JP2513374B2 - 直交二方向移動テ―ブル装置 - Google Patents

直交二方向移動テ―ブル装置

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JP2513374B2
JP2513374B2 JP3182019A JP18201991A JP2513374B2 JP 2513374 B2 JP2513374 B2 JP 2513374B2 JP 3182019 A JP3182019 A JP 3182019A JP 18201991 A JP18201991 A JP 18201991A JP 2513374 B2 JP2513374 B2 JP 2513374B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ワークに種々の部品を
取り付ける部品取付作業時において、ワークに部品取付
工具に対する適切な位置をとらせるべく、ワークを直交
二方向に移動させる場合等に使用される移動テーブル装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】テープレコーダあるいはディスクプレー
ヤ等の各種電子機器の量産過程において、例えば各電子
機器のメカニカル・シャーシの製造効率を高めるべく、
メカニカル・シャーシの自動組立工程を組入れることが
行われている。このようなメカニカル・シャーシの自動
組立等を実施するに際して使用される自動組立装置とし
て、特開昭57−211439号公報に記載されている
如くのものが提案されている。 【0003】この従来提案された自動組立装置において
は、例えば、メカニカル・シャーシに種々の部品を取り
付けてその組立を行うにあたり、メカニカル・シャーシ
をワークとして保持するキャリアと称されるワーク搬送
及び組立用ベースが載置され、メカニカル・シャーシを
互いに直交する二方向(X方向及びY方向)に移動部材
及び案内部材を介して移動させるようになされるXY移
動テーブルが備えられている。そして、XY移動テーブ
ルの上方には、作業ユニットが配され、この作業ユニッ
トに作業ヘッドと称される部品取付工具が作業ユニット
に対して上下動可能に取り付けられており、XY移動テ
ーブル上のキャリアに保持されたメカニカル・シャーシ
が、XY移動テーブルにより移動せしめられて、作業ヘ
ッドにより各種部品の取付がなされるに適した所定の位
置をとるものとされるのである。 【0004】しかし、このように構成される自動組立装
置においては、ワークキャリア及び組立用ベースがXY
移動テーブルに直接載置されるのでキャリアに保持され
たワークに形成された所定の取付孔に、各種のピン等の
部品が作業ヘッドによる比較的大なる圧力をもって挿入
されて固定されることになる部品の圧入作業或いはかし
め作業がなされるときは、ワークに加えられ、キャリア
を介して作業テーブルに作用する比較的大きな圧力が移
動部材及び案内軸部材に直接的に伝えられ、これ等の部
材は受圧能力に限界があるため損傷を受けるおそれがあ
る。また、このXY移動テーブルの移動部材及び案内軸
部材等を耐圧構造をもって構成する場合は全体構造が一
層大型化してしまい大幅なコスト上昇をまねくことにな
る。 【0005】そこで、この問題点を解決するために本発
明出願人は先にワーク載置テーブルに作用する圧力が移
動部材及び案内軸部材等に伝えられてようにされて、移
動部材及び案内軸部材等の各部材の軽量化及び構成の簡
略化、さらには全体の小型化が図られ、ワーク載置テー
ブル上に配されたワークに対する部品の圧入作業を行う
ことができるようにされた直交二方向移動テーブル装置
を提案した(実公平2−30184号)。この直交二方
向移動テーブル装置は基台部に固定された受圧板を備
え、この受圧板の下方で受圧板と平行に伸びる第1の案
内軸部材により案内されて第1の方向に移動せしめられ
る第1の移動部と、この第1の移動部に設けられて受圧
板の下方で受圧板と平行に伸びる第2の案内軸部材によ
り案内されて、第1の方向に直交する第2の方向に移動
せしめられる第2の移動部と、この第2の移動部から伸
び、受圧板の下方から屈曲して受圧板の上方にまで達す
る連結アーム部材と、この連結アーム部材によりこれに
対して上下動可能に位置規制されて受圧板上に配される
ワーク載置テーブルとが備えられて構成されている。 【0006】そして、ワーク載置テーブルは受圧板上を
第1及び第2の案内移動部材の移動に従って連結アーム
部材を介して移動され位置規制される。この位置規制さ
れた状態でワーク載置テーブルに上方から圧力が加えら
れると、ワーク載置テーブルは連結アーム部材に対して
上下動自在とされていることにより連結アーム部材に圧
力を伝えることなく受圧板に押しつけられ、ワーク載置
テーブルに作用する圧力は受圧板により受けられて第1
及び第2の案内移動部材には伝達されない。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如く提案されている直交二方向移動テーブル装置におい
ては第1,第2の案内移動部材及び移動部材から成るワ
ークの位置決め機能部と受圧板から成るワークに対する
受圧機能部とを分離して構成しているため、位置決め機
能部ベースと受圧機能部ベースを各々に必要とするため
装置構成に部品の重複があり、コスト高になることはま
ぬがれ得ず、また位置決め機能部ベースと受圧機能部ベ
ースを各々に取付ける架台構造が必要で小型化の点でも
いま一歩であり、設備の設計上での制約となっていた。 【0008】本発明は斯かる点に鑑み、位置決め機能部
ベースと受圧機能部ベースの機能を同一ベースに集約す
ることにより構成を一層簡略化して全体の小型化とコス
トの低廉化を可能とし、位置決め機能部により位置規制
されるワーク載置テーブルに作用する圧力の受圧能力も
充分保有する直交二方向移動テーブル装置を提供するこ
とを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係る直交二方向移動テーブルは、固定され
た受圧板を備えるものとされ、この受圧板の下面に付設
され、受圧板基準にて案内される位置決め機能部と、こ
の位置決め機能部から伸びて受圧板の下方から屈曲して
受圧板の上方にまで達する連結部材と、底面部に、受圧
板との間に圧縮空気を導く空気通路と複数の空気噴出口
を設けたワーク載置テーブルと、連結部材とワーク載置
テーブルとの間に付設され、このワーク載置テーブルの
受圧板平行平面上の位置規制をするとともに上下動可能
に係合する軸受部材とを具備して構成される。 【0010】 【作用】このように構成される本発明に係る直交二方向
移動テーブルにおいては、受圧板の下面に付設された位
置決め機能部から伸びる連結部材が、受圧板の上方にお
いてワーク載置テーブルを位置規制する。そして、位置
決め機能部の動作により、ワーク載置テーブルが、上述
の如くの連結部材により位置規制のもとに、ワーク載置
テーブルの底面部の空気噴出口から噴出される圧縮空気
により受圧板との間に圧縮空気層が形成されて、受圧板
上を均一な浮上状態で第1の方向及び第2の方向に移動
するものとなる。 【0011】このように受圧板上を第1の方向及び第2
の方向に移動するワーク載置テーブルに、上方からの圧
力が加えられるときには、ワーク載置テーブルは、連結
部材に対して上下動自在とされているので、連結部材に
圧力を伝えることなく受圧板に押しつけられ、ワーク載
置テーブルに作用する圧力は固定された受圧板によって
受けられることになり、連結部材や位置決め機能部には
伝達されない。従って、ワーク載置テーブルに、例え
ば、ワークを保持した所定のキャリアを載置し、ワーク
に立設された各種のピン等の部品を、所定の部品かしめ
工具により比較的大なる圧力をもってかしめて固定する
部品のかしめ作業を、連結部材や位置決め機能部等に圧
力を及ぼすことなく行うことができる。 【0012】そして、連結部材や位置決め機能部等は、
耐圧構造をとる必要がなく、また、位置決め機能部は受
圧板に支持されているのでこの部材の支持ベースは省略
できて軽量化及び構造の簡易化を図ることができるもの
となり、また全体が小型化され得るものとなる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。 【0014】図1乃至図3は本発明による直交二方向移
動テーブル装置の一例の要部を示し、図4は全体的に示
す。 【0015】図において、11は4本の脚柱部材11
a,11b,11c,11dから成る架台で、受圧板1
2がブラケット10を介して固定されている。この受圧
板12は例えば鉄板で形成され、極めて堅固なものとさ
れ、また必要に応じてリブ材12a,12bを固定す
る。 【0016】そしてこの受圧板12の裏面側には移動手
段としての位置決め機能部が付設され、この位置決め機
能部は次のように構成されている。 受圧板12の裏面側
、平行して第1の方向(X方向)に伸びる2本のX方
向案内軸部材13が受圧板12に固定される支持体14
により支持されており、これらX方向案内軸部材13に
よって、これらにより案内されてX方向に移動されるX
方向移動体15が支持されている。また受圧板12の裏
面側には、X方向移動体15をX方向案内軸部材13に
沿って移動させるための駆動部16がブラケット12
a,12bにより固定されている。この駆動部16はX
方向移動体15に設けられた雌螺子部17に螺合し、受
圧板12の裏面に固定された軸受18に支えられ、X方
向案内軸部材13に並行する送り螺子部材19と、この
送り螺子部材19の一端がカップリング部材20を有し
て連結され、受圧板12の裏面に固定された駆動モータ
21とから構成されている。そして駆動モータ21の回
転により送り螺子部材19を回転させ、この送り螺子部
材19を螺合した雌螺子部17を送り螺子部材19に沿
って送ることにより、X方向移動体15をX方向案内軸
部材13による案内のもとにX方向に移動せしめるもの
とされている。 【0017】そして、このX方向移動体15の下面には
この下面に固定された支持体22により並行してX方向
に直交する第2の方向(Y方向)に伸びる2本のY方向
案内軸部材23が受圧板12に平行に支持されて、これ
らY方向案内軸部材23によって案内されてY方向に移
動されるY方向移動体24が支持されており、このY方
向移動体24は両端部が受圧板12の外側に突出する長
さを有するものとされている。さらにX方向移動体15
にはY方向移動体24をY方向案内軸部材23に沿って
移動されるための駆動部25が配されている。この駆動
部25も上述のX方向移動体15をX方向案内軸部材1
3に沿って移動させるための駆動部16と同様の部材に
より構成されるもので、Y方向移動体24に設けられた
雌螺子部26に螺合し、X方向移動体15の下面に固定
された軸受27に支えられ、Y方向案内軸部材23に並
行する送り螺子部材28と、この送り螺子部材28の一
端にカップリング部材29を介して連結され、X方向移
動体15に固定された駆動モータ30とから構成されて
いる。 【0018】そして駆動モータ30により送り螺子部材
28を回転させ、この送り螺子部材28に螺合する雌螺
子部材26を送り螺子部材28に沿って送ることによ
り、Y方向移動体24をY方向案内軸部材23による案
内のもとにY方向に移動させるように成されている。受
圧板12の両側から突出するY方向移動体24の両端上
面側には連結脚部31a及び31bが配設されて、連結
板32a及び32bの一端部が固定されており、この連
結板32a及び32bは受圧板12の上方でこれと平行
にその他端部が受圧板12の中央部に向うようにしてY
方向に伸びている。即ちこの両連結板32a及び32b
の各々の他端部は受圧板12上において所要間隔で互い
に対向するものとされている。 【0019】このように受圧板12上において互いに対
向する連結板32a及び32bの各々の他端部には各々
2個の円柱状とされた連結軸受部33が取り付けられて
いる。各連結軸受部33は、図7に示される如くに、円
筒状の外筒部34を有していて、この外筒部34が螺子
35によって連結板32aもしくは32bの他端部上に
固着されている。そして、外筒部34内には、球面軸受
部材36が内部支持部材37により支持されて配されて
おり、さらに、この球面軸受部材36の内側に、滑り軸
受部材38がスペーサ39を介して係止されている。そ
して、このような連結軸受部33が各々の他端部に各々
2個ずつ取り付けられた連結板32a及び32bを有す
るY方向移動体24により、ワーク載置テーブル40
が、その四隅において係合する連結軸受部33を介し、
Y方向移動体24に対して上下動自在となる状態とされ
て受圧板12上に位置規制されている。ワーク載置テー
ブル40は、天板部41、底板部42及びこれら天板部
41と底板部42との間に配されたスペーサ部とを備え
て形成されており、スペーサ部43は、ワーク載置テー
ブル40の耐圧強度を高め、かつ、重量軽減を図るべ
く、例えば、ハニカム構造体とされている。図7に示さ
れる如く、天板部41の四隅における下面の連結軸受部
33に対応する位置の各々には、下方に突出する係合軸
部材42が螺子43によって取り付けられており、この
係合軸部材42は、ここでは中空軸とされていて、連結
軸受部33の内部に係止されている滑り軸受部材38に
摺動自在に挿入されている。これにより、ワーク載置テ
ーブル40の天板部41が、その四隅において連結軸受
部33により上下動自在に位置規制され、天板部41に
スペーサ部43を介して連結された底板部42の下面が
受圧板12の上面に対向せしめられる。このようにし
て、ワーク載置テーブル40は、Y方向移動体24によ
り、上下動自在となる状態とされて受圧板12上に位置
規制されているのである。 【0020】ワーク載置テーブル40は、圧縮空気によ
って受圧板12から浮上せしめられるようにされてお
り、このため、受圧板12の上面に対向するワーク載置
テーブル40の底板部42の下面側には、図8において
破線で示される如くに、8個の空気噴出部44が凹部の
形で形成されており、また、これらの空気噴出部44の
各々に外部から圧縮空気を導き、空気噴出部44に形成
された開口部45から噴出するパイプ46が配されてい
る。そして、パイプ46によって外部から導かれた圧縮
空気が各空気噴出部44から噴出されると、ワーク載置
テーブル40の底板部42の下面と受圧板12の上面と
の間に圧縮空気の層が形成され、ワーク載置テーブル4
0は、Y方向移動体24に対して上下動自在とされてい
るので、上方に移動して受圧板12から浮上する。この
ように構成されるワーク載置テーブル40の上方に位置
して油圧かしめ機50が配される。この油圧かしめ機5
0は図4に示されるように架台11の上部に装着され、
そして駆動源としての油圧装置51は受圧板12の下
方、即ちY方向移動体24の下側の空間部において架台
11の下部に取付けられた基板52上に設置されてい
る。また油圧かしめ機50、X方向移動体15及びY方
向移動体24の駆動部16及び25、ワーク載置テーブ
ル40の空気噴出駆動部を制御するコントロールボック
ス53が架台11の上部に配設されている。 【0021】上述の如く構成される本発明に斯かる直交
二方向移動テーブル装置において、図1に一点鎖線で示
される如くに、そのワーク載置テーブル40の天板部4
1上に電子機器のメカニカル・シャーシの如くワーク6
0を保持したキャリア61が載置される。そして、前述
の如く、ワーク載置テーブル40の底板部42の下面と
受圧板12の上面との間に圧縮空気の層が形成されて、
ワーク載置テーブル40が受圧板12から浮上せしめら
れた状態で、駆動部16が作動せしめられることによ
り、X方向移動体15がY方向移動体24を伴って、従
って、ワーク載置テーブル40を伴って、X方向案内軸
部材13による案内のもとにX方向に移動され、また、
駆動部25が作動せしめられることにより、Y方向移動
体24が、ワーク載置テーブル40を伴って、Y方向案
内軸部材23による案内のもとにY方向に移動される。
このように、ワーク載置テーブル40が、圧縮空気によ
り受圧板12から浮上せしめられて摺動摩擦抵抗が著し
く低減された状態でX方向及びY方向に移動されるよう
になされるので、ワーク載置テーブル40が、受圧板1
2上においてX方向及びY方向に自在に移動せしめら
れ、ワーク載置テーブル40上のワーク60が、部品取
付にあたって部品取付工具に対する適切な位置をとるべ
く、迅速かつ正確に移動せしめられることになる。 【0022】斯かるワーク60に対する部品取付が部品
のかしめ作業によって行われる場合には、部品がかしめ
られるべきワーク60が移動せしめられて、図7に示さ
れる如くに、部品かしめ機50に対応したその下方位置
をとるものとされる。そして、斯かる状態で、部品かし
め機50が、矢印Dで示される如くにワークに向って下
降せしめられ、比較的大なる圧力をもってかしめ部品6
2をワーク60に対してかめしる。このようにワーク6
0に対するかしめ部品62のかしめが行われる際にワー
ク60に加えられる圧力は、キャリア61を介してワー
ク載置テーブル40に伝えられ、このとき、ワーク載置
テーブル40は、Y方向移動体24により上下動自在に
位置規制されているので、図7において一点鎖線で示さ
れる如くに、Y方向移動体24に圧力を作用させること
なく、受圧板12に向かって押し下げられて、ワーク載
置テーブル40の底板部42の下面が受圧板12の上面
に当接して止められる。即ち、ワーク60に対するかし
め部品62のかしめが行われる際にワーク60に加えら
れる圧力は、ワーク載置テーブル40を介して、全て受
圧板12により受けられることになり、Y方向移動体2
4、さらには、受圧板12の裏面に配されたX方向移動
体15、X方向案内軸部材13及びY方向案内軸部材2
3等には伝えられない。 【0023】従って、この本発明に斯かる直交二方向移
動テーブル装置の例においては、ワーク載置テーブル4
0をX方向及びY方向に移動せしめるためのX方向案内
軸部材13、Y方向案内軸部材23、X方向移動体15
及びY方向移動体24等を耐圧構造をもって構成するこ
となく、軽量化及び構成の簡略化が図られたものとし
て、ワーク載置テーブル40上に配されたワーク60に
対する部品のかしめ作業を実施することができることに
なる。上述の場合、ワーク60に対するかしめ部品62
のかしめが終了したときには、部品かしめ機50は、矢
印Uで示される如くワーク60の上方に上昇して元の位
置に戻る。 【0024】なお、本発明に係る直交二方向移動テーブ
ル装置は上述したかしめ機50ばかりでなく部品圧入機
等、加圧状態で作業を行なう工具に対しても使用できる
ことは勿論である。 【0025】 【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る直交二方向移動テーブル装置によれば、固定された
受圧板が設けられ、この受圧板上にワーク載置テーブル
が配されるとともに、このワーク載置テーブルを受圧板
上でX方向及びY方向に移動せしめるための移動手段と
しての位置決め機能部が受圧板の裏面に支持されてこの
位置決め機能部とワーク載置テーブルとは連結部材で連
結されるようになされ、ワーク載置テーブルに加えられ
る圧力が全て受圧板によって受けられて連結部材や位置
決め機能部には加えられないようにされるので、連結部
材や位置決め機能部をはじめ各部が軽量化されると共に
移動手段としての位置決め機能部のベースと受圧板より
成る受圧機能部のベースとの機能が同一ベースに集約さ
れて構成が著しく簡略化され、しかも上述した両機能部
のベースが集約されることによりベース部下側に駆動機
構の設置スペースを設けることができて装置全体の小型
化を図ることができ、さらにはベース部の集約により構
成部品点数が削減されてコストの低廉化が可能となる。
また、ワーク載置テーブルの底部には受圧板との間に圧
縮空気を導く空気通路と複数の空気噴出口を設けるの
で、ワーク載置テーブルは受圧板との間に圧縮空気層が
形成されて受圧板に対して均一に浮上されることになっ
て摺動摩擦抵抗が著しく低減された状態で移動され、ワ
ーク載置テーブル上のワークが部品取付にあたっての部
品取付工具に対する適切な位置をとるべく迅速かつ正確
に移動できる。そしてこのように構成したもとでワーク
載置テーブル上に配されたワークに対する部品のかしめ
作業或いは圧入作業時の加圧状態での作業を確実に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る直交二方向移動テーブル装置の一
例の一部截断した要部の斜視図である。 【図2】図1にしめされる例の正面図である。 【図3】同、一部省略した側面図である。 【図4】本発明に係る直交二方向移動テーブル装置の一
例を全体的に示す斜視図である。 【図5】図1に示される例のX方向移動部の平面図であ
る。 【図6】同、Y方向移動部の平面図である。 【図7】図1に示される例の一部及び部品かしめ工具の
一部を拡大して示す一部截断した側面図である。 【図8】同、一部分の平面図である。 【符号の説明】 11 架台 12 受圧板 13 X方向案内軸部材 14 支持体 15 X方向移動体 23 Y方向案内軸部材 24 Y方向移動体 31a,31b 連結脚部 32a,32b 連結板 40 ワーク載置テーブル 44 空気噴出部 45 開口部 46 パイプ 50 かしめ機

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 受圧板と、 該受圧板の下面に付設され、該受圧板基準にて案内され
    る位置決め機能部と、 該位置決め機能部 から伸びて上記受圧板の下方から屈曲
    して上記受圧板の上方にまで達する連結部材と、底面部に、上記受圧板との間に圧縮空気を導く空気通路
    と複数の空気噴出口を設けた ワーク載置テーブルと、該連結部材と該ワーク載置テーブル との間に付設され、
    該ワーク載置テーブルの該受圧板平行平面上の位置規制
    をするとともに上下動可能に係合する軸受部材と、 を具備することを特徴とする直交二方向テーブル装置。
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