JP2002250960A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2002250960A
JP2002250960A JP2001047165A JP2001047165A JP2002250960A JP 2002250960 A JP2002250960 A JP 2002250960A JP 2001047165 A JP2001047165 A JP 2001047165A JP 2001047165 A JP2001047165 A JP 2001047165A JP 2002250960 A JP2002250960 A JP 2002250960A
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light emitting
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Shigeki Motoyama
茂樹 本山
Keiichi Kimura
景一 木村
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光開口部の高さ(厚み)を低く(薄く)で
き、回路基板への直接実装も可能な薄型の照明装置を得
ること。 【解決手段】 本発明の第1実施形態の照明装置110
A(照明装置)は、照射方向軸に対して発光管340の
上方側に反射板330Aが配設されており、その主反射
板331Aの主反射面331aの断面形状が発光管33
0Aを焦点とした楕円曲線または放物曲線の近似曲線で
形成されており、主反射板331Aとは反対側に、発光
管340の焦点を中心とした半円形反射面332aを備
えた副反射板332Aが配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置、特に、
その反射板に関し、カメラ内に組み込んで用いて好適な
小型の照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め断っておくが、以下の説明におい
て、照明装置の一つとして、一般的なカメラに組み込ま
れているフラッシュ発光装置を採り上げて説明する。な
お、ここで言うカメラとは、被写体の映像を感光フィル
ムに写すフィルムカメラ、被写体の映像を電子的に処理
して記録する電子カメラ、動く被写体の映像をビデオテ
ープなどの記録媒体に記録するビデオカメラなどを指
し、これらをカメラと総称する。
【0003】先ず、図を参照しながら、一般的にカメラ
に組み込まれている従来技術のフラッシュ発光装置を説
明する。
【0004】図9は一般的なカメラの外観斜視図、図1
0は図9に示したカメラに組み込まれているフラッシュ
発光装置の外観斜視図、図11は図10に示したフラッ
シュ発光装置のA―A線から下方を見た断面平面図、図
12は図10に示したフラッシュ発光装置の透視側面
図、そして図13は従来技術のフラッシュ発光装置の反
射光路を示す側面図である。
【0005】図9において、符号1はカメラを指す。こ
のカメラ1は、そのボディケース2の内外に撮影レンズ
3、シャッターボタン4、フラッシュ発光装置10、入
射光捕捉レンズ群5、ハンドグリップ6などが取り付け
られて構成されている。また、図示していないが、内部
には記録媒体駆動装置、発光回路、制御回路などが組み
込まれている。
【0006】フラッシュ発光装置10はボディケース2
の正面側に内蔵されており、発光回路の制御の下に駆動
され、シャッターボタン4の押圧に同期してフラッシュ
発光し、前方を照射する。
【0007】このフラッシュ発光装置10は、撮影時に
入射光を捕らえる入射光捕捉レンズ群5から十分に離れ
た位置に、そして撮影時に使用者が保持する時、フレネ
ルレンズ120部分が保持した手によって遮られないよ
うに、ハンドグリップ6からも十分離れた位置に配置さ
れている。従って、カメラ1をより小型化するには、フ
ラッシュ発光装置10はできるだけ小型化、薄型化する
必要がある。
【0008】このフラッシュ発光装置10は、図10乃
至図12に示したように、一側面(正面)が開口した直
方体の金属製ハウジング110に組み込まれていて、そ
のハウジング110の正面は発光開口部111であっ
て、フレネルレンズ120が取り付けられており、そし
てそのフレネルレンズ120はボディケース2の正面側
表面に臨んで配設されていて、このフレネルレンズ12
0から発光した光を前方に放射する。
【0009】ハウジング110内には、金属製の反射板
130と、光源である、例えば、直管型の発光管140
が組み込まれている。この発光管140としては、通
常、キセノンガスが封入されたキセノン管が用いられて
いる。
【0010】反射板130の形状は、断面が発光管13
0の照射方向軸を中心にして対称的な楕円曲線状、放物
曲線状或いはそれらの近似曲線の反射面131を備え、
その先端部132が放射開口部として開口し、基端部1
33が光源装着部として終端した構造で形成されてい
る。
【0011】その基端部133の内部には、その反射面
131が楕円曲線状であれば、その一つの焦点に、放物
曲線状であれば、その焦点に、前記発光管140が装着
されている。
【0012】この反射板130は、その照射開口部を形
成する前記先端部132がハウジング110の発光開口
部111に合わせられて支持され、取り付けられてい
る。発光管140が発光すると、その発光は反射面13
1で反射され、前方の開口先端部132へ放射される。
この放射された発光はフレネルレンズ120により適度
な照射角に分散されて被写体(不図示)を照射する。
【0013】発光管140は、その両端部に陽極電極1
41と陰極電極142が導出されており、これら陽極電
極141と陰極電極142には、ハウジング110の底
面板112(図12)から導入された発光回路(不図
示)からの金属端子板211、212がそれぞれ半田付
けで接続されて、所定の電圧が印加される。また、発光
管140には、ハウジング110の背面板113後方か
ら導入されているトリガー電極232を反射板130の
基端部133背面の非反射面134に接触させて、発光
回路を構成しているトリガーコイルの高圧出力を空中給
電し、発光管140内でイオン放電が発生するように構
成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、反射板13
0の反射面131は前記のように発光管140を包み込
む形状で上下両面に配している。この構造によると、上
下照射光強度分布がほぼ均一となり、設計は容易である
が、高さが高くなり、薄型に構成することは困難であっ
た。この照射光路は、図13に示すような光路となり、
照射方向に並行光を照射する構造となっている。
【0015】また、照射方向に対して、発光管の背面部
に金属反射板を設け、前面のフレネルレンズ120を発
光管140側に延長し、放射することで、光路を短縮
し、小型化を図っているものもある。この方法では、照
射方向の小型化は少々可能であるが、大幅な小型化が図
りにくかった。
【0016】更に、発光管140の陽極電極141及び
陰極電極142と配線基板上の発光回路との接続は、そ
れぞれ金属端子板211、212を介した手作業による
半田付けにより行なわれていたため、部品点数が増加
し、また製造工程も増加し、これが問題となっていた。
【0017】従って、本発明はこのような問題点に鑑み
てなされたものであって、発光開口部の高さ(厚み)を
低く(薄く)でき、回路基板への直接実装も可能な薄型
の照明装置を得ることを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】それ故、本願の一発明
は、光源の照射方向軸に対して一側方に、断面が照射開
口と該照射開口から光源装着部の後方の前記照射方向軸
に向かって徐々にすぼむ曲線の反射面を備えた反射板が
配設されている照明装置に関する。
【0019】また、本願の他の一発明は、光源の照射方
向軸に対して一側方に、照射開口と該照射開口から光源
装着部の後方の前記照射方向軸に向かって徐々にすぼむ
断面曲線の主反射面を備えた主反射板が配設されてお
り、前記光源を挟んで前記主反射板とは反対側に、前記
光源を中心とした断面曲線が半円形の反射面を備えた副
反射板が配設されている照明装置に関する。
【0020】ここで前記断面曲線が楕円曲線、放物曲線
またはそれらの近似曲線で形成されていることが好まし
い。また、これら断面曲線が直線と曲線が組み合わされ
た線、或いは連結された複数の線分からなる線で形成さ
れるものであってもよい。
【0021】そして前記副反射板が光源の表面部分のみ
に配設されている。
【0022】また、主反射板と副反射板は個別に形成し
てもよく、或いは一体的に形成してもよい。
【0023】更にまた、副反射板を支持板の窪みまたは
貫通孔内に配設することが好ましい。その支持板が発光
管及び反射板を内蔵するハウジングの一部分を構成する
部材であってもよく、また、発光管を発光させる一部の
回路を含む回路が形成されている回路基板であってもよ
く、その回路基板の一部分に窪みまたは貫通孔を形成
し、その窪みまたは貫通孔内に発光管と副反射板とを配
設し、かつ発光管の電極及び又は少なくとも副反射板を
発光回路に半田付けなどの手段で接続することが好まし
い。
【0024】そして更にまた、本願の更に他の発明は、
一端が開口したハウジングと、該ハウジング内に、光源
と該光源からの発光を反射し、前記ハウジングの前記開
口から放射する反射板とが内蔵されており、前記反射板
は主反射板と副反射板とから構成されていて、前記主反
射板は前記光源の照射方向軸に対して一側方に、照射開
口と該照射開口から光源装着部の後方の前記照射方向軸
に向かって徐々にすぼむ断面曲線の反射面を備え、前記
副反射板は前記光源の焦点を中心とした断面曲線が半円
形の反射面を備え、前記光源を挟んで前記主反射板とは
反対側の前記ハウジングの一部分に形成された窪み内に
配設されて構成されている照明装置を提供している。
【0025】この照明装置のハウジングの前記一部分は
回路基板で構成してもよく、主反射板、副反射板或いは
それら双方及び発光管の電極を回路基板上の発光回路に
半田付けなどの手段で接続することが好ましい。
【0026】また、何れの照明装置においても、反射板
の反射光路に反射光を上下方向及び又は左右方向にほぼ
均一に分散させるフレネルレンズを配設することが好ま
しい。
【0027】このような態様にすれば、照明装置を薄型
化できる。また、副反射板を設けたことにより光源から
副反射板の方に発せられた光は、その断面半円形の反射
面よって中心方向に垂直に反射され、その反射光は光源
から主反射板側に発せられた光の主反射板による反射光
と同一の光路に乗せることができ、光源から発せられた
全ての光が照射方向に向けて反射し、照射開口方向に放
射させることができる。
【0028】この場合、反射板により反射された光束の
分布は、主反射面が楕円曲線状で光源が主反射面の基端
部側の中心にあれば、その楕円曲線の他の中心に向かっ
て反射され、主反射面が放物曲線状であれば、その主反
射板側に偏るが、発光開口にフレネルレンズを取り付け
ることにより、偏った光束を他方の側にも分散させるこ
とができ、照射光強度分布をほぼ均一化させることがで
きる他、平行光など所望の照射光線を取り出すことがで
きる。
【0029】また、反射板の反射面を、その断面が直線
と曲線の組合せ或いは複数の線分の部材を用いて放物曲
線の近似曲線を形成するようにすれば、より安価な型物
でも連続曲線に近い性能の反射面が得られ、安価に製造
することができる。
【0030】更に、発光管を支持基板、特に回路基板に
実装し、そしてまた、主反射板及び又は副反射板をも支
持基板、特に発光回路基板に実装することにより支持基
板または発光回路基板を含めた一体構造で照明装置をブ
ロック化でき、部品点数を削減でき、このため照明装置
の信頼性を向上させることができる。
【0031】更にまた、本発明の照明装置をカメラに組
み込めば、小型化でき、ボディケースから露出する照明
装置の上下方向の寸法を半減させることができるので、
デザイン上においても、これまでのカメラと差別化する
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照明装置を図示の
実施形態のフラッシュ発光装置を用いて説明する。
【0033】図1は本発明の第1実施形態のフラッシュ
発光装置の外観斜視図、図2は図1に示したフラッシュ
発光装置のA―A線上における断面側面図、図3は図1
に示したフラッシュ発光装置の照射光路を示す側面図、
図4は断面が楕円曲線の近似曲線の反射面を備えた反射
板の断面側面図、図5は本発明のフラッシュ発光装置に
用いて好適なフレネルレンズの斜視図、図6は本発明の
第2実施形態のフラッシュ発光装置の断面側面図、図7
は図6に示したフラッシュ発光装置に組み込まれている
反射板の斜視図、そして図8は本発明の第3実施形態の
フラッシュ発光装置の断面側面図である。
【0034】先ず、図1乃至図4を用いて、本発明の第
1実施形態のフラッシュ発光装置の構成を説明する。
【0035】図1において、符号30Aは本発明の第1
実施形態のフラッシュ発光装置を指す。このフラッシュ
発光装置30Aは、その外観形状の高さ(或いは厚み)
が従来技術のフラッシュ発光装置10と比較してほぼ半
分の寸法であり、正面先端が開口した扁平な直方体の金
属製ハウジング310に組み込まれた構造になってい
る。ハウジング310の発光開口部311にはフレネル
レンズ320が取り付けられている。ハウジング310
の後方端部312部分の底面板313には、その一部分
で幅方向にわたって断面が凹形の窪み315が形成され
ている。
【0036】ハウジング310内には、金属製の反射板
330Aと、光源である、例えば、直管型の発光管34
0が組み込まれている。この発光管340としては、通
常、キセノンガスが封入されたキセノン管が用いられて
いる。
【0037】この実施形態におては、発光管340はハ
ウジング310の窪み315内に配設して下側半分を埋
め込まれており、ハウジング310の大部分の空間は主
反射板331Aを収納する空間に当てて、ハウジング3
10の厚さ(高さ)を出来るだけ薄く(或いは低く)し
ている。
【0038】また、この実施形態における反射板330
Aは主反射板331Aと副反射板332とから構成され
ており、一体的構造で形成されている。例えば、プレス
加工によって板材を折り曲げ、囲い型の形状に成形され
ている。
【0039】その主反射板331A部分は照射方向軸に
対して発光管340の上方側に配設され、ハウジング3
10の発光開口部311上方から後方端部312の下方
の照射方向軸Lにわたって延在し、その反射面331a
の断面形状は発光管340を焦点とした断面が楕円曲
線、放物曲線、または興起するが、これらの近似曲線の
構造で形成されている。
【0040】また、副反射板332部分は、発光管34
0の後方で折り曲げられた主反射板331Aに連続して
形成されており、発光管340の下方で、その焦点を中
心とした半円形の反射面332aと、この半円形反射面
332aの他端に連続して形成され、発光開口部311
の近傍まで延在している平面反射面332bを備えた構
造で形成されている。
【0041】図2に示した主反射板331Aは断面が滑
らかな楕円曲線を描く曲線でプレス加工などで成形され
ているが、この主反射板331Aの変形の主反射板とし
て断面が楕円曲線の近似曲線で形成された反射面を備え
た反射部材で構成してもよい。その近似曲線としては、
例えば、断面が直線と曲線が組み合わされた線、或いは
連結された複数の線分からなる線などが挙げられる。
【0042】前者は断面形状の曲率が比較的変化してい
く領域、即ち、焦点の垂直方向座標程までは曲線を形成
し、それから反射板端部までの比較的なだらかに変化し
ていく領域に関しては、直線にて近似した断面形状を持
つものでもよい。また後者は、いわゆるマルチリフレク
ターであり、断面が複数の線分を繋ぎ合わせた非連続近
似曲線となる反射面であることを指している。即ち、後
者の例を図示すると図4に示したように、この主反射板
331Bは、複数枚の内面が平らな短冊状の金属板体M
a、Mb、Mc・・・Mnを連結した構造で実現でき、
これと前記の半円形反射面332aとで反射板330B
を構成している。前者の反射板も後者の反射板もより安
価に製作することができる。
【0043】第1実施形態のフラッシュ発光装置30A
は以上のような構造で構成された反射板330Aと発光
管340との組み合わせで構成されているが、次に、こ
のフラッシュ発光装置30Aの照射作用を説明する。
【0044】発光管340が発光すると、その発光管断
面において、中心部から全周囲方向に向けて均一な強度
の光が発せられる。この際、図2及び図3において、発
光管340の下半分の方向に放射さられた光は同発光管
340の中心を中心として持つ副反射板332の半円形
反射面332aによって発光管340の中心方向に垂直
に反射する。これにより発光時に発光管340の下方に
放射された光は、その発光管340の上半分に放射され
た光と同じ光路に乗せることができる。そして主反射板
331の断面楕円曲線の反射面331aにより発光管3
40から放射された全ての光が照射方向に向けて反射
し、平行光を取り出すことができる。
【0045】主反射板331の反射面331a、331
bによって反射された平行光の光束の強度分布は上方に
偏っているが、これは発光開口部311に装着されてい
るフレネルレンズ320によって照射範囲を下方にも分
散させることができる。そのフレネルレンズ320の一
例を図5に示した。このフレネルレンズ320は下方中
央部に半径が最も小さいレンズを形成し、これより外周
部に向けて徐々に半径が大きくなるレンズを形成されて
いるパターンのもので、前記のような偏向を修正するこ
とができる。
【0046】次に、図6及び図7を用いて、本発明の第
2実施形態のフラッシュ発光装置30Cを説明する。
【0047】このフラッシュ発光装置30Bのハウジン
グ310内に収納されている反射板330Cは主反射板
331Cと副反射板332Cとが複数本の連結部材33
3で連結された構造のものであって、副反射板332C
は発光管340の下方の表面部分にのみ配設された半円
形反射面332cのみを備えた反射板である。主反射板
331Cの後端部にはトリガー電極端子350が形成さ
れていて、ハウジング310の後部分底面板313から
下方に導出されている。
【0048】図2に示した反射板330Aは前記のよう
に主反射板331Aと副反射板332との囲い型の形状
であるが、この形状では凹形状内に凹形状があるために
プレス型が複雑になる。このため、楕円曲線形状の反射
面331cを備えた主反射板331Cと半円形反射面3
32cを備えた副反射板332Cとを別体として構成す
ることで簡単な構造のプレス型を使用しても製造するこ
とができる。そして図7にも示した両者を複数本の連結
部材333で連結する。また、この反射板330Cはこ
れら主反射板331Cと副反射板332Cとを別体のま
まで使用してもよい。
【0049】次に、図8を用いて、本発明の第3実施形
態のフラッシュ発光装置30Cを説明する。このフラッ
シュ発光装置30Cにおいては、第2実施形態のフラッ
シュ発光装置30Bにおける反射板330Cをそのまま
の構造で用いられている。大きく異なる点はハウジング
の構造であって、この実施形態の場合のハウジングに符
号410を付す。このハウジング410はハウジング3
10の底面板313を除く上方のカバー部分411と回
路基板510とで構成された形となっている。回路基板
500には発光回路などが組み込まれており、また、発
光管340の直径の幅と長さの貫通孔510、発光管3
40の陽極電極341、陰極電極342、主反射板33
1Cのトリガー電極端子350などを半田付けできる電
極も形成されている。その回路基板500上の貫通孔5
10に主反射板331の副反射板332C部分をはめ込
み、そのトリガー電極端子350を回路基板500に差
し込み、裏面で半田Sで半田付けして、反射板330C
を取り付けられている。次に、貫通孔510に発光管3
40を埋め、その陽極電極341と陰極電極342とを
回路基板500上の電極に半田Sで半田付けし、次に、
カバー部分411を装着、固定している。図から明らか
なように、回路基板411は第1及び第2実施形態のフ
ラッシュ発光装置30A、30Bのハウジング310の
底面板313に相当している。
【0050】このような構造でフラッシュ発光装置30
Cを組み立てることで、全体の高さをより低くでき、ま
た、部品点数や材料を削減でき、従って、配線などを引
き回すことを少なくすること、そしてフラッシュ発光装
置30Cを回路基板500とともにブロック化ができる
利点がある。
【0051】以上、本発明を図示の複数の実施形態によ
って説明したが、本発明はこれらの実施形態によって限
定されることなく、本願に含まれる発明の技術的思想の
範囲内で各種の変更が可能である。例えば、前記の各実
施形態においては、主反射板331A、331B、33
1Cを照射方向軸Lに対して発光管340の上方側に配
設しているが、主反射板331が照射方向軸Lに対して
発光管340の下方側に配設してもよいことを付言して
おく。また、照明装置の一例としてカメラ1に組み込ま
れるフラッシュ発光装置を採り上げて説明したが、この
他、ビデオカメラのように連続して照明する必要がある
照明装置の発光ブロックや特殊なスポット照明にも適用
できることを付言しておく。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フラッシュ発光装置(照明装置)を薄型化することがで
き、特にフラッシュを内蔵する撮像機に関しては、製品
の小型化が可能となる。
【0053】また、回路基板上で組み立てる場合には、
配線や接続用金属端子板などによる接続工程を削減出来
るので、工数の削減、部品点数の削減による信頼性の向
上、組み立て工程の簡略化による製造スピードの増大と
いった利点が得られる。
【0054】更にまた、製品使用者は、製品の持ち運び
に要する労力が削減でき、小型化によって手の小さい使
用者でも撮影時にしっかり本体を把持することができる
ため、振れが少なくなる。そして部品削減によるコスト
メリットも享受できる。
【0055】そして更にまた、デザイン面においても、
露出部分の寸法も約半分の面積にできるため、既存のフ
ラッシュ発光装置を組み込んだ撮影機とデザイン上の差
別化を図る事ができる。
【0056】以上のように本発明の照明装置には数々の
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のフラッシュ発光装置
の外観斜視図である。
【図2】 図1に示したフラッシュ発光装置のA―A線
上における断面側面図である。
【図3】 図1に示したフラッシュ発光装置の照射光路
を示す側面図である。
【図4】 断面が楕円曲線の近似曲線の反射面を備えた
反射板の断面側面図である。
【図5】 本発明のフラッシュ発光装置に用いて好適な
フレネルレンズの斜視図である。
【図6】 本発明の第2実施形態のフラッシュ発光装置
の断面側面図である。
【図7】 図6に示したフラッシュ発光装置に組み込ま
れている反射板の斜視図である。
【図8】 本発明の第3実施形態のフラッシュ発光装置
の断面側面図である。
【図9】 一般的なカメラの外観斜視図である。
【図10】 図9に示したカメラに組み込まれているフ
ラッシュ発光装置の外観斜視図である。
【図11】 図10に示したフラッシュ発光装置のA―
A線から下方を見た断面平面図である。
【図12】 図10に示したフラッシュ発光装置の透視
側面図である。
【図13】 従来技術のフラッシュ発光装置の反射光路
を示す側面図である。
【符号の説明】
1…カメラ、2…ボディケース、3…撮影レンズ、4…
シャッターボタン、5…入射光捕捉レンズ群、6…ハン
ドグリップ、30A…本発明の第1実施形態のフラッシ
ュ発光装置(照明装置)、30B…本発明の第2実施形
態のフラッシュ発光装置、30C…本発明の第3実施形
態のフラッシュ発光装置、310…ハウジング、311
…発光開口部、313…底面板、315…窪み、320
…フレネルレンズ、330A,330B,330C…反
射板、331A,331B,331C…主反射板、33
1a,331b,331c、332A,332B,33
2C…副反射板、332a,332b,332c…反射
面、340…発光管、341…陽極電極、342…陰極
電極、350…トリガー電極端子、500…回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 安弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 2H053 CA08 CA12 3K042 AA01 AC04 AC06 BA07 BB03 BB12 BC03 CA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源の照射方向軸に対して一側方に、照
    射開口と該照射開口から光源装着部の後方の前記照射方
    向軸に向かって徐々にすぼむ断面曲線の反射面を備えた
    反射板が配設されていることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 光源の照射方向軸に対して一側方に、照
    射開口と該照射開口から光源装着部の後方の前記照射方
    向軸に向かって徐々にすぼむ断面曲線の主反射面を備え
    た主反射板が配設されており、前記光源を挟んで前記主
    反射板とは反対側に、前記光源を中心とした断面曲線が
    半円形の反射面を備えた副反射板が配設されていること
    を特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】 前記断面曲線が楕円曲線、放物曲線また
    はそれらの近似曲線で形成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記断面曲線が直線と曲線が組み合わさ
    れた線、或いは連結された複数の線分からなる線である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明
    装置。
  5. 【請求項5】 前記副反射板が前記光源の表面部分のみ
    に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の照
    明装置。
  6. 【請求項6】 前記主反射板と前記副反射板が個別に形
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装
    置。
  7. 【請求項7】 前記主反射板と前記副反射板が一体的に
    形成されていることを特徴とする請求項2に記載の照明
    装置。
  8. 【請求項8】 前記副反射板が支持板の窪みまたは貫通
    孔内に配設されていることを特徴とする請求項2に記載
    の照明装置。
  9. 【請求項9】 前記支持板が前記光源及び前記反射板を
    内蔵するハウジングの一部分を構成する部材であること
    を特徴とする請求項8に記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記支持板が回路基板であって、一部
    分に窪みまたは貫通孔が形成されており、該窪みまたは
    該貫通孔内に前記光源と前記副反射板とが配設され、か
    つ前記光源の電極及び又は少なくとも前記副反射板が前
    記発光回路に接続されていることを特徴とする請求項8
    または請求項9に記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 一端が開口したハウジングと、該ハウ
    ジング内に、光源と該光源からの発光を反射し、前記ハ
    ウジングの前記開口から放射する反射板とが内蔵されて
    おり、前記反射板は主反射板と副反射板とから構成され
    ていて、前記主反射板は前記光源の照射方向軸に対して
    一側方に、照射開口と該照射開口から光源装着部の後方
    の前記照射方向軸に向かって徐々にすぼむ断面曲線の反
    射面を備え、前記副反射板は前記光源の焦点を中心とし
    た断面曲線が半円形の反射面を備え、前記光源を挟んで
    前記主反射板とは反対側の前記ハウジングの一部分に形
    成された窪み内に配設されて構成されていることを特徴
    とする照明装置。
  12. 【請求項12】 前記ハウジングの前記一部分が回路基
    板であって、前記主反射板、前記副反射板或いはそれら
    双方及び前記光源の電極が前記発光回路に接続されてい
    ることを特徴とする請求項11に記載の照明装置。
  13. 【請求項13】 前記反射板の反射光路に反射光を上下
    方向及び又は左右方向にほぼ均一に分散させるフレネル
    レンズが配設されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項12に記載の照明装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1028962C (nl) * 2004-05-22 2010-03-09 Samsung Electronics Co Ltd Projectiebeeldscherm.
JP2012506117A (ja) * 2008-10-17 2012-03-08 ビューラー ソーテックス リミテッド 導光器及びそれを組み込んだ照明アセンブリ
JP2012058325A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Stanley Electric Co Ltd ストロボ発光装置
WO2021098012A1 (zh) * 2019-11-20 2021-05-27 深圳市耐思摄影器材有限公司 一种口袋闪光灯

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