JP2563204Y2 - ダンパーシールの嵌合装置 - Google Patents
ダンパーシールの嵌合装置Info
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- JP2563204Y2 JP2563204Y2 JP4758592U JP4758592U JP2563204Y2 JP 2563204 Y2 JP2563204 Y2 JP 2563204Y2 JP 4758592 U JP4758592 U JP 4758592U JP 4758592 U JP4758592 U JP 4758592U JP 2563204 Y2 JP2563204 Y2 JP 2563204Y2
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- Japan
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- damper
- damper seal
- pressing plate
- seal
- ring
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば軸封緩衝装置を
構成するダンパーリングにダンパーシールを嵌合する際
に用いられるダンパーシールの嵌合装置に関する。
構成するダンパーリングにダンパーシールを嵌合する際
に用いられるダンパーシールの嵌合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動洗濯機の排水系には、排水
用ホースが取り付けられており、このホースを配水管に
接続することにより洗濯槽や脱水槽に供給された水を排
水することができる。このような排水系にあっては、配
水管への接続を容易にしたり、自動洗濯機からの振動を
吸収するために、ダンパーシールと称される可撓性を備
えた緩衝装置が設けられている。
用ホースが取り付けられており、このホースを配水管に
接続することにより洗濯槽や脱水槽に供給された水を排
水することができる。このような排水系にあっては、配
水管への接続を容易にしたり、自動洗濯機からの振動を
吸収するために、ダンパーシールと称される可撓性を備
えた緩衝装置が設けられている。
【0003】図4を参照しながら、ダンパーシール、お
よびダンパーシールが嵌合されるダンパーリングの一例
を説明する。同図に示すように、ダンパーシール2は、
中間部分7aが可撓性を有し、先端7bが剛性を有する
ように形成された第1パッキン7と、この第1パッキン
7にインサート成形などにより埋設された金属製の内環
8と、この内環8の内周面に取り付けられた第2パッキ
ン9とを有している。
よびダンパーシールが嵌合されるダンパーリングの一例
を説明する。同図に示すように、ダンパーシール2は、
中間部分7aが可撓性を有し、先端7bが剛性を有する
ように形成された第1パッキン7と、この第1パッキン
7にインサート成形などにより埋設された金属製の内環
8と、この内環8の内周面に取り付けられた第2パッキ
ン9とを有している。
【0004】第1パッキン7は可撓性を備えた中間部分
7aが振動を吸収したり、取り付けられた排水用ホース
などの揺動をより許容するようになっている。そして、
先端7bは後述するダンパーリング1に嵌合されるため
比較的剛性を有するように形成されている。第2パッキ
ン9にはリップ部9aが形成されており、取り付けられ
る排水用ホースとのシール性を高めるようになってい
る。なお、「10」は樹脂製ガイド、「11」は金属に
より形成されたブッシュである。
7aが振動を吸収したり、取り付けられた排水用ホース
などの揺動をより許容するようになっている。そして、
先端7bは後述するダンパーリング1に嵌合されるため
比較的剛性を有するように形成されている。第2パッキ
ン9にはリップ部9aが形成されており、取り付けられ
る排水用ホースとのシール性を高めるようになってい
る。なお、「10」は樹脂製ガイド、「11」は金属に
より形成されたブッシュである。
【0005】このようなダンパーシール2は樹脂製のダ
ンパーリング1に嵌合された状態で自動洗濯機などに取
り付けられて用いられる。ダンパーリング1は第1パッ
キン7の先端7bが嵌合する凹部12が形成されてお
り、このダンパーリング1にダンパーシール2を嵌合す
る際は、図4(A)に示すように第1パッキン7が有す
る可撓性を利用して該第1パッキン7を折返し、折り返
した後は、図4(B)に示すように第1パッキン7が有
する剛性を利用してダンパーリング1を周囲から挟持す
るようになっている。このようなダンパーシール2のダ
ンパーリング1への嵌合作業は、従来では、人手により
行われていた。
ンパーリング1に嵌合された状態で自動洗濯機などに取
り付けられて用いられる。ダンパーリング1は第1パッ
キン7の先端7bが嵌合する凹部12が形成されてお
り、このダンパーリング1にダンパーシール2を嵌合す
る際は、図4(A)に示すように第1パッキン7が有す
る可撓性を利用して該第1パッキン7を折返し、折り返
した後は、図4(B)に示すように第1パッキン7が有
する剛性を利用してダンパーリング1を周囲から挟持す
るようになっている。このようなダンパーシール2のダ
ンパーリング1への嵌合作業は、従来では、人手により
行われていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、ダンパーシ
ールの嵌合作業を人手により行うと、第1パッキンはあ
る程度の可撓性を備えているものの、第1パッキンの先
端は剛性を有しているため、折返し作業が困難であっ
た。したがって、一度にダンパーシールを折り返すこと
ができずに、円周方向に沿って順次ダンパーシールを折
り返して行くと、最初に折り返した第1パッキンの先端
部が復元することがあり、折返し作業が非常に煩わし
く、長時間を要していた。
ールの嵌合作業を人手により行うと、第1パッキンはあ
る程度の可撓性を備えているものの、第1パッキンの先
端は剛性を有しているため、折返し作業が困難であっ
た。したがって、一度にダンパーシールを折り返すこと
ができずに、円周方向に沿って順次ダンパーシールを折
り返して行くと、最初に折り返した第1パッキンの先端
部が復元することがあり、折返し作業が非常に煩わし
く、長時間を要していた。
【0007】本考案は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ダンパーシールのダンパー
リングへの嵌合を自動化するにあたり、ダンパーシール
が有する可撓性と剛性とを有効に利用することにより、
極めて短時間で折返し作業を行うことができるダンパー
シールの嵌合装置を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、ダンパーシールのダンパー
リングへの嵌合を自動化するにあたり、ダンパーシール
が有する可撓性と剛性とを有効に利用することにより、
極めて短時間で折返し作業を行うことができるダンパー
シールの嵌合装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のダンパーシールの嵌合装置は、ダンパーリ
ングとダンパーシールとを載置する基台と、前記ダンパ
ーシールに対して接近離反すると共に揺動自在に支持さ
れた押圧板と、前記押圧板と前記ダンパーシールとによ
って形成される空間に流体を供給する流体供給手段とを
備えたことを特徴としている。このとき、前記押圧板の
前記ダンパーシールへの接触面が傾斜していることが好
ましい。
に、本考案のダンパーシールの嵌合装置は、ダンパーリ
ングとダンパーシールとを載置する基台と、前記ダンパ
ーシールに対して接近離反すると共に揺動自在に支持さ
れた押圧板と、前記押圧板と前記ダンパーシールとによ
って形成される空間に流体を供給する流体供給手段とを
備えたことを特徴としている。このとき、前記押圧板の
前記ダンパーシールへの接触面が傾斜していることが好
ましい。
【0009】
【作用】ダンパーシールをダンパーリングに嵌合させる
場合は、まず、ダンパーリングとダンパーシールとを基
台に載置した後に、押圧板をダンパーシールに対して接
近させる。押圧板がダンパーシールに接触すると当該押
圧板とダンパーシールとによって空間が形成され、この
空間内に空気などの流体を供給する。これと同時に押圧
板の下降を継続する。
場合は、まず、ダンパーリングとダンパーシールとを基
台に載置した後に、押圧板をダンパーシールに対して接
近させる。押圧板がダンパーシールに接触すると当該押
圧板とダンパーシールとによって空間が形成され、この
空間内に空気などの流体を供給する。これと同時に押圧
板の下降を継続する。
【0010】すると、この流体圧によって空間内の圧力
が高まり、同時に押圧板によってダンパーシールは押え
られるので、ダンパーシールは容易に広がって折り返さ
れ、ダンパーリングに嵌合する。このとき、ダンパーシ
ールの折返し動作が不規則であっても、押圧板は揺動可
能に支持されているため、ダンパーシールの動作に適宜
追従することができ、ダンパーシールは全体がほぼ同時
に折り返されることになる。
が高まり、同時に押圧板によってダンパーシールは押え
られるので、ダンパーシールは容易に広がって折り返さ
れ、ダンパーリングに嵌合する。このとき、ダンパーシ
ールの折返し動作が不規則であっても、押圧板は揺動可
能に支持されているため、ダンパーシールの動作に適宜
追従することができ、ダンパーシールは全体がほぼ同時
に折り返されることになる。
【0011】また、押圧板のダンパーシールへの接触面
を傾斜させておけば、押圧板による押圧力がダンパーシ
ールの折返し方向に作用することになり、これによっ
て、ダンパーシールの折返しがさらに円滑に行われる。
このように、本考案では押圧板による押圧力と流体供給
手段からの流体圧とが協働してダンパーシールに作用す
るので、ダンパーシールの嵌合を迅速かつ正確に行うこ
とができる。
を傾斜させておけば、押圧板による押圧力がダンパーシ
ールの折返し方向に作用することになり、これによっ
て、ダンパーシールの折返しがさらに円滑に行われる。
このように、本考案では押圧板による押圧力と流体供給
手段からの流体圧とが協働してダンパーシールに作用す
るので、ダンパーシールの嵌合を迅速かつ正確に行うこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案の一実施例に係るダンパーシール
の嵌合装置を示す断面図である。また、図2は同実施例
の動作を説明する断面図であり、図2(A)は押圧板の
下降途中であって押圧板がダンパーシールに接触した状
態を示し、図2(B)は押圧板の下降限の近傍を示して
いる。
明する。図1は本考案の一実施例に係るダンパーシール
の嵌合装置を示す断面図である。また、図2は同実施例
の動作を説明する断面図であり、図2(A)は押圧板の
下降途中であって押圧板がダンパーシールに接触した状
態を示し、図2(B)は押圧板の下降限の近傍を示して
いる。
【0013】本実施例に係るダンパーシールの嵌合装置
は、フレーム13を有しており、このフレーム13に
は、ダンパーリング1とダンパーシール2を位置決めし
て載置する基台3が固定されている。ダンパーリング1
の固定は、基台3に形成された凹部14により行われ、
この凹部14はダンパーリング1の外形形状に対応して
形成されている。一方、ダンパーシール2の位置決め
は、基台3に挿入固定された位置決めピン15により行
われ、ダンパーシール2の中心に開設された通孔16を
位置決めピン15に挿入することにより、基台3に対す
るダンパーシール2の作業位置が定まるようになってい
る。なお、本考案におけるこのような位置決め手段は、
上述した実施例にのみ限定されることはなく、要する
に、図4に示すようなダンパーシールとダンパーリング
であれば、中心位置がほぼ一致すれば良い。
は、フレーム13を有しており、このフレーム13に
は、ダンパーリング1とダンパーシール2を位置決めし
て載置する基台3が固定されている。ダンパーリング1
の固定は、基台3に形成された凹部14により行われ、
この凹部14はダンパーリング1の外形形状に対応して
形成されている。一方、ダンパーシール2の位置決め
は、基台3に挿入固定された位置決めピン15により行
われ、ダンパーシール2の中心に開設された通孔16を
位置決めピン15に挿入することにより、基台3に対す
るダンパーシール2の作業位置が定まるようになってい
る。なお、本考案におけるこのような位置決め手段は、
上述した実施例にのみ限定されることはなく、要する
に、図4に示すようなダンパーシールとダンパーリング
であれば、中心位置がほぼ一致すれば良い。
【0014】フレーム13の上部には、流体シリンダ1
7が設けられており、この流体シリンダ17のロッド1
8に自在継手19を介して押圧板4が取り付けられてい
る。流体シリンダ17はエアーシリンダであっても油圧
シリンダであっても良く、また、自在継手19は押圧板
4がロッド18に対して揺動可能であれば良い。
7が設けられており、この流体シリンダ17のロッド1
8に自在継手19を介して押圧板4が取り付けられてい
る。流体シリンダ17はエアーシリンダであっても油圧
シリンダであっても良く、また、自在継手19は押圧板
4がロッド18に対して揺動可能であれば良い。
【0015】押圧板4はダンパーシール2より大きい平
板から構成されており、流体シリンダ17により下降し
てダンパーシール2に接触したときに、ダンパーシール
2と押圧板4とによって密閉空間Sが形成されるように
なっている。そして、この密閉空間S内に空気などの圧
力流体を供給するための通孔6が押圧板4に開設されて
おり、流体供給源5から空気などの圧力流体が供給され
るようになっている。
板から構成されており、流体シリンダ17により下降し
てダンパーシール2に接触したときに、ダンパーシール
2と押圧板4とによって密閉空間Sが形成されるように
なっている。そして、この密閉空間S内に空気などの圧
力流体を供給するための通孔6が押圧板4に開設されて
おり、流体供給源5から空気などの圧力流体が供給され
るようになっている。
【0016】流体供給源5および通孔6の設定数は特に
限定されず、ダンパーシール2の可撓性と剛性に応じて
適宜選択することが好ましい。例えば、比較的可撓性に
乏しいダンパーシールでは折返しに大きな力が必要とな
るので、複数の流体供給源5と通孔6を設けておくこと
が好ましい。また、複数の通孔6を等配に開設しておけ
ば、ダンパーシール2に作用する空気圧をより均一にす
ることができる。
限定されず、ダンパーシール2の可撓性と剛性に応じて
適宜選択することが好ましい。例えば、比較的可撓性に
乏しいダンパーシールでは折返しに大きな力が必要とな
るので、複数の流体供給源5と通孔6を設けておくこと
が好ましい。また、複数の通孔6を等配に開設しておけ
ば、ダンパーシール2に作用する空気圧をより均一にす
ることができる。
【0017】次に作用を説明する。ダンパーシール2を
ダンパーリング1に嵌合させる場合は、まず、図1に示
すように、ダンパーリング1とダンパーシール2とを基
台3に載置して位置決めした後に、押圧板4をダンパー
シール2に対して接近させる。押圧板4がダンパーシー
ル2に接触すると、図2(A)に示すように、当該押圧
板4とダンパーシール2とによって密閉空間Sが形成さ
れ、この密閉空間S内に流体供給源5から通孔6を介し
て空気などの流体を供給する。また、これと同時に押圧
板4の下降を継続する。
ダンパーリング1に嵌合させる場合は、まず、図1に示
すように、ダンパーリング1とダンパーシール2とを基
台3に載置して位置決めした後に、押圧板4をダンパー
シール2に対して接近させる。押圧板4がダンパーシー
ル2に接触すると、図2(A)に示すように、当該押圧
板4とダンパーシール2とによって密閉空間Sが形成さ
れ、この密閉空間S内に流体供給源5から通孔6を介し
て空気などの流体を供給する。また、これと同時に押圧
板4の下降を継続する。
【0018】すると、この流体圧によって密閉空間S内
の圧力が高まり、同時に押圧板4によってダンパーシー
ル2は押えられるので、図2(B)に示すように、ダン
パーシール2は容易に広がって折り返され、ダンパーリ
ング1に嵌合する。なお、押圧板4は、図2(B)に二
点鎖線で示す位置まで下降する。このとき、ダンパーシ
ール2の折返し動作が不規則であっても、押圧板4は揺
動可能に支持されているため、ダンパーシール2の動作
に適宜追従することができ、ダンパーシール2は全体が
ほぼ同時に折り返されることになる。
の圧力が高まり、同時に押圧板4によってダンパーシー
ル2は押えられるので、図2(B)に示すように、ダン
パーシール2は容易に広がって折り返され、ダンパーリ
ング1に嵌合する。なお、押圧板4は、図2(B)に二
点鎖線で示す位置まで下降する。このとき、ダンパーシ
ール2の折返し動作が不規則であっても、押圧板4は揺
動可能に支持されているため、ダンパーシール2の動作
に適宜追従することができ、ダンパーシール2は全体が
ほぼ同時に折り返されることになる。
【0019】このように、本考案では押圧板4による押
圧力と流体供給源5からの流体圧とが協働してダンパー
シール2に作用するので、ダンパーシール2の嵌合を迅
速かつ正確に行うことができる。
圧力と流体供給源5からの流体圧とが協働してダンパー
シール2に作用するので、ダンパーシール2の嵌合を迅
速かつ正確に行うことができる。
【0020】本考案のダンパーシールの嵌合装置は上述
した実施例のみに限定されることなく種々に改変するこ
とができる。図3は本考案の他の実施例に係るダンパー
シールの嵌合装置を示す断面図である。この実施例で
は、押圧板4の下面4a、すなわち、ダンパーシール2
との接触面4aを傾斜させている。この接触面4aの傾
斜は、図3に示す実線のような凹面であっても、点線で
示す凸面であっても良い。
した実施例のみに限定されることなく種々に改変するこ
とができる。図3は本考案の他の実施例に係るダンパー
シールの嵌合装置を示す断面図である。この実施例で
は、押圧板4の下面4a、すなわち、ダンパーシール2
との接触面4aを傾斜させている。この接触面4aの傾
斜は、図3に示す実線のような凹面であっても、点線で
示す凸面であっても良い。
【0021】このように構成した本実施例のダンパーシ
ールの嵌合装置によれば、押圧板4のダンパーシール2
への接触面4aを傾斜させているので、押圧板4を下降
させたときに、押圧板4による押圧力がダンパーシール
2の折返し方向に作用することになる。その結果、上述
した実施例に比較して、さらにダンパーシール2の折返
しが円滑に行われる。
ールの嵌合装置によれば、押圧板4のダンパーシール2
への接触面4aを傾斜させているので、押圧板4を下降
させたときに、押圧板4による押圧力がダンパーシール
2の折返し方向に作用することになる。その結果、上述
した実施例に比較して、さらにダンパーシール2の折返
しが円滑に行われる。
【0022】なお、上述した実施例では、本考案のダン
パーシールの嵌合装置を説明するにあたり図4に示すよ
うなダンパーシールとダンパーリングを例示して説明し
たが、本考案の嵌合装置はこれらの実施例のみに何ら限
定されることはない。したがって、可撓性と剛性とを備
えたダンパーリングであれば有効に適用することが可能
である。
パーシールの嵌合装置を説明するにあたり図4に示すよ
うなダンパーシールとダンパーリングを例示して説明し
たが、本考案の嵌合装置はこれらの実施例のみに何ら限
定されることはない。したがって、可撓性と剛性とを備
えたダンパーリングであれば有効に適用することが可能
である。
【0023】
【考案の効果】本考案のダンパーシールの嵌合装置は、
ダンパーリングとダンパーシールとを基台に載置し、こ
のダンパーシールに対して押圧板を接近させ、押圧板と
ダンパーシールとによって形成される空間に流体を供給
しながら押圧板によりダンパーシールを押圧するように
構成したので、ダンパーシールは押圧力と流体圧とによ
って容易にダンパーリングに嵌合することになる。した
がって、嵌合作業を自動化することができ作業工数の低
減を図ることが可能となる。
ダンパーリングとダンパーシールとを基台に載置し、こ
のダンパーシールに対して押圧板を接近させ、押圧板と
ダンパーシールとによって形成される空間に流体を供給
しながら押圧板によりダンパーシールを押圧するように
構成したので、ダンパーシールは押圧力と流体圧とによ
って容易にダンパーリングに嵌合することになる。した
がって、嵌合作業を自動化することができ作業工数の低
減を図ることが可能となる。
【0024】しかも、押圧板は揺動可能に支持されてい
るため、ダンパーシールの折返しが不規則であっても、
この動作に応じてダンパーシールに追従することがで
き、迅速かつ正確な折返しを実現することができる。ま
た、押圧板のダンパーシールへの接触面を傾斜させてお
けば、押圧板による押圧力がダンパーシールの折返し方
向に作用することになり、これによって、ダンパーシー
ルの折返しがさらに円滑に行われる。
るため、ダンパーシールの折返しが不規則であっても、
この動作に応じてダンパーシールに追従することがで
き、迅速かつ正確な折返しを実現することができる。ま
た、押圧板のダンパーシールへの接触面を傾斜させてお
けば、押圧板による押圧力がダンパーシールの折返し方
向に作用することになり、これによって、ダンパーシー
ルの折返しがさらに円滑に行われる。
【図1】本考案の一実施例に係るダンパーシールの嵌合
装置を示す断面図である。
装置を示す断面図である。
【図2】同実施例の動作を説明する断面図であり、
(A)は押圧板の下降途中であって押圧板がダンパーシ
ールに接触した状態を示し、(B)は押圧板の下降限の
近傍を示す。
(A)は押圧板の下降途中であって押圧板がダンパーシ
ールに接触した状態を示し、(B)は押圧板の下降限の
近傍を示す。
【図3】本考案の他の実施例に係るダンパーシールの嵌
合装置を示す断面図である。
合装置を示す断面図である。
【図4】(A)(B)はダンパーリングにダンパーシー
ルを嵌合させる工程を説明する断面図である。
ルを嵌合させる工程を説明する断面図である。
1…ダンパーリング 2…ダンパーシール 3…基台 4…押圧板 4a…接触面 5…流体供給源(流体供給手段) 6…通孔(流体供給手段) 7…第1パッキン 7a…可撓性を有する中間部分 7b…剛性を有する先端 8…内環 9…第2パッキン 9a…リップ部 10…ガイド 11…ブッシュ 12…凹部 13…フレーム 14…凹部 15…位置決めピン 16…通孔 17…流体シリンダ 18…ロッド 19…自在継手 S…密閉空間
Claims (2)
- 【請求項1】ダンパーリング(1)とダンパーシール
(2)とを載置する基台(3)と、前記ダンパーシール
(2)に対して接近離反すると共に揺動自在に支持され
た押圧板(4)と、前記押圧板(4)と前記ダンパーシ
ール(2)とによって形成される空間(S)に流体を供
給する流体供給手段(5,6)とを備えたことを特徴と
するダンパーシールの嵌合装置。 - 【請求項2】前記押圧板(4)の前記ダンパーシール
(2)への接触面(4a)が傾斜していることを特徴と
する請求項1に記載のダンパーシールの嵌合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4758592U JP2563204Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | ダンパーシールの嵌合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4758592U JP2563204Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | ダンパーシールの嵌合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069826U JPH069826U (ja) | 1994-02-08 |
JP2563204Y2 true JP2563204Y2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=12779335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4758592U Expired - Lifetime JP2563204Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | ダンパーシールの嵌合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563204Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5972252A (en) | 1995-12-04 | 1999-10-26 | Hoya Corporation | Injection compression molding method of a spectacle lens and a spectacle lens produced by using the same |
US7326375B2 (en) | 2001-10-30 | 2008-02-05 | Hoya Corporation | Injection compression molding method and injection compression machine of lens |
CN113997029B (zh) * | 2021-10-28 | 2024-02-20 | 中车南京浦镇车辆有限公司 | 一种转向架轮装阻尼环自动安装装置及安装方法 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP4758592U patent/JP2563204Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH069826U (ja) | 1994-02-08 |
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