JP2563054Y2 - テープリールのテープクランプ構造 - Google Patents

テープリールのテープクランプ構造

Info

Publication number
JP2563054Y2
JP2563054Y2 JP1991027769U JP2776991U JP2563054Y2 JP 2563054 Y2 JP2563054 Y2 JP 2563054Y2 JP 1991027769 U JP1991027769 U JP 1991027769U JP 2776991 U JP2776991 U JP 2776991U JP 2563054 Y2 JP2563054 Y2 JP 2563054Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
hub
enlarged
clamp
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991027769U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04121076U (ja
Inventor
健次 納富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP1991027769U priority Critical patent/JP2563054Y2/ja
Publication of JPH04121076U publication Critical patent/JPH04121076U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563054Y2 publication Critical patent/JP2563054Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は磁気テープ等を巻回する
テープリールに関し、特にそのテープ端をクランプする
ためのテープクランプ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気テープを巻回するテープリー
ルとして実公昭63−36552号公報等に記載されて
いるものがある。このテープリールのテープクランプ構
造は、図6に示すようにクランプピース101のフラン
ジ部102の両側部に脚部103を形成して、この脚部
103の先端に係合部104を形成し、一方ハブ110
にはクランプ溝111を形成し、このクランプ溝111
を中央突起112で仕切ることで、クランプピース10
1の係合部104が嵌入可能な略逆U字状の切欠部11
3とし、また中央突起112の両側には係合部104の
内側端部104aが係合可能なアンダーカット部114
を形成して、クランプ溝111の切欠部113にクラン
プピース101の係合部104を嵌入することによって
テープT端をクランプするようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のテープクランプ構造においては、クラン
プピースの係合部の内側を中央突起に設けたアンダーカ
ット部で係止するようにしているが、係合部の外側が当
接する切欠側面はストレートであって係止部を有してい
ないので、テープに対する引張り力が強いときには、係
合部の外側が切欠から外れてテープ端がハブから外れる
ことがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するため、クランプピースの左右両側部に薄肉の脚部
を介して膨大部を形成し、一方ハブにはこれら膨大部が
嵌合する嵌合凹部を形成し、更に嵌合凹部に膨大部の外
側が係止する外側係止部と内側が係止する内側係止部と
を形成し、しかも外側係止部を内側係止部よりハブ内周
側に設けるようにした。
【0005】
【作用】クランプピースの膨大部の外側面を係止するハ
ブ嵌合凹部の外側係止部を、膨大部の内側部を係止する
ハブ嵌合凹部の内側係止部よりハブ内周側に設け、かつ
クランプピースの左右両側面部の脚部を薄肉としてい
る。よって、クランプピースをハブに嵌合した状態でテ
ープに引張り力がかかった時に、クランプピースの膨大
部が、ハブ嵌合凹部の内側係止部に係止された内側部を
中心に回動し、膨大部の外側面が外側方向に変形する。
従って、この場合、クランプピースの膨大部の外側面が
ハブ嵌合凹部の外側係止部にさらに強く係止されること
になり、クランプピースが外れることなく、テープ端を
確実に固定できる。
【0006】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。ここで図1は本考案に係るテープクランプ構
造を適用したテープリールの要部平面図、図2は同クラ
ンプ構造のクランプピースの平面図、図3は同クランプ
構造のハブの要部平面図、図4は同クランプ構造のクラ
ンプ過程の要部平面図、図5は同クランプ構造の作用説
明に供する平面図である。
【0007】先ずクランプピース1は、ハブ外周の一部
をなすフランジ部2の両端部に内側に向って非平行に薄
肉の脚部3、3を形成し、この脚部3、3の先端には膨
大部4、4を形成している。この膨大部4、4は外側面
4a、4aを平行に形成し、内側部4b、4bを中央外
周側に向って突出させている。
【0008】一方ハブ10には、クランプピース1の膨
大部4、4が嵌合可能な略L字状の切欠を形成してその
奥部を嵌合凹部11、11となし、この嵌合凹部11、
11の入口付近にはクランプピース1の膨大部4の外側
面4aが係止する外側係止部11aと膨大部4の内側部
4bが係止する内側係止部11bを形成し、かつ外側係
止部11aを内側係止部11bよりハブ10内周側に設
けている。
【0009】そこで、テープ端をクランプする場合に
は、クランプピース1の膨大部4、4をハブ10の嵌合
凹部11、11に合わせた状態で、クランプピース1を
図4に示す矢示A方向に押圧することにより行う。
【0010】このとき膨大部4の内側部4bが嵌合凹部
11の内側係止部11bに当接する。そして更にクラン
プピース1を押圧すると、薄肉の脚部3が変形しやすい
ので、膨大部4全体が同図矢示B方向に回動し、嵌合凹
部11の入口から嵌合凹部11内に入る。このとき、図
1に示すように、膨大部4の内側部4bが内側係止部1
1bを通過し、膨大部4の外側面4aが外側係止部11
aを通過するまで押込むことによって、膨大部4が元の
状態に復元しようとして、内側部4bが内側係止部11
bに係止し、外側面4aと脚部3との角部が外側係止部
11aに係止する。
【0011】ここで、クランプしているテープ端に引張
り力がかかり、図5に示すようにクランプピース1の両
側部に矢示C方向の力が作用すると、クランプピース1
の膨大部4は内側係止部11bと係合する内側部4bを
中心として矢示D方向に回動する。これは、膨大部4を
係止するための外側係止部11aを内側係止部11bよ
りもハブ内周側に位置させているからである。このと
き、膨大部4は薄肉の脚部3に連接していおり、さらに
は、膨大部4の外側面4aの脚部3との連接部である角
部5が略L字状の外側係止部11aと係合しているの
で、膨大部4の外側面4aはその角部5から外側に変形
し、これにより、外側面4aは外側係止部11aにさら
に強く引っ掛かる。従って、テープ端に引張り力がかか
った場合でも、クランプピース1の膨大部4はより強力
に外側係止部11aと内側係止部11bとに係止され、
膨大部4が嵌合凹部11から外れることがなく、テープ
端が確実に挟持固定される。
【0012】
【考案の効果】上の通り、本考案は、クランプピース
の膨大部が連なる左右両側部の脚部を薄肉とし、その膨
大部の外側面の脚部との連接部に角部を設け、さらに
は、ハブ嵌合凹部に、クランプピースの前記角部と係合
し膨大部の外側面を係止する略L字状の外側係止部を、
膨大部の内側部を係止する内側係止部よりもハブ内周側
に位置するように設けている。よって、クランプピース
がハブに嵌合した状態でテープに引張り力がかかった時
に、クランプピースの膨大部が、ハブ嵌合凹部の内側係
止部に係止された内側部を中心に回動し、膨大部の外側
面はその角部から外側方向に変形する。従って、この場
合、本考案では、クランプピースの膨大部の外側面がハ
ブ嵌合凹部の略L字状の外側係止部にさらに強く係止さ
れることになり、かつ、クランプピースの膨大部の内側
部もハブ嵌合凹部の内側係止部に係止されているので、
クランプピースがハブから外れることがなく、テープ端
を確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るテープクランプ構造を適用したテ
ープリールの要部平面図
【図2】同クランプ構造のクランプピースの平面図
【図3】同クランプ構造のハブの要部平面図
【図4】同クランプ構造のクランプ過程の要部平面図
【図5】同クランプ構造の作用説明に供する平面図
【図6】従来のテープリールのクランプ部の平面図
【符号の説明】
1…クランプピース、2…フランジ部、3…脚部、4…
膨大部、4a…内側部、4b…外側面、10…ハブ、1
1…嵌合凹部、11a…外側係止部、11b…内側係止
部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状ハブに形成した切欠内に弾性を有す
    るクランプピースを嵌合して磁気テープ等のテープの端
    部を係止するテープリールにおいて、 前記クランプピースの両側部には薄肉の脚部を介して膨
    大部を設け、前記膨大部の外側面の前記脚部との連接部に角部を設
    け、 前記膨大部が嵌合する嵌合凹部を前記ハブに形成し、 この嵌合凹部には、前記角部と係合し前記膨大部の外側
    面を係止する略L字状の外側係止部と前記膨大部の内
    側部を係止する内側係止部とを、前記外側係止部が前記
    内側係止部よりもハブ内周側に位置するように形成し、 前記ハブと前記クランプピースとの嵌合状態で前記テー
    プに引張り力がかかった時に、前記膨大部が、前記内側
    係止部に係止された前記内側部を中心に回動し、前記膨
    大部の外側面が前記略L字状の外側係止部と係合する前
    記角部から外側方向に変形することを特徴とするテープ
    リールのテープクランプ構造。
  2. 【請求項2】前記クランプピースの両側部に設けた一対
    の脚部はハブ中心に向って閉じ方向に伸び、前記一対の
    膨大部はハブ外周に向って閉じ方向に伸び、更に前記一
    対の膨大部の外側面は略平行であることを特徴とする請
    求項1に記載のテープリールのテープクランプ構造。
JP1991027769U 1991-03-29 1991-03-29 テープリールのテープクランプ構造 Expired - Lifetime JP2563054Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991027769U JP2563054Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 テープリールのテープクランプ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991027769U JP2563054Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 テープリールのテープクランプ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04121076U JPH04121076U (ja) 1992-10-29
JP2563054Y2 true JP2563054Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=31911995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991027769U Expired - Lifetime JP2563054Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 テープリールのテープクランプ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563054Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61156082U (ja) * 1985-03-18 1986-09-27
JPS61187087U (ja) * 1985-05-08 1986-11-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04121076U (ja) 1992-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2563054Y2 (ja) テープリールのテープクランプ構造
JPH029584Y2 (ja)
JPS5939345Y2 (ja) テ−プクランプ装置
JPH0527407Y2 (ja)
JPH0613102Y2 (ja) 位置合わせチューブ
JPH06259923A (ja) テープリール
JPS6219649Y2 (ja)
JPS6130363Y2 (ja)
JP2541024Y2 (ja) テープリール
JPS5847591Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジ
JPH0543344Y2 (ja)
JPH0426728Y2 (ja)
JPH0386277U (ja)
JPH0525274Y2 (ja)
JPH0235734Y2 (ja)
JP2587551B2 (ja) 小型モータのマグネット
JPH01205777A (ja) テープリール
JP3056286U (ja) シリンダー錠におけるロータとロータ正面カバーの結合構造
JPS58116390U (ja) スピ−カ取付装置
JPS5812362Y2 (ja) 偏向ヨ−ク
JPH048542Y2 (ja)
JPH01129786U (ja)
JP2551208Y2 (ja) テープカセット
JPS6020818Y2 (ja) 止め輪
JPH03119603U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term