JPH0619066Y2 - スイツチ押圧力及びスイツチング抵抗測定機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、スイッチ押圧力及びスイッチング抵抗測定機
に関する。詳しくは、メンブレンスイッチ等のスイッチ
押圧力及びその時のスイッチング抵抗値との関係を測定
する機器である。

（従来技術の問題点） 従来は、第３図に示す様に、メンブレンスイッチ(1)の
上に押圧球(3)を載せ重り台(4)に重りを少しづつ載せて
抵抗測定機(2)によりスイッチング抵抗を測定し荷重と
スイッチング抵抗の関係を得ていた。このため、重りの
重さによる断続的なデーターしか得られないため、どの
程度の荷重でスイッチングするのか判断が出来にくかっ
た。

（問題点の解決手段） そこで、前記の問題点を解決すべく鋭意検討の結果、ス
イッチング抵抗値及び押圧荷重をアナログ信号化するこ
とで正確なメンブレンスイッチのスイッチングする荷重
が得られることを見出し本考案を完成するに至った。即
ち、本考案は、押圧-抵抗測定機に接触するメンブレン
スイッチの一部に押圧球を設定し、押圧球とストレイン
アンプとを接続したストレインケージあるいは、メンブ
レンスイッチと直流安定化電源または、他方のメンブレ
ンスイッチとスイッチング電圧検出用抵抗器とをオシロ
スコープに接続し得られるアナログ信号をＸ-Ｙレコー
ダーに接続して、即時記録することを特徴とするスイッ
チ押圧力及びスイッチング抵抗測定機である。この測定
機により、スイッチング抵抗値及び押圧荷重をアナログ
信号として処理しＸ-Ｙレコーダーに出力して第１図の
様なアナログデーターを得ることが出来るため正確なメ
ンブレンスイッチのスイッチングする荷重が得られる。
以下に、本考案の測定機で具体的な測定方法を第２図に
基ずいて説明する。メンブレンスイッチ(1)をストレイ
ンゲージ(5)で押圧しその歪み量をストレインアンプ(8)
にて電圧変換しデイジタルストレージオシロスコープ(1
1)の１チャンネルに入力する。また、その時のメンブレ
ンスイッチ(1)のスイッチング抵抗値を直流電圧を用
い、スイッチング電圧としてデイジタルストレージオシ
ロスコープ(11)の２チャンネルに入力する。その２つの
電圧信号の片方をＸ軸電圧とし他方をＹ軸電圧としＸ-
Ｙレコーダー(12)に表示され第１図の様な図が得られ
る。この図よりメンブレンスイッチ(1)が、どの程度の
押圧荷重(g)でスイッチングしたか、また、その時のス
イッチング電圧(V)即ちスイッチング抵抗値がいくらで
あったかが得られる。

（効果） 本考案は、メンブレンスイッチ具体的にはタッチパネル
等のスイッチ押圧力とその時のスイッチング抵抗値を即
時して測定記録が可能であるため、スイッチ類の寿命，
耐久性などの性能評価手段として非常に有用なものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図には、本考案のスイッチ押圧力及びスイッチング
抵抗測定機により得られるスイッチング電圧と押出荷重
との関係を示すグラフである。第２図は、本考案のスイ
ッチ押圧力及びスイッチング抵抗測定機の概要配置図を
示す。第３図は、従来のスイッチ押圧力及びスイッチン
グ抵抗測定機の概要配置図を示す。 （符号の説明） １……メンブレンスイッチ（タッチパネル） ２……抵抗測定機 ３……押圧球 ４……重り台 ５……ストレインゲージ ６……押圧-抵抗測定機 ７……押圧球上下ダイヤル ８……ストレインアンプ ９……直流安定化電源 １０……スイッチング電圧検出用抵抗器 １１……デイジタルストレージオシロスコープ １２……Ｘ-Ｙレコーダー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】押圧-抵抗測定機に接触するメンブレンス
   イッチの一部に押圧球を設定し、押圧球とストレインア
   ンプを接続したストレインケージあるいは、メンブレン
   スイッチと直流安定化電源または、他方のメンブレンス
   イッチとスイッチング電圧検出用抵抗器とをオシロスコ
   ープに接続し得られるアナログ信号をＸ-Ｙレコーダー
   に接続して、即時記録することを特徴とするスイッチ押
   圧力及びスイッチング抵抗測定機。