JP2600501Y2 - 加工機用の間隔測定装置 - Google Patents

加工機用の間隔測定装置

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JP2600501Y2
JP2600501Y2 JP1992066783U JP6678392U JP2600501Y2 JP 2600501 Y2 JP2600501 Y2 JP 2600501Y2 JP 1992066783 U JP1992066783 U JP 1992066783U JP 6678392 U JP6678392 U JP 6678392U JP 2600501 Y2 JP2600501 Y2 JP 2600501Y2
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JP
Japan
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浩二 山口
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加工を施すに先立って
予め加工機とワークの間の距離を測定するための加工機
用の間隔測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンターなどの加工機でワー
クに加工を施す場合には、予め加工機とワークとの間の
距離を求めておく必要がある。このため、この種の測定
には、これまで図3に示したように、加工機aの主軸b
にホルダcを取付けて、このホルダc把持させた丸棒d
の上に、ホルダcの基端からの距離A−Bが一定になる
ようにダイヤルゲージeをマグネットgによって固定
し、この状態で加工機aをワークWに向けて前進させ
て、ゲージeの測定子fがパレットh上の基準ピンiに
接触してゲージeの針が設定値になったところで加工機
aの原位置からの移動量B−Cを読取って、パレットh
上の基準ピンiから一定の距離C−Dに位置決めされた
ワークWに対しての加工機aの原位置Aからの移動量を
求めるようにしていた。
【0003】ところがこのような手法では、他の測長器
を用いてダイヤルゲージeを丸棒dに取付けるようにし
ているため、位置決め精度が必ずしも十分ではなく、ま
た、このダイヤルゲージeがマグネットgを介して丸棒
dに取付けられる関係上、振動や基準ピンiとの接触に
よってダイヤルゲージeが位置ズレを起しかねないとい
った問題を有していた。
【0004】もとより、計測精度を維持するためにダイ
ヤルゲージを強固な支持部材を用いて支持することは、
実開昭63−193646号公報にも見られるように、
この種の加工機においても行われているところである
が、このものは、さらに別の基台を設けることにより荒
加工と仕上げ加工に応じて支持部材自体を変位させるよ
うにするもので、基準となるダイヤルゲージを支持部材
を介して変位させるといった点で構造が複雑なわりにい
ま一つ精度が十分に保証し得ないといった問題を有して
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
簡単で、しかも十分な精度を確保することのできる新た
な加工機用の間隔測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案はかか
る課題を達成するための加工機用の間隔測定装置とし
て、加工機の主軸に止着すべく予め設定した長さのホル
ダの先端に、位置合わせ部材を保持する凹溝と基準面を
設けるとともに、このホルダに、付勢部材に付勢されて
凹溝内と、基準面のいずれか一方に回動位置させ得るよ
位置合わせ部材を変位自在に取付ける一方、位置合わ
せ部材の回動領域内におけるホルダの一側にダイヤルゲ
ージをホルダの軸方向に位置調整可能に取付けて、こ
ダイヤルゲージの測定子を基準面上の位置合わせ部材に
より位置合わせするようにしたものである。
【0007】
【実施例】そこで以下に本考案の実施例について説明す
る。図1、図2は本考案の一実施例を示したものであ
る。図において符号1は、加工機の主軸17に取付けら
れるホルダで、このホルダ1には、一側面にブラケット
3が一体的に取付けられていて、ここに設けた軸方向に
向いた長孔4には、ダイヤルゲージ20を支える脚部2
2が軸方向に調節し得るよう取付けネジ23をもって止
着されている。
【0008】一方、ホルダ1は前半部がスリーブ状をな
していて、その先端開口部を封止している端板5にはさ
らに基準板7が一体的に取付けられていて、その上面の
基準面8とホルダ1の後端面2との間の距離Lが予め設
定された長さになるように正確に形成されている。
【0009】この基準板7は、後述する位置合わせ部材
を介してダイヤルゲージ20を正確に位置合わせするも
ので、基準板7の上面には、ダイヤルゲージ20の測定
子21と接触しない向きに位置合わせ部材12を常時保
持しておくための凹溝9が設けられ、またこの基準板7
と、端板5を貫通する各中心孔6、10には、位置合わ
せ部材12と一体の支軸14が回動自在に挿通されてい
て、端板5の内端面と支軸14の頭との間に介装したコ
イルスプリング15によって、常時位置合わせ部材12
を基準板7に圧接させるように付勢している。
【0010】このように構成された実施例において、い
ま、原位置からの加工機の移動距離を求める必要が生じ
た場合には、はじめに、凹溝9内に保持されている位置
合わせ部材12をコイルスプリング15の付勢力に抗し
て図中右方へ引出して基準面8上に移した上、これをダ
イヤルゲージ20の測定子21と対向する位置へと図2
の矢印方向へ回動し、基準面8と接するその内側面13
を基準として、そこに測定子21の先端を当接すること
により、ダイヤルゲージ20を軸方向に正しく位置合わ
せする。
【0011】したがって、図1の状態では、測定子21
の先端が位置合わせ部材12の内側面13より距離δに
相当する量だけ突出しているから、その分ダイヤルゲー
ジ20を後方にずらす必要がある。
【0012】このようにしてダイヤルゲージ20の位置
を調整したホルダ1を、つぎに後端2を基準として加工
機の主軸17に取付けると、主軸17の先端からダイヤ
ルゲージ20の測定子21の先端までの距離は、ホルダ
1の後端面2から基準板7の基準面8までの距離Lと等
しくなるから、つぎに、この測定子21が図示しないパ
レット上の基準ピンに当接するまで加工機を前進させ、
ダイヤルゲージ20上の指示値がある設定値に達したと
ころで、これを原位置からの加工機の移動量として読取
るようにする。
【0013】ところで、このダイヤルゲージ20に誤っ
て作業者が接触し、その取付け位置に狂いが生じたよう
な場合には、凹溝9内に収めた位置合わせ部材12を再
び基準面8上に沿わせて測定子21のもとへと回動さ
せ、ダイヤルゲージ20を再びこの位置決め部材12に
より正しい位置へ調整し直せばよい。
【0014】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、加工
機の主軸に止着するホルダを一定の長さに形成して、そ
の先端に位置合わせ部材の保持用凹溝と基準面を設ける
とともに、付勢部材の付勢力により凹溝内と基準面のい
ずれか一方に回動位置する位置合わせ部材を取付けて、
この位置合わせ部材によりホルダの一側に取付けたダイ
ヤルゲージの位置合わせをするようにしたので、付勢部
材によってホルダ上の基準面に接触させながら位置合わ
せ部材を回動させるという簡単な操作により、基準面と
接触するその面によってダイヤルゲージを正確に位置合
わせすることを可能となして、加工機とワークの間の距
離をきわめて簡単に測定することができるばかりでな
く、常時はホルダの凹溝内に位置させておくことによ
り、位置合わせの時以外は用のない位置合わせ部材の分
解の手間を省いてその作業性をよくするとともに、これ
を常時高精度に保持させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す装置の側面図である。
【図2】同上装置の正面図である。
【図3】加工機とワークとの間を測定する手法の一例を
示した図である。
【符号の説明】
1 ホルダ 2 後端面 7 基準板 8 基準面 9 凹溝 10 コイルスプリング 12 位置合わせ部材 17 主軸 20 ダイヤルゲージ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機の主軸に止着すべく予め設定した
    長さのホルダ先端に、位置合わせ部材を保持する凹溝と
    基準面を設けるとともに、上記ホルダに、付勢部材に付
    勢されて上記凹溝内と、上記基準面のいずれか一方に回
    動位置させ得るよう上記位置合わせ部材を変位自在に取
    付ける一方、上記ホルダの上記位置合わせ部材の回動領
    域内における一側にダイヤルゲージを上記ホルダの軸方
    向に位置調整可能に取付けて、該ダイヤルゲージの測定
    子を上記基準面上の上記位置合わせ部材により位置合わ
    せするようにしたことを特徴とする加工機用の間隔測定
    装置。
JP1992066783U 1992-08-31 1992-08-31 加工機用の間隔測定装置 Expired - Fee Related JP2600501Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091297A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Honda Motor Co Ltd 主軸位置の測定装置および測定方法

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JPS49126285U (ja) * 1973-02-23 1974-10-29

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