JP2563680B2 - ごみ処理装置 - Google Patents

ごみ処理装置

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JP2563680B2
JP2563680B2 JP3011875A JP1187591A JP2563680B2 JP 2563680 B2 JP2563680 B2 JP 2563680B2 JP 3011875 A JP3011875 A JP 3011875A JP 1187591 A JP1187591 A JP 1187591A JP 2563680 B2 JP2563680 B2 JP 2563680B2
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次郎 鈴木
猛 富澤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は、厨房・病院等で発生するプラス
チック系ごみを簡便に処理する装置に利用される。ごみ
は現在自治体で埋め立てあるいは焼却処分されている。
埋め立て用地不足のためごみ処理は焼却処分に頼らざる
をえないが、焼却処分も輸送時の衛生問題という課題を
持っている。本発明はごみを発生した場所で軽量化・減
容化し、かつ衛生的なものとする装置に関するもので、
この課題を解決できるものである。
【0003】
【従来の技術】
【0004】従来のごみ処理装置にはディスポーザーと
よばれる機械的処理装置とガスや液体燃料あるいは電気
加熱を用いる焼却装置とがある。前者は回転刃で厨芥を
粉砕し下水に流して処理する方式で、後者は燃料をバー
ナで燃焼し、その熱でごみを焼却するものである。ディ
スポーザーは機械的に厨芥を細かく処理するため排水の
中に多量の固形分を放出する。特にプラスチック系ごみ
がある場合は下水道の詰まりが発生し大きな社会問題と
なっている。このため、わが国はじめ米国でも使用禁止
の傾向がある。また、焼却方式はプラスチックに塩化ビ
ニール等の塩化物がある場合は排気に塩酸が生じる問題
がある。したがってプラスチック系ごみを減容するには
加熱して軟化させる方法が有効である。例えば実願昭6
0−36049のようにマイクロ波を使用して真空加熱
する方法がある。真空乾燥は低温で加熱できるので安全
であるが、真空は熱を伝えないので加熱源としてマイク
ロ波が一般的に使用される。この方法は真空で同時に容
器を収縮させて加圧して体積を減少させる効果も持って
いる。また、特開昭48−91172のようにピストン
で加圧しつつ熱板で加熱する方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】これらの方法は脱臭できない問題がある。
実願昭60−36049は減圧してごみを圧縮しつつ加
熱するためごみの間に空間がない状態で加熱しなければ
ならない。したがって、外部から加熱しても処理機の真
ん中のごみに熱が伝導しにくいため、均一加熱のためマ
イクロ波を使用せざるを得ない。しかし、マイクロ波加
熱は水分を含む厨芥の加熱には有効であるが、プラスチ
ックのように殆どがマイクロ波透過性の場合は加熱でき
ない。しかもプラスチックの中で最もマイクロ波吸収の
大きい塩化ビニールを加熱して塩酸を発生する。塩酸は
酸化できないので酸化による脱臭は不可能となる。吸着
脱臭を用いれば極めて短時間で交換する必要が生じる。
すなわち、プラスチック減容に関して実用的な脱臭が困
難となる。また、これをプラスチック処理に使用するこ
とは蒸発する水分がないので真空 にする意味もなく装置
が複雑である。また、マイクロ波は乾燥した部分を高温
としてしまうため、悪性ガスの発生のみならず溶融して
装置に固着する課題も持つ。 また、特開昭48−911
72のように熱板で加圧および加熱をする場合は、熱板
の温度を溶融温度にしなければならない。なぜならば断
熱性の高いプラスチックの中心まで熱伝導で加熱できな
いためである。このため悪性ガスの発生は避けられな
い。しかも、処理部がピストンのような機構部を有する
ので、圧縮により排出される排気や付着している厨芥の
水分の排出経路が多岐に渡り、集合させて脱臭部に導入
するために複雑なシール部が必要となる。したがってプ
ラスチックとくに生ごみが付着したプラスチックを処理
するためには、効果的に減容できるだけでなく、悪性の
排気を排出しない処理方法であり、さらに排出される排
気が脱臭部以外に漏洩しない構成方法が必要となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】上記問題を解決する本発明の手段は次の通
りである。プラスチック系ごみを投入する扉を設けた収
納部と、前記収納部に設けられた前記収納部を前記プラ
スチック系ごみ空間と加圧空間に区分する気密性の袋
と、前記加圧空間に0.1〜1kg/cm 2 の圧力の空
気を送って袋を加圧して前記袋を変形させる加圧手段
と、前記プラスチック系ごみ空間と連通する触媒部と、
前記触媒部に設けた触媒の加熱ヒータと、前記触媒部
下流に設けた排気孔と、前記プラスチック系ごみを加熱
する加熱手段を有するもので、前記加圧手段を停止して
前記加熱手段を動作させる加熱過程と、前記加熱課程
プラスチック系ごみをガラス転移温度以上かつ200℃
以下の温度範囲に加熱した後に、前記加圧手段により
ラスチック系ごみを圧縮せしめる圧縮過程を設けたもの
であり、かつ前記圧縮過程で前記加圧手段の送気による
プラスチック系ごみの収縮により排出された前記プラス
チック系ごみ空間の排気を前記触媒部で浄化して前記排
気孔より排出する構成を有する。
【0009】上記構成の本発明の作用を以下に説明す
る。ごみは生ごみ、紙、プラスチック等の混合物であ
る。プラスチック製の包装材料・容器等のプラスチック
系ごみは体積的にかさ張り、例えば一般家庭の発生する
ごみの80%はこのプラスチックごみと言う調査結果も
出ている。本発明はかさ体積の大きいプラスチック系の
ごみは熱変形により体積を小さくし、かつ加熱乾燥殺菌
するものである。 このとき温度が高いと塩化物系のプ
ラスチックは塩酸を発生するため、低い温度で収縮させ
なければならない、本発明では加熱し軟化したプラスチ
ックを空気圧で圧縮し、ごみの体積を小さくするもの
で、空気圧と加熱温度をコントロールをすることにより
効率的な減容化が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
【0011】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。まず、請求項第1項の本発明の実施
の形態を説明する。図1で1は袋である。桶状の収納部
2に入れられた袋1は開口部を収納部2の上部で保持さ
れている。袋1の中のごみ3は収納部2の上部の開閉す
る扉4と空気孔5を有する中蓋6より入れられる。ごみ
3はプラスチック製の包装材料・容器等の混合体であ
る。今日、なま物の食品は通常発泡スチロール、塩化ビ
ニール、ポリエチレン等で包装され、標準的な家庭ごみ
を調査すると生ごみに対しプラスチックごみの比率は約
4倍である。このようなプラスチック包装材料は風通し
がよく熱容量も少ないので、袋1の中まで均一に加熱し
やすい。
【0012】袋1は開口に対して十分な深さを有する柱
状の袋である。収納部2と袋1の間の加圧室8に空気ポ
ンプ7は加圧空気を送る構造である。収納部2の上部に
ヒータ9で加熱された触媒10、さらに触媒10の温度
検知部11、触媒10の下流に排気管12が設けられて
いる。また収納部2の下部には電気で発熱するヒータ1
3が設けられている。しかしごみ3に塩化ビニール等の
塩素系のプラスチックが含まれると、120℃から脱塩
素の傾向を示し、200℃を超えると塩酸の発生は急増
しするのでこれ以上熱風の温度を高くすることはできな
い。
【0013】上記構成の本発明の動作を以下に説明す
る。扉4、内蓋6よりごみ3は袋1の中に投入される。
ヒータ13に通電し袋1とごみ3を加熱する。袋1の材
料はの耐熱プラスチック、ゴム、樹脂含有紙、皮革、樹
脂含有羊毛フェルト等の耐熱性のある柔軟な素材であ
る。また、耐熱性があるが通気性もある紙やフェルトを
内側とし、外を低融点のプラスチックフィルムを用いて
もよい。加圧室8のなかの熱風の対流でごみ3は加熱さ
れ柔軟になる。このとき袋1は収縮してプラスチックご
みを圧縮していない。圧縮すればプラスチックごみ間の
隙間が無くなり、隙間を対流する熱気が生じないため、
プラスチックごみの中心が低温になるためである。ごみ
3の温度は100℃から150℃になるとプラスチック
ごみは20%〜50%収縮する(材料によりこの範囲外
もある)。プラスチック系のごみはこの状態でもごみ間
に隙間が存在しており熱気は対流できるが、隙間が多く
全体の容積の減少を十分なものとしていない。発泡スチ
ロールのような耐熱性の低いものは若干熱変形する。し
かし、このままでは衛生的に乾燥処理は可能であって
も、体積は十分に減らない。例えば発泡スチロールは1
20℃で自重で変形するがポリエチレンの様なある程度
耐熱性のあるものはこの温度で変形は不十分である。
【0014】このような状態、すなわち全体が熱可塑性
温度以上になった状態のあと空気ポンプ7を動作し、収
納部2と袋1の間の加圧空間8に0.1〜1kg/cm
2 の圧力の空気を送る。袋1内外の差圧、袋1は空気
圧で圧縮され、図2に示す状態となる。ガラス転移温度
以上に加熱され軟化しているプラスチックはこの力で塑
性変形する。この加圧でプラスチック間の隙間はなくな
り体積は1/10から1/20に大幅に圧縮できる。
【0015】袋1が圧縮されるとき袋1内の空気は、器
具外に触媒10を通って押し出される。触媒10はヒー
タ9で約500度の活性化温度に保たれ、排気中のごみ
3の発生する臭気は触媒10で酸化され無臭となる。ま
た圧縮処理が終了した後、空気ポンプ7の動作を逆転し
加圧室8を減圧すれば袋1は膨張し、次のごみの投入が
容易になる。
【0016】1の収縮と膨張を加熱中に繰り返し、ご
み3の位置を変化させ、かつ外気をヒータで加熱されて
いる 触媒10より熱風として吸引すれば、ごみ3の上
部も加熱されて均一加熱が可能となる。同時に繰り返し
変形圧力を加えるためより一層ごみ3全体の体積は減少
する。すなわち下部のヒータ13は袋1の周りを乾燥
し、内部のごみ3の加熱乾燥に時間がかかるが、このよ
うな空気圧による熱風の吸引と撹袢をすることで加熱時
間は短縮される。
【0017】
【発明の効果】
【0018】以上に述べた本発明により、機器利用者の
受ける利益はプラスチックごみが減容化、衛生的になる
ので廃棄頻度がへる、あるいは保管が楽になることであ
。また、ごみの処分者である自治体が得る利益は、
送・収集が容易となる、埋立地の確保が楽になることで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のごみ処理装置のごみ投
入時の状態を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1のごみ処理装置のごみ圧
縮状態を示す断面図
【符号の説明】
1 袋 2 収納部 3 ごみ 4 扉 5 空気孔 6 中蓋 7 空気ポンプ 8 加圧室 9 触媒加熱用ヒータ 10 触媒 11 温度検知部 12 排気管 13 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−154203(JP,U) 実開 昭63−35705(JP,U) 実開 昭59−11805(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック系ごみを投入する扉を設けた
    収納部と、前記収納部に設けられ前記収納部を前記プラ
    スチック系ごみ空間と加圧空間に区分する気密性の袋
    と、前記加圧空間に0.1〜1kg/cm 2 の圧力の空
    気を送って袋を加圧して前記袋を変形させる加圧手段
    と、前記プラスチック系ごみ空間と連通する触媒部と、
    前記触媒部に設けた触媒の加熱ヒータと、前記触媒部の
    下流に設けた排気孔と、前記プラスチック系ごみを加熱
    する加熱手段とを有するもので、前記加圧手段を停止し
    て前記加熱手段を動作させる加熱過程と、前記加熱課程
    でプラスチック系ごみをガラス転移温度以上かつ200
    ℃以下の温度範囲に加熱した後に前記加圧手段によりプ
    ラスチック系ごみを圧縮せしめる圧縮過程を設けたもの
    であり、かつ前記圧縮過程で前記加圧手段の送気による
    プラスチック系ごみの収縮により排出された前記プラス
    チック系ごみ空間の排気を前記触媒部で浄化して前記排
    気孔より排出することを特徴とするごみ処理装置。
  2. 【請求項2】プラスチック系ごみの加熱時に、袋の内外
    差圧を交互に変化させることにより収納部内の空気と排
    気孔外の外気が前記触媒部を交互に往復する構成を有す
    る請求項1記載のごみ処理装置。
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