JP2563721Y2 - はしご型フレームのクロスメンバ取付構造 - Google Patents

はしご型フレームのクロスメンバ取付構造

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JP2563721Y2
JP2563721Y2 JP1991077927U JP7792791U JP2563721Y2 JP 2563721 Y2 JP2563721 Y2 JP 2563721Y2 JP 1991077927 U JP1991077927 U JP 1991077927U JP 7792791 U JP7792791 U JP 7792791U JP 2563721 Y2 JP2563721 Y2 JP 2563721Y2
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cross member
mounting structure
type frame
member mounting
gusset
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真▲きち▼ 原田
益廣 森本
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案ははしご型フレームのク
ロスメンバ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】トラックなどの車体フレームとしては、
2本のサイドレールと数本のクロスメンバを組み合わせ
たはしご型が、最もよく用いられる(実願平2ー753
81号公報)。
【0003】ところで、クロスメンバとサイドレールの
結合方法であるが、図4,図5のようにクロスメンバ1
にガゼット2(すみ板)を付設し、これをサイドレール
3のウェブ4面にボルト6(またはリベット)により結
合することが多い。この場合、ボルト6(またはリベッ
ト)の結合点は概ね上下に平行な配列状態になってい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな取付構造ではフレーム5が走行中に図6のような縦
の中心線廻りの捩れや横方向の曲げを受けると、これに
伴ってサイドレール3とクロスメンバ1が変形を生じる
が、そのためこれらの結合部(図5参照)に斜めの方向
からも曲げ力F(せん断力)が作用するようになるの
で、フレームの前後方向の両端に位置する結合点イ〜ニ
に応力が集中して、これらの結合点においてボルト6
(またはリベット)が折損したり、あるいはガゼット2
に亀裂が生じたりしやすいという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、この考案はは
しご型フレームのクロスメンバ取付構造において、クロ
スメンバをガセットを介してサイドレールウェブ面にボ
ルトまたはリベットで結合するにあたり、ボルトまたは
リベットによる結合点を、垂直軸と水平軸を対角線とす
るひし形の頂点と、頂点と頂点を結ぶ各斜辺上で中間に
数個もうけて配列したものである。
【0006】
【作用】これによると、フレーム全体の捩れや横曲げに
対してクロスメンバの結合部にて斜め方向からの曲げ力
を斜めに並ぶ複数の結合点でボルトまたはリベットが分
担することになるので、クロスメンバ廻りの応力低下が
図れる。
【0007】
【実施例】図1はサイドレールウェブ面に対するガゼッ
ト2のボルト6(またはリベット)による結合点の配列
状態を示す正面図で、ボルト6(またはリベット)によ
る結合点は全体として垂直軸Z−Zと水平軸Y−Yを対
角線とするひし形状に配列される。
【0008】すなわち、結合点はひし形の上下方向なら
びに前後方向に対向する角の頂点に、また隣合う角の頂
点を結ぶ各斜辺上でこれらの中間に1個ずつを設けた配
列状態になっている。
【0009】なお、ボルト6(またはリベット)による
結合点の配列状態のほかは従前と同様のため、図4を参
考に同じ部品は同じ符号を付けて説明すると、クロスメ
ンバ1はサイドレール3のウェブ4面にガゼット2を介
してボルト6(またはリベット)で結合される。
【0010】このようにクロスメンバ1をサイドレール
ウェブ4面に結合すると、フレーム全体の捩れや横曲げ
に対してクロスメンバ1の結合部にて斜め方向からの曲
げ力Fでガゼット2が図2のように変形しようとする
が、ひし形の斜辺に沿って並ぶ複数(上下3個ずつ)の
結合点たとえばa〜c,d〜fでボルト6(またはリベ
ット)が曲げ力Fを分担するようになるため、一部結合
点への過度の応力集中を回避することができる。したが
って、従前に較べてボルト6(またはリベット)が折損
したり、ガゼット2に亀裂が生じたりすることが少な
く、フレーム耐久性の向上に有効となる。図3に台上耐
久試験結果を示す。
【0011】なお、ボルト6(またはリベット)による
結合点は全体としてひし形に近似するように配列すれば
良く、たとえばガゼット2の両端部(従前の場合に応力
の集中しやすい部位)に水平軸を垂線とする三角形状の
配列を加えたような形態(全体としてはひし形状に近似
する偏平六角形状となる)でも良い。
【0012】
【考案の効果】以上要するにこの考案によれば、はしご
型フレームのクロスメンバ取付構造において、クロスメ
ンバをガセットを介してサイドレールウェブ面にボルト
またはリベットで結合するにあたり、ボルトまたはリベ
ットによる結合点を、垂直軸と水平軸を対角線とするひ
し形の頂点と、頂点と頂点を結ぶ各斜辺上で中間に数個
もうけて配列したので、フレーム全体の捩れや横曲げに
対してもクロスメンバ結合点への応力集中が回避でき、
フレーム耐久性の向上に役立つという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を説明するガゼットのボルト
結合点の配列状態を示す正面図である。
【図2】同じくフレーム全体の捩れや横曲げに伴うガゼ
ットの変形状態を表す説明図である。
【図3】同じく台上耐久試験結果を示す図表である。
【図4】従来のクロスメンバの取付状態図である。
【図5】同じくガゼットのボルト結合点の配列状態を示
す正面図である。
【図6】フレーム全体の捩れや横曲げの状態説明図であ
る。
【符号の説明】
1 クロスメンバ 2 ガゼット 3 サイドレール 4 ウェブ 6 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はしご型フレームのクロスメンバ取付構
    造において、クロスメンバをガセットを介してサイドレ
    ールウェブ面にボルトまたはリベットで結合するにあた
    り、ボルトまたはリベットによる結合点を、垂直軸と水
    平軸を対角線とするひし形の頂点と、頂点と頂点を結ぶ
    各斜辺上で中間に数個もうけて配列したことを特徴とす
    るはしご型フレームのクロスメンバ取付構造。
JP1991077927U 1991-09-26 1991-09-26 はしご型フレームのクロスメンバ取付構造 Expired - Lifetime JP2563721Y2 (ja)

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JPH0644678U JPH0644678U (ja) 1994-06-14
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