において、押さえ板31の両端であ
って先端部がカッターカバー1と重なった状態になって
しまうものである。このように、押さえ板31とカッタ
ーカバー1に形成された用紙排出口7の両端部とが部分
的に重なると、切断された用紙がカッターカバー1と押
さえ板31との間に挟まれて、用紙に折り目が形成され
てしまう。用紙に折り目が形成されると、その折り目が
原因して用紙が引っ掛かってしまうことがあり、用紙の
排出が損なわれて紙詰まり(ジャム)現象が生じてしま
うという問題があった。
と次のような問題があった。切断動作時において可動刃
11が最も往動方向に移動した状態で、押さえ板31の
両端部であって往動側の部分が、用紙排出口7の両端部
であって往動側に位置するカッターカバー1の部分に重
なった状態になる。その様子を図7に示す。図7中斜線
で示す部分が重なった部分である。すなわち、カッター
カバー1の用紙排出口7が単純な長方形状になっている
ために、その両端部において、押さえ板31の両端であ
って先端部がカッターカバー1と重なった状態になって
しまうものである。このように、押さえ板31とカッタ
ーカバー1に形成された用紙排出口7の両端部とが部分
的に重なると、切断された用紙がカッターカバー1と押
さえ板31との間に挟まれて、用紙に折り目が形成され
てしまう。用紙に折り目が形成されると、その折り目が
原因して用紙が引っ掛かってしまうことがあり、用紙の
排出が損なわれて紙詰まり(ジャム)現象が生じてしま
うという問題があった。
【0008】本考案はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、切断された用紙の排出
を円滑に行なうことを可能とし、紙詰まり現象の発生を
なくすことができるオートカッター装置を提供すること
にある。
ものでその目的とするところは、切断された用紙の排出
を円滑に行なうことを可能とし、紙詰まり現象の発生を
なくすことができるオートカッター装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願考案によるオートカッター装置は、切断された用紙
を排出する用紙排出口を備えたカッターカバーと、上記
カッターカバーの内側に押さえ板によって押圧保持され
た状態で往復動可能に配置された可動刃と、上記カッタ
ーカバーの内側であって上記可動刃の往動方向の所定位
置に固定された固定刃と、を具備してなるオートカッタ
ー装置において、用紙を切断するべく可動刃を往動方向
に移動させたとき、押さえ板の両端部であって往動側に
位置する部分が用紙排出口の両端部であって往動側に位
置するカッターカバーの部分に重合しないように、カッ
ターカバーと押さえ板の少なくとも一方に逃げ部を設け
たことを特徴とするものである。又、可動刃と押さえ板
とが一体化された状態で可動刃として設置されている場
合に、カッターカバーに逃げ部を設けたことを特徴とす
るものである。
本願考案によるオートカッター装置は、切断された用紙
を排出する用紙排出口を備えたカッターカバーと、上記
カッターカバーの内側に押さえ板によって押圧保持され
た状態で往復動可能に配置された可動刃と、上記カッタ
ーカバーの内側であって上記可動刃の往動方向の所定位
置に固定された固定刃と、を具備してなるオートカッタ
ー装置において、用紙を切断するべく可動刃を往動方向
に移動させたとき、押さえ板の両端部であって往動側に
位置する部分が用紙排出口の両端部であって往動側に位
置するカッターカバーの部分に重合しないように、カッ
ターカバーと押さえ板の少なくとも一方に逃げ部を設け
たことを特徴とするものである。又、可動刃と押さえ板
とが一体化された状態で可動刃として設置されている場
合に、カッターカバーに逃げ部を設けたことを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】本考案の場合には、用紙を切断するべく可動刃
を往動方向に移動させたとき、押さえ板の両端部であっ
て往動側に位置する部分が用紙排出口の両端部であって
往動側に位置するカッターカバーの部分に重合しないよ
うに、カッターカバーと押さえ板の少なくとも一方に逃
げ部を設けたものである。よって、用紙を切断するべく
可動刃を往動方向に移動させたときに、押さえ板の両端
部であって往動側に位置する部分が用紙排出口の両端部
であって往動側に位置するカッターカバーの部分に重合
することはなく、用紙に折り目が形成されて、それに起
因して用紙の排出が損なわれたり、紙詰まり現象が生じ
てしまうようなこともない。又、逃げ部を設ける方法と
しては、カッターカバー側に逃げ部を形成する方法、押
さえ板の側に逃げ部を形成する方法、カッターカバーと
押さえ板の両方に逃げ部を形成する方法、といった構成
が考えられる。又、オートカッター装置としては、押さ
え板を備えていないものがある。すなわち、可動刃自身
が押さえ板の機能を兼備した構成になっているものであ
る。この場合には、カッターカバー側に逃げ部を設ける
ことになる。
を往動方向に移動させたとき、押さえ板の両端部であっ
て往動側に位置する部分が用紙排出口の両端部であって
往動側に位置するカッターカバーの部分に重合しないよ
うに、カッターカバーと押さえ板の少なくとも一方に逃
げ部を設けたものである。よって、用紙を切断するべく
可動刃を往動方向に移動させたときに、押さえ板の両端
部であって往動側に位置する部分が用紙排出口の両端部
であって往動側に位置するカッターカバーの部分に重合
することはなく、用紙に折り目が形成されて、それに起
因して用紙の排出が損なわれたり、紙詰まり現象が生じ
てしまうようなこともない。又、逃げ部を設ける方法と
しては、カッターカバー側に逃げ部を形成する方法、押
さえ板の側に逃げ部を形成する方法、カッターカバーと
押さえ板の両方に逃げ部を形成する方法、といった構成
が考えられる。又、オートカッター装置としては、押さ
え板を備えていないものがある。すなわち、可動刃自身
が押さえ板の機能を兼備した構成になっているものであ
る。この場合には、カッターカバー側に逃げ部を設ける
ことになる。
【0011】
【実施例】以下、図1を参照して本考案の一実施例を説
明する。尚、従来と同一部分には同一符号を付して示し
その説明は省略する。本実施例によるオートカッター装
置の場合には、用紙排出口7の両端部であって往動側に
位置するカッターカバー1の一部を切欠いて、逃げ部1
01、101’を形成したものである。これら逃げ部1
01、101’を設けることにより、可動刃11が最も
往動方向に移動したときに、押さえ板31の両端部であ
って往動側に位置する部分が用紙排出口の両端部であっ
て往動側に位置するカッターカバー3の部分に重合する
ことを防止するものである。すなわち、従来例の説明で
使用した図7中斜線で示す部分を切欠いて逃げ部10
1、101’としたものである。
明する。尚、従来と同一部分には同一符号を付して示し
その説明は省略する。本実施例によるオートカッター装
置の場合には、用紙排出口7の両端部であって往動側に
位置するカッターカバー1の一部を切欠いて、逃げ部1
01、101’を形成したものである。これら逃げ部1
01、101’を設けることにより、可動刃11が最も
往動方向に移動したときに、押さえ板31の両端部であ
って往動側に位置する部分が用紙排出口の両端部であっ
て往動側に位置するカッターカバー3の部分に重合する
ことを防止するものである。すなわち、従来例の説明で
使用した図7中斜線で示す部分を切欠いて逃げ部10
1、101’としたものである。
【0012】上記構成によると、切断動作時において可
動刃11が最も往動方向に移動したときに、用紙排出口
7の両端部であって往動側位置において、押さえ板31
とカッターカバー1とが重合する部分がなくなったの
で、押さえ板31とカッターカバー1との間に切断され
た用紙が挟み込まれることを防止することができる。よ
って、切断された用紙に折り目が発生することもなく、
折り目に原因して用紙の排出動作が損なわれたり、紙詰
まり現象が発生することを防止することができる。又、
カッターカバー1の切欠部は最小限に抑えられているの
で、カッターカバー1の本来の機能を何に損なうもので
はない。
動刃11が最も往動方向に移動したときに、用紙排出口
7の両端部であって往動側位置において、押さえ板31
とカッターカバー1とが重合する部分がなくなったの
で、押さえ板31とカッターカバー1との間に切断され
た用紙が挟み込まれることを防止することができる。よ
って、切断された用紙に折り目が発生することもなく、
折り目に原因して用紙の排出動作が損なわれたり、紙詰
まり現象が発生することを防止することができる。又、
カッターカバー1の切欠部は最小限に抑えられているの
で、カッターカバー1の本来の機能を何に損なうもので
はない。
【0013】尚、本考案は前記一実施例に限定されるも
のではない。まず、前記一実施例では逃げ部101、1
01’の大きさを、図7中斜線で示した部分に対応する
形状と大きさとしたが、それに限定されるものではな
い。少なくとも図7中斜線で示した部分の重合を防止で
きるような逃げ部であればよく、よって、それ以上の大
きさで逃げ部を構成してもよい。又、前記一実施例で
は、カッターカバー1の用紙排出口7側に逃げ部10
1、101’を形成したが、押さえ板31側に逃げ部を
形成してもよい。具体的には、押さえ板31側の両端部
を一部切欠いて逃げ部とするものである。又、カッター
カバー1と押さえ板31との両方に逃げ部を形成するよ
うにしてもよい。又、オートカッター装置としては、押
さえ板31を備えていないものがある。すなわち、可動
刃11と押さえ板31とが一体化されたようなものであ
る。このような場合には、カッターカバー1側に逃げ部
を形成することになる。
のではない。まず、前記一実施例では逃げ部101、1
01’の大きさを、図7中斜線で示した部分に対応する
形状と大きさとしたが、それに限定されるものではな
い。少なくとも図7中斜線で示した部分の重合を防止で
きるような逃げ部であればよく、よって、それ以上の大
きさで逃げ部を構成してもよい。又、前記一実施例で
は、カッターカバー1の用紙排出口7側に逃げ部10
1、101’を形成したが、押さえ板31側に逃げ部を
形成してもよい。具体的には、押さえ板31側の両端部
を一部切欠いて逃げ部とするものである。又、カッター
カバー1と押さえ板31との両方に逃げ部を形成するよ
うにしてもよい。又、オートカッター装置としては、押
さえ板31を備えていないものがある。すなわち、可動
刃11と押さえ板31とが一体化されたようなものであ
る。このような場合には、カッターカバー1側に逃げ部
を形成することになる。
【0014】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によるオート
カッター装置によると、用紙を切断するべく可動刃を往
動方向に移動させたとき、押さえ板の両端部であって往
動側に位置する部分が用紙排出口の両端部であって往動
側に位置するカッターカバーの部分に重合しないよう
に、カッターカバーと押さえ板の少なくとも一方に逃げ
部を設けたので、用紙を切断するべく刃を往動方向に移
動させたときに、押さえ板の両端部であって往動側に位
置する部分が用紙排出口の両端部であって往動側に位置
するカッターカバーの部分に重合することはなく、よっ
て、用紙がカッターカバーと抑え板との間に挟み込まれ
て折り目が形成され、それに起因して用紙の排出が損な
われたり、紙詰まり現象が生じてしまうようなこともな
くなった。又、可動刃と押さえ板とが一体化されたよう
なものにおいても、カッターカバーに逃げ部を設けるこ
とにより同様の効果を奏することができる。
カッター装置によると、用紙を切断するべく可動刃を往
動方向に移動させたとき、押さえ板の両端部であって往
動側に位置する部分が用紙排出口の両端部であって往動
側に位置するカッターカバーの部分に重合しないよう
に、カッターカバーと押さえ板の少なくとも一方に逃げ
部を設けたので、用紙を切断するべく刃を往動方向に移
動させたときに、押さえ板の両端部であって往動側に位
置する部分が用紙排出口の両端部であって往動側に位置
するカッターカバーの部分に重合することはなく、よっ
て、用紙がカッターカバーと抑え板との間に挟み込まれ
て折り目が形成され、それに起因して用紙の排出が損な
われたり、紙詰まり現象が生じてしまうようなこともな
くなった。又、可動刃と押さえ板とが一体化されたよう
なものにおいても、カッターカバーに逃げ部を設けるこ
とにより同様の効果を奏することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す図で可動刃が最も往動
方向に移動した場合におけるカッターカバーと押さえ板
との位置関係を示す平面図である。
方向に移動した場合におけるカッターカバーと押さえ板
との位置関係を示す平面図である。
【図2】従来例の説明に使用した図でカッターカバーを
外した状態のオートカッター装置の平面図である。
外した状態のオートカッター装置の平面図である。
【図3】従来例の説明に使用した図でカッターカバーの
平面図である。
平面図である。
【図4】従来例の説明に使用した図で押さえ板、可動
刃、固定刃の位置関係及び形状を示す平面図である。
刃、固定刃の位置関係及び形状を示す平面図である。
【図5】従来例の説明に使用した図でオートカッター装
置の裏面図である。
置の裏面図である。
【図6】従来例の説明に使用した図で図2のVI-VI 断面
図である。
図である。
【図7】従来例の説明に使用した図で可動刃が最も往動
方向に移動した場合におけるカッターカバーと押さえ板
との位置関係を示す平面図である。
方向に移動した場合におけるカッターカバーと押さえ板
との位置関係を示す平面図である。
1 カッターカバー 7 用紙排出口 9 固定刃 11 可動刃 31 押さえ板 101 逃げ部 101’ 逃げ部
Claims (2)
- 【請求項1】 切断された用紙を排出する用紙排出口を
備えたカッターカバーと、上記カッターカバーの内側に
押さえ板によって押圧保持された状態で往復動可能に配
置された可動刃と、上記カッターカバーの内側であって
上記可動刃の往動方向の所定位置に固定された固定刃
と、を具備してなるオートカッター装置において、用紙
を切断するべく可動刃を往動方向に移動させたとき、押
さえ板の両端部であって往動側に位置する部分が用紙排
出口の両端部であって往動側に位置するカッターカバー
の部分に重合しないように、カッターカバーと押さえ板
の少なくとも一方に逃げ部を設けたことを特徴とするオ
ートカッター装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のオートカッター装置にお
いて、可動刃と押さえ板とが一体化された状態で可動刃
として設置されている場合に、カッターカバーに逃げ部
を設けたことを特徴とするオートカッター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4336992U JP2564493Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | オートカッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4336992U JP2564493Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | オートカッター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06688U JPH06688U (ja) | 1994-01-11 |
JP2564493Y2 true JP2564493Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=12661933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4336992U Expired - Lifetime JP2564493Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | オートカッター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564493Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4336992U patent/JP2564493Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06688U (ja) | 1994-01-11 |
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