JP2561870Y2 - スイッチ試験器 - Google Patents

スイッチ試験器

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JP2561870Y2
JP2561870Y2 JP1991089230U JP8923091U JP2561870Y2 JP 2561870 Y2 JP2561870 Y2 JP 2561870Y2 JP 1991089230 U JP1991089230 U JP 1991089230U JP 8923091 U JP8923091 U JP 8923091U JP 2561870 Y2 JP2561870 Y2 JP 2561870Y2
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功 永易
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ミクロン機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は機械式スイッチのクリッ
ク感等の特性を定量的に測定するスイッチ試験器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】機械式スイッチは種類が色々あり、重さ
が種類により異なってクリック感等の特性が種類により
異なる。機械式スイッチの特性は機械式スイッチのクリ
ック感、つまり機械式スイッチを押圧した感覚などがあ
る。そして、従来は人間が機械式スイッチを押圧して感
覚により機械式スイッチのクリック感等の特性を判断し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来は機械式スイッチ
のクリック感等の特性を人間が感覚により判断していた
ので、機械式スイッチのクリック感等の特性を定量的に
測定することができず、機械式スイッチの特性を示すデ
ータを正確に得ることができなくて機械式スイッチの特
性を正確に試験することができなかった。
【0004】本考案は上記欠点を改善し、機械式スイッ
チを正確に試験することができるスイッチ試験器を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の考案は、図1に示すように特性を測定す
べき機械式スイッチを押圧する可動部材1と、この可動
部材1を駆動するアクチュエータ2と、前記可動部材1
の位置を検出する位置検出器3と、位置指令に基づいて
前記アクチュエータ2を駆動し前記位置検出器3の位置
検出信号がフィードバックされるサーボ系4と、このサ
ーボ系4からの位置フィードバック信号及び速度信号か
ら前記機械式スイッチの動きの変化を求めてこの動きの
変化により前記機械式スイッチの特性を定量的に測定す
るスイッチ特性測定手段5とを備えたものである。
【0006】
【作用】アクチュエータ2が可動部材1を駆動して機械
式スイッチを押圧し、可動部材1の位置が位置検出器3
により検出される。サーボ系4は位置指令に基づいてア
クチュエータ2を駆動し位置検出器3の位置検出信号が
フィードバックされて位置指令に基づいてアクチュエー
タ2を駆動し、スイッチ特性測定手段5がサーボ系4か
らの位置フィードバック信号及び速度信号から機械式ス
イッチの動きの変化を求めてこの動きの変化により機械
式スイッチの特性を定量的に測定する。
【0007】
【実施例】図2は本考案の一実施例を示す。特性を測定
すべき機械式スイッチ11は固定台12にセットされ、
アクチュエータ13が固定台12に固定される。ツール
14はアクチュエータ13の可動部13aに取り付けら
れてワークに対する作業を行うものであり、機械式スイ
ッチ11の上方に設置されて機械式スイッチ11を押圧
する押圧部材としても用いられる。図4〜図6に示すよ
うにアクチュエータ13は例えば永久磁石15の周囲に
可動コイル16を上下方向へ移動可能に設けたリニアモ
ータが用いられ、可動部13aが可動コイル16と一体
に構成されている。
【0008】また、ホールセンサ17は可動部13aの
位置を検出する位置検出器を構成するものであって可動
コイル16と一体に構成され、図示しない磁石により勾
配磁界が与えられる。この勾配磁界は強度が上下方向へ
変化する磁界であり、ホールセンサ17は勾配磁界の強
度に応じた位置検出信号電圧を出力する。このホールセ
ンサ17の位置検出信号電圧はアクチュエータ13の可
動コイル16及び可動部13aが上下方向へ直線的に移
動してホールセンサ17に加わる勾配磁界の強度が変化
するのに伴って変化し、アクチュエータ13の可動部1
3aの上下方向位置を検出することになる。図2に示す
ようにアクチュエータ13のコネクタ13bは回路部1
8に接続され、表示操作部19が回路部18に接続され
る。
【0009】図3は上記回路部18の構成を示す。マイ
クロコンピュータ(マイコン)20が操作表示部19か
らの入力信号に基づいて位置指令を発生してD/A変換
器21にD/A変換させると、このD/A変換器21か
らのアナログ位置信号が減算回路22に入力されると共
にホールセンサ17からの位置検出信号電圧が減算回路
22に負帰還されてその偏差が求められる。
【0010】また、ホールセンサ17の位置検出信号電
圧が微分回路23により微分されて速度信号が求めら
れ、減算回路22の出力信号が演算増幅器からなる減算
回路24に入力されると共に微分回路23からの速度信
号が減算回路24に負帰還されてその偏差が求められ
る。さらに、リニアモータからなるアクチュエータ13
に流れる電流が抵抗25により電圧に変換されることに
よりアクチュエータ13の駆動トルクが検出され、減算
回路24の出力信号が演算器26にて抵抗25の電圧と
の差が演算される。この演算器26の出力信号がパワー
アンプ27により増幅されてアクチュエータ13に印加
され、アクチュエータ13がツール14を位置指令に応
じた位置へ移動させる。
【0011】また、ホールセンサ17からの位置検出信
号電圧および微分回路23からの速度信号電圧がA/D
変換器28,29によりそれぞれA/D変換されてマイ
コン20へ送られる。マイコン20はA/D変換器2
8,29からの位置検出信号電圧および速度信号電圧を
取り込んでこれらに基づいて各種の演算を行い、スイッ
チ11の特性を求めて操作表示部19に表示させる。
【0012】ツール14をアクチュエータ13の可動部
13aに取り付けてワークに対する作業を行う場合、マ
イコン20がD/A変換器21への位置指令とA/D変
換器28,29からの位置検出信号電圧および速度信号
電圧との関係を分析することによってツール14とワー
クとの様々な状態を分析することが可能である。
【0013】例えばマイコン20が図7に示すように時
間に対して直線的に変化する位置指令を与えてA/D変
換器29からの速度信号電圧を見ることによってアクチ
ュエータ13の負荷変動を知ることができる。アクチュ
エータ13の負荷変動が無ければ、位置指令およびアク
チュエータ13の負荷の実際の速度,A/D変換器29
からの速度信号電圧が図7に示すようになる。
【0014】今、アクチュエータ13の負荷が図8に示
すように例えば摩擦力によりA点で重くなり、B点で折
り返してC点で正常に戻った場合、アクチュエータ13
の負荷の動きの振幅Lは摩擦力が無い場合における振幅
0より小さくなり、アクチュエータ13の負荷の速度
に対応したA/D変換器29からの速度信号電圧が図8
に示すように+S1,−S1の間で変化する。ツール14
の先端でクリック感のあるスイッチ11を押した場合、
スイッチ11が図9に示すようにA点でクリックしてス
イッチ11のクリックが正常であるとすれば、アクチュ
エータ13の負荷の速度に対応したA/D変換器29か
らの速度信号電圧が図9に示すように+S1より相当大
きな+S2まで変化する。従って、マイコン20がA/
D変換器29からの速度信号電圧について+S2を見る
ことによりスイッチ11のクリック感を定量的に測定す
ることができる。+S2はスイッチ11のクリック感が
無くなると、相当に小さくなる。
【0015】そこで、マイコン20は図10及び図11
に示すようにスイッチ11のクリック感を測定する場合
には、操作表示部19の操作スイッチにより予め入力さ
れたクリック感レベルVdをメモリに登録しておき、タ
イマーにて設定時間を計時した後に位置指令が格納され
ているテーブルから図11に示すように位置指令xiを
例えば小さい順にD/A変換器21へ出力する。そし
て、マイコン20はA/D変換器29からの速度信号電
圧Viを取り込むと共にA/D変換器28からの出力信
号を位置フィードバック量Xiとして取り込み、A/D
変換器29からの速度信号電圧Viにおける最大値のク
リック感レベル(+S2)をメモリに登録されているクリ
ック感レベルVdと比較してクリック感レベル(+S2)が
メモリに登録されているクリック感レベルVdより小さ
ければスイッチ11のクリック感が正常値より低いと判
定して操作表示部19にその判定結果として「NG」を
表示させてタイマーの計時ステップに戻る。また、マイ
コン20はクリック感レベル(+S2)がメモリに登録さ
れているクリック感レベルVd以上であればスイッチ1
1のクリック感が正常値であると判定して操作表示部1
9にその判定結果として「OK」を表示させてタイマー
の計時ステップに戻る。
【0016】なお、上記実施例において、D/A変換器
21、A/D変換器28,29、減算回路22,24、
微分回路23をマイコン20に含ませてソフトウェア処
理を行うことによりハードウェアのコンパクト化を計る
ことができる。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、特性を測
定すべき機械式スイッチを押圧する可動部材と、この可
動部材を駆動するアクチュエータと、前記可動部材の位
置を検出する位置検出器と、位置指令に基づいて前記ア
クチュエータを駆動し前記位置検出器の位置検出信号が
フィードバックされるサーボ系と、前記位置検出器の位
置検出信号から前記機械式スイッチの動きの変化を求め
てこの動きの変化により前記機械式スイッチの特性を定
量的に測定するスイッチ特性測定手段とを備えたので、
機械式スイッチを正確に試験することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を示すブロック図である。
【図2】本考案の一実施例を示す概略図である。
【図3】同実施例の回路構成を示すブロック図である。
【図4】同実施例の一部を示す斜視図である。
【図5】同実施例を示す平面図である。
【図6】同実施例を示す側面図である。
【図7】同実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図8】同実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図9】同実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図10】同実施例におけるマイコンの処理フローを示
すフローチャートである。
【図11】同実施例のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 可動部材 2 アクチュエータ 3 位置検出器 4 サーボ系 5 スイッチ特性測定手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】特性を測定すべき機械式スイッチを押圧す
    る可動部材と、この可動部材を駆動するアクチュエータ
    と、前記可動部材の位置を検出する位置検出器と、位置
    指令に基づいて前記アクチュエータを駆動し前記位置検
    出器の位置検出信号がフィードバックされるサーボ系
    と、このサーボ系からの位置フィードバック信号及び速
    度信号から前記機械式スイッチの動きの変化を求めてこ
    の動きの変化により前記機械式スイッチの特性を定量的
    に測定するスイッチ特性測定手段とを備えたことを特徴
    とするスイッチ試験器。
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