JP2502516Y2 - 基準合わせ治具 - Google Patents

基準合わせ治具

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JP2502516Y2
JP2502516Y2 JP417290U JP417290U JP2502516Y2 JP 2502516 Y2 JP2502516 Y2 JP 2502516Y2 JP 417290 U JP417290 U JP 417290U JP 417290 U JP417290 U JP 417290U JP 2502516 Y2 JP2502516 Y2 JP 2502516Y2
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JP417290U
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三男 宮下
煌喜 宮坂
幸信 稲玉
康成 水出
章彦 若林
勲 長曽我部
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Apic Yamada Corp
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Apic Yamada Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は加工機におけるワークの基準位置合わせ等に
用いられる基準合わせ治具に関する。
(従来の技術) 加工機を用いる作業等においては、ワークを所定位置
にセットしたり、ワークのセット位置を正確に測定して
加工を行ったりする際、基準合わせ操作がしばしば行わ
れる。
このような基準合わせ操作に簡易に用いられるものと
して、従来ダイヤルゲージスタンドがある。このダイヤ
ルゲージスタンドはマグネットベースにロッドが立設さ
れ、ロッドにダイヤルゲージを移動可能に取り付けたも
ので、使用に際しては適宜ダイヤルゲージの向きあるい
は高さを調節して使用できるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この従来用いられているダイヤルゲージス
タンドはロッド上でダイヤルゲージを移動させて垂直度
などを測定することを主たる目的とするものではないか
ら、ベースに対するロッドの垂直度の精度出しが高く設
定されておらず、垂直度を高精度でチェックしたいよう
な場合には不適であり、また、ゲージ部分は蝶ねじ等に
よってロッドに固定支持するように構成されているか
ら、移動させる際には、ねじをゆるめて移動させなくて
はならず操作性の点で問題があった。
なお、ワーク等の垂直度を精度よく測定する計器には
リニアハイトゲージ等の各種計測器があるが、これら計
測器はいずれも大形であり高価でもあって、加工機など
の基準合わせ作業等で簡便に使用するには適さないとい
った問題点があった。
そこで、本考案は上記問題点を解消すべくなされたも
のであり、その目的とするところは、加工機を用いた作
業等においてワーク等の基準位置を高精度で合わせるこ
とができ、かつ手軽に取り扱うことのできる基準合わせ
治具を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため次の構成をそなえ
る。
すなわち、ベースに、ベース下面に対して前面が垂直
面に形成されたスタンドを立設すると共に、該スタンド
の長手方向にわたってスタンドの前後面に貫通する長孔
を設け、該スタンドの前面にスライド自在にスライドブ
ロックを装着すると共に、該スライドブロックの後壁面
に締付けボルトを、その先端側が前記長孔を通してスタ
ンドの後面から延出すべく設け、該スライドブロックを
スタンドの前面に圧接すべくスタンドの後面と締付けボ
ルトの先端部間にスプリングを弾装したことを特徴とす
る。また、前記ベースがマグネットベースであること、
また、前記スライドブロックにダイヤルゲージが取り付
けられたことを特徴とする。
(作用) スライドブロックはスプリングの弾発力によってスタ
ンドの前面に圧接されて、スタンドの長手方向にスライ
ド自在であり、任意のスライド位置で静止して保持され
る。スプリングの弾発力を調節することによってスライ
ドブロックを軽い操作でスライド移動させることができ
る。ベースに対してスタンドが垂直に固定されているか
らワークの垂直度を精度よくチェックすることができ
る。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は、本考案に係る基準合わせ治具の一実施例を
示す斜視図である。10はブロック状に形成したマグネッ
トベースで、後側面に設けたレバー12を回動することに
よってマグネット力がON-OFFされ機枠等の所定位置に着
脱される。マグネットベース10の底部には焼入スチール
材14をねじ止めあるいは貼付け等によって固定する。焼
入スチール材14を設けたのは平面研削等を行って上下面
の平行度の精度を上げるためである。
16はマグネットベース10の上面に固定したベースで、
ベース16下面に対してスタンド18を垂直に立設する。ス
タンド18は一定精度に研削された角柱材であってマグネ
ットベース10に対する垂直度を保持するためベース16の
前面部を切欠いて設けた凹部に基部を嵌入してベース16
に支持する。なお、スタンド18の前面位置とベース16の
前面位置およびマグネットベース10の前面位置は同一平
面位置に設定している。また、スタンド18の幅方向の中
央部には前後に貫通させて、スタンド18の長手方向に平
行に長孔19を貫設している。
マグネットベース10、ベース16、スタンド18はいずれ
も焼入研削仕上げされており、実施例ではマグネットベ
ース10に対するスタンド18の垂直度は1〜2μm/150mm
程度の精度に加工し、組み立てした。
20は前記スタンド18の前面上でスタンド18の長手方向
にスライド自在に支持されるスライドブロックである。
スライドブロック20のスタンド18との摺接部は平面形状
がコの字形に形成され、コの字形の凹部内壁面にスタン
ド18の前面および両側面が摺接してスタンド18にガタな
くスライドブロック20を装着している。
スライドブロック20の後壁面には先端側が前記長孔19
をとおってスタンド18の後面から延出する締付けボルト
22が設けられ、締付けボルト22にはスプリング24が外挿
されるとともに、長孔19の幅よりも大径に形成されてス
タンド18の後面に圧接されるワッシャ26と締付けボルト
22の先端側に係止される係止用のワッシャ27間にスプリ
ング24が弾装される。ワッシャ26の少なくとも一面は研
削仕上げされ、スライド移動を容易にするため研削面を
スタンド18の摺接面側にして組立てられる。
スライドブロック20は上記構成によりスプリング24の
弾発力によってスタンド18に圧接して支持される。した
がって、スプリング24による弾発力を適当に設定するこ
とによりスライドブロック20を軽い操作で上下に移動さ
せ、任意の移動位置で静止させることができる。スプリ
ング24の弾発力は締付けボルト22を回動させて延出長さ
を変えることによって簡単に調節することができる。締
付け力を大きくしたい場合には、第3図に示すようにカ
ラー28をワッシャ26、27間に挿入して締付けるようにし
てもよい。この場合、締付けボルト22の頭部をハンドル
29状に形成して、操作性をよくすることもできる。
第2図は基準合わせ治具の背面図で、スライドブロッ
ク20がスタンド18上の適宜位置に支持される状態を示し
ている。スライドブロック20は長孔19が穿設されている
範囲内で上下に移動自在である。
第1図でスライドブロック20の前部には基準位置を測
定するためのダイヤルゲージ30を取り付ける。ダイヤル
ゲージ30はスライドブロック20の前部に上下に貫通して
取り付けられるロッド32の下部に締付けレバー34を介し
て取り付けられる。36はロッド32をスライドブロック20
に対して所定位置に支持するためのボルトである。これ
により、ダイヤルゲージ30は任意に方向設定して使用で
きる。
第4図は上記基準合わせ治具のY軸方向の基準合わせ
を行う使用例を示す説明図である。40はワークで水平面
上でX−Y方向に移動可能なテーブル42上の突当ブロッ
ク43に突当てて固定されている。44はY軸方向の送りハ
ンドル、45はX軸方向の送りハンドルである。この使用
例では基準合わせ治具は加工ヘッドに装着したツール46
の端面の基準面Aにワーク42の端面を基準合わせしてい
る。はじめに、スライドブロック20を下位置にしてワー
ク40の端面位置をダイヤルゲージ30で読み取り、次にス
ライドブロック20を上位置にしてツール46の端面の基準
面にダイヤルゲージを当接して同一の読み位置までY軸
方向の送りハンドル44を操作してワーク40を移動させる
ことによって、基準面Aとワーク40を位置合わせするこ
とができる。
なお、必要によりX軸方向の端面基準合わせを行う。
上記実施例の基準合わせ治具はマグネットベース10と
スタンド18との垂直度が高精度に設定されているから計
測器と同等の精度で基準合わせすることができ、高精度
が要求される加工作業等に好適に使用することができ
る。また、スライドブロック20はスプリング24による弾
発力によってスタンド18に支持されており、この弾発力
を調節してスタンド18上を軽くスライドさせて動かすこ
とができるから、きわめて操作性がよく使い勝手がよい
という特徴がある。
なお、上記実施例においては、スタンド18の前面にコ
の字状のスライドブロック20を摺接させて支持したが、
スタンド18とスライドブロック20との一方の側面の摺接
面を前側が幅狭のテーパ面に形成してもよい。この場合
は、スタンド18に対してスライドブロック20を押圧して
支持した際にテーパ面同士が摺接することでスライドブ
ロック20の横方向のがたが防止できる。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて種々説明
したが、本考案はこの実施例に限定されるものではな
く、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し
得るのはもちろんのことである。
(考案の効果) 本考案に係る基準合わせ治具によれば、上述したよう
に構成したことにより、きわめて操作性に優れ、作業上
の取り扱いを容易にすることができる。また、高精度の
基準合わせを行うことができるから、高精度が要求され
る加工作業等において好適に用いることができる。ま
た、小型でコンパクトに構成されているから製造も容易
で安価に提供することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る基準合わせ治具の一実施例を示す
斜視図、第2図は背面図、第3図はスライドブロックの
他の支持方法を示す説明図、第4図は基準合わせ治具の
使用例を示す説明図である。 10……マグネットベース、14……焼入スチール材、18…
…スタンド、19……長孔、20……スライドブロック、22
……締付けボルト、24……スプリング、26、27……ワッ
シャ、30……ダイヤルゲージ、32……ロッド、36……ボ
ルト、40……ワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水出 康成 長野県埴科郡戸倉町大字上徳間90番地 株式会社山田製作所内 (72)考案者 若林 章彦 長野県埴科郡戸倉町大字上徳間90番地 株式会社山田製作所内 (72)考案者 長曽我部 勲 長野県埴科郡戸倉町大字上徳間90番地 株式会社山田製作所内 (56)参考文献 実開 昭57−89903(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースに、ベース下面に対して前面が垂直
    面に形成されたスタンドを立設すると共に、該スタンド
    の長手方向にわたってスタンドの前後面に貫通する長孔
    を設け、 該スタンドの前面にスライド自在にスライドブロックを
    装着すると共に、該スライドブロックの後壁面に締付け
    ボルトを、その先端側が前記長孔を通してスタンドの後
    面から延出すべく設け、該スライドブロックをスタンド
    の前面に圧接すべくスタンドの後面と締付けボルトの先
    端部間にスプリングを弾装したことを特徴とする基準合
    わせ治具。
  2. 【請求項2】ベースがマグネットベースである請求項1
    記載の基準合わせ治具。
  3. 【請求項3】スライドブロックにダイヤルゲージが取り
    付けられた請求項1または2記載の基準合わせ治具。
JP417290U 1990-01-19 1990-01-19 基準合わせ治具 Expired - Lifetime JP2502516Y2 (ja)

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JP417290U JP2502516Y2 (ja) 1990-01-19 1990-01-19 基準合わせ治具

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JPH0396161U JPH0396161U (ja) 1991-10-01
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