JPH06307423A - フランジボルト及びフランジナット - Google Patents

フランジボルト及びフランジナット

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JPH06307423A
JPH06307423A JP13014493A JP13014493A JPH06307423A JP H06307423 A JPH06307423 A JP H06307423A JP 13014493 A JP13014493 A JP 13014493A JP 13014493 A JP13014493 A JP 13014493A JP H06307423 A JPH06307423 A JP H06307423A
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
fastened
nut
bolt
fastened member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13014493A
Other languages
English (en)
Inventor
Okiaki Hayashida
興明 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH06307423A publication Critical patent/JPH06307423A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フランジボルト及びフランジナットにより締
結される車台フレーム等の被締結部材に、ボルト及びナ
ットのフランジ部外周縁に亀裂が発生することを効果的
に防止し、車台フレーム等被締結部材の耐久性及び信頼
性を改善する。 【構成】 フランジボルト及びフランジナットのフラン
ジ部における被締結部材に対する当接面の半径方向外側
部分に、半径方向外方に行くにしたがい被締結部材表面
から次第に大きく離隔する楕円等の回転面部を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フランジボルト及びフ
ランジナット、特にトラック等の車台フレーム組立用に
好適なフランジボルト及びフランジナットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】トラック等の車台フレームの構造の一例
を、図4ないし図6を参照して説明する。図中符号10
は総括的に車台フレームを示し、同車台フレームは車体
前後方向に延在し断面形状が夫々溝型をなす左右一対の
サイドレール12と、車巾方向に延在しその両端を夫々
フランジボルト14及び同フランジボルトに螺合するフ
ランジナット16によって上記サイドレール12のウエ
ブ12wに締結された複数のクロスメンバ18とから構
成されている。
【0003】図示のクロスメンバ18は、所謂アリゲー
タ型のクロスメンバであって、断面形状がハット型をな
す上方部材20と、同上方部材20の車巾方向両端部分
にリベット22によって締結された下方部材24とから
構成されている。上記上方部材20の両端部と上記下方
部材24とによってV字状に拡開した取付部26が形成
され、同取付部26の端部に折曲げて形成された取付フ
ランジ28が、上記フランジボルト14及びフランジナ
ット16によりサイドレールのウエブ12wに締結され
ている。
【0004】上記フランジボルト14及びフランジナッ
ト16の拡大正面図(一部は断面で示されている)であ
る図6に良く示されているように、フランジボルト14
はその6角頭部14aのねじ軸14b側に大径のフラン
ジ部14cを具えており、フランジ14cの被締結部材
(図示の場合はサイドレール12のウエブ12w)に接
する当接面14eは、全面が平らな平面によって形成さ
れている。また、フランジナット16も同様に、6角頭
部16aの被締結部材(図示の場合はクロスメンバ18
の取付フランジ28)側に大径のフランジ部16bが設
けられ、同フランジ部16bの被締結部材に接する当接
面16cは、全面が平らな平面によって形成されてい
る。
【0005】上記車台フレーム10には、トラック等の
稼働中、大きな上下方向の曲げ荷重、捩り荷重及び横方
向の曲げ荷重が作用する。これら種々の荷重により上記
フランジボルト14及びフランジナット16の締結部分
に過大な力が作用すると、殆んどの場合フランジボルト
14のフランジ部14c及び(又は)フランジナット1
6のフランジ部16bの外周部分に沿う被締結部材12
w及び(又は)28に亀裂が発生する。
【0006】上記フランジ部14c及び16bの外周部
分に沿い亀裂が発生する原因は、同フランジ部の被締結
部材12w及び28に接する当接面14e及び16cが
全面的に平面から構成されているため、各当接面の外周
縁が被締結部材の表面に喰い込んで応力集中が生起し、
遂に亀裂に発展するものと認められる。
【0007】図示した車台フレーム10では、左右一対
のサイドレール12にフランジボルト14及びフランジ
ナット16によって両端部を締結されるクロスメンバと
して所謂アリゲータ型のクロスメンバ18が例示されて
いるが、断面形状が溝型をなすクロスメンバ及び断面形
状がI字状をなすクロスメンバについても、上記事情は
実質的に全く同じである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、フランジボルト及びフランジナ
ットにより締結される被締結部材、特にトラック等にお
ける車台フレームのフランジボルト及びフランジナット
締結部分に亀裂等が発生することを効果的に防止得る改
良されたフランジボルト及びフランジナットを提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、フランジボルトの頭部及びフランジナッ
トの被締結部材に接する当接面の半径方向外側部分に、
半径方向外方に行くにしたがい上記被締結部材の表面か
ら次第に大きく離隔する楕円等なだらかな曲線の回転面
を形成したことを特徴とするフランジボルト及びフラン
ジナットを提案するものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、フランジボルト及びフランジ
ナットのフランジ部における被締結部材に接する当接面
の半径方向外側部分に、半径方向外方に行くにしたがい
被締結部材の表面から次第に大きく離隔する回転面が形
成されているので、締結部分に曲げや捩りに基づく大き
な荷重が作用した場合でも、フランジボルト及びフラン
ジナットのフランジ部外周縁が被締結部材の表面に喰い
込み応力の集中を生起させることがなく、又は少なくと
も応力の集中を効果的に緩和することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図3につい
て具体的に説明する。(なお、図4ないし図6を参照し
て説明した従来のフランジボルト及びフランジナットと
実質的に同一又は対応する部材及び部分には同一の符号
を付し重複説明は省略する。)先づ、本発明の第1実施
例を示す図1及び図2のフランジナット16において、
前記車台フレーム10のサイドレールウエブ12w或い
はクロスメンバ18の取付フランジ28等の被締結部材
に接するフランジ部16bの当接面16cには、その半
径方向外側部分に、被締結部材の表面から半径方向外方
に行くにつれて次第に大きく離隔する回転面30が形成
されている。
【0012】図2の要部拡大断面図に特に良く示されて
いるように、上記回転面30は、図中に点線で示されて
いる長径がA、短径がBの楕円の一部をナット中心線O
−Oの周りに回転させて形成される曲面である。上記楕
円の長径A及び短径Bは、フランジナット16の材質、
フランジ部16bの外径及び厚さ、ナットに要求される
締付力、当接面16cに要求される平面部分の面積等に
より、応力集中度が十分小さくなるように、好ましくは
実験的に定められる。
【0013】上記構成のフランジナット16を用いて車
台フレーム10の上記構成部材を締結した場合、フラン
ジ部16aの当接面16cにおける半径方向外側部分に
回転面30が形成されているため、フランジ部16bの
外周縁部が被締結部材の表面に喰い込んで応力集中を起
すことがなく、又は少くとも応力集中度を従来の同種ナ
ットより著しく小さくすることができるので、被締結部
材の表面と、フランジ部16bの外周縁に沿って亀裂等
が発生することを有効に防止することができる。
【0014】次に、図3は本発明をフランジボルト14
に適用した第2実施例を示すものである。上記フランジ
ナット16と同様に、フランジ部14cの半径方向外側
部分に回転面32が形成されている。同回転面32は、
図2に示されている楕円回転面30と実質的に同一の回
転面である。
【0015】上記構成のフランジボルト14を用いて車
台フレーム10の構成部材を締結した場合、フランジ部
14cの当接面14eにおける半径方向外側部分に回転
面32が形成されているため、フランジ部14cの外周
縁部が被締結部材の表面に喰い込んで応力集中を起こす
ことがなく、又は少くとも応力集中度を従来のフランジ
ボルトより著しく小さくすることができるので、被締結
部材の表面にフランジ部14cの外周縁に沿って亀裂等
が発生することを確実に防止することができる。
【0016】なお、上記実施例では、フランジナット1
6及びフランジボルト14のフランジ部16b及び14
cにおける当接面の半径方向外側部分に形成されている
回転面30及び32が、夫々楕円回転面によって形成さ
れているが、勿論楕円に近いなだらかにわん曲した放物
線、双曲線等の曲線を、夫々ナット及びボルトの中心線
の周りに回転させて形成される回転面によって代替する
ことができ、略同様の効果を収めることができる。
【0017】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るフランジボ
ルト及びフランジナットは、フランジボルトの頭部及び
フランジナットの被締結部材に接する当接面の半径方向
外側部分に、半径方向外方に行くにしたがい上記被締結
部材の表面から次第に大きく離隔する楕円等なだらかな
曲線の回転面を形成したことを特徴とし、フランジボル
ト及びフランジナットのフランジ部外周縁に沿って被締
結部材に亀裂が発生することを確実に防止することがで
き、特にトラック等の車台フレームに適用した場合、そ
の耐久性及び信頼性を著しく向上し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をフランジナットに適用した第1実施例
の側面図である。
【図2】図1に示したナットの要部を拡大して示した断
面図である。
【図3】本発明をフランジボルトに適用した第2実施例
の側面図である。
【図4】従来のフランジボルト及びフランジナットを使
用したトラック等の車台フレームを示す部分的平面図で
ある。
【図5】図4に示した車台フレームの正面図である。
【図6】図4及び図5におけるフランジボルト及びフラ
ンジナット締結部分の拡大正面図(一部を断面で示す)
である。
【符号の説明】
10 車台フレーム 12 サイドレール 14 フランジボルト 16 フランジナット 18 クロスメンバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジボルトの頭部及びフランジナッ
    トの被締結部材に接する当接面の半径方向外側部分に、
    半径方向外方に行くにしたがい上記被締結部材の表面か
    ら次第に大きく離隔する楕円等なだらかな曲線の回転面
    を形成したことを特徴とするフランジボルト及びフラン
    ジナット。
JP13014493A 1993-04-21 1993-04-21 フランジボルト及びフランジナット Withdrawn JPH06307423A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028363A1 (ja) * 2007-08-27 2009-03-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ボルト
JP2018031419A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 トヨタ自動車株式会社 ワッシャ付ネジ
JP2021011952A (ja) * 2016-08-24 2021-02-04 株式会社デンソー ワッシャ付ネジ

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