JP2564114Y2 - 位置決めピン装置 - Google Patents
位置決めピン装置Info
- Publication number
- JP2564114Y2 JP2564114Y2 JP2581491U JP2581491U JP2564114Y2 JP 2564114 Y2 JP2564114 Y2 JP 2564114Y2 JP 2581491 U JP2581491 U JP 2581491U JP 2581491 U JP2581491 U JP 2581491U JP 2564114 Y2 JP2564114 Y2 JP 2564114Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positioning pin
- positioning
- face plate
- automatic transmission
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- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、試験装置に被試験物
を取り付ける際等に用いる、位置決めピン装置の改良に
関する。
を取り付ける際等に用いる、位置決めピン装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生産ライン前輪駆動車用自動変速
機試験システム(テストスタンド)において、その面板
装置に前輪駆動用自動変速機(オートトランスミッショ
ン)を取り付ける等の場合には、位置決めピン(ロケー
トピン)を用いるのを普通とする。
機試験システム(テストスタンド)において、その面板
装置に前輪駆動用自動変速機(オートトランスミッショ
ン)を取り付ける等の場合には、位置決めピン(ロケー
トピン)を用いるのを普通とする。
【0003】この面板装置1は、テストスタンドでの試
験中、自動変速機を保持するためのものである。すなわ
ち、図4乃至図6に例示する如く、面板2に穿設した開
口部3部分に、図示しない自動変速機を所定2箇所に設
置した位置決めピン4で位置決めし、支持爪装置5で支
持するようにしたものである。なお、この面板装置は1
種類の自動変速機に対応するものであるため、2つの位
置決めピン4を設置したものである。この位置決めピン
4は、各々図7及び図8に示す如く、半球状の頭部を持
ち、各々所定長さに形成したピン6を螺子で固定して設
置するものである。そして、ピン6を自動変速機の位置
決め穴に挿通して位置決めする。支持爪装置5は、爪部
をクランプシリンダで回動し自動変速機のフランジに係
着して支持するようにしたものである。
験中、自動変速機を保持するためのものである。すなわ
ち、図4乃至図6に例示する如く、面板2に穿設した開
口部3部分に、図示しない自動変速機を所定2箇所に設
置した位置決めピン4で位置決めし、支持爪装置5で支
持するようにしたものである。なお、この面板装置は1
種類の自動変速機に対応するものであるため、2つの位
置決めピン4を設置したものである。この位置決めピン
4は、各々図7及び図8に示す如く、半球状の頭部を持
ち、各々所定長さに形成したピン6を螺子で固定して設
置するものである。そして、ピン6を自動変速機の位置
決め穴に挿通して位置決めする。支持爪装置5は、爪部
をクランプシリンダで回動し自動変速機のフランジに係
着して支持するようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き従来の位置
決めピンは、1種類の自動変速機に対応させた面板装置
1に用いる場合はよいが、複数の種類の自動変速機に対
応する面板装置に設置すると、複数の種類の自動変速機
に対応した全ての位置決めピン4が面板2より突出した
状態となるので、ある一つの自動変速機を面板2に取り
付けようとした際、使用しない位置決めピン4が自動変
速機のフランジに干渉して取り付け不能となるという問
題があった。
決めピンは、1種類の自動変速機に対応させた面板装置
1に用いる場合はよいが、複数の種類の自動変速機に対
応する面板装置に設置すると、複数の種類の自動変速機
に対応した全ての位置決めピン4が面板2より突出した
状態となるので、ある一つの自動変速機を面板2に取り
付けようとした際、使用しない位置決めピン4が自動変
速機のフランジに干渉して取り付け不能となるという問
題があった。
【0005】本考案は、上述の点に鑑み、複数種類の被
位置決め物に対応して用いた場合でも、不使用の位置決
めピンが干渉して取り付け不能となることがないように
した位置決めピン装置を新たに提供することを目的とす
る。
位置決め物に対応して用いた場合でも、不使用の位置決
めピンが干渉して取り付け不能となることがないように
した位置決めピン装置を新たに提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の位置決めピン装
置は、複数の位置決めピンを所定範囲内で軸方向に移動
可能に装着し、各位置決めピンをその先端方向に突出す
るようばねで附勢し、位置決めピンの後端部にスライド
板を摺動位置変更調整可能に装着し、スライド板に、不
使用の位置決めピンの後端部を通す逃げ孔を穿設して構
成したことを特徴とする。
置は、複数の位置決めピンを所定範囲内で軸方向に移動
可能に装着し、各位置決めピンをその先端方向に突出す
るようばねで附勢し、位置決めピンの後端部にスライド
板を摺動位置変更調整可能に装着し、スライド板に、不
使用の位置決めピンの後端部を通す逃げ孔を穿設して構
成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上述のように構成することにより、位置決めす
べき対象物の種類に応じてスライド板の逃げ孔を不使用
の位置決めピンを挿通可能な位置に合わせた状態とし、
被位置決め物を位置決め作業する際、使用すべき位置決
めピンが突出状態を保持し、被位置決め物の位置決め孔
に挿入されて位置決めするとともに、不使用の位置決め
ピンは、先端部を押されるとばねの附勢力に抗して引込
み、位置決め作業の邪魔をしないようにするものであ
る。
べき対象物の種類に応じてスライド板の逃げ孔を不使用
の位置決めピンを挿通可能な位置に合わせた状態とし、
被位置決め物を位置決め作業する際、使用すべき位置決
めピンが突出状態を保持し、被位置決め物の位置決め孔
に挿入されて位置決めするとともに、不使用の位置決め
ピンは、先端部を押されるとばねの附勢力に抗して引込
み、位置決め作業の邪魔をしないようにするものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の位置決めピン装置の一実施例
を図1ないし図3によって説明する。なお、この図1な
お図3において、前述した図4ないし図8に示す従来例
に対応する部分には同一符号を付すこととし、その詳細
な説明を省略する。図1,図2はそれぞれ本例の位置決
めピン装置を取り出して示す側面図、図3は本例装置を
設置した面板装置の背面図である。この図で、1は面板
装置、2は面板、3は開口部である。
を図1ないし図3によって説明する。なお、この図1な
お図3において、前述した図4ないし図8に示す従来例
に対応する部分には同一符号を付すこととし、その詳細
な説明を省略する。図1,図2はそれぞれ本例の位置決
めピン装置を取り出して示す側面図、図3は本例装置を
設置した面板装置の背面図である。この図で、1は面板
装置、2は面板、3は開口部である。
【0009】この面板2の開口部3近傍には、2つの位
置決めピン装置7,8を設置する。この位置決めピン装
置7,8は、各々位置決めピン部9と、選択機構部10
と、シリンダ駆動部11とより成る。位置決めピン部9
は、2つの位置決めピン(ロケートピン)12,13
を、それぞれ一定距離その軸線方向に摺動可能に装着し
て成る。
置決めピン装置7,8を設置する。この位置決めピン装
置7,8は、各々位置決めピン部9と、選択機構部10
と、シリンダ駆動部11とより成る。位置決めピン部9
は、2つの位置決めピン(ロケートピン)12,13
を、それぞれ一定距離その軸線方向に摺動可能に装着し
て成る。
【0010】これとともに、各位置決めピン12,13
には、それぞれ圧縮コイルばね14を装着し、各位置決
めピン12,13を、その先端方向に突出するように附
勢せしめる。各位置決めピン12,13の後端部は、選
択機構部10に臨ませる。
には、それぞれ圧縮コイルばね14を装着し、各位置決
めピン12,13を、その先端方向に突出するように附
勢せしめる。各位置決めピン12,13の後端部は、選
択機構部10に臨ませる。
【0011】選択機構部10は、各位置決めピン12,
13の後端部に対面するスライド板15を、スライドガ
イド16に摺動自在に支受させて成る。スライド板15
には、位置決めピン12,13を通す透孔である逃げ孔
17を1つ穿設する。
13の後端部に対面するスライド板15を、スライドガ
イド16に摺動自在に支受させて成る。スライド板15
には、位置決めピン12,13を通す透孔である逃げ孔
17を1つ穿設する。
【0012】スライド板15は、接続部材18を介して
シリンダ駆動部11のピストンロッドに接続する。
シリンダ駆動部11のピストンロッドに接続する。
【0013】次に、上述のように構成した本例装置の使
用法及び作動を説明する。
用法及び作動を説明する。
【0014】まず、本例の面板2に取り付けるべき自動
変速機の種類に対応して、各位置決めピン装置7,8に
おける各2つの位置決めピン12,13の中から所要の
ものを選んでセットする。これには、各シリンダ駆動部
11を作動し、スライド板15を摺動し、その逃げ孔1
7が不使用の位置決めピン12の後端部に合致するよう
にする。この状態では、各不使用の位置決めピン12
は、その後端部が逃げ孔17内に入ることにより面板2
の表面より下側に後退可能となり、かつ使用する位置決
めピンは、その後端部をスライド板15に支持されて面
板2の表面に突出した状態を保持するようにする。
変速機の種類に対応して、各位置決めピン装置7,8に
おける各2つの位置決めピン12,13の中から所要の
ものを選んでセットする。これには、各シリンダ駆動部
11を作動し、スライド板15を摺動し、その逃げ孔1
7が不使用の位置決めピン12の後端部に合致するよう
にする。この状態では、各不使用の位置決めピン12
は、その後端部が逃げ孔17内に入ることにより面板2
の表面より下側に後退可能となり、かつ使用する位置決
めピンは、その後端部をスライド板15に支持されて面
板2の表面に突出した状態を保持するようにする。
【0015】次に、図示しない自動変速機を面板2の開
口部3に取付す。この際、使用する位置決めピン13を
自動変速機側の位置決め孔に挿入して位置決めする。ま
た、不使用の位置決めピン13は、自動変速機のフラン
ジに押さればね14の附勢力に抗して面板2の内側に押
し込められるので、取り付けの邪魔になることはない。
口部3に取付す。この際、使用する位置決めピン13を
自動変速機側の位置決め孔に挿入して位置決めする。ま
た、不使用の位置決めピン13は、自動変速機のフラン
ジに押さればね14の附勢力に抗して面板2の内側に押
し込められるので、取り付けの邪魔になることはない。
【0016】次に、自動変速機を面板2から取り外す
と、不使用の位置決めピン13はばね14の附勢力で自
動的に元の位置に復帰する。そして、別種の自動変速機
を面板2に取り付けるには、シリンダ駆動部11を駆動
してスライド板15を移動し、逃げ孔17を不使用とな
る位置決めピン12側に合わせ上述と同様に取り付ける
ものである。
と、不使用の位置決めピン13はばね14の附勢力で自
動的に元の位置に復帰する。そして、別種の自動変速機
を面板2に取り付けるには、シリンダ駆動部11を駆動
してスライド板15を移動し、逃げ孔17を不使用とな
る位置決めピン12側に合わせ上述と同様に取り付ける
ものである。
【0017】尚、本考案は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において
その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において
その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の位置決めピ
ン装置によれば、複数の位置決めピンを所定範囲内で軸
方向に移動可能に装着し、各位置決めピンをその先端方
向に突出するようばねで附勢し、位置決めピンの後端部
にスライド板を摺動位置変更調整可能に装着し、スライ
ド板に、不使用の位置決めピンの後端部を通す逃げ孔を
穿設して構成したので、位置決めすべき対象物の種類に
応じてスライド板の逃げ孔を不使用の位置決めピンを挿
通可能な位置に合わせた状態とし、被位置決め物を位置
決め作業する際、使用すべき位置決めピンが突出状態を
保持し、被位置決め物の位置決め孔に挿入されて位置決
めするとともに、不使用の位置決めピンは、先端部を押
されるとばねの附勢力に抗して引込み、位置決め作業の
邪魔をしないようにする。よって、複数種の被位置決め
物の各々に対応し、1つの位置決め装置の複数の位置決
めピンの中から所要の位置決めピンを選択使用するよう
にして位置決め操作可能とするという効果がある。
ン装置によれば、複数の位置決めピンを所定範囲内で軸
方向に移動可能に装着し、各位置決めピンをその先端方
向に突出するようばねで附勢し、位置決めピンの後端部
にスライド板を摺動位置変更調整可能に装着し、スライ
ド板に、不使用の位置決めピンの後端部を通す逃げ孔を
穿設して構成したので、位置決めすべき対象物の種類に
応じてスライド板の逃げ孔を不使用の位置決めピンを挿
通可能な位置に合わせた状態とし、被位置決め物を位置
決め作業する際、使用すべき位置決めピンが突出状態を
保持し、被位置決め物の位置決め孔に挿入されて位置決
めするとともに、不使用の位置決めピンは、先端部を押
されるとばねの附勢力に抗して引込み、位置決め作業の
邪魔をしないようにする。よって、複数種の被位置決め
物の各々に対応し、1つの位置決め装置の複数の位置決
めピンの中から所要の位置決めピンを選択使用するよう
にして位置決め操作可能とするという効果がある。
【図1】本考案の位置決めピン装置の一実施例を示す要
部構成説明線図。
部構成説明線図。
【図2】上記実施例の他の使用状態を示す要部構成説明
線図。
線図。
【図3】上記実施例装置を面板装置に取り付けた状態を
示す背面図。
示す背面図。
【図4】従来の面板装置を例示する概略背面図。
【図5】従来例の面板装置の側面図。
【図6】従来例の面板装置の平面図。
【図7】従来例の一の位置決めピン部分の平面図。
【図8】従来例の他の位置決めピン部分の平面図。
1…面板装置 2…面板 3…開口部 7,8…位置決めピン装置 9…位置決めピン部 10…選択機構部 11…シリンダ駆動部 12,13…位置決めピン 14…ばね 15…スライド板 16…スライドガイド 17…逃げ孔
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の位置決めピンを所定範囲内で軸方
向に移動可能に装着し、上記各位置決めピンをその先端
方向に突出するようばねで附勢し、上記位置決めピンの
後端部に臨む位置にスライド板を摺動位置変更調整可能
に装着し、上記スライド板に不使用な上記位置決めピン
の後端部を通す逃げ孔を穿設して構成したことを特徴と
する位置決めピン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2581491U JP2564114Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 位置決めピン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2581491U JP2564114Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 位置決めピン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120355U JPH04120355U (ja) | 1992-10-28 |
JP2564114Y2 true JP2564114Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=31910463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2581491U Expired - Fee Related JP2564114Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 位置決めピン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564114Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-17 JP JP2581491U patent/JP2564114Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04120355U (ja) | 1992-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |