JP2562783Y2 - エレクトロニックフラッシュのトリガ装置 - Google Patents

エレクトロニックフラッシュのトリガ装置

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JP2562783Y2 JP1991035980U JP3598091U JP2562783Y2 JP 2562783 Y2 JP2562783 Y2 JP 2562783Y2 JP 1991035980 U JP1991035980 U JP 1991035980U JP 3598091 U JP3598091 U JP 3598091U JP 2562783 Y2 JP2562783 Y2 JP 2562783Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エレクトロニックフ
ラッシュのトリガ装置、詳しくはストロボ装置の発光放
電管のトリガ用外部電極に放電管励起用の高電圧を印加
するためのトリガ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストロボ装置の発光放電管のトリガ装置
は、従来、放電管の表面に透明電極を蒸着して、その蒸
着電極に導電性リード線を巻き付け、これを蒸着電極に
導電性接着剤にて接着してトリガ電極とするのが一般的
であった。
【0003】また、上記導電性リード線を巻き付ける代
わりに反射傘を利用し、放電管の蒸着電極に反射傘を接
触させ、反射傘に放電管励起用の高電圧を印加するよう
にしたものも、特開昭57−52038号公報などにて
提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記リード
線を巻き付けて接着する手段ではリード線の巻き付け部
が光の放射を遮るので、発光効率が低下するという問
題があり、また、最近のカメラに内蔵されたストロボに
おいては、カメラの小型化に伴ってストロボもコンパク
トに設計されるので、リード線の巻き付け部分反射傘
の金属部分などと接触しやすく、これによって高圧のト
リガ信号が洩れるなどの問題が発生している。 即ち、
トリガ電極のために放電管の表面にリード線を巻くと、
どうしてもトリガ洩れ防止のために反射傘から出来るだ
け離れた位置に巻かねばならない。しかし、反射傘の左
右方向の長さは一定に決まっているために、放電管を長
くして、そこにリード線を巻かなければならないが、こ
れではコンパクト化に反することになる。
【0005】また、上記特開昭57−52038号公報
などによって提案されている閃光発光装置では、上記の
問題を一応は解決してはいるものの、反射傘を導電手段
の一部にしているために、反射傘にリード線を取り付け
なければならず、作業性が非常に悪くなるという欠点が
ある。
【0006】本考案の目的は、導電性のバネ部材を巧
みに用いて放電管の保持とトリガ電極へのトリガ信号の
印加が行えるエレクトロニックフラッシュのトリガ装置
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、円筒状に形成された発光放電管のトリガ用
外部電極に励起エネルギを印加して、該発光放電管を放
電発光させ、該放電発光光を該放電管の円筒外周面のみ
から放射して、該放射した光を反射傘により特定の方向
に反射集光させるエレクトロニックフラッシュのトリガ
装置において、導電性を有する略直線状の素材の一部を
曲げ加工することにより形成され、上記放電管の外部電
極の円筒部に上記曲げ加工された部分を弾接して放電管
を一定方向に押圧すると共に、エレクトロニックフラッ
シュ装置のトリガ回路に接続される線バネ部材と、この
線バネ部材と協動して上記放電管を位置決め保持するよ
う反射傘または傘受け部材に設けられた受け部と、を具
備することを特徴とする。
【0008】
【作用】反射傘または傘受け部材の両側面壁に穿設され
た、放電管の受け部である貫通孔に、放電管の両端部を
それぞれ挿入し、この放電管の透明外部電極に導電性を
有する略直線状の素材の一部を曲げ加工した線バネ部材
における曲げ加工された部分を弾接させて同管を押圧す
ることによって放電管端部を上記貫通孔の一側に押し付
けて放電管を保持し、この線バネ部材にトリガ信号を印
加することにより放電管内を励起する。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例によって本考案を説明す
る。図1,図2は、本考案の第1実施例を示すエレクト
ロニックフラッシュのトリガ装置の背面図および要部断
面図である。内部に、例えばクセノンガスなどを封入さ
れた発光放電管1は、その両端に放電用の電圧が印加さ
れる正負の電極1a,1bが設けられていて、更に該両
電極1a,1bの周辺を除いた管1の外壁の中央部付近
には透明の導電電極1cがコーティングされている。こ
の発光放電管1は、周知のように上記両電極1a,1b
に約300Vの高電圧を印加しておき、電極1cに数
の高電圧を一瞬、印加することで、管内が励起されて
放電発光をする。
【0010】一方、反射傘2は、縦断面形状が図2に示
されるように、その内面2bが放物面形状となるよう
に、モールド成型によって形成されており、その内面2
bに鏡面コーティングが施されて放電管1の発光を解放
面2a側に向けて効率良く反射し得るように放物面鏡と
して構成されていて、解放面は放電管1の長さよりやや
短い横長の長方形状に形成されている。
【0011】そして、この反射傘2の両側面壁2c,2
dには、放電管の受け部である貫通孔3a,3bが穿設
されている。この貫通孔3a,3bは上記放電管1を放
物面鏡の焦点位置に横架して配置したとき、その位置に
ある管1の両端部を挿通する位置に穿設されていて、更
に、この貫通孔3a,3bは後方に向けて若干延びる横
長孔で形成されている。従って、この反射傘2内に上記
放電管1を配置したときには、その放電管1の電極1
a,1bの管部は、この貫通孔3a,3bを挿通して
射傘2の両側に突出する。
【0012】また、上記反射傘2の両側面壁2c,2d
寄りのそれぞれの位置であって、内部に横架された放電
管の略上下に対応する位置には、次に述べる導電性バネ
部材4を挿通するための一対の小孔5a,5bと5c,
5dがそれぞれ穿設されている。
【0013】他方、上記導電性バネ部材4は、本実施例
では線状の弾性導電性バネで形成され背面側から見た形
状が横コの字状に折り曲げられて形成されていて、その
両立上部4a,4bの中程には放電管1の透明導電電極
1cに当接して放電管1を押圧する部分円弧状部4cが
それぞれ設けられている。
【0014】本実施例では、上述のように形成されてい
反射傘2に対して、先ず放電管1を、その両端部が上
記貫通孔3a,3bを挿通して反射傘2の両側に突出す
るようにして反射傘2内に横架し、しかるのち、導電性
バネ部材4の両立上部4a,4bを一方の小孔5bと5
dから反射傘2内に差し込み、放電管1の背面を通して
他方の小孔5aと5cに挿入する。すると、上記部分円
弧状部4cがバネ力により放電管1の透明導電電極1c
に当接すると共に、放電管1を前方、即ち解放面2a
押動するため、放電管1は反射効率の一番良い、放物
面鏡の焦点位置に横架して配置され、受け部である貫通
孔3a,3bと上記導電性バネ部材4との協働動作によ
って保持固定される。
【0015】また、導電性バネ部材4と放電管1の透明
導電電極1cとは、バネ部材4の弾性力により接触導通
させられるので、図1に示される如く、導電性バネ部材
4にリード線6でトリガ信号を印加すれば、放電管1に
トリガ電圧が印加される。
【0016】図3は、本考案の第2実施例を示したもの
である。この第2実施例では、放物面反射鏡を形成する
反射鏡傘12と、この反射鏡傘12を受けて放電管1と
の位置関係を保持するための傘受け部材11とで反射傘
が構成されている。上記反射鏡傘12は断面形状が放物
面形状を呈し、その内面を高反射率に仕上げられた薄い
アルミニウム板で形成されており、その両側面壁12a
(12b)には前記第1実施例と同様に、放電管1の受
け部である貫通孔13b(13a)が穿設されている。
なお、この反射鏡傘12の両側面壁12a(12b)に
は、スリット13c(13d)が形成されているが、こ
れは薄いアルミ板を放物面反射鏡形状にプレス加工する
際の切込みによって形成されるものである。
【0017】そして、これを受ける傘受け部材11は内
面を放物面形状とするモールド成型品で形成されてい
て、上記貫通孔13b(13a)に対応する位置には同
様の貫通孔11b(11a)が穿設されている。この
受け部材11の内面に上記反射鏡傘12が重合されて
射傘が構成されている。また、このように構成された
射傘の反射鏡傘12および傘受け部材11にも上記第1
実施例と同様に、導電性バネ部材4を挿通して放電管1
を保持固定するための小孔15a(15c),15b
(15d)、16a(16c),16b(16d)がそ
れぞれ各々が重合し貫通孔を形成するようにして穿設さ
れている。また、放電管1を保持固定するための導電性
バネ部材4は、上記第1実施例のものと同様のものが使
用される。そして、放電管1を反射傘に装着し、上記導
電性バネ部材4によって保持固定する組立て工程は、上
記第1実施例のものと全く同様にして行われる。
【0018】このように構成することにより、放物面反
射鏡は板厚の薄い金属板の成型加工品で済み、傘受け部
材11への反射面コーティングなどの反射面の形成等の
工程が省けることになる。また、放電管電極1a,1b
とトリガ電極との間隔も大きくとれるので、トリガ信号
の洩れに対しても有利となる。
【0019】図4は、上記導電性バネ部材4へのリード
線6の導通接続手段の一例を示したものである。この導
通接続手段は勿論、ハンダ付けによって導通固定しても
良いが、この例では図示のごとく、金属のスリーブ7を
導電性バネ部材4とリード線6とに被せ、これを同時に
押圧してツブすことにより両者を接続固定する、いわゆ
る圧着法を採用している。本考案の場合には、反射傘
直接導通させるのではなく、バネ部材に対して導通固定
するので、こうしたハンダ付け以外の簡便な導通手段が
好適である。
【0020】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、導電
性の線バネ部材によって円筒状に形成された放電管の保
持固定と放電管のトリガ電極へのトリガ信号の印加が行
えるので、従来のものに比べて、放電管の固定部材が不
要になると共に、放電管へのトリガ電極用リード線の巻
き付けおよび接着工程が不要になるため、それだけ安価
にトリガ装置を製作することができる。しかも、リード
線巻き付けおよび接着工程に比べ、放電管の前面を遮る
ことがないため、放電発光の効率を低下させることもな
い。
【0021】よって、ストロボのトリガ装置のコンパク
ト化を、部品点数を増加することも、また放電管の発光
効率を低下させることもなく実現し得る。しかも、トリ
ガ信号を放電管のトリガ電極に印加する手段が極めて簡
単な作業で構成できるという顕著な効果も得られる。
【0022】
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す、エレクトロニック
フラッシュのトリガ装置の背面図。
【図2】上記第1図のトリガ装置の要部断面図。
【図3】本考案の第2実施例を示す、エレクトロニック
フラッシュのトリガ装置の要部断面図。
【図4】導電性バネ部材へのリード線の導通接続手段の
一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ………………………………………………………発光
放電管 1c………………………………………………………トリ
ガ用外部電極2,12 …………………………………………………反射
傘 3a,3b、11a,11b、13a,13b……受け
部(貫通孔) …………………………………………………………導電
性バネ部材 11………………………………………………………傘受
け部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成された発光放電管のトリガ
    用外部電極に励起エネルギを印加して、該発光放電管を
    放電発光させ、該放電発光光を該放電管の円筒外周面の
    みから放射して、該放射した光を反射傘により特定の方
    向に反射集光させるエレクトロニックフラッシュのトリ
    ガ装置において、導電性を有する略直線状の素材の一部を曲げ加工するこ
    とにより形成され、上記放電管の外部電極の円筒部に上
    記曲げ加工された部分を弾接して放電管を一定方向に押
    圧すると共に、エレクトロニックフラッシュ装置のトリ
    ガ回路に接続される 線バネ部材と、 この線バネ部材と協動して上記放電管を位置決め保持す
    るよう反射傘または傘受け部材に設けられた受け部と、 を具備することを特徴とするエレクトロニックフラッシ
    ュのトリガ装置。
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JPS62273516A (ja) * 1986-05-21 1987-11-27 Canon Inc ストロボ装置
JPS6348537A (ja) * 1986-08-18 1988-03-01 Canon Inc 閃光放電管の取り付け機構
JP3056918U (ja) * 1998-06-03 1999-03-09 紘治 寺岡 傘収納ケースを内蔵した自動車ドア

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