JPH0742920Y2 - トラック等の車台フレーム - Google Patents

トラック等の車台フレーム

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JPH0742920Y2
JPH0742920Y2 JP12807389U JP12807389U JPH0742920Y2 JP H0742920 Y2 JPH0742920 Y2 JP H0742920Y2 JP 12807389 U JP12807389 U JP 12807389U JP 12807389 U JP12807389 U JP 12807389U JP H0742920 Y2 JPH0742920 Y2 JP H0742920Y2
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JP
Japan
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cross member
side rail
bolts
flat washer
bolt
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JP12807389U
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JPH0371978U (ja
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邦夫 原
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラック等の車台フレームに関するものであ
る。
(従来の技術) 通常のトラックは、車体前後方向に延在し断面形状が溝
型をなす左右一対のサイドレールと、車体前後方向に適
宜の間隔を存して複数個並設され、夫々車巾方向に延在
して両端部を上記サイドレールのウェブ又は上下フラン
ジにリベット又はボルトによって締結されたクロスメン
バとからなる梯子型の車台フレームを具えている。上記
クロスメンバには、断面形状が溝型又はI型をなす部
材、及び通常断面形状がハット型をなす上方部材と、同
上方部材の少くとも車巾方向両端部分に固着された適宜
の断面形状を有する下方部材とからなり、上記上方部材
と下方部材とによって、車巾方向の両端部分にV字状に
拡開した接手部を形成した所謂アリゲータ型クロスメン
バ等が適宜に採用されている。
いま、一例として上記アリゲータ型クロスメンバを具え
た車台フレームの典型的な構成を第6図及び第7図を参
照して説明すると、図中符号10は総括的に車台フレーム
を示し、同車台フレームは、車体前後方向に延在し断面
形状が夫々溝型をなす左右一対のサイドレール12と、車
巾方向に延在して配設され、その車巾方向の両端部を上
記サイドレール12にリベット又はボルト14によって固着
されたアリゲータ型のクロスメンバ16とを具えている。
上記クロスメンバ16は、全長の大部分がハット型断面を
なしている上方部材16uと、同上方部材16uの両端部分に
リベット又はボルト18によって固着された平板又はハッ
ト型断面等任意の断面形状を有する下方部材16lとから
構成され、上記上方部材16uの車巾方向の端部と上記下
方部材16lとによって、V字状に拡開した接手部20が形
成されている。同接手部20を形成する上方部材及び下方
部材の端部は、上下方向に折曲げられて上方及び下方の
取付フランジ16uf及び16lfを形成し、これらの取付フラ
ンジ16uf及び16lfが上記リベット又はボルト14によって
サイドレール12のウェブ12wに締結されている。
上記車台フレーム10を具えた車両の走行中、車台フレー
ムには、上下方向の曲げ荷重、横方向の曲げ荷重、捩り
荷重、更にこれらの複合荷重が作用する。横方向の曲げ
荷重及び捩り荷重等によって、上記サイドレール12に対
しクロスメンバ16が第6図に矢印P方向の相対変位を生
起するような力を受けると、同図においてクロスメンバ
の中心線0−0から遠い側即ちA列のリベット又はボル
ト14に大きな力が作用し、同中心線0−0寄り即ちB列
のリベット14には小さい力が作用する。このため上記A
列のリベット又はボルト14並びにこれらに隣接するサイ
ドレールウェブ12w、上方及び下方の取付フランジ16uf
及び16lfの板部分に破断、亀裂等が発生し易く、また各
取付フランジ16uf及び16lfの車体前後方向の端縁22がサ
イドレールウェブ12wの表面に喰い込むように圧接され
て所謂面当りが生起し、面当り部分に大きな応力が発生
してこの部分にも亀裂等の欠陥が発生し易い。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上記事情に鑑み創案されたもので、クロスメ
ンバの車巾方向の端部に形成された取付フランジを、車
体前後方向に列設された3個以上のボルトによってサイ
ドレールのウェブに締結するものにおいて、上記3個以
上のボルトに作用する力を平均化すると共に、上記取付
フランジの車体前後方向の端縁のサイドレールウェブに
対する面当りを効果的に回避することによって、上記ボ
ルト及びサイドレールウェブ並びに取付フランジの破損
を防止し、車台フレームの耐久性及び信頼性を改善する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、車体前後方向に延
在し断面形状が溝型をなす左右一対のサイドレールと、
車巾方向に延在して配設されその車巾方向両端部分に形
成された取付フランジを上記サイドレールのウェブにボ
ルトによって締結したクロスメンバを具備してなるもの
において、上記クロスメンバの取付フランジとサイドレ
ールのウェブとが、両者間に挾装された平ワッシャを介
して夫々3個以上のボルトにより緊締され、かつ上記3
個以上のボルトのうちクロスメンバの中心線から遠い側
のボルトが挿通される平ワッシャが、同中心線寄りのボ
ルトが挿通される平ワッシャより柔かく形成されている
ことを特徴とするトラック等の車台フレームを提案する
ものである。
(作用) 本考案によれば、クロスメンバの車巾方向両端部に形成
された取付フランジとサイドレールウェブとの間に平ワ
ッシャが介装され、同平ワッシャを挿通するボルトによ
って取付フランジとサイドレールウェブとが緊締され
る。従ってサイドレールウェブと取付フランジとの間に
平ワッシャの厚さに相当する隙間が形成されるので、サ
イドレールに対してクロスメンバが第6図に矢印Pで示
したような力をうけた場合に、上記取付フランジの車体
前後方向の端縁がサイドレールウェブの表面に圧接され
面当りを生起することが効果的に回避される。また、取
付フランジをサイドレールウェブに締結する3個以上の
ボルトのうちクロスメンバの中心線から遠い側のボルト
が挿通される平ワッシャが、同中心線寄りのボルトが挿
通される平ワッシャより柔かく形成されているので、各
ボルトに作用する力が従来より均等化される。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図ないし第5図につて具体的
に説明する。(なお、前述した従前の構成と実質的に同
一又は対応する部材及び部分には同一の符号を付し、重
複にわたる説明は省略する。)先づ、第1図ないし第3
図に示した本考案の第1実施例において、アリゲータ型
クロスメンバ16の車巾方向両端部分に形成されたV字状
接手部20の端部に上下方向に折曲げて形成された上方及
び下方の取付フランジ16uf及び16lfとサイドレールウェ
ブ12wとは、両者間に挾装された平ワッシャ24を夫々挿
通する車体前後方向に3個以上(図示の場合は4個)並
設されたボルト14によって緊締固着されている。そし
て、上記平ワッシャ24のうちクロスメンバ16の中心線0
−0から遠い側のA列に配設されるものは、同中心線0
−0に近い側のB列に配置されるものよりも柔い材質で
作られている。
上記構成の車台フレームを具えた車両の走行中、車台フ
レームに曲げ及び捩り荷重が作用して、サイドレール12
に対してクロスメンバ16が第2図において矢印P方向に
相対変位するような荷重が作用した場合、サイドレール
12のウェブ12wとクロスメンバ16の上方及び下方の取付
フランジ16uf及び16lfとの間に平ワッシャ24が介装され
て、両者間に平ワッシャ24の板厚に相当する隙間が形成
されているので、取付フランジ16uf及び16lfの車体前後
方向の端縁22が、サイドレールのウェブ12wに喰い込む
ように圧接される所謂面当りを生起することがなく、面
当りによるサイドレールウェブ12wの亀裂や圧潰等の欠
陥発生を効果的に回避することができる。また、クロス
メンバ16の中心線0−0から遠い側即ちA列のボルト14
が挿通する平ワッシャ24が、中心線0−0に近い側即ち
B列のボルト14が挿通する平ワッシャ24より柔かい材質
で作られており、上記矢印P方向の力が作用した場合、
外側の平ワッシャ24が内側の平ワッシャ24より大きい弾
性変形を起すので、外側のボルト14にかかる力と内側の
ボルト14にかかる力とを従来より均等化することができ
る。外側のボルトと内側のボルトが、より均等な力をう
け荷重を平均して負担するので、ボルト14及びその周辺
の板部材(即ちサイドレールウェブ12w並びに上下取付
フランジ16uf及び16lfを構成する板部材)の亀裂や破断
等を有効に防止することができる。この結果、サイドレ
ール12及びクロスメンバ16の結合部の破損を防止し、車
台フレーム10の耐久性及び信頼性を改善することができ
る。
次に、第4図及び第5図に示した本考案の第2実施例に
おいて、クロスメンバ16は、上方フランジ16u及び下方
フランジ16lと、同上方フランジ及び下方フランジの一
側縁を相互に連結するウェブ16wとを具えた溝型部材か
ら構成されている。上記上方及び下方フランジ16u及び1
6lは、夫々車巾方向外方に延長され上下方向に折曲げら
れて取付フランジ16uf及び16lfを形成し、これら取付フ
ランジ16uf及び16lfとサイドレールのウェブ12wとは、
両者間に挾装された平ワッシャ24を介して車巾方向に並
設された3個以上のボルト14により締結されている。
上記平ワッシャ24をサイドレールウェブ12wと取付フラ
ンジ16uf及び16lfとの間に介装することによって、サイ
ドレール12に対して第4図に矢印Pで示したような力が
作用した場合、上方及び下方フランジ16uf及び16lfの車
体前後方向の端縁22がサイドレールウェブ12wに対して
面当りすることがなく、面当りによるサイドレールウェ
ブの破損が効果的に防止される。また、クロスメンバ16
の中心線0−0から遠い側の平ワッシャ24を中心線0−
0に近い側の平ワッシャ24より柔かい材質とすることに
よって、各ボルト14にかかる力を平均化し、ボルト14及
びその周辺の板部材の破損を防止することができる。
なお、本考案は、上記アリゲータ型クロスメンバ及び溝
型断面のクロスメンバを具えた車台フレームのみなら
ず、上方及び下方フランジの略中央部分を縦方向のウェ
ブで連結したI型断面のクロスメンバを具えた車台フレ
ームにも同様に適用することができ、実質的に同等の効
果を収めることができる。
(考案の効果) 叙上のように、本考案に係るトラック等の車台フレーム
は、車体前後方向に延在し断面形状が溝型をなす左右一
対のサイドレールと、車巾方向に延在して配設されその
車巾方向両端部分に形成された取付フランジを上記サイ
ドレールのウェブにボルトによって締結したクロスメン
バを具備してなるものにおいて、上記クロスメンバの取
付フランジとサイドレールのウェブとが、両者間に挾装
された平ワッシャを介して夫々3個以上のボルトにより
緊締され、かつ上記3個以上のボルトのうちクロスメン
バの中心線から遠い側のボルトが挿通される平ワッシャ
が、同中心線寄りのボルトが挿通される平ワッシャより
柔かく形成されていることを特徴とし、サイドレールと
クロスメンバとを締結するボルト及びその周辺の板部材
の破損を防止し、車台フレームの耐久性及び信頼性を改
善し得る効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す平面図、第2図は第
1図の要部拡大平面図、第3図は第2図の矢印III方向
から視た正面図、第4図は本考案の第2実施例を示す要
部平面図、第5図は第4図の矢印V方向から視た正面
図、第6図は従来の車台フレームを要部を示した第2図
同様の平面図、第7図は第6図の矢印VII方向から視た
正面図である。 10……車台フレーム、12……サイドレール、14……リベ
ット又はボルト、16……クロスメンバ、16uf及び16lf…
…取付フランジ、24……平ワッシャ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前後方向に延在し断面形状が溝型をな
    す左右一対のサイドレールと、車巾方向に延在して配設
    されその車巾方向両端部分に形成された取付フランジを
    上記サイドレールのウェブにボルトによって締結したク
    ロスメンバを具備してなるものにおいて、上記クロスメ
    ンバの取付フランジとサイドレールのウェブとが、両者
    間に挾装された平ワッシャを介して夫々3個以上のボル
    トにより緊締され、かつ上記3個以上のボルトのうちク
    ロスメンバの中心線から遠い側のボルトが挿通される平
    ワッシッが、同中心線寄りのボルトが挿通される平ワッ
    シャより柔かく形成されていることを特徴とするトラッ
    ク等の車台フレーム。
JP12807389U 1989-11-01 1989-11-01 トラック等の車台フレーム Expired - Lifetime JPH0742920Y2 (ja)

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JPH0371978U JPH0371978U (ja) 1991-07-19
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