JP2563586Y2 - 浴室ユニット - Google Patents

浴室ユニット

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JP2563586Y2
JP2563586Y2 JP8911492U JP8911492U JP2563586Y2 JP 2563586 Y2 JP2563586 Y2 JP 2563586Y2 JP 8911492 U JP8911492 U JP 8911492U JP 8911492 U JP8911492 U JP 8911492U JP 2563586 Y2 JP2563586 Y2 JP 2563586Y2
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bathtub
leg
eyeglass frame
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浩 宮坂
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Noritz Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴室ユニットに係り、
特に浴室ユニットの浴槽支持構造を改良したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に従来例を示している。図中、2は
浴槽、4は浴槽支持部材、6はエプロンである。ここで
の浴槽支持部材4は、ロ字形のメガネ枠部4Aの洗い場
側辺に垂直な立ち下がり壁部4Bが一体的に形成される
とともに、この立ち下がり壁部4Bの下端に洗い場防水
パン4Cが一体的に形成されるタイプになっている。
【0003】浴槽支持部材4の洗い場防水パン4Cの少
なくとも四隅寄りの下面には、短い脚ボルト8が、ま
た、メガネ枠部4Aの壁側辺の少なくとも両端の二箇所
下部には長い脚ボルト10がそれぞれ設けられており、
これらの脚ボルト8,10によって浴槽支持部材4の全
体のレベル調整が行えるようになっている。なお、洗い
場防水パン4C側の脚ボルト8は、ブロックまたはコン
クリート基礎台などの土台12上に設置されており、メ
ガネ枠部4A側の脚ボルト10は、コンクリート基礎台
などからなる土台14に設置されている。
【0004】そして、浴槽2は、建築側空間の土台1
2,14上に設置された浴槽支持部材4のメガネ枠部4
Aの開口内に嵌置され、浴槽2の脚2Bがブロックまた
はコンクリート基礎台などの土台16上に載置される。
なお、浴槽2の上縁フランジ2Aとメガネ枠部4Aの開
口内縁との間にはパッキン18が介装される。この施工
途中に、浴槽支持部材4のレベル調整と、浴槽2のレベ
ル調整とが行われる。
【0005】具体的に、浴槽支持部材4のレベル調整
は、メガネ枠部4Aに浴槽2を入れる前に、脚ボルト
8,10により行われる。一方、浴槽2のレベル調整
は、メガネ枠部4Aに浴槽2を嵌置した状態で、作業者
が浴槽2の各脚2Bと土台16との間の隙間の有無およ
び隙間の大きさやメガネ枠部4Aのたわみ具合などを観
察して、前述の隙間にスペーサを挿入するようにしてい
る。なお、浴槽2のレベル調整は、メガネ枠部4Aの開
口が浴槽2で塞がれるから、立ち上がり壁部4Bに設け
られる点検口(図示省略)を通じて行われる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、従来
例のような浴槽の支持構造では、浴槽2のレベル調整作
業が極めて面倒で時間がかかり過ぎることが指摘され
る。
【0007】本考案は、このような事情に鑑み、浴槽の
レベル調整を簡単かつ迅速に行えるような構造にするこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、浴槽が嵌め入
れられるメガネ枠部と、メガネ枠部の洗い場側辺に一体
に設けられる立ち下がり壁部に結合される洗い場防水パ
ンとが、複数の脚ボルトを介して建築側空間の土台に設
置される浴室ユニットにおいて、次のように構成した。
【0009】本考案の浴室ユニットでは、浴槽の長手方
向の少なくとも二箇所で浴槽の幅方向に沿うように設け
られる浴槽載置棒を有する構成とし、この浴槽載置棒の
両端を、メガネ枠部の壁側辺下部に設けられる脚ボルト
と、メガネ枠部の立ち下がり壁部に結合される洗い場防
水パンの浴槽側下面に設けられる脚ボルトとに対して着
脱自在に取り付ける構成としている。
【0010】
【作用】メガネ枠部および洗い場防水パンについては、
前述したような従来例とほぼ同様に、建築側空間の土台
に設置して、それらのレベル調整をそれらの各脚ボルト
により行えばよい。
【0011】これらの両脚ボルト間に架設される浴槽載
置棒については、脚ボルトに対して取り付けるだけで、
おのずと、その取り付け前に既に調整されるメガネ枠部
および洗い場防水パンのレベルにならったレベルに設定
されることになる。但し、浴槽載置棒のレベルは、各要
素の製造公差に基づく若干の微調整が必要になることも
ある。この微調整としては、各脚ボルトに対する浴槽載
置棒の取り付け高さを調整するだけでよく、従来のよう
にスペーサを用いる必要がなくなる。
【0012】このように、メガネ枠部および洗い場防水
パンのレベル調整を行えば、浴槽のレベル調整はほとん
ど行わなくて済むようになるから、メガネ枠部および洗
い場防水パンのレベル調整と、浴槽のレベル調整とをそ
れぞれ同じ比重で行っていた従来に比べると、施工作業
が大幅に簡略化されるようになる。しかも、従来のよう
に浴槽の嵌め込み時に浴槽の脚とスペーサとの位置合わ
せが不要になるから、浴槽嵌め込み作業自体も簡単に行
えるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1ないし図4に本考案の一実施例を示し
ている。本実施例では従来例の浴室ユニットと同タイプ
のものを例に挙げており、本実施例の図において従来例
の図5に示す部品または部分と同じものに同一符号を付
してある。図中、2は浴槽、4は浴槽支持部材、4Aは
浴槽支持部材4のメガネ枠部、4Bは浴槽支持部材4の
立ち下がり壁部、4Cは浴槽支持部材4の洗い場防水パ
ン、6はエプロン、8は洗い場防水パンの脚ボルト、1
0はメガネ枠部4Aの脚ボルト、12は洗い場防水パン
4C側の土台(ブロックまたはコンクリート基礎台な
ど)、14はメガネ枠部4A側の土台(ブロックまたは
コンクリート基礎台など)、18はパッキンである。
【0014】本実施例において従来例と異なる構成は、
浴槽2の土台16の代わりに二本の浴槽載置棒20を用
いていることである。具体的に、浴槽載置棒20は、図
1に示すように、浴槽2の長手方向の二箇所で浴槽2の
幅方向に沿うように設けられる角筒パイプなどからなる
ものであり、この浴槽載置棒20それぞれの両端が、浴
槽支持部材4のメガネ枠部4Aの壁側辺下部に設けられ
る脚ボルト8と、浴槽支持部材4の洗い場防水パン4C
の浴槽2側下面に設けられる脚ボルト10とに対して着
脱自在に取り付けられている。すなわち、浴槽載置棒2
0の両端には、ほぼZ字形の連結金具22,24が取り
付けられており、この連結金具22,24を介して浴槽
載置棒20が左右両側の脚ボルト8,10に結合されて
いる。連結金具22,24の各先端部には、U字形の切
欠き22A,24Aが設けられており、この切欠き22
A,24Aに脚ボルト8,10が差し込まれて、この切
欠き22A,24Aの周辺部位が脚ボルト8,10の二
つのロックナット26,26を介して固定されている。
これらのロックナット26でもって脚ボルト8,10に
対する浴槽載置棒20の両端の取り付け高さを個別に調
整できるようになっている。
【0015】次に、浴槽2および浴槽支持部材4の施工
手順を簡単に説明する。まず、浴槽支持部材4を建築側
空間の土台12,14上に設置し、メガネ枠部4A側の
脚ボルト8および洗い場防水パン4C側の脚ボルト10
でレベル調整する。このレベル調整は、メガネ枠部4A
の開口内に作業者が入り込んで行える。
【0016】続いて、両脚ボルト8,10に対して二本
の浴槽載置棒20,20を取り付ける。これにより、浴
槽載置棒20,20それぞれは、おのずと、予め調整し
た浴槽支持部材4のレベルにならってほぼ水平姿勢にな
る。このとき、各要素の製造公差に基づく微調整を必要
に応じて行う。この微調整としては、各脚ボルト8,1
0に対する浴槽載置棒20の取り付け高さを調整するだ
けでよく、従来のようにスペーサを用いる必要はない。
【0017】この後、メガネ枠部4Aに浴槽2を上から
嵌置しつつ、浴槽2を浴槽載置棒20上に載置して、立
ち下がり壁部4Bに備える点検口(図示省略)から、浴
槽2の脚2Bと浴槽載置棒20との間の隙間の有無やメ
ガネ枠部4Bに対する負担を目視確認する。このとき
に、異常があれば、浴槽2を取り外して、浴槽載置棒2
0の取り付け高さを調整し直せばよい。
【0018】このように、メガネ枠部4Bおよび洗い場
防水パン4Cのレベル調整を行うことで浴槽のレベル調
整をほとんど行わなくて済むようになるから、メガネ枠
部4Bおよび洗い場防水パン4Cのレベル調整と、浴槽
2のレベル調整とをそれぞれ同じ比重で行っていた従来
に比べると、施工作業が大幅に簡略化されるようにな
る。しかも、従来のように浴槽2の嵌め込み時に浴槽2
の脚2Bとスペーサとの位置合わせが不要になるから、
この浴槽嵌め込み作業自体も簡単に行えるようになる。
【0019】なお、本考案は上記実施例のみに限定され
ない。例えば、浴槽支持部材4は立ち下がり壁部4Bを
有するメガネ枠部4Aと、洗い場防水パン4Cとを一体
にしたタイプを例に挙げているが、それらを別体にした
タイプであってもよい。さらに、その他の構成要素の細
部においても本考案の趣旨を逸脱しない範囲で変更でき
る。
【0020】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、メ
ガネ枠部および洗い場防水パンのレベル調整を行えば浴
槽のレベル調整がほとんど不要になるから、メガネ枠部
および洗い場防水パンのレベル調整と、浴槽のレベル調
整とをそれぞれ同じ比重で行っていた従来に比べると、
施工作業が大幅に簡略化されるようになり、簡単かつ迅
速な施工が実現できる。しかも、従来のように浴槽の嵌
め込み時に浴槽の脚とスペーサとの位置合わせが不要に
なるから、浴槽嵌め込み作業自体も簡単に行えるように
なり、この点でも施工時間の短縮に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浴室ユニットの一実施例の平面図。
【図2】図1の(2)−(2)線断面矢視図。
【図3】図1の(3)−(3)線断面矢視図。
【図4】本実施例の浴槽載置棒の斜視図。
【図5】従来の浴室ユニットを示す縦断面図。
【符号の説明】
2 浴槽 4 浴槽支持部材 4A メガネ枠部 4B 立ち下がり壁部 4C 洗い場防水パン 8,10 脚ボルト 20 浴槽載置棒

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽が嵌め入れられるメガネ枠部と、メ
    ガネ枠部の洗い場側辺に一体に設けられる立ち下がり壁
    部に結合される洗い場防水パンとが、複数の脚ボルトを
    介して建築側空間の土台に設置される浴室ユニットであ
    って、 浴槽の長手方向の少なくとも二箇所で浴槽の幅方向に沿
    うように設けられる浴槽載置棒を有し、かつ、 この浴槽載置棒の両端が、メガネ枠部の壁側辺下部に設
    けられる脚ボルトと、メガネ枠部の立ち下がり壁部に結
    合される洗い場防水パンの浴槽側下面に設けられる脚ボ
    ルトとに対して着脱自在に取り付けられている、ことを
    特徴とする浴室ユニット。
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