JPH04120355U - 位置決めピン装置 - Google Patents

位置決めピン装置

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JPH04120355U
JPH04120355U JP2581491U JP2581491U JPH04120355U JP H04120355 U JPH04120355 U JP H04120355U JP 2581491 U JP2581491 U JP 2581491U JP 2581491 U JP2581491 U JP 2581491U JP H04120355 U JPH04120355 U JP H04120355U
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Japan
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positioning pin
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face plate
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JP2581491U
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智信 古田
和俊 吉田
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株式会社明電舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の種類の被位置決め物に対応した複数の
位置決めピンを具備していても、不使用の位置決めピン
が被位置決め物に干渉して位置決め不能とならないよう
にした位置決めピン装置を提供すること。 【構成】 ばね14で附勢されて弾性的に押し込み可能
な複数の位置決めピン12,13を装着し、その位置決
めピン12,13の後端部に臨んで支持するとともに摺
動位置変更調整可能なスライド板15を装着し、このス
ライド板15に不使用な位置決めピン12,13の後端
部を通す逃げ孔17を穿設して構成した位置決めピン装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、試験装置に被試験物を取り付ける際等に用いる、位置決めピン装 置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、生産ライン前輪駆動車用自動変速機試験システム(テストスタンド)に おいて、その面板装置に前輪駆動用自動変速機(オートトランスミッション)を 取り付ける等の場合には、位置決めピン(ロケートピン)を用いるのを普通とす る。
【0003】 この面板装置1は、テストスタンドでの試験中、自動変速機を保持するための ものである。すなわち、図4乃至図6に例示する如く、面板2に穿設した開口部 3部分に、図示しない自動変速機を所定2箇所に設置した位置決めピン4で位置 決めし、支持爪装置5で支持するようにしたものである。なお、この面板装置は 1種類の自動変速機に対応するものであるため、2つの位置決めピン4を設置し たものである。この位置決めピン4は、各々図7及び図8に示す如く、半球状の 頭部を持ち、各々所定長さに形成したピン6を螺子で固定して設置するものであ る。そして、ピン6を自動変速機の位置決め穴に挿通して位置決めする。支持爪 装置5は、爪部をクランプシリンダで回動し自動変速機のフランジに係着して支 持するようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如き従来の位置決めピンは、1種類の自動変速機に対応させた面板装置 1に用いる場合はよいが、複数の種類の自動変速機に対応する面板装置に設置す ると、複数の種類の自動変速機に対応した全ての位置決めピン4が面板2より突 出した状態となるので、ある一つの自動変速機を面板2に取り付けようとした際 、使用しない位置決めピン4が自動変速機のフランジに干渉して取り付け不能と なるという問題があった。
【0005】 本考案は、上述の点に鑑み、複数種類の被位置決め物に対応して用いた場合で も、不使用の位置決めピンが干渉して取り付け不能となることがないようにした 位置決めピン装置を新たに提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の位置決めピン装置は、複数の位置決めピンを所定範囲内で軸方向に移 動可能に装着し、各位置決めピンをその先端方向に突出するようばねで附勢し、 位置決めピンの後端部にスライド板を摺動位置変更調整可能に装着し、スライド 板に、不使用の位置決めピンの後端部を通す逃げ孔を穿設して構成したことを特 徴とする。
【0007】
【作用】
上述のように構成することにより、位置決めすべき対象物の種類に応じてスラ イド板の逃げ孔を不使用の位置決めピンを挿通可能な位置に合わせた状態とし、 被位置決め物を位置決め作業する際、使用すべき位置決めピンが突出状態を保持 し、被位置決め物の位置決め孔に挿入されて位置決めするとともに、不使用の位 置決めピンは、先端部を押されるとばねの附勢力に抗して引込み、位置決め作業 の邪魔をしないようにするものである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の位置決めピン装置の一実施例を図1ないし図3によって説明す る。なお、この図1なお図3において、前述した図4ないし図8に示す従来例に 対応する部分には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。図1, 図2はそれぞれ本例の位置決めピン装置を取り出して示す側面図、図3は本例装 置を設置した面板装置の背面図である。この図で、1は面板装置、2は面板、3 は開口部である。
【0009】 この面板2の開口部3近傍には、2つの位置決めピン装置7,8を設置する。 この位置決めピン装置7,8は、各々位置決めピン部9と、選択機構部10と、 シリンダ駆動部11とより成る。位置決めピン部9は、2つの位置決めピン(ロ ケートピン)12,13を、それぞれ一定距離その軸線方向に摺動可能に装着し て成る。
【0010】 これとともに、各位置決めピン12,13には、それぞれ圧縮コイルばね14 を装着し、各位置決めピン12,13を、その先端方向に突出するように附勢せ しめる。各位置決めピン12,13の後端部は、選択機構部10に臨ませる。
【0011】 選択機構部10は、各位置決めピン12,13の後端部に対面するスライド板 15を、スライドガイド16に摺動自在に支受させて成る。スライド板15には 、位置決めピン12,13を通す透孔である逃げ孔17を1つ穿設する。
【0012】 スライド板15は、接続部材18を介してシリンダ駆動部11のピストンロッ ドに接続する。
【0013】 次に、上述のように構成した本例装置の使用法及び作動を説明する。
【0014】 まず、本例の面板2に取り付けるべき自動変速機の種類に対応して、各位置決 めピン装置7,8における各2つの位置決めピン12,13の中から所要のもの を選んでセットする。これには、各シリンダ駆動部11を作動し、スライド板1 5を摺動し、その逃げ孔17が不使用の位置決めピン12の後端部に合致するよ うにする。この状態では、各不使用の位置決めピン12は、その後端部が逃げ孔 17内に入ることにより面板2の表面より下側に後退可能となり、かつ使用する 位置決めピンは、その後端部をスライド板15に支持されて面板2の表面に突出 した状態を保持するようにする。
【0015】 次に、図示しない自動変速機を面板2の開口部3に取付す。この際、使用する 位置決めピン13を自動変速機側の位置決め孔に挿入して位置決めする。また、 不使用の位置決めピン13は、自動変速機のフランジに押さればね14の附勢力 に抗して面板2の内側に押し込められるので、取り付けの邪魔になることはない 。
【0016】 次に、自動変速機を面板2から取り外すと、不使用の位置決めピン13はばね 14の附勢力で自動的に元の位置に復帰する。そして、別種の自動変速機を面板 2に取り付けるには、シリンダ駆動部11を駆動してスライド板15を移動し、 逃げ孔17を不使用となる位置決めピン12側に合わせ上述と同様に取り付ける ものである。
【0017】 尚、本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱し ない範囲内においてその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の位置決めピン装置によれば、複数の位置決めピン を所定範囲内で軸方向に移動可能に装着し、各位置決めピンをその先端方向に突 出するようばねで附勢し、位置決めピンの後端部にスライド板を摺動位置変更調 整可能に装着し、スライド板に、不使用の位置決めピンの後端部を通す逃げ孔を 穿設して構成したので、位置決めすべき対象物の種類に応じてスライド板の逃げ 孔を不使用の位置決めピンを挿通可能な位置に合わせた状態とし、被位置決め物 を位置決め作業する際、使用すべき位置決めピンが突出状態を保持し、被位置決 め物の位置決め孔に挿入されて位置決めするとともに、不使用の位置決めピンは 、先端部を押されるとばねの附勢力に抗して引込み、位置決め作業の邪魔をしな いようにする。よって、複数種の被位置決め物の各々に対応し、1つの位置決め 装置の複数の位置決めピンの中から所要の位置決めピンを選択使用するようにし て位置決め操作可能とするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の位置決めピン装置の一実施例を示す要
部構成説明線図。
【図2】上記実施例の他の使用状態を示す要部構成説明
線図。
【図3】上記実施例装置を面板装置に取り付けた状態を
示す背面図。
【図4】従来の面板装置を例示する概略背面図。
【図5】従来例の面板装置の側面図。
【図6】従来例の面板装置の平面図。
【図7】従来例の一の位置決めピン部分の平面図。
【図8】従来例の他の位置決めピン部分の平面図。
【符号の説明】
1…面板装置 2…面板 3…開口部 7,8…位置決めピン装置 9…位置決めピン部 10…選択機構部 11…シリンダ駆動部 12,13…位置決めピン 14…ばね 15…スライド板 16…スライドガイド 17…逃げ孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の位置決めピンを所定範囲内で軸方
    向に移動可能に装着し、上記各位置決めピンをその先端
    方向に突出するようばねで附勢し、上記位置決めピンの
    後端部に臨む位置にスライド板を摺動位置変更調整可能
    に装着し、上記スライド板に不使用な上記位置決めピン
    の後端部を通す逃げ孔を穿設して構成したことを特徴と
    する位置決めピン装置。
JP2581491U 1991-04-17 1991-04-17 位置決めピン装置 Expired - Fee Related JP2564114Y2 (ja)

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JPH04120355U true JPH04120355U (ja) 1992-10-28
JP2564114Y2 JP2564114Y2 (ja) 1998-03-04

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