JPH0755067Y2 - ホースマーキング装置 - Google Patents

ホースマーキング装置

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JPH0755067Y2
JPH0755067Y2 JP9240792U JP9240792U JPH0755067Y2 JP H0755067 Y2 JPH0755067 Y2 JP H0755067Y2 JP 9240792 U JP9240792 U JP 9240792U JP 9240792 U JP9240792 U JP 9240792U JP H0755067 Y2 JPH0755067 Y2 JP H0755067Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
hose
marking
holder
pen
insertion pin
Prior art date
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Application number
JP9240792U
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English (en)
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JPH0650853U (ja
Inventor
清七 野田
茂 伊藤
Original Assignee
栄ゴム工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ゴムホースのマーキ
ング装置に係り、特に、二次元あるいは三次元に屈曲し
た曲がりゴムホースに好適なホースマーキングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のエンジンルーム内は種々
の部品の増設によって複雑化しており、これに伴って部
品として使用される可撓性ゴムホース、例えば、オイル
クーラーホース、ラジエーターホース等は各部品の間を
縫って配設されるために、長尺化とともに二次元、三次
元の曲がりが一層複雑化している。そして、これらのゴ
ムホースは部品に取り付ける際の挿入量の測定、曲がり
の方向性の判断、あるいはクランプ等のホース締結具の
正確な取り付け位置の判断などの関係から、ゴムホース
の端部外周面にはマーキング表示が要求されている。マ
ーキング表示の要求は、エンジンルーム内の複雑化によ
って他部品との接触を防止するとともに、正しく機能さ
せるために正確に取り付けられるようにするためであ
る。
【0003】図4はマーキング表示した曲がりゴムホー
スの一例を示す。図示するように、曲がりゴムホース1
の一端部3に円周方向の標線5と、この標線5の中央部
から先端に向かって延びた軸方向の標線7とからなるT
字状マーク9が表示されている。従来、このようなマー
クをするマーキング作業は次のような治具を用いて行な
われている。即ち、図5に示すように、マーキング治具
は、固定台10に曲がりゴムホースの形状に合わせて形
成した支持型11を固着し、前記支持型11の上端部に
スリット13を設けた押え板15の一端を回動自在に軸
支してなる。支持型11には曲がりゴムホースの一方側
を嵌合固定させ、しかも、マーキング表示が上面になる
ように、曲がりゴムホースの曲がり形状に合わせて嵌合
溝17が形成されている。一方、押え板15は曲がりゴ
ムホースの円周に合わせて湾曲しており、スリット13
がマーキング表示位置となるように取り付けられてい
る。
【0004】これらのマーキング治具を用いてマーキン
グするには、曲がりゴムホースのマーキングする方の端
部を支持型11の嵌合溝17に嵌合して押え板15で挾
持する。押え板15を押圧したままマーキングペンのペ
ン先をスリット13に差し込んで円周方向の標線5をマ
ーキングする。次いで、曲がりホースを支持型11から
外し、前記標線5の中央部から先端に向かって軸方向の
標線7をマーキングする。このようにして、マーク9が
表示される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マーキング方法には次のような問題があった。即ち、円
周方向の標線5のみの場合には比較的所定位置にマーキ
ングすることができるものの、軸方向の標線7は目測で
表示するために必ずしも正確にマーキングすることはで
きなかった。このために、曲がりゴムホースを取り付け
た際に他部品との接触が生じ、正しく使用することがで
きなかった。また、押え板15のスリット13に差し込
んでマーキングするために、標線の周縁が滲みきれいに
表示することができなかった。さらに、標線5と標線7
とは連続して表示することができず作業効率が悪いとい
う問題があった。
【0006】一般に加締によって金具を端部に締結する
ゴムホースにおいても、金具の挿入量の測定等のために
マーキングが付される。これらのマーキング装置とし
て、例えば、特公平4−18547号公報記載のマーキ
ング装置がある。しかしながら、前記公報記載のマーキ
ング装置は通常の真っ直ぐなゴムホースを対象としてい
るから、この考案が対象とする曲がりゴムホースには使
用することができない。
【0007】この考案はかかる現況に鑑みてなされたも
ので、寸法精度が良好であり、作業効率の良いマーキン
グ装置、特に曲がりゴムホースに好適なマーキング装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
するために次のような構成とした。即ち、マーキング機
構とホース固定機構とからなり、前記マーキング機構は
ホース挿通ピンと少なくとも1つの支持ピンとを固定
し、前記ホース挿通ピンにはホース挿通ピンを軸に回動
及び進退するホルダーと前記ホルダーに対して離接しペ
ン保持部を有する可動片とからなるマーキングペンホル
ダーを配設してなり、前記ホース固定機構は前記マーキ
ング機構に対して離接可能に移動する可動板にホース支
持型を着脱自在に取り付けてなることを特徴とする。
【0009】
【考案の作用】マーキングペンホルダーはホース挿通ピ
ンを軸にして作動するから、取り付けたマーキングペン
のペン先をホースの外周面に沿って回動させることがで
きるとともに、ホースの軸方向と平行に移動させること
ができる。また、マーキングペンを取り付けた可動片は
ホルダーに対して離接可能であるから、マーキング時の
みペン先をホースに当接させることができる。また、ホ
ース支持型は可動板の水平移動によってホース挿入ピン
をホース孔に挿入し、あるいは引き抜くことができる。
【0010】
【実施例】以下に、この考案を実施例に基づき詳細に説
明する。この考案に係るマーキング装置は、取付台19
に配設され曲がりゴムホースの端部にマークを表示する
マーキング機構20と、曲がりゴムホースを嵌合し前記
マーキング機構20に対して離設可能なホース固定機構
21とからなる。前記マーキング機構20は取付台19
の上板23に配設されており、前記上板23の端縁に固
定板25が固着され、上板23の前面にホース挿通ピン
27と前記ホース挿通ピン27の両側にほぼ水平な支持
ピン29とが突設されている。
【0011】前記ホース挿通ピン27にはマーキングペ
ンホルダー30が取り付けられている。マーキングペン
ホルダー30はホース挿通ピン27に可動自在に取り付
けられたホルダー31に、コイルバネを装着したピン3
3とガイドバー35を介してペン保持部37を有する可
動片39が設けられている。前記ホルダー31にはホー
ス端面に当接する突当部40を有しており、前記突当部
40はホルダー31に対して進退自在に装着されてお
り、従って、ホース端面からの突当部31の寸法を調節
することが可能である。
【0012】前記可動片39はピン33及びガイドバー
35を摺動可能に挿通してなり、図示しないコイルバネ
がピン33に取り付けて内装されており可動片39を付
勢している。前記ペン保持部37にはマーキングペン4
1を挿通する挿通孔43が形成されており、挿通したマ
ーキングペン41を固定する締付ネジ45が設けられて
いる。マーキング機構20は上記のように構成したの
で、マーキングホルダー30はホース挿通ピン27を軸
にして回動するとともに、左右の支持ピン29に載置さ
れる。
【0013】次に、前記ホース固定機構21について説
明すると、取付台19の支柱47に取付板49を介して
ガイドバー50と支持バー51が水平に固定されてい
る。前記ガイドバー50には摺動自在なホルダー53に
よって可動板55の端部が固着しており、他端部は支持
バー51に載置されている。従って、前記可動板55は
支持バー51を軸に上下方向に回動するとともに、支持
バー51に載置されながら前記マーキング機構20に離
接するように移動する。
【0014】さらに、前記可動板55には上面にホース
支持型57を一体に固着した固定台59が着脱自在に取
り付けられている。ホース支持型57には曲がりゴムホ
ースの一方側を嵌合固定させ、しかも、マーキング表示
が上面になるように、曲がりゴムホースの曲がり形状に
合わせて嵌合溝60が形成されている。そして、前記ホ
ース支持型57は嵌合溝60に嵌合した曲がりゴムホー
スの端面にホース挿通ピン27が挿入できるように高さ
と水平方向が調節されている。前記ホース支持型57と
固定台59は曲がりゴムホースの種類によって交換さ
れ、交換の際には可動板55を回動させて垂直にするこ
とによって固定ボルト61を容易に脱着することができ
る。
【0015】次に、上記マーキング装置の使用方法につ
いて説明する。まず、マーキング機構20のペン保持部
37にマーキングペン41を挿通して締付ネジ45によ
って固定し、支持ピン29に寝かせた状態で載置する。
次いで、ホース支持型57の嵌合溝60に曲がりゴムホ
ースを嵌合固定し、可動板55を移動させてマーキング
機構20に接近させる。引き続き可動板55を移動さ
せ、ホース孔にホース挿通ピン27を差し込んで突当部
40に当接させる。
【0016】次いで、ペン保持部37と可動片39を持
って、ホース側に引きながらコイルバネに抗して可動片
39をホースに向かって押し下げてマーキングペン41
のペン先をホース外面に当接する。ホース外面にペン先
を当接させたままマーキングホルダー30を他方の支持
ピン29まで回動させると、円周方向の標線5がマーキ
ングされる。マーキングホルダー30はホース孔に挿入
したホース挿通ピン27を軸に回動するからスムーズに
マーキングすることができ、しかもペン先のみが接触し
ているから滲むこともない。さらに、マーキングホルダ
ー30を戻しながらマーキングペン41が垂直になった
位置で停止させる。停止した後、直ちにマーキングホル
ダー30をホース端部に向かって移動させる。この移動
によって軸方向の標線7がマーキングされる。このよう
にして、マーキングホルダー30を作動させるだけで容
易にT字状のマーク9の表示が完了する。
【0017】マーク表示が完了した後は、ペン保持部3
7及び可動片39から手を離せば可動片39はコイルバ
ネによって付勢されてホースから離れるので、可動板5
5を手前に移動させてホース挿通ピン27を引き抜き、
ホース支持型57から曲がりゴムホースを取り外せばよ
い。これによって全てのマーキング作業が終了する。
【0018】尚、上記実施例において、マーキングホル
ダー30のペン保持部37の構造はマーキングペンを着
脱自在に保持できる構造であればよく、挟み込み式の構
造としてもよい。また、支持ピン29はホース挿通ピン
の両側に設けたが一方を省略することは可能である。さ
らに、可動板55の取付構造は水平方向に移動可能であ
れば実施例に限定されるものでないのは勿論、水平方向
とともに上下方向にも移動可能とし、上下方向の移動に
よってホース支持型の高さを調節するように構成しても
よい。
【0019】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、この考
案はマーキングペンがホース孔に挿入したホース挿通ピ
ンを軸に回動、進退するから正確な寸法精度のマークが
得られるとともに、作業効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る装置全体の説明斜視図である。
【図2】マーキング装置の正面図である。
【図3】マーキング装置の平面図である。
【図4】マークを表示した曲がりゴムホースの一例を示
す平面図である。
【図5】従来のマーキング装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 マーキング機構 21 ホース固定機構 23 上板 25 固定板 27 ホース挿通ピン 29 支持ピン 30 マーキングホルダー 31 ホルダー 33 ピン 35 ガイドバー 37 ペン保持部 39 可動片 40 突出部 41 マーキングペン 50 ガイドバー 51 支持バー 53 ホルダー 55 可動板 57 ホース支持型 59 固定台 60 嵌合溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーキング機構とホース固定機構とから
    なり、前記マーキング機構はホース挿通ピンと少なくと
    も1つの支持ピンとを固定し、前記ホース挿通ピンには
    ホース挿通ピンを軸に回動及び進退するホルダーと前記
    ホルダーに対して離接しペン保持部を有する可動片とか
    らなるマーキングペンホルダーを配設してなり、前記ホ
    ース固定機構は前記マーキング機構に対して離接可能に
    移動する可動板にホース支持型を着脱自在に取り付けて
    なることを特徴とするホースマーキング装置。
JP9240792U 1992-12-21 1992-12-21 ホースマーキング装置 Expired - Lifetime JPH0755067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9240792U JPH0755067Y2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 ホースマーキング装置

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JP9240792U JPH0755067Y2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 ホースマーキング装置

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Publication Number Publication Date
JPH0650853U JPH0650853U (ja) 1994-07-12
JPH0755067Y2 true JPH0755067Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=14053567

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JP9240792U Expired - Lifetime JPH0755067Y2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 ホースマーキング装置

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JP6080439B2 (ja) * 2012-09-03 2017-02-15 株式会社ディスコ チューブ
JP5778121B2 (ja) * 2012-12-06 2015-09-16 本田技研工業株式会社 マーキング装置

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JPH0650853U (ja) 1994-07-12

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