JP2561857B2 - 油性メークアップ化粧料 - Google Patents
油性メークアップ化粧料Info
- Publication number
- JP2561857B2 JP2561857B2 JP8130888A JP8130888A JP2561857B2 JP 2561857 B2 JP2561857 B2 JP 2561857B2 JP 8130888 A JP8130888 A JP 8130888A JP 8130888 A JP8130888 A JP 8130888A JP 2561857 B2 JP2561857 B2 JP 2561857B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oily
- silicone
- cosmetic
- benzene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/33—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
- A61K8/37—Esters of carboxylic acids
- A61K8/375—Esters of carboxylic acids the alcohol moiety containing more than one hydroxy group
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
- A61K8/732—Starch; Amylose; Amylopectin; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/81—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- A61K8/8105—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- A61K8/8111—Homopolymers or copolymers of aliphatic olefines, e.g. polyethylene, polyisobutene; Compositions of derivatives of such polymers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
- A61K8/89—Polysiloxanes
- A61K8/891—Polysiloxanes saturated, e.g. dimethicone, phenyl trimethicone, C24-C28 methicone or stearyl dimethicone
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/04—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
- A61Q1/06—Lipsticks
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/08—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for cheeks, e.g. rouge
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/10—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for eyes, e.g. eyeliner, mascara
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油性メークアツプ化粧料に関し、更に詳細に
は油性基剤中にシリコーンゲル組成物および化粧用粉体
を分散してなる、使用感および化粧効果に優れた油性メ
ークアツプ化粧料に関する。
は油性基剤中にシリコーンゲル組成物および化粧用粉体
を分散してなる、使用感および化粧効果に優れた油性メ
ークアツプ化粧料に関する。
油性メークアツプ化粧料は皮膚に対する付着力、被覆
力、化粧膜の耐水性などの点で優れた特性を有すること
から、広く使用されている。そして従来の油性メークア
ツプ化粧料は、一般に半固体油もしくは液体油及び固体
油からなる油性基剤、あるいはさらに油性ゲル化剤を配
合してゲル化させた油性基剤を用い、これに化粧用粉体
を混合、分散させ、固化、成形することにより製造され
ている。
力、化粧膜の耐水性などの点で優れた特性を有すること
から、広く使用されている。そして従来の油性メークア
ツプ化粧料は、一般に半固体油もしくは液体油及び固体
油からなる油性基剤、あるいはさらに油性ゲル化剤を配
合してゲル化させた油性基剤を用い、これに化粧用粉体
を混合、分散させ、固化、成形することにより製造され
ている。
しかしながら従来の油性メークアツプ化粧料は油分含
有量が多いことから、油性タイプ製品特有のべとつき感
や油つぽさを感じる、延び・拡がりが悪い等の欠点があ
つた。
有量が多いことから、油性タイプ製品特有のべとつき感
や油つぽさを感じる、延び・拡がりが悪い等の欠点があ
つた。
これらの欠点を解決するため、水や水性成分を配合
し、W/O型の乳化タイプとする、油分量を下げる、
油つぽさの少ない油剤、例えば低粘度シリコーン油を配
合する等が行なわれてきた。
し、W/O型の乳化タイプとする、油分量を下げる、
油つぽさの少ない油剤、例えば低粘度シリコーン油を配
合する等が行なわれてきた。
ところが、水や水性成分を配合したW/O型乳化タイプ
のメークアツプ化粧料にあつては、さつぱり感を付与す
ることはできるものの、経時的に水分が揮散するという
欠点を有する。この欠点を解消するため種々の検討がな
されているが、水分の揮散の完全な防止は困難であつ
た。また油分量を下げたり、油つぽさの少ない油剤を配
合しても油性基剤の有する油つぽさは十分に解消されな
い。特に低粘度シリコーン油は、それ自身ではべたつき
が少なくさつぱりした感触を有するにもかかわらず、通
常の油性基剤に配合した場合、さつぱり感を付与するこ
とができず、また油成基剤との相溶性が悪いため化粧料
を安定に維持することが困難であつた。
のメークアツプ化粧料にあつては、さつぱり感を付与す
ることはできるものの、経時的に水分が揮散するという
欠点を有する。この欠点を解消するため種々の検討がな
されているが、水分の揮散の完全な防止は困難であつ
た。また油分量を下げたり、油つぽさの少ない油剤を配
合しても油性基剤の有する油つぽさは十分に解消されな
い。特に低粘度シリコーン油は、それ自身ではべたつき
が少なくさつぱりした感触を有するにもかかわらず、通
常の油性基剤に配合した場合、さつぱり感を付与するこ
とができず、また油成基剤との相溶性が悪いため化粧料
を安定に維持することが困難であつた。
従つて、油性メークアツプ化粧料の優れた特性を保持
しつつ、その欠点であるべたつき感や油つぽさを感じさ
せず、さつぱりした使用感を有する油性メークアツプ化
粧料の開発が望まれていた。
しつつ、その欠点であるべたつき感や油つぽさを感じさ
せず、さつぱりした使用感を有する油性メークアツプ化
粧料の開発が望まれていた。
本発明者らは上記問題点を克服すべく種々検討を重ね
た結果、油性基剤中に、架橋構造を有するシリコーン重
合物の構造中に低粘度シリコーン油を内包せしめたシリ
コーンゲル組成物を分散せしめれば、べたつきが少な
く、さつぱりした感触およびなめらかなすべり感を有す
る優れた油性メークアツプ化粧料が得られることを見い
出し、本発明を完成した。
た結果、油性基剤中に、架橋構造を有するシリコーン重
合物の構造中に低粘度シリコーン油を内包せしめたシリ
コーンゲル組成物を分散せしめれば、べたつきが少な
く、さつぱりした感触およびなめらかなすべり感を有す
る優れた油性メークアツプ化粧料が得られることを見い
出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は半固体油もしくは液体油と固体油
および/または油性ゲル化剤とを含む油性基剤に、次の
(a)と(b) (a) ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上の
ベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン
重合物 (b) 低粘度シリコーン油 とからなるシリコーンゲル組成物および化粧用粉体を分
散してなる油性メークアツプ化粧料を提供するものであ
る。
および/または油性ゲル化剤とを含む油性基剤に、次の
(a)と(b) (a) ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上の
ベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン
重合物 (b) 低粘度シリコーン油 とからなるシリコーンゲル組成物および化粧用粉体を分
散してなる油性メークアツプ化粧料を提供するものであ
る。
本発明において使用される油性基剤は、半固体油もし
くは液体油に、固体油および/または油性ゲル化剤を配
合してなるものである。
くは液体油に、固体油および/または油性ゲル化剤を配
合してなるものである。
半固体油もしくは液体油としては、通常化粧品に使用
されるものであれば特に制限されず、鉱物油、植物油、
動物油、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級アルコ
ール等が使用できる。具体的には、例えば流動パラフイ
ン、スクワラン、ヒマシ油、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、ラノリン、ワセリン、
オリーブ油、ホホバ油、マカデミアンナツツ油、ミンク
油、タートル油、アーモンド油、サフラワー油、アボガ
ド油、ミリスチン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキ
サン酸セチル、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド
などのグリセリン脂肪族エステル、ジグリセリルイソス
テアレートなどのジグリセリン脂肪酸エステル、ジカプ
リン酸プロピレングリコールなどのプロピレングリコー
ル脂肪酸エステル、ジペンタエリトリツト脂肪酸エステ
ル、オレイン酸、オレイルアルコールなどが挙げられ
る。
されるものであれば特に制限されず、鉱物油、植物油、
動物油、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級アルコ
ール等が使用できる。具体的には、例えば流動パラフイ
ン、スクワラン、ヒマシ油、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、ラノリン、ワセリン、
オリーブ油、ホホバ油、マカデミアンナツツ油、ミンク
油、タートル油、アーモンド油、サフラワー油、アボガ
ド油、ミリスチン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキ
サン酸セチル、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド
などのグリセリン脂肪族エステル、ジグリセリルイソス
テアレートなどのジグリセリン脂肪酸エステル、ジカプ
リン酸プロピレングリコールなどのプロピレングリコー
ル脂肪酸エステル、ジペンタエリトリツト脂肪酸エステ
ル、オレイン酸、オレイルアルコールなどが挙げられ
る。
固体油としては、通常化粧品用として許容される融点
40℃以上の固体油であれば特に制限されず、炭化水素
類、ロウ類、硬化油、高級脂肪酸、高級アルコール等が
使用できる。具体的には、例えば固形パラフインワツク
ス、セレシンワツクス、マイクロクリスタリンワツク
ス、カルナウバワツクス、キヤンデリラワツクス、ミツ
ロウ、モクロウ、ゲイロウ、ポリエチレンワツクス、硬
化ヒマシ油、ロジン酸ペンタエリトリツトエステル、ス
テアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベへニン酸、
セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルア
ルコールなどが挙げられる。
40℃以上の固体油であれば特に制限されず、炭化水素
類、ロウ類、硬化油、高級脂肪酸、高級アルコール等が
使用できる。具体的には、例えば固形パラフインワツク
ス、セレシンワツクス、マイクロクリスタリンワツク
ス、カルナウバワツクス、キヤンデリラワツクス、ミツ
ロウ、モクロウ、ゲイロウ、ポリエチレンワツクス、硬
化ヒマシ油、ロジン酸ペンタエリトリツトエステル、ス
テアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベへニン酸、
セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルア
ルコールなどが挙げられる。
油性ゲル化剤は、前記油成分をゲル化して化粧料の固
さを調整し、また該化粧料の肌への適度な伸びを得るた
めに配合されるものである。この油性ゲル化剤としては
化粧品分野において公知のものが使用でき、例えば有機
変性モンモリロナイトクレーなどの粘土鉱物;でんぷん
脂肪酸エステル類(例えば平均重合度10〜50のでんぷん
分解物の脂肪酸エステル);親油性シヨ糖脂肪酸エステ
ル類(例えば脂肪酸の炭素数が12以上で、エステル組成
はモノエステルが10重量%以下のもの);ラウロイルグ
ルタミン酸ジブチルアミド、ジラウロイルリジンステア
リルアミン塩などのN−アシルアミノ酸のアミド、エス
テル、アミン塩などの誘導体;12−ヒドロキシステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、パルミチ
ン酸カルシウム等の金属石ケン類などが用いられる。
さを調整し、また該化粧料の肌への適度な伸びを得るた
めに配合されるものである。この油性ゲル化剤としては
化粧品分野において公知のものが使用でき、例えば有機
変性モンモリロナイトクレーなどの粘土鉱物;でんぷん
脂肪酸エステル類(例えば平均重合度10〜50のでんぷん
分解物の脂肪酸エステル);親油性シヨ糖脂肪酸エステ
ル類(例えば脂肪酸の炭素数が12以上で、エステル組成
はモノエステルが10重量%以下のもの);ラウロイルグ
ルタミン酸ジブチルアミド、ジラウロイルリジンステア
リルアミン塩などのN−アシルアミノ酸のアミド、エス
テル、アミン塩などの誘導体;12−ヒドロキシステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、パルミチ
ン酸カルシウム等の金属石ケン類などが用いられる。
これらの固体油、油性ゲル化剤を各々単独もしくは二
種以上を組み合せて前記半固体油もしくは液体油と混合
することにより、本発明に使用される油性基剤とするこ
とができる。固体油、油性ゲル化剤の配合割合は、特に
制限されないが、油性基剤中5〜40重量%が好ましい。
種以上を組み合せて前記半固体油もしくは液体油と混合
することにより、本発明に使用される油性基剤とするこ
とができる。固体油、油性ゲル化剤の配合割合は、特に
制限されないが、油性基剤中5〜40重量%が好ましい。
シリコーンゲル組成物は前記(a)のシリコーン重合
構造体中に低粘度シリコーン油(b)を内包せしめたも
のである。
構造体中に低粘度シリコーン油(b)を内包せしめたも
のである。
(a)のベンゼンに不溶で、自重と同重量以上のベン
ゼンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン重合
物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られ
る集合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、R2SiO
単位及びRSiO1.5単位よりなり、R3SiO0.5単位及び/又
はSiO2単位を含んでいても良い。
ゼンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン重合
物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られ
る集合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、R2SiO
単位及びRSiO1.5単位よりなり、R3SiO0.5単位及び/又
はSiO2単位を含んでいても良い。
前記した各構成単位のRは水素原子、メチル基、エチ
ル基、プロピル基等のアルキル基、フエニル基、トリル
基等などのアリール基、およびビニル基等の脂肪族不飽
和基などが例示され、同種又は異なつた種類であつても
良い。
ル基、プロピル基等のアルキル基、フエニル基、トリル
基等などのアリール基、およびビニル基等の脂肪族不飽
和基などが例示され、同種又は異なつた種類であつても
良い。
オルガノポリシロキサンが、ベンゼンに不溶である
が、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋
構造を有するシリコーン重合構造を取るためには、RSiO
1.5単位及び/又はSiO2単位と、R2SiO単位及び/又はR3
SiO0.5単位との比が適当な範囲にあることが必要で、RS
iO1.5単位及び/又はSiO2単位の比率が小さすぎるとオ
ルガノポリシロキサンは十分な三次元架橋構造となら
ず、ベンゼンに可溶となり、たとえ見掛上架橋構造をと
つても使用できない。また、R2SiO単位及び/又はR3SiO
0.5単位に比して、RSiO1.5単位及び/又はSiO2単位が多
すぎるとオルガノポリシロキサンは強固な架橋構造をと
り、ベンゼンに不溶ではあるが、重合物の自重量未満し
かベンゼンを含まず、これは、低粘度シリコーン油と混
和すると分離、排出を生じてしまい使用できなくなる。
が、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋
構造を有するシリコーン重合構造を取るためには、RSiO
1.5単位及び/又はSiO2単位と、R2SiO単位及び/又はR3
SiO0.5単位との比が適当な範囲にあることが必要で、RS
iO1.5単位及び/又はSiO2単位の比率が小さすぎるとオ
ルガノポリシロキサンは十分な三次元架橋構造となら
ず、ベンゼンに可溶となり、たとえ見掛上架橋構造をと
つても使用できない。また、R2SiO単位及び/又はR3SiO
0.5単位に比して、RSiO1.5単位及び/又はSiO2単位が多
すぎるとオルガノポリシロキサンは強固な架橋構造をと
り、ベンゼンに不溶ではあるが、重合物の自重量未満し
かベンゼンを含まず、これは、低粘度シリコーン油と混
和すると分離、排出を生じてしまい使用できなくなる。
ここに用いられるベンゼンに不溶な、自重と同重量以
上のベンゼンを含みうるシリコーン重合物におけるR2Si
O単位とRSiO1.5単位の比率は、シリコーン重合物全体の
分子量による影響も大きく厳密には規定し難いが、1:1
から30:1の割合であるものが望ましい結果を与えた。RS
iO1.5単位がこの比よりも多くなると硬いシリコーン重
合物となり、自重と同重量未満のベンゼンしか含み得
ず、このものは後述する低粘度シリコーン油での混和の
際シリコーン重合物が充分に膨潤せず、シリコーン油の
分離、排出がおこり、安定維持ができなくなるようにな
る。逆にR2SiO単位が上記範囲を超えると構造粘性が乏
しくなつてしまう。このため、ソフトで安定性の良好な
シリコーンゲル組成物を得るには限定的ではないが、前
記した構造単位の割合にあることが好ましい。
上のベンゼンを含みうるシリコーン重合物におけるR2Si
O単位とRSiO1.5単位の比率は、シリコーン重合物全体の
分子量による影響も大きく厳密には規定し難いが、1:1
から30:1の割合であるものが望ましい結果を与えた。RS
iO1.5単位がこの比よりも多くなると硬いシリコーン重
合物となり、自重と同重量未満のベンゼンしか含み得
ず、このものは後述する低粘度シリコーン油での混和の
際シリコーン重合物が充分に膨潤せず、シリコーン油の
分離、排出がおこり、安定維持ができなくなるようにな
る。逆にR2SiO単位が上記範囲を超えると構造粘性が乏
しくなつてしまう。このため、ソフトで安定性の良好な
シリコーンゲル組成物を得るには限定的ではないが、前
記した構造単位の割合にあることが好ましい。
ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上のベンゼ
ンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン重合物
は例えば次に示すような種々の方法で合成することがで
きる。
ンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン重合物
は例えば次に示すような種々の方法で合成することがで
きる。
1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した
水素原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンに触媒量のアルカリ金属水酸化物のアルコール性水溶
液を加え加熱して脱水素反応及び縮合反応を行なう。
水素原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンに触媒量のアルカリ金属水酸化物のアルコール性水溶
液を加え加熱して脱水素反応及び縮合反応を行なう。
一方の分子に少なくとも2個のケイ素原子に結合し
た水素原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンに他方の分子に少なくとも2個のケイ素原子に結合
した水酸基を有するオルガノポリシロキサンを触媒量の
アルカリ金属水酸化物や白金化合物等の存在下に加熱
し、脱水素縮合反応を行なう。
た水素原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンに他方の分子に少なくとも2個のケイ素原子に結合
した水酸基を有するオルガノポリシロキサンを触媒量の
アルカリ金属水酸化物や白金化合物等の存在下に加熱
し、脱水素縮合反応を行なう。
1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した
水酸基を有するオルガノポリシロキサンを触媒量のアル
カリ金属水酸化物や有機錫化合物の存在下に加熱し脱水
縮合反応を行なう。
水酸基を有するオルガノポリシロキサンを触媒量のアル
カリ金属水酸化物や有機錫化合物の存在下に加熱し脱水
縮合反応を行なう。
1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した
水酸基を有するオルガノポリシロキサンと、他方の分子
に少なくとも2個のケイ素原子に縮合したアルコキシ基
を有するオルガノポリシロキサンを触媒量のアルカリ金
属水酸化物や有機金属錫化合物の存在下に加熱して脱ア
ルコール反応を行なう。
水酸基を有するオルガノポリシロキサンと、他方の分子
に少なくとも2個のケイ素原子に縮合したアルコキシ基
を有するオルガノポリシロキサンを触媒量のアルカリ金
属水酸化物や有機金属錫化合物の存在下に加熱して脱ア
ルコール反応を行なう。
これらのいずれの方法にてもベンゼンに不溶である
が、自重と同重量以上のベンゼンを含み得る三次元架橋
構造を有するシリコーン重合物を容易に得ることができ
る。
が、自重と同重量以上のベンゼンを含み得る三次元架橋
構造を有するシリコーン重合物を容易に得ることができ
る。
一方(b)の低粘度シリコーン油は、特に限定される
ものではないが、粘度50cs以下のものであれば好適に使
用し得る。これは高粘度になるにつれ、それを多量に用
いた結果として感触的にあぶらつぽさが生じ、使用感上
好ましくない方向となるからである。そして低粘度シリ
コーン油としては低重合度鎖状のジメチルポリシロキサ
ン、メチルフエニルポリシロキサン、環状のオクタメチ
ルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシ
ロキサン等が例示され、必要に応じてこれらの1種また
は2種以上を適宜選択して用いられる。
ものではないが、粘度50cs以下のものであれば好適に使
用し得る。これは高粘度になるにつれ、それを多量に用
いた結果として感触的にあぶらつぽさが生じ、使用感上
好ましくない方向となるからである。そして低粘度シリ
コーン油としては低重合度鎖状のジメチルポリシロキサ
ン、メチルフエニルポリシロキサン、環状のオクタメチ
ルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシ
ロキサン等が例示され、必要に応じてこれらの1種また
は2種以上を適宜選択して用いられる。
シリコーンゲル組成物は、前記の如くして得たシリコ
ーン重合物と低粘度シリコーン油とを充分混練等し、膨
潤させることで容易に作成することができる。この場
合、シリコーン重合物と低粘度シリコーン油との混合割
合は重量比で5対95〜30対70、好ましくは10対90〜25対
75である。シリコーン重合物の量が少なくなると低粘度
シリコーン油が過剰となつて、流動粘性を帯び良好なゲ
ル構造を維持できなくなり、逆に多くなると軟らかいゲ
ル組成物が得難くなるからである。
ーン重合物と低粘度シリコーン油とを充分混練等し、膨
潤させることで容易に作成することができる。この場
合、シリコーン重合物と低粘度シリコーン油との混合割
合は重量比で5対95〜30対70、好ましくは10対90〜25対
75である。シリコーン重合物の量が少なくなると低粘度
シリコーン油が過剰となつて、流動粘性を帯び良好なゲ
ル構造を維持できなくなり、逆に多くなると軟らかいゲ
ル組成物が得難くなるからである。
化粧用粉体としては、特に限定されないが体質顔料、
無機白色顔料、無機有色顔料、有機顔料、有機粉末、パ
ール剤等が使用可能であり、具体的には、タルク、カオ
リン、マイカ、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケ
イ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、
シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、
黒酸化鉄、グンジヨウ、タール色素、ナイロン粉末、ポ
リエチレン末、メチルメタアクリレート粉末、スチレン
パウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、シル
クパウダー、結晶セルロース、デンプン、雲母チタン、
酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等が挙げられ
る。
無機白色顔料、無機有色顔料、有機顔料、有機粉末、パ
ール剤等が使用可能であり、具体的には、タルク、カオ
リン、マイカ、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケ
イ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、
シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、
黒酸化鉄、グンジヨウ、タール色素、ナイロン粉末、ポ
リエチレン末、メチルメタアクリレート粉末、スチレン
パウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、シル
クパウダー、結晶セルロース、デンプン、雲母チタン、
酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等が挙げられ
る。
油性基剤に対するシリコーンゲル組成物の配合割合
は、重量比で55/45〜95/5、特に55/45〜65/35が好まし
い。シリコーンゲル組成物が多すぎると、油性基剤中に
シリコーンゲル組成物が分散している状態でなくなり、
好ましくない。またシリコーンゲル組成物が少なすぎる
と、本発明の効果が充分に得られない。
は、重量比で55/45〜95/5、特に55/45〜65/35が好まし
い。シリコーンゲル組成物が多すぎると、油性基剤中に
シリコーンゲル組成物が分散している状態でなくなり、
好ましくない。またシリコーンゲル組成物が少なすぎる
と、本発明の効果が充分に得られない。
化粧用粉体の配合量は、油性基剤とシリコーンゲル組
成物の合計量に対して1〜40重量%であることが好まし
い。
成物の合計量に対して1〜40重量%であることが好まし
い。
本発明の油性メークアツプ化粧量には、前記必須成分
の他に、本発明の効果を妨げない範囲で香料、防腐剤、
紫外線吸収剤、界面活性剤、酸化防止剤、高分子化合
物、美肌用成分等を添加することができる。
の他に、本発明の効果を妨げない範囲で香料、防腐剤、
紫外線吸収剤、界面活性剤、酸化防止剤、高分子化合
物、美肌用成分等を添加することができる。
本発明の油性メークアツプ化粧料を製造するには、油
性基剤、シリコーンゲル組成物おび化粧用粉体を常法に
従い均一に混合することにより実施される。添加順序は
特に限定されないが、混合することにより油性基剤中に
シリコーンゲル組成物と化粧用粉体が均一に分散した状
態となるようにするのが好ましい。
性基剤、シリコーンゲル組成物おび化粧用粉体を常法に
従い均一に混合することにより実施される。添加順序は
特に限定されないが、混合することにより油性基剤中に
シリコーンゲル組成物と化粧用粉体が均一に分散した状
態となるようにするのが好ましい。
本発明油性メークアツプ化粧料としては、フアンデー
シヨン、ホホ紅、アイシヤドウ、白粉、口紅等が挙げら
れ、その形態は固形状、ステイツク状等種々のものとす
ることができる。
シヨン、ホホ紅、アイシヤドウ、白粉、口紅等が挙げら
れ、その形態は固形状、ステイツク状等種々のものとす
ることができる。
本発明の油性メークアツプ化粧料は、油性基剤中にシ
リコーンゲル組成物および化粧用粉体が分散しているも
のである。そしてこのシリコーンゲル組成物中に配合さ
れている低粘度シリコーン油は、シリコーン重合物の三
次元架橋構造中にとり込まれて存在している。すなわ
ち、このシリコーンゲル組成物のゲル構造は、僅かな外
力で速やかに破壊されるため、本発明化粧料使用時の塗
布体での擦取、肌上での塗布展延により、内包されてい
た低粘度シリコーン油が速やかに、にじみ出てくる。
リコーンゲル組成物および化粧用粉体が分散しているも
のである。そしてこのシリコーンゲル組成物中に配合さ
れている低粘度シリコーン油は、シリコーン重合物の三
次元架橋構造中にとり込まれて存在している。すなわ
ち、このシリコーンゲル組成物のゲル構造は、僅かな外
力で速やかに破壊されるため、本発明化粧料使用時の塗
布体での擦取、肌上での塗布展延により、内包されてい
た低粘度シリコーン油が速やかに、にじみ出てくる。
従つて本発明油性メークアツプ化粧料は、油性タイプ
の製品特有の付着力、被覆力、化粧膜の耐水性などの特
性を有し、かつ低粘度シリコーン油が皮膚に直接作用す
ることからべたつきや油つぽさがなく、なめらかですべ
り感のある、さつぱりとした感触を有する。また本発明
化粧料は、化粧膜にあぶらびかりがなく、自然で仕上り
状態が良好であり、化粧もちが良い等化粧効果も良好で
ある。
の製品特有の付着力、被覆力、化粧膜の耐水性などの特
性を有し、かつ低粘度シリコーン油が皮膚に直接作用す
ることからべたつきや油つぽさがなく、なめらかですべ
り感のある、さつぱりとした感触を有する。また本発明
化粧料は、化粧膜にあぶらびかりがなく、自然で仕上り
状態が良好であり、化粧もちが良い等化粧効果も良好で
ある。
次に参考例および実施例を挙げて本発明を説明する。
参考例1 トリメチルシリル末端封鎖ジメチルメチルハイドロジ
エンポリシロキサン<分子量2300、CH3HSiO対(CH3)2S
iO=1対4(モル比)>1%水酸化カリウム溶液(エタ
ノール対水=2対1)を適量加え、加熱、還流して重合
反応を行ない、反応生成物を得た。次いでこの反応生成
物を水洗浄してアルカリ剤を除去後、自然乾燥させるこ
とによりシリコーン油に不溶なシリコーン重合物を製造
した。
エンポリシロキサン<分子量2300、CH3HSiO対(CH3)2S
iO=1対4(モル比)>1%水酸化カリウム溶液(エタ
ノール対水=2対1)を適量加え、加熱、還流して重合
反応を行ない、反応生成物を得た。次いでこの反応生成
物を水洗浄してアルカリ剤を除去後、自然乾燥させるこ
とによりシリコーン油に不溶なシリコーン重合物を製造
した。
このシリコーン重合物2重量部とジメチルポリシロキ
サン(粘度6cs)8重量部とを分散混合後、充分混練
し、膨潤させてシリコーンゲル組成物を作成した。
サン(粘度6cs)8重量部とを分散混合後、充分混練
し、膨潤させてシリコーンゲル組成物を作成した。
参考例2 トリメチルシリル末端封鎖ジメチルメチルハイドロジ
エンポリシロキサン<分子量4800、CH3HSiO対(CH3)2S
iO=3対9.6(モル比)>を用いた以外は参考例1と同
様に操作して、シリコーンゲル組成物を作成した。
エンポリシロキサン<分子量4800、CH3HSiO対(CH3)2S
iO=3対9.6(モル比)>を用いた以外は参考例1と同
様に操作して、シリコーンゲル組成物を作成した。
実施例1 固形状フアンデーシヨン 表1に示す組成の固形状フアンデーシヨンを製造し、
その使用感について官能評価した。
その使用感について官能評価した。
<製法> 成分(1)〜(3)を混合し、加熱溶解した。別に成
分(6)〜(10)を混合し、粉砕して均一にした。これ
らと成分(4)または(5)を混合し、均一に混和した
後、加熱溶融し、次いで容器に流し込み充填、固化して
固形フアンデーシヨンを得た。
分(6)〜(10)を混合し、粉砕して均一にした。これ
らと成分(4)または(5)を混合し、均一に混和した
後、加熱溶融し、次いで容器に流し込み充填、固化して
固形フアンデーシヨンを得た。
<官能評価> 得られた固形フアンデーシヨンを用いて女性パネル20
名による使用テストを行ない評価した。下記の如く各項
目に評価点をつけ、さらに判定した。その結果を表2に
示す。
名による使用テストを行ない評価した。下記の如く各項
目に評価点をつけ、さらに判定した。その結果を表2に
示す。
評価点 非常に良い 3点 良いまたは普通 2点 悪 い 1点 判 定 平均点2.5以上 ◎ 平均点1.5以上〜2.5未満 ○ 平均点1.5未満 × 以上の結果より、本発明の固形状フアンデーシヨン
は、皮膚への塗布時での延びが非常に軽く、べたつき
感、あぶらつぽさがなくて感触がよく、また化粧膜にあ
ぶらびかりもなく自然で仕上りが良く、使用感に優れ、
良好な化粧効果を有するものであつた。さらにスポンジ
・マツト等の塗布体での擦取時に於ても重さが感じられ
ず、使用上好ましいものであつた。これに対して比較例
1のフアンデーシヨンは皮膚への塗布の軽さはあるもの
の、あぶらつぽさが感じられ、また密着感が少なく、し
かも仕上がりの化粧膜にあぶらびかりが残るものであつ
た。また比較例2のフアンデーシヨンは、皮膚への塗布
時に重さがあつて、仕上りの化粧膜も厚ぼつたく、自然
な仕上りは得られなかつた。
は、皮膚への塗布時での延びが非常に軽く、べたつき
感、あぶらつぽさがなくて感触がよく、また化粧膜にあ
ぶらびかりもなく自然で仕上りが良く、使用感に優れ、
良好な化粧効果を有するものであつた。さらにスポンジ
・マツト等の塗布体での擦取時に於ても重さが感じられ
ず、使用上好ましいものであつた。これに対して比較例
1のフアンデーシヨンは皮膚への塗布の軽さはあるもの
の、あぶらつぽさが感じられ、また密着感が少なく、し
かも仕上がりの化粧膜にあぶらびかりが残るものであつ
た。また比較例2のフアンデーシヨンは、皮膚への塗布
時に重さがあつて、仕上りの化粧膜も厚ぼつたく、自然
な仕上りは得られなかつた。
実施例2 ステイツク状フアンデーシヨン 表3に示す組成のステイツク状フアンデーシヨンを製
造し、その使用感について官能評価した。
造し、その使用感について官能評価した。
<製法> 成分(1)〜(7)、(8)、(9)〜(14)を各々
混合し、実施例1と同様に混和、加熱した後、ステイツ
ク状に成型した。
混合し、実施例1と同様に混和、加熱した後、ステイツ
ク状に成型した。
<官能評価> 実施例1と同様にして官能評価した。その結果を表4
に示す。
に示す。
本発明のステイツク状フアンデーシヨンは塗布時の肌
あたりが柔かく、ソフトであり、また延び拡がりが軽
く、しかもあぶらつぽさがなく、さつぱりとした感触を
有し、使用感に優れ、化粧効果も良好なものであつた。
これに対して比較例2の製品は使用時の軽さがなく、仕
上りの化粧膜も厚ぼつたく、自然な化粧が期待できない
もであつた。
あたりが柔かく、ソフトであり、また延び拡がりが軽
く、しかもあぶらつぽさがなく、さつぱりとした感触を
有し、使用感に優れ、化粧効果も良好なものであつた。
これに対して比較例2の製品は使用時の軽さがなく、仕
上りの化粧膜も厚ぼつたく、自然な化粧が期待できない
もであつた。
実施例3 ステイツク状口紅 <成分> (重量部) (1)マイクロクリスタリンワツクス 14.0 (2)ロジン酸ペンタエリトリツトエステル 8.0 (3)ジペンタエリトリツトテトラ12−ヒドロ キシステアリン酸セスキステアリン酸ヘミ ロジンエステル 4.0 (4)グリセリルイソステアレート 34.0 (5)ジカプリン酸プロピレングリコール 12.0 (6)2−エチルヘキサン酸セチル 6.0 (7)シリコーンゲル組成物 (参考例1で得たもの) 20.0 (8)赤色226号 適 量 (9)赤色202号 〃 (10)黄色4号 〃 (11)雲母チタン 〃 <製法> 成分(1)〜(6)、(7)、(8)〜(11)を各々
混合し、実施例1と同様に混和、加熱した後ステイツク
状に成型した。
混合し、実施例1と同様に混和、加熱した後ステイツク
状に成型した。
以上の如くして得た本発明のステイツク状口紅は、非
常に軽いタツチで紅を描くことができ、なめらがでスム
ースな感触をもち、延びも良好であり、使用感に優れ、
化粧効果も良好なものであつた。
常に軽いタツチで紅を描くことができ、なめらがでスム
ースな感触をもち、延びも良好であり、使用感に優れ、
化粧効果も良好なものであつた。
Claims (1)
- 【請求項1】半固体油もしくは液体油と固体油および/
または油性ゲル化剤とを含む油性基剤に、次の(a)と
(b) (a) ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上の
ベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン
重合物 (b) 低粘度シリコーン油 とからなるシリコーンゲル組成物および化粧用粉体を分
散してなる油性メークアツプ化粧料。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8130888A JP2561857B2 (ja) | 1987-06-05 | 1988-04-04 | 油性メークアップ化粧料 |
US07/852,496 US5266321A (en) | 1988-03-31 | 1992-03-17 | Oily make-up cosmetic comprising oil base and silicone gel composition |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-141237 | 1987-06-05 | ||
JP14123787 | 1987-06-05 | ||
JP8130888A JP2561857B2 (ja) | 1987-06-05 | 1988-04-04 | 油性メークアップ化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6479106A JPS6479106A (en) | 1989-03-24 |
JP2561857B2 true JP2561857B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=26422335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8130888A Expired - Lifetime JP2561857B2 (ja) | 1987-06-05 | 1988-04-04 | 油性メークアップ化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561857B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130120405A (ko) | 2012-04-25 | 2013-11-04 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 유성 메이크업 화장료 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2715294B1 (fr) | 1994-01-26 | 1996-03-22 | Oreal | Composition cosmétique ou dermatologique anhydre contenant l'association d'une huile de silicone et d'une cire d'un homo- ou copolymère d'éthylène . |
JP3605746B2 (ja) * | 1998-02-12 | 2004-12-22 | 株式会社コーセー | ニキビ用化粧料 |
US6200964B1 (en) * | 1999-05-28 | 2001-03-13 | Neutrogena Corporation | Silicone gel containing salicylic acid |
US6174968B1 (en) | 1999-08-24 | 2001-01-16 | Shell Oil Company | Oil gel formulations containing polysiloxane block copolymers dissolved in hydrogenated silicone oils |
WO2004100903A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 油性化粧料 |
JP4721041B2 (ja) * | 2005-03-25 | 2011-07-13 | オーケム通商株式会社 | 化粧料用粉体および化粧料 |
JP5559038B2 (ja) | 2008-03-31 | 2014-07-23 | 株式会社コーセー | 油性固形状化粧料 |
JP6899200B2 (ja) * | 2015-04-28 | 2021-07-07 | ロート製薬株式会社 | 外用組成物、及びそれを用いたメイクアップ用化粧料 |
-
1988
- 1988-04-04 JP JP8130888A patent/JP2561857B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130120405A (ko) | 2012-04-25 | 2013-11-04 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 유성 메이크업 화장료 |
EP2684559A2 (en) | 2012-04-25 | 2014-01-15 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Oil-based makeup cosmetic preparation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6479106A (en) | 1989-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5266321A (en) | Oily make-up cosmetic comprising oil base and silicone gel composition | |
JP3242874B2 (ja) | オルガノポリシロキサン及び脂肪相を含む色移りしないメークアップもしくはケア用組成物 | |
US5412004A (en) | Silicone polymer, paste-like silicone composition, and w/o-type cosmetic composition comprising the same | |
JP3199679B2 (ja) | オルガノポリシロキサン及び脂肪相を含む非移行性メークアップまたはケア用組成物 | |
JP2582275B2 (ja) | シリコーンゲル組成物並びにこれを含有する化粧料 | |
USRE39495E1 (en) | Makeup or care composition comprising an at least partially crosslinked elastomeric solid organopolysiloxane | |
JP3389271B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2700816B2 (ja) | ゲル組成物並びにこれを含有する化粧料 | |
JP2665951B2 (ja) | 固型状油中水型乳化化粧料 | |
JP2000500135A (ja) | 長期持続性化粧製品の性能を向上させるための組成物および方法 | |
JP2000515428A (ja) | 固形状化粧用油中水型エマルジョンの調製におけるアルキルジメチコーンコポリオール型のシリコーン界面活性剤の使用および得られた固形状油中水型エマルジョン | |
JPH10158118A (ja) | 弗素含有化合物またはシリコーンを含有し、改善された快適感を呈する転移しない局所用組成物およびその使用 | |
JP2000239149A (ja) | 耐水性メークアップまたはケア用組成物における親水性ポリオルガノシロキサン粒子の使用 | |
JP2000309510A (ja) | オキシアルキレン化基を含む架橋ポリオルガノシロキサンを含有するメークアップ又はケア用組成物 | |
JP2003535883A (ja) | ポリマーで構造が与えられた液体脂肪相を含む固形エマルション | |
JP3677723B2 (ja) | 油性固型化粧料 | |
JP2000313810A (ja) | オキシアルキレン基を含む架橋オルガノポリシロキサンを含有するメークアップ又はケア用組成物 | |
JP2561857B2 (ja) | 油性メークアップ化粧料 | |
JP2559058B2 (ja) | 油性メークアップ化粧料 | |
JPH11255618A (ja) | アセキサム酸を含むリップケア組成物及びその使用 | |
JPH03197413A (ja) | 固型粉末メークアップ化粧料 | |
JP3208164B2 (ja) | 油中水型メークアップ化粧料 | |
JP2796856B2 (ja) | 油性化粧料 | |
JP2561858B2 (ja) | 油性メークアップ化粧料 | |
JPH10338612A (ja) | 油性固型化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 |