JP2563454Y2 - 合成樹脂製二液混合容器 - Google Patents
合成樹脂製二液混合容器Info
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- JP2563454Y2 JP2563454Y2 JP9503891U JP9503891U JP2563454Y2 JP 2563454 Y2 JP2563454 Y2 JP 2563454Y2 JP 9503891 U JP9503891 U JP 9503891U JP 9503891 U JP9503891 U JP 9503891U JP 2563454 Y2 JP2563454 Y2 JP 2563454Y2
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- inner lid
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は合成樹脂製の二液混合容
器に関する。
器に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】二液混合容器として、
第1の容器の口部に中間筒部材の下部を螺合装着し、こ
の中間筒部材の上部に、下端をこの筒部材の座に係止さ
れた栓体で下部口部を封止した第2の容器を螺合装着
し、この第2の容器を中間筒部材から螺退させて前記栓
体を下部口部から下方に離脱脱栓させて第2の容器内の
液を第1の容器内に落下移注し二液混合を行う如く構成
した容器を本出願人は既に提案している(実公昭63-603
2 号)。この容器は、単に第2の容器を螺退させる操作
のみで、特別の混合用容器を用意することなく、面倒な
注入動作も必要無く混合でき、又、構成部品は少数で済
み、各部品を単に螺合、嵌合することにより最終製品を
組み立てできるので、構成が簡易であるとともに組み立
てに道具や手間を要さず便利である等種々の効果を有す
るものである。
第1の容器の口部に中間筒部材の下部を螺合装着し、こ
の中間筒部材の上部に、下端をこの筒部材の座に係止さ
れた栓体で下部口部を封止した第2の容器を螺合装着
し、この第2の容器を中間筒部材から螺退させて前記栓
体を下部口部から下方に離脱脱栓させて第2の容器内の
液を第1の容器内に落下移注し二液混合を行う如く構成
した容器を本出願人は既に提案している(実公昭63-603
2 号)。この容器は、単に第2の容器を螺退させる操作
のみで、特別の混合用容器を用意することなく、面倒な
注入動作も必要無く混合でき、又、構成部品は少数で済
み、各部品を単に螺合、嵌合することにより最終製品を
組み立てできるので、構成が簡易であるとともに組み立
てに道具や手間を要さず便利である等種々の効果を有す
るものである。
【0003】しかしながら、この容器は液充填に際し、
まず第1の容器に第1液を充填し、その後中間筒部材を
第1の容器の口頚部に螺合装着し、ついで下部口部に栓
体を嵌合閉栓した第2の容器をその螺条を螺溝に一杯に
螺合することにより中間筒部材に装着する。即ち、該装
着で栓体の周壁外周下端より突設した係止用突条は座の
内部周壁に強制的に押し込まれてこれを突き抜け、内部
周壁下端周面に上方への移動不能に係止、そして周壁の
下半部外周面は座の内部周壁内周面に対して僅かの間隙
を有して遊離状態にある。この状態にて第2の容器に液
を充填し、しかる後この容器上部口部にキャップを装着
して口部を封止する。
まず第1の容器に第1液を充填し、その後中間筒部材を
第1の容器の口頚部に螺合装着し、ついで下部口部に栓
体を嵌合閉栓した第2の容器をその螺条を螺溝に一杯に
螺合することにより中間筒部材に装着する。即ち、該装
着で栓体の周壁外周下端より突設した係止用突条は座の
内部周壁に強制的に押し込まれてこれを突き抜け、内部
周壁下端周面に上方への移動不能に係止、そして周壁の
下半部外周面は座の内部周壁内周面に対して僅かの間隙
を有して遊離状態にある。この状態にて第2の容器に液
を充填し、しかる後この容器上部口部にキャップを装着
して口部を封止する。
【0004】従って、栓体の係止用突条が座の内部周壁
下端内面にピッタリと係合しない場合には、誤って容器
を倒したり、2液混合後容器を傾倒させたりした際に第
1の容器内の液がこの部分より上記間隙を介して第2容
器胴部と中間筒部材間を通り外部へ漏出する虞が生じ
る。又、この様な不都合を解消するにはこの部分の各部
材の寸法精度を極めて高精度にしなければならず、製造
が煩雑化してそれに伴う設備も必要となる。
下端内面にピッタリと係合しない場合には、誤って容器
を倒したり、2液混合後容器を傾倒させたりした際に第
1の容器内の液がこの部分より上記間隙を介して第2容
器胴部と中間筒部材間を通り外部へ漏出する虞が生じ
る。又、この様な不都合を解消するにはこの部分の各部
材の寸法精度を極めて高精度にしなければならず、製造
が煩雑化してそれに伴う設備も必要となる。
【0005】又、第2の容器周壁下端外周と、座上方の
中間筒部内面とを液密且つ回動可能に嵌合させればこの
様な不都合を解消できる様に思われるが、上下に口部を
有する第1の容器の様な構造では、成型に割り型を使用
しなければ行えないため、その外周面に割り型間の隙間
によって僅かな突条が生じて良好なシール性を得られな
い。
中間筒部内面とを液密且つ回動可能に嵌合させればこの
様な不都合を解消できる様に思われるが、上下に口部を
有する第1の容器の様な構造では、成型に割り型を使用
しなければ行えないため、その外周面に割り型間の隙間
によって僅かな突条が生じて良好なシール性を得られな
い。
【0006】本考案は上記した従来技術の欠点を解消し
た優れた合成樹脂製二液混合容器を提案するものであ
る。
た優れた合成樹脂製二液混合容器を提案するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、胴部2aの上下に上部及び下部の各口頚
部2b,2eを突設してなる第1容器体2と、上記上部
口頚部2bに嵌着させたノズル付きキャップ3と、上記
下部口頚部2e内周に上端外周を液密に嵌合させるとと
もに、下部を下部口頚部2e下方に垂下させ且つ下端に
縮径部4dを延設してなる中蓋装着筒部4cを有する中
蓋装着部材4と、上記中蓋装着筒部4c下端開口を閉塞
する閉塞板部5a上面より中蓋装着筒部4cの縮径部4
d内面下端に液密に嵌合させた嵌合筒部5bを立設さ
せ、且つ閉塞板部5a外周縁を中蓋装着筒部4c外方へ
突出させてなる中蓋5と、上記第1容器体胴部2a外周
下端に上端内周を水平方向の回動が不能且つ下方への抜
け出しが不能に嵌着固定させるとともに、下端を下方に
垂下させた円筒状連結筒部材6と、上記連結筒部材6の
周壁6a内周下部に螺着させた螺筒部7c上端縁より縮
径した口頚部7dを延設するとともに、螺筒部7c下端
縁より連結筒部材6下方へ胴部7aを延設して螺動下降
が可能に装着させた第2容器体7と、上記第2容器体口
頚部7d外周に嵌着固定させた嵌合筒部8a上端縁より
延設した内向きフランジ8bを介して第2容器体口頚部
7d内周面に外周面を液密に嵌合し、且つ内周面に周設
させたシール突条8eを上記中蓋装着筒部4c外周に液
密且つ摺動可能に嵌合させたシール筒部8cを垂設する
とともに、該筒部8c下端縁より中心に向かって傾斜下
降し、且つ下端を上記縮径部4d外周下端に圧接させた
複数の弾性傾斜板8dを周方向所定間隔をもって垂設し
てなるシール部材8とから構成した。
解決するため、胴部2aの上下に上部及び下部の各口頚
部2b,2eを突設してなる第1容器体2と、上記上部
口頚部2bに嵌着させたノズル付きキャップ3と、上記
下部口頚部2e内周に上端外周を液密に嵌合させるとと
もに、下部を下部口頚部2e下方に垂下させ且つ下端に
縮径部4dを延設してなる中蓋装着筒部4cを有する中
蓋装着部材4と、上記中蓋装着筒部4c下端開口を閉塞
する閉塞板部5a上面より中蓋装着筒部4cの縮径部4
d内面下端に液密に嵌合させた嵌合筒部5bを立設さ
せ、且つ閉塞板部5a外周縁を中蓋装着筒部4c外方へ
突出させてなる中蓋5と、上記第1容器体胴部2a外周
下端に上端内周を水平方向の回動が不能且つ下方への抜
け出しが不能に嵌着固定させるとともに、下端を下方に
垂下させた円筒状連結筒部材6と、上記連結筒部材6の
周壁6a内周下部に螺着させた螺筒部7c上端縁より縮
径した口頚部7dを延設するとともに、螺筒部7c下端
縁より連結筒部材6下方へ胴部7aを延設して螺動下降
が可能に装着させた第2容器体7と、上記第2容器体口
頚部7d外周に嵌着固定させた嵌合筒部8a上端縁より
延設した内向きフランジ8bを介して第2容器体口頚部
7d内周面に外周面を液密に嵌合し、且つ内周面に周設
させたシール突条8eを上記中蓋装着筒部4c外周に液
密且つ摺動可能に嵌合させたシール筒部8cを垂設する
とともに、該筒部8c下端縁より中心に向かって傾斜下
降し、且つ下端を上記縮径部4d外周下端に圧接させた
複数の弾性傾斜板8dを周方向所定間隔をもって垂設し
てなるシール部材8とから構成した。
【0008】
【作用】図1の状態から第2容器体7を螺動下降させる
と、シール部材8の各弾性傾斜板8d下端が中蓋5の閉塞
板部5d外周縁上面を下方に押し下げて中蓋5を落下さ
せ、第1容器体胴部2a内の液を第2容器体胴部7a内に落
下混合させることができる。
と、シール部材8の各弾性傾斜板8d下端が中蓋5の閉塞
板部5d外周縁上面を下方に押し下げて中蓋5を落下さ
せ、第1容器体胴部2a内の液を第2容器体胴部7a内に落
下混合させることができる。
【0009】又、液の充填の際には、シール部材8を嵌
着固定させた第2容器体7を下方から螺動上昇させると
ともに、シール部材8のシール突条8eを中蓋装着筒部4
cの外周面に摺動上昇させて装着させることができるた
め、例えばシール突条8eの突出幅を予め若干大きく形成
しておけば、この部分の良好なシール性を得られるとと
もに、装着も容易に行える。又、この際中蓋装着筒部4c
下端に縮径部4dを設けてこの突条8eの良好な嵌合性を付
与している。又、中蓋装着部材4を割り型を使用しない
で形成できる形状に構成して、その外周面を突条のない
シール性を付与するのに好適な外周面として形成するこ
とにより、より良好なシール性を付与させている。
着固定させた第2容器体7を下方から螺動上昇させると
ともに、シール部材8のシール突条8eを中蓋装着筒部4
cの外周面に摺動上昇させて装着させることができるた
め、例えばシール突条8eの突出幅を予め若干大きく形成
しておけば、この部分の良好なシール性を得られるとと
もに、装着も容易に行える。又、この際中蓋装着筒部4c
下端に縮径部4dを設けてこの突条8eの良好な嵌合性を付
与している。又、中蓋装着部材4を割り型を使用しない
で形成できる形状に構成して、その外周面を突条のない
シール性を付与するのに好適な外周面として形成するこ
とにより、より良好なシール性を付与させている。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0011】図1〜図3は本考案の一実施例を示すもの
で、図中1は二液混合容器を示す。該容器1は、第1容
器体2と、キャップ3と、中蓋装着部材4と、中蓋5
と、連結筒部材6と、第2容器体7と、シール部材8と
を主要部材として構成している。
で、図中1は二液混合容器を示す。該容器1は、第1容
器体2と、キャップ3と、中蓋装着部材4と、中蓋5
と、連結筒部材6と、第2容器体7と、シール部材8と
を主要部材として構成している。
【0012】第1容器体2は、円筒状の胴部2a上面中央
より上方へ上部口頚部2bを起立させるとともに、胴部2a
下端を2段に縮径して第1,第2の各縮径部2c,2dを形
成し、更に、下面中央より下方へ下部口頚部2eを垂設し
ている。又、第1縮径部2c外周面には上下に走る多数の
縦突条2f…を周方向所定間隔をあけて周設しており、第
2縮径部2d外周面下端には係合突条2gを周設している。
より上方へ上部口頚部2bを起立させるとともに、胴部2a
下端を2段に縮径して第1,第2の各縮径部2c,2dを形
成し、更に、下面中央より下方へ下部口頚部2eを垂設し
ている。又、第1縮径部2c外周面には上下に走る多数の
縦突条2f…を周方向所定間隔をあけて周設しており、第
2縮径部2d外周面下端には係合突条2gを周設している。
【0013】キャップ3は、上記上部口頚部2b外周に周
壁3aを螺合させて装着しており、頂壁3b中央より上方へ
円錐形状のノズル3cを立設している。又、このノズル3c
にはノズルキャップ9を着脱自在に装着している。
壁3aを螺合させて装着しており、頂壁3b中央より上方へ
円錐形状のノズル3cを立設している。又、このノズル3c
にはノズルキャップ9を着脱自在に装着している。
【0014】中蓋装着部材4は、上記下部口頚部2e外
周に螺合させた嵌合筒部4a下端縁より上面が下部口頚
部2e下面と当接する内向きフランジ4bを延設し、こ
のフランジ4b内周縁を中蓋装着筒部4cの外周面と一
体に連結している。又、中蓋装着筒部4cは、その上端
外周を下部口頚部2e内周面に液密に嵌着させるととも
に、下端を下部口頚部下方に垂下させており、下端部分
に縮径部4dを設けている。更に嵌合筒部4a外周面に
は上下に走る多数の縦突条4e…を周方向所定間隔をあ
けて周設している。
周に螺合させた嵌合筒部4a下端縁より上面が下部口頚
部2e下面と当接する内向きフランジ4bを延設し、こ
のフランジ4b内周縁を中蓋装着筒部4cの外周面と一
体に連結している。又、中蓋装着筒部4cは、その上端
外周を下部口頚部2e内周面に液密に嵌着させるととも
に、下端を下部口頚部下方に垂下させており、下端部分
に縮径部4dを設けている。更に嵌合筒部4a外周面に
は上下に走る多数の縦突条4e…を周方向所定間隔をあ
けて周設している。
【0015】中蓋5は、上記中蓋装着筒部4c下端開口を
閉塞する閉塞板部5a上面中央部より立設させた嵌合筒部
5bを上記中蓋装着筒部4cの縮径部4d内面下端に液密に嵌
合させて装着しており、閉塞板部5a外周縁を中蓋装着筒
部4c外方へ突出させて構成している。
閉塞する閉塞板部5a上面中央部より立設させた嵌合筒部
5bを上記中蓋装着筒部4cの縮径部4d内面下端に液密に嵌
合させて装着しており、閉塞板部5a外周縁を中蓋装着筒
部4c外方へ突出させて構成している。
【0016】連結筒部材6は、上記第1容器体2の胴部
2a外径と略同径の外径を有する円筒形をなす周壁6aを有
し、該周壁内周上端に周設させた多数の縦突条6b…を第
1容器体2の上記縦突条2f…とそれぞれ係合させ、又、
この縦突条群下部の所定位置に周設させた帯状の突出部
6c内面に、多数の縦突条6d…を周設させ、各突条6d…を
中蓋装着部材4の上記縦突条4e…とそれぞれ係合させ、
更に、上記突出部6c上面に周方向所定間隔をもって先端
を鉤形に形成した弾性を有する棒状の係合突起6e…を突
設し、各突起6eを第1容器体2の上記係合突条2gに下方
から押圧係合させて、第1容器体2に水平方向回動不能
且つ下方への抜け出し不能に装着させている。又、周壁
6aの下端は上記中蓋5の下面水平位置より下方に垂下さ
せ、その内周下部には螺条6fを、更に下端内周には抜け
出し防止用の係止突条6gを各々周設している。
2a外径と略同径の外径を有する円筒形をなす周壁6aを有
し、該周壁内周上端に周設させた多数の縦突条6b…を第
1容器体2の上記縦突条2f…とそれぞれ係合させ、又、
この縦突条群下部の所定位置に周設させた帯状の突出部
6c内面に、多数の縦突条6d…を周設させ、各突条6d…を
中蓋装着部材4の上記縦突条4e…とそれぞれ係合させ、
更に、上記突出部6c上面に周方向所定間隔をもって先端
を鉤形に形成した弾性を有する棒状の係合突起6e…を突
設し、各突起6eを第1容器体2の上記係合突条2gに下方
から押圧係合させて、第1容器体2に水平方向回動不能
且つ下方への抜け出し不能に装着させている。又、周壁
6aの下端は上記中蓋5の下面水平位置より下方に垂下さ
せ、その内周下部には螺条6fを、更に下端内周には抜け
出し防止用の係止突条6gを各々周設している。
【0017】第2容器体7は、上記第1容器体胴部2a外
径並びに連結部材6の外径と略同径の外径を有する円筒
状の胴部7a上端より、該胴部7aより小径で外面に連結部
材6の螺条6fに螺合可能な螺条7bを有する螺筒部7cを介
して、縮径した口頚部7dを起立させて構成している。そ
して、上記螺筒部7cを連結部材内周下部に螺動下降が可
能に螺合させて装着している。又、螺筒部7cの下部外周
には係止突条7eを周設させ、螺動下降させた際に、該係
止突条7eが連結筒部材6の係止突条6gと係合して第2容
器体7が外れるのを防止している。
径並びに連結部材6の外径と略同径の外径を有する円筒
状の胴部7a上端より、該胴部7aより小径で外面に連結部
材6の螺条6fに螺合可能な螺条7bを有する螺筒部7cを介
して、縮径した口頚部7dを起立させて構成している。そ
して、上記螺筒部7cを連結部材内周下部に螺動下降が可
能に螺合させて装着している。又、螺筒部7cの下部外周
には係止突条7eを周設させ、螺動下降させた際に、該係
止突条7eが連結筒部材6の係止突条6gと係合して第2容
器体7が外れるのを防止している。
【0018】シール部材8は、上記第2容器体の口頚部
7d外周に嵌合させた嵌合筒部8a上端縁より口頚部7d上面
に下面を当接させた内向きフランジ8bを介して口頚部7d
内周面に外周面を液密に嵌合させたシール筒部8cを垂設
し、該筒部8c下端縁より中心方向に傾斜下降して下端を
上記中蓋装着筒部4c外面下端に圧接嵌合させた複数の弾
性傾斜板8d…を周方向所定間隔をもって垂設している。
又、上記シール筒部8c内面上部には、中蓋装着筒部4c外
周面に液密且つ上下方向摺動可能に当接するシール突条
8eを周設している。
7d外周に嵌合させた嵌合筒部8a上端縁より口頚部7d上面
に下面を当接させた内向きフランジ8bを介して口頚部7d
内周面に外周面を液密に嵌合させたシール筒部8cを垂設
し、該筒部8c下端縁より中心方向に傾斜下降して下端を
上記中蓋装着筒部4c外面下端に圧接嵌合させた複数の弾
性傾斜板8d…を周方向所定間隔をもって垂設している。
又、上記シール筒部8c内面上部には、中蓋装着筒部4c外
周面に液密且つ上下方向摺動可能に当接するシール突条
8eを周設している。
【0019】上記の如く構成した容器1は、先ず第1容
器体2の下部口頚部2eに、中蓋5を嵌着固定した中蓋装
着部材4を嵌合固定した後、第1容器体胴部2a内に液を
充填してノズルキャップ9付きキャップ3を上部口頚部
2bに螺着させる。次いで、第2容器体胴部2a下方より連
結筒部材6を、その各縦突条6b…を第1容器体胴部の縦
突条2fと、又、縦突条6d…を中蓋装着部材4の縦突条4e
…とそれぞれ係合させつつ上方に押圧上昇させて、係合
突起6e…を第2容器体2の係合突条2gに弾性係合させて
水平方向回動不能且つ下方への抜け出し不能に装着す
る。次に、第2容器体7の口頚部7dにシール部材8を嵌
着固定させた後、第2容器体7内に液を充填し、しかる
後連結筒部材6下端開口より螺筒部7cを連結筒部材周壁
6a下部に螺動上昇させるとともに、シール部材8のシー
ル突条8e内面を中蓋装着筒部4c外面に摺動上昇させて、
各弾性傾斜板8d…を中蓋5の閉塞板部5aを乗り越えてそ
の下端が中蓋装着筒部4c外面下端に弾発係合する如く装
着する。又、この際、第2容器体7の係止突条7eは、連
結筒部材6の係止突条6gを乗り越えて上昇する。
器体2の下部口頚部2eに、中蓋5を嵌着固定した中蓋装
着部材4を嵌合固定した後、第1容器体胴部2a内に液を
充填してノズルキャップ9付きキャップ3を上部口頚部
2bに螺着させる。次いで、第2容器体胴部2a下方より連
結筒部材6を、その各縦突条6b…を第1容器体胴部の縦
突条2fと、又、縦突条6d…を中蓋装着部材4の縦突条4e
…とそれぞれ係合させつつ上方に押圧上昇させて、係合
突起6e…を第2容器体2の係合突条2gに弾性係合させて
水平方向回動不能且つ下方への抜け出し不能に装着す
る。次に、第2容器体7の口頚部7dにシール部材8を嵌
着固定させた後、第2容器体7内に液を充填し、しかる
後連結筒部材6下端開口より螺筒部7cを連結筒部材周壁
6a下部に螺動上昇させるとともに、シール部材8のシー
ル突条8e内面を中蓋装着筒部4c外面に摺動上昇させて、
各弾性傾斜板8d…を中蓋5の閉塞板部5aを乗り越えてそ
の下端が中蓋装着筒部4c外面下端に弾発係合する如く装
着する。又、この際、第2容器体7の係止突条7eは、連
結筒部材6の係止突条6gを乗り越えて上昇する。
【0020】尚、上記各部材は全て合成樹脂により形成
する。
する。
【0021】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は、既述構
成としたことにより、二液の混合或いは混合後の混合液
の注出に当たり液が漏出する虞はなく、良好なシール性
を有するものである。
成としたことにより、二液の混合或いは混合後の混合液
の注出に当たり液が漏出する虞はなく、良好なシール性
を有するものである。
【0022】又、二液を混合した際に、第2容器体内の
液は各弾性傾斜板間より上方へ流出するため、第2容器
体内に混合液は残らず第1容器体の上部口頚部から注出
することができる。
液は各弾性傾斜板間より上方へ流出するため、第2容器
体内に混合液は残らず第1容器体の上部口頚部から注出
することができる。
【0023】又、単に第2容器体を螺動下降させるとい
う操作のみで、特別の混合容器を用意することなく、面
倒な注入動作も必要無く混合でき、各部品を単に螺合、
嵌合することにより最終製品を組み立てできるので、組
み立てに道具や手間を要さず便利である点は従来容器同
様の効果を有するものである。
う操作のみで、特別の混合容器を用意することなく、面
倒な注入動作も必要無く混合でき、各部品を単に螺合、
嵌合することにより最終製品を組み立てできるので、組
み立てに道具や手間を要さず便利である点は従来容器同
様の効果を有するものである。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の第1容器体胴部と連結筒部材との係
合部分を示す説明図である。
合部分を示す説明図である。
【図3】同実施例の中蓋装着部材と連結筒部材との係合
部分を示す説明図である。
部分を示す説明図である。
2 第1容器体 3 キャップ 4 中蓋装着部材 5 中蓋 6 連結筒部材 7 第2容器体 8 シール部材
Claims (1)
- 【請求項1】胴部2aの上下に上部及び下部の各口頚部
2b,2eを突設してなる第1容器体2と、上記上部口
頚部2bに嵌着させたノズル付きキャップ3と、上記下
部口頚部2e内周に上端外周を液密に嵌合させるととも
に、下部を下部口頚部2e下方に垂下させ且つ下端に縮
径部4dを延設してなる中蓋装着筒部4cを有する中蓋
装着部材4と、上記中蓋装着筒部4c下端開口を閉塞す
る閉塞板部5a上面より中蓋装着筒部4cの縮径部4d
内面下端に液密に嵌合させた嵌合筒部5bを立設させ、
且つ閉塞板部5a外周縁を中蓋装着筒部4c外方へ突出
させてなる中蓋5と、上記第1容器体胴部2a外周下端
に上端内周を水平方向の回動が不能且つ下方への抜け出
しが不能に嵌着固定させるとともに、下端を下方に垂下
させた円筒状連結筒部材6と、上記連結筒部材6の周壁
6a内周下部に螺着させた螺筒部7c上端縁より縮径し
た口頚部7dを延設するとともに、螺筒部7c下端縁よ
り連結筒部材6下方へ胴部7aを延設して螺動下降が可
能に装着させた第2容器体7と、上記第2容器体口頚部
7d外周に嵌着固定させた嵌合筒部8a上端縁より延設
した内向きフランジ8bを介して第2容器体口頚部7d
内周面に外周面を液密に嵌合し、且つ内周面に周設させ
たシール突条8eを上記中蓋装着筒部4c外周に液密且
つ摺動可能に嵌合させたシール筒部8cを垂設するとと
もに、該筒部8c下端縁より中心に向かって傾斜下降
し、且つ下端を上記縮径部4d外周下端に圧接させた複
数の弾性傾斜板8dを周方向所定間隔をもって垂設して
なるシール部材8とからなることを特徴とする合成樹脂
製二液混合容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9503891U JP2563454Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 合成樹脂製二液混合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9503891U JP2563454Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 合成樹脂製二液混合容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0535651U JPH0535651U (ja) | 1993-05-14 |
JP2563454Y2 true JP2563454Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=14126912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9503891U Expired - Fee Related JP2563454Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 合成樹脂製二液混合容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563454Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP9503891U patent/JP2563454Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0535651U (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |