JP2001030558A - カッタ装置及びこれを用いたプリンタ - Google Patents

カッタ装置及びこれを用いたプリンタ

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JP2001030558A
JP2001030558A JP11206541A JP20654199A JP2001030558A JP 2001030558 A JP2001030558 A JP 2001030558A JP 11206541 A JP11206541 A JP 11206541A JP 20654199 A JP20654199 A JP 20654199A JP 2001030558 A JP2001030558 A JP 2001030558A
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Akio Nomura
昭夫 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙に折り跡を付けることなく、また記録
紙による騒音もない小型のカッタ装置及びこれを用いた
プリンタを提供する。 【解決手段】 本発明のカッタ装置4は、記録紙Sの搬
送経路Rを挟んで固定刃7の反対側に設けられた可動刃
8に、直線状の長孔8cと、直線状の長孔と円弧状の長
孔がつながった長孔8dが一定の間隔をおいて形成さ
れ、カッタフレ−ム5に固着した支軸17a、22に長
孔8a、8dが嵌合するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPOS(P
oint−Of−Sale)システムに用いられる電子
キャシュレジスタ等のレシートプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカッタ装置としては、固
定刃と可動刃とを備え、可動刃をスライド又は回転させ
て、固定刃に対して交叉摺動することによって、記録紙
を切断するものが広く知られている。
【0003】このようなカッタ装置としては、例えば特
開平4−365589号のように、可動刃を固定刃に向
かって直線的に移動させるスライド式のものや、実公平
7−11996号のように可動刃を固定刃に向かって回
転移動させるハサミ式のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカッタ装置においては、次のような問題があ
った。
【0005】すなわち、スライド式のカッタ装置の場合
は、図8のように、可動刃90の刃部90aは、固定刃
91の刃部91aに対して所定角度A(以降、シャ−角
とする)だけ傾斜してあり、可動刃90の刃部90aが
固定刃91側に、直線的に食い込んでいくことで、記録
紙Sの切断が行われる。この時、シャ−角が大きかった
り、紙幅が大きかったりする場合は、切断に要する可動
刃90の移動ストロ−クが大きくなると共に、刃部90
aの固定刃91側への食い込み量も大きくなる。そのた
め、カッタ装置の固定刃91の取付部側では、可動刃9
0のガイド部90bの移動量を見込んだスペ−スの確保
が必要となり、カッタ装置を小型にするのが難しいとい
う問題がある。
【0006】また、切断された記録紙が可動刃90によ
り大きく固定刃91側に押し込まれるため、固定刃91
に近接した位置で、最小限の開口である紙出口部に記録
紙Sが押し当てられての折れ癖、折れ跡が付いたり、可
動刃が切断された紙の下に潜り込むような場合では紙に
よる騒音の発生という問題もある。
【0007】逆に、カッタ装置の固定刃側のスペ−スが
制限されている場合には、シャ−角を小さなものとしな
ければならず、切断負荷のアップにより、大きな駆動力
が必要になるという問題がある。
【0008】一方、ハサミ式のカッタ装置の場合は、可
動刃の固定刃側への食い込み量を、上記のスライド式に
比べて小さくすることはできるが、可動刃の回転のため
の支軸を記録紙の幅より外側に少なからぬ距離を置いて
設けるため、記録紙の幅方向にカッタ装置のサイズが大
きくなるという問題がある。
【0009】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、記録紙に折れ跡や折れ
癖が付くことなく、記録紙による騒音の発生のない、小
型のカッタ装置、及びこれを用いたプリンタを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、記録紙を搬送するための搬送経路の一方
側に配置された固定刃と該固定刃に対し前記搬送経路を
挟む位置から前記搬送経路を略直角に横断する方向に移
動して、該固定刃と交叉摺動可能な可動刃と、該可動刃
を移動させるための駆動機構を備えたカッタ装置におい
て、るための駆動機構を備えたカッタ装置において、前
記可動刃は、前記固定刃に対して直進及び回動により移
動して前記固定刃と交叉するようにガイド機構によりガ
イドされていることを特徴とする。
【0011】上記構成により、可動刃は直線移動が途中
から回転移動となり、可動刃の固定刃側への食い込み量
が小さくなることから、記録紙を深く押し込んでの紙出
口部による折れ癖や折れ跡が付くことはなく、記録紙の
下へ可動刃が潜り込んでの紙による騒音の心配もない、
小型のカッタ装置とすることができる。さらに、可動刃
の回転中心を記録紙の紙幅の内側の位置とすることも可
能で、記録紙の幅方向も小型化することができる。
【0012】また、記録紙を搬送するための搬送経路の
一方側に配置された固定刃と、該固定刃に対し前記搬送
経路を挟む位置から前記搬送経路を略直角に横断する方
向に移動して、前記固定刃と交叉摺動可能に回動する可
動刃と、該可動刃を移動させるための駆動機構を備えた
カッタ装置において、前記可動刃は、回動軌跡の回動中
心がカッタ装置から離れた位置の回動軌跡の径が大きく
なるようガイド機構によりガイドされていることを特徴
とする。
【0013】上記構成により、 請求項2記載の発明の
場合は、可動刃が大きな曲率半径で回動することから、
移動途中の方向変換のないスム−ズな動きとすることが
できる。
【0014】またさらに、本発明は、可動刃が記録紙の
紙幅方向にわたり、第1の可動刃と第2の可動刃の2つ
の可動刃で配置されていることを特徴とするもので、記
録紙の一部を安定した幅で切り残すタイプのカッタ装置
について、小型のものを得ることができる。
【0015】またさらに本発明は、プリンタ本体と、こ
のプリンタ本体に設けられ、記録紙に対して所定の印刷
を行う印刷手段と、請求項1乃至3のいずれか1項記載
のカッタ装置とを備えたことを特徴とするプリンタであ
る。
【0016】上記構成により、切断した記録紙に、紙折
れ癖や紙折れ跡を付けることなく、切断時の紙による騒
音もない、小型のプリンタを得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカッタ装置及
びこれを用いたプリンタの実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。
【0018】図1は、本実施の形態のプリンタの外観を
示す斜視図である。
【0019】図1に示すように、本実施の形態のプリン
タ1は、POSシステムに用いられる電子キャッシュレ
ジスタ等に適用されるドットインパクトプリンタでリボ
ンカセット3が着脱可能なプリンタ本体2と、このプリ
ンタ本体2の後方に設けられる記録紙Sの供給部2aと
から構成される。
【0020】プリンタ本体2には、記録紙Sに対して所
定の印字を行うための印字ヘッドを有する印字手段(図
示せず)と、印字位置に記録紙Sを送るための図示しな
い紙送り機構と、プリンタ本体2の上部に配置され、印
字された記録紙Sを切断するためのカッタ装置4とが設
けられている。
【0021】図2は、本発明に係るカッタ装置の第1の
実施の形態の構成を示す平面図であり、内部構造を表わ
すために上面を覆うカッタカバ−6は図示していない。
図3は、同カッタ装置の構成を示す側面図である。ま
た、図4は、本実施の形態における固定刃と可動刃の配
置及び可動刃の切断時の移動を示す平面図である図2、
図3に示すように、本実施の形態のカッタ装置4は、カ
ッタフレ−ム5とカッタカバ−6によって、内部の機構
部は覆われたものとなっている。
【0022】カッタフレ−ム5は、例えば金属板を折り
曲げた箱状の部材からなり、図2に示すように、その一
方の長縁部に固定刃7が固定されている。本実施の形態
の場合は、固定刃7は長尺の板状の部材からなり、一体
形成されている。
【0023】そして、記録紙Sの搬送経路Rを挟んで固
定刃7の反対側には、可動刃8が設けられている。本実
施の形態の場合は、可動刃8は薄板状の部材からなり、
固定刃7と同様に一体形成されいる。
【0024】ここで、可動刃8の端部には膨出部8bが
形成され、この膨出部8bが固定刃7の上に乗り上げて
いる。また、可動刃8の刃部8aは、固定刃7の直線状
の刃部7aに対して、切断時にシャ−角が適切な大きさ
となるように円弧で形成されている。この円弧は、切断
開始点にて設定したシャ−角を成す直線を引き、この直
線と切断点で接する円弧について、切断開始から切断終
了までの間で、一定量の大きさ以上のシャ−角となるよ
うな半径のものとして定義される。ここでは、厚さが
0.06mm〜0.1mmの記録紙の切断を想定して、
シャ−角は3°以上となるようにしてある。
【0025】本実施の形態において、可動刃8は、図2
に示す駆動機構10によって駆動される。駆動機構10
は、駆動モ−タMと、この駆動モ−タMの駆動力を可動
刃8に伝達するためのモ−タ歯車11、減速歯車12、
ウォ−ムギヤ13、駆動歯車14とで構成されている。
本実施例においては、駆動機構10はカッタカバ−6に
取付られている。
【0026】駆動モ−タMは、カッタカバ−6から突き
立てられた取付け板6aに図示していないネジで固定さ
れる。減速歯車12とウォ−ムギヤ13は、取付け板6
aと、同じくカッタカバ−6から突き立てられた取付け
板6bに渡される減速軸15が貫通して取り付けられて
あり、その間には、クラッチバネ19を用いたクラッチ
20が設けられている。ウォ−ムギヤ13と噛み合う円
盤状の駆動歯車14は、カッタカバ−6に固着した支軸
14aを中心として回動自在に取り付けられ、この駆動
歯車14の上面には駆動ピン16が設けられている。そ
して、カッタフレ−ム5には長尺のリンクレバ−17が
支軸17aを中心として回動自在に取り付けられ、この
リンクレバ−17の先端部分に形成した長孔17bと駆
動歯車14の駆動ピン16とが係合し、駆動歯車14の
回動に伴ってリンクレバ−17が回動するように構成さ
れている。
【0027】さらに、リンクレバ−17の中腹部分に形
成した長孔17cと可動刃8に設けられた駆動伝達ピン
21とが係合し、リンクレバ−17の回動に伴って可動
刃8が往復動するように構成されている。
【0028】図4に示すように、可動刃8には、固定刃
7に向かう方向の直線状の長孔8cと、同方向の直線状
の長孔形状と、上記リンクレバ−17の回転中心を中心
にもつ円弧状の長孔形状がつながったかたちの、長孔8
dが間隔をおいて設けられている。ここで、可動刃8の
長孔8cは支軸17aと嵌合し、長孔8dはカッタフレ
−ム5に固着した支軸22に嵌合するようになってい
る。
【0029】なお、可動刃8は、図3に示すように固定
刃7側が高く、その反対側は低くなるような傾斜が与え
られている。また、可動刃8は、図4での記録紙Sの紙
幅方向(矢印B)についても、上記の図3での高さ方向
について、膨出部8b側が高く、その反対側は低くなる
ような傾斜が与えられている。これらの可動刃8の傾斜
は、図示しない傾斜手段により、記録紙の切断に必要な
適切な傾斜角が与えられている。
【0030】さらに、可動刃8は、図示しない付勢手段
により、可動刃8の膨出部8bや刃部8aを固定刃7の
刃部7aに付勢するようになっている。
【0031】その他、カッタカバ−6には、駆動歯車1
4の近傍に、検出器18が取り付けられ、駆動歯車14
に設けられたカム14bにより、可動刃8の位置を検出
するようになっており、この検出器18は図示しない回
路基板に接続されている。
【0032】このような構成を有する本実施の形態にお
いて、駆動モ−タMを駆動させると、モ−タ歯車11、
減速歯車12、ウォ−ムギヤ13を介して、そのトルク
が駆動歯車14に伝達されて、駆動歯車14が図2に示
す矢印C方向に回転し、これに伴ってリンクレバ−17
が図4での矢印D方向に回動し、中実線で示す位置から
2点鎖線で示す位置に移動し、リンクレバ−17の中腹
部の長孔17cに係合する駆動伝達軸21を介して、可
動刃8に駆動力が伝えられ、駆動伝達軸21は固定刃7
に向かう方向に距離Nだけ移動する。
【0033】この場合、可動刃8の長孔8c及び8d
が、カッタフレ−ムに固着した支軸17a及び22によ
り案内されるため、可動刃8は最初に矢印E方向へ直線
的に移動してから、途中より支軸17aを中心に矢印F
方向へ回転移動をし、この間において、可動刃8の刃部
8aが固定刃7の刃部7aと交叉摺動することにより、
記録紙Sが切断される。
【0034】すなわち、リンクレバ−17が回動の途中
の位置Gにくるまでは、可動刃8は直線移動し、この時
長孔8cの端部8dが支軸17aに当接することで、以
降は支軸17aを中心に、リンクレバ−17の反転位置
Hまで回転移動をする。
【0035】また、切断動作中に可動刃8と固定刃7と
の間に異物等を挟み込みロック状態となった際には、減
速歯車12とウォ−ムギヤ13の間に設けたクラッチ2
0で滑りが生じ、カッタの構成部材が保護される。
【0036】以上述べたように本実施の形態によれば、
固定刃7と交叉摺動可能な可動刃が、記録紙Sの切断動
作の中で、途中までは直線移動をし、その後は回転移動
することにより、可動刃8の膨出部8bの固定刃7側へ
の食い込みの量を小さくすることができる。そのため、
固定刃7側を小さくしたカッタ装置が可能となり、しか
も可動刃8が切断した記録紙Sを固定刃7側へ押し込む
ことによる、紙出口部での紙の折れ癖や折れ跡、また紙
による騒音が押さえられる。
【0037】さらに、本実施の形態によれば、可動刃8
の回動中心を記録紙Sの紙幅の内側にすることで、記録
紙Sの紙幅方向のサイズを小さくした小型のカッタ装置
を提供することができる。
【0038】図5は、本発明に係るカッタ装置の第2の
実施の形態の、可動刃と固定刃の配置及び可動刃の切断
時の移動を示した平面図である。駆動機構等は上述のも
のと同一であり、本実施の形態の構成の平面図は省略す
る。以下、上述した実施の形態と共通する部分につい
て、同一の符号を付して説明する。
【0039】本実施の形態のカッタ装置4Aは、上述の
可動刃8と同様な形態ながらも、それに設けられた2つ
の長孔の形状が異なるものである。
【0040】図5に示すように、可動刃8Aには、固定
刃7へ向かう方向の直線状の長孔81と、長孔81に対
して一定量の角度で傾けた、同じ直線状の長孔82が間
隔をおいて設けられている。
【0041】ここで、可動刃8Aの長孔81は、カッタ
フレ−ム5に固着した支軸17aと嵌合し、長孔82は
カッタフレ−ム5に固着した支軸22に嵌合するように
なっている。
【0042】このような構成では、リンクレバ−17が
図5での矢印J方向に回動し、中実線で示す位置から2
点鎖線で示す位置まで移動するとき、リンクレバ−17
の長孔17cに、可動刃8Aに設けられた駆動伝達軸2
1が係合し、これを介して可動刃8Aに駆動力が伝えら
れ、駆動伝達軸21は固定刃7に向かう方向に距離Pだ
け移動する。この場合、可動刃8Aの長孔81、82が
カッタフレ−ム5に固着した支軸17a、22により案
内されるため、可動刃8Aは矢印K方向に直線移動しな
がら、同時に矢印L方向に回転移動し、可動刃8Aの刃
部83が、固定刃7の刃部7aと交叉摺動することによ
り記録紙Sが切断される。
【0043】すなわち、可動刃8Aの長孔81が矢印K
方向であるのに対し、長孔82が長孔81側に一定角度
で傾いているため、可動刃8Aが駆動力を受けて、矢印
K方向へ移動する際に、長孔81と長穴82での移動量
に差ができて、可動刃8Aは矢印L方向に同時に回転す
るものである。
【0044】以上述べたように本実施の形態によれば、
上述の形態と同様の効果に加え、可動刃8Aが直線と回
転の同時移動することから、移動途中での方向変換がな
いためスム−ズな動作とすることができる。
【0045】図6は、本発明に係るカッタ装置の第3の
実施の形態の構成を示す平面図であり、図7は、同カッ
タ装置の固定刃と可動刃の配置及び可動刃の切断時の移
動を示す平面図である。
【0046】本実施の形態は、記録紙Sの紙幅の内側
(略中央)に切り残す部分を設けるために、第1の可動
刃8Bと第2の可動刃9を配置しており、また駆動機構
10Bにおいて、リンクレバ−30の他にリンク23を
用いて可動刃9を移動させるように構成されたものであ
り、以下、上述した実施の形態と共通する部分につい
て、同一の符号を付して説明する。
【0047】図7に示すように、本実施の形態において
は、可動刃8Bと9は、記録紙Sの紙幅略中央について
対称形状を成し、切断終了時に切り残す部分の長さPの
隙間ができるよう形成及び配置されている。可動刃8B
の駆動伝達軸33と可動刃9の駆動伝達軸36も対称位
置となっており、可動刃8Bの長孔84、85、に嵌合
する支軸31、32と可動刃9の長孔86、87に嵌合
する支軸34、35についても、同様にカッタフレ−ム
5上に対称位置で配置されている。
【0048】リンクレバ−30の中腹部にはリンク伝達
軸37が設けられ、カッタフレ−ム5にはリンク23が
支軸34を中心として回動自在に取り付けられている。
このリンク23の先端部に形成された長孔23aとリン
クレバ−30のリンク伝達軸37とが係合し、リンクレ
バ−30の回動に伴ってリンク23が回動するように構
成されている。また、可動刃9に設けられた駆動伝達軸
36も長孔23aに係合し、リンク23の回動に伴って
可動刃9が移動するよう構成されている。
【0049】このような構成を有する本実施の形態にお
いて、駆動モ−タMを駆動させると、モ−タ歯車11、
減速歯車12、ウォ−ムギヤ13を介して、その駆動力
が駆動歯車14に伝達されて駆動歯車14が回転し、こ
れに伴ってリンクレバ−30が図7での矢印T方向に回
動し、リンク23も矢印U方向に回動する。この場合、
可動刃8Bの長孔84,85が支軸31、32に案内さ
れ、可動刃9の長孔86,87が支軸34、35に案内
されるため、可動刃8B及9は直線移動をしてから回転
移動をし、それぞれの刃部87,88が固定刃の刃部7
aと交叉摺動することにより、所定の切り残し幅Pだけ
残して記録紙Sが切断される。
【0050】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、紙幅の略中央を切り残す場合においても、前述の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0052】例えば、第3の実施の形態においては、2
つの可動刃を対称形状としたが、本発明はこれに限られ
ず、非対称で異なった形状のものとしても可能であり、
切り残す場所も紙幅の略中央以外として構成することも
可能である。
【0053】また、本発明はドットインパクト方式のプ
リンタのみならず、例えば、サ−マル方式やインクジェ
ット方式等の種々のプリンタにも適用しうるものであ
る。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、可動
刃が記録紙を固定刃側へ深く押し込まないことから、紙
出口部での折れ癖や折れ跡が記録紙に付くことがなく、
また可動刃が記録紙の下へ潜り込んでの紙による騒音も
ない、小型のカッタ装置及びこれを用いたプリンタを得
ることができる。さらに、可動刃の回転中心を記録紙の
紙幅の内側の位置とすることで、記録紙の幅方向を狭め
た小型化も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの実施の形態の外観を示
す斜視図である。
【図2】同実施の形態のカッタ装置の構成を示す平面図
である。
【図3】同カッタ装置の構成を示す側面図である。
【図4】同実施の形態における固定刃と可動刃の配置を
示す平面図である。
【図5】本発明に係るカッタ装置の他の実施の形態にお
ける固定刃と可動刃の配置を示す平面図である。
【図6】本発明に係るカッタ装置の別の実施の形態の構
成を示す平面図である。
【図7】同実施の形態における固定刃と可動刃の配置を
示す平面図である。
【図8】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 プリンタ本体 4 カッタ装置 5 カッタフレ−ム 6 カッタカバ− 7 固定刃 8 可動刃 10 駆動機構 17 リンクレバ− 23 リンク M 駆動モ−タ R 搬送経路 S 記録紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙を搬送するための搬送経路の一方側
    に配置された固定刃と、該固定刃に対し前記搬送経路を
    挟む位置から前記搬送経路を略直角に横断する方向に移
    動して、前記固定刃と交叉摺動可能な可動刃と、該可動
    刃を移動させるための駆動機構を備えたカッタ装置にお
    いて、 前記可動刃は、前記固定刃に対して直進及び回動により
    移動して前記固定刃と交叉するようにガイド機構により
    ガイドされていることを特徴とするカッタ装置。
  2. 【請求項2】記録紙を搬送するための搬送経路の一方側
    に配置された固定刃と、該固定刃に対し前記搬送経路を
    挟む位置から前記搬送経路を略直角に横断する方向に移
    動して、前記固定刃と交叉摺動可能に回動する可動刃
    と、該可動刃を移動させるための駆動機構を備えたカッ
    タ装置において、 前記可動刃は、回動軌跡の回動中心がカッタ装置から離
    れた位置の回動軌跡の径が大きくなるようガイド部によ
    りガイドされていることを特徴とするカッタ装置。
  3. 【請求項3】上記可動刃が、記録紙の紙幅方向にわた
    り、第1の可動刃と第2の可動刃の2つの可動刃として
    配置されていることを特徴とする請求項1乃至2のいず
    れかに記載のカッタ装置。
  4. 【請求項4】プリンタ本体と、該プリンタ本体に設けら
    れ、記録紙に対し所定の印刷を行う印刷手段と、請求項
    1乃至4のいずれか1項記載のカッタ装置とを備えたこ
    とを特徴とするプリンタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007136582A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Seiko Epson Corp シート切断装置、およびこれを備えた印刷装置
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