JP2561650Y2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2561650Y2
JP2561650Y2 JP1988114109U JP11410988U JP2561650Y2 JP 2561650 Y2 JP2561650 Y2 JP 2561650Y2 JP 1988114109 U JP1988114109 U JP 1988114109U JP 11410988 U JP11410988 U JP 11410988U JP 2561650 Y2 JP2561650 Y2 JP 2561650Y2
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雅治 塩谷
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、印字ヘッドの加圧力を最適な状態で得ら
れる印字装置に関する。
[従来の技術] 最近、ハンディタイプのプリンタが実用化されている
が、このようなプリンタの印字機構として第7図に示す
ようなものがある。このものは、プリンタ1の記録用紙
に接する側底部に接紙ローラとして主ローラ2と従ロー
ラ3を並設し、これらローラ2、3の間に印字ヘッド4
を設けている。そして、この印字ヘッド4に対して供給
されるインクリシート5を巻装した供給リール6と、供
給リール6からインクシート5を図示しないモータの駆
動力により巻取る巻取リール7を設け、さらに、主ロー
ラ2の回転に比例したパルス出力を発生するメインエン
コーダ8と、供給リール6の回転に比例したパルス出力
を発生するサブエンコーダ9を設けるようにしている。
ところで、このように構成した印字機構では、印字ヘ
ッド4の走査速度に対するインクシート5の相対速度を
メインエンコーダ8とサブエンコーダ9のパルス数の差
に比例したパルス出力をモータに与えることにより得て
いる。つまり、この場合、印字ヘッド4の走査速度が速
くなると、メインエンコーダ8とサブエンコーダ9のパ
ルス数の差が大きくなってモータに供給されるパルス数
が増加し、モータの回転トルクが大きくなるので、イン
クシート5の巻取速度が速くなり、逆に、印字ヘッド4
の走査速度が遅くなると、メインエンコーダ8とサブエ
ンコーダ9のパルス数の差が小さくなってモータに供給
されるパルス数が減少し、モータの回転トルクが小さく
なるので、インクシート5の巻取速度が遅くなるように
している。
また、このような動作は、巻取リール7でのインクシ
ート5の巻取り径の変化にも対応できる。つまり、巻取
リール7に巻回されているインクシート5の径が大きく
なると、モータに大きな回転トルクを必要とするが、こ
の状態では、巻取リール7の回転が遅くなってサブエン
コーダ9のパルス数が小さくなっているので、メインエ
ンコーダ8とのパルス数の差が大きくなり、モータに大
きな回転トルクが得られるようになる。
このようにして、従来の印字機構では、印字ヘッド4
がインクシート5に加える圧力に対応してインクシート
5を巻取る巻取リール7の巻取り速度は最適なものに保
持されるようになる。
ところで、印字ヘッド4によるインクシート5への加
圧力は、例えば、印刷幅が40mm程度で、1〜2kgが最適
とされている。このため、いま仮に印字ヘッド4に必要
な加圧力を1.5kgとした場合、プリンタ全体の重量を0.3
kgとすると、プリンタを使用するものは、これらの差
分、つまり1.2kg以上の力で、加圧力を与え走査しなけ
ればならない。
ところで、印字ヘッド4に必要な加圧力を正確に与え
ることは難しく、仮に加圧力が不足すると、巻取リール
7によるインクシート5の巻取速度が急激に増大し、記
録紙上に地汚れ現象を生じるおそれがあった。ここで、
地汚れ現象とは、印字ヘッド4に対するインクシート5
の移動速度が早過ぎると、印字ヘッド4の各発熱部の温
度が十分に下がる前に、各発熱部の後方部分のインクが
溶融するため、各印字ドットが不鮮明になるとともに、
記録紙全体が薄黒く汚れることである。このような現象
は、特に走査開始直後に多く発生している。
[考案が解決しようとする課題] このように従来では、印字ヘッドに必要な加圧力を正
確与えることが難しいため、加圧力が不足したような場
合に、インクシートの巻取速度が急激に増大し、記録紙
上に地汚れ現象を生じる問題点があった。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、印字
ヘッドに必要な加圧力を確実に作用させることができる
印字装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、装置本体と、印字ヘッドと、該印字ヘッ
ドを支持して前記装置本体に対して揺動可能に設けられ
る支持体と、前記装置本体が記録紙上を走査するときに
記録紙に接触して回転する接紙ローラと、該接紙ローラ
の回転が伝達されて回転駆動される回転体と、該回転体
と前記支持体との間に介在され所定の伝達トルク以上の
負荷が加わると空転する摩擦手段とを備え、前記接紙ロ
ーラの回転により前記支持体を装置本体に対して揺動さ
せて前記印字ヘッドを記録紙上に所定の加圧力で押圧す
るようにしたことを特徴とするものである。
[作用] この考案によれば、接紙ローラを記録紙上に転動させ
ると、接紙ローラの回転が回転体に伝達され、この回転
体の回転が摩擦手段を介して支持体に伝達されて、この
支持体が装置本体に対して揺動して支持体に支持された
印字ヘッドを記録紙上に所定の加圧力で押圧することが
できる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面にしたがい説明す
る。
第1図は同実施例の縦断面図を示すものである。図に
おいて、11はハンディタイプのプリンタ本体で、このプ
リンタ本体11は、記録用紙12に接する側底部に接紙ロー
ラとして主ローラ13と従ローラ14を並設し、これらロー
ラ13、14の間に印字ヘッド15を設けている。この場合、
印字ヘッド15は後述するトルク増幅機構16および摩擦記
憶17を介して主ローラ13に連結されている。
第5図は、これらの具体的構成を示すものである。こ
の場合、主ローラ13は、相対向する1対のローラ131、1
32からなっていて、軸18の両端に回転自在に設けられて
いる。軸18には印字ヘッド15が支持腕191、192を介して
一体に取付けられている。また、ローラ131にはトルク
増幅機構16が設けられている。このトルク増幅機構16
は、ローラ131に一体に設けられた小径のギヤ161、この
ギヤ161に噛合された大径のギヤ162、このギヤ162に直
結された小径のギヤ163およびこのギヤ163に噛合された
大径のギヤ164よりなり、上記ギヤ161および164は上記
軸18に回転自在に設けられ、上記ギヤ162、163は上記軸
18に平行に配置される図示しない軸に回転自在に設けら
れ、ローラ131の回転トルクを増幅してギヤ164まで伝達
するようにしている。そして、ギヤ164と印字ヘッド15
の支持腕192の間に摩擦装置17が設けられている。この
摩擦装置17は、トルク増幅機構16により増幅された回転
トルクを摩擦を利用して印字ヘッド15に伝えるもので、
ばね171とフェルトのような摩擦部材172よりなり、ばね
171で押圧された摩擦部材72によりギヤ164の回転トルク
を印字ヘッド15の支持腕191に伝え、印字ヘッド15に加
圧力に相当する回動力を与えるようにしている。なお、
印字ヘッド15は、ばね20、20により上方向の引張り力が
作用されている。
第1図に戻って、印字ヘッド15に対してインクシート
21が供給される。このインクシート21は供給リール22に
巻装され、この供給リール22からのインクシート21を後
述するモータ36で駆動される巻取リール23により巻取る
ようにしている。また、主ローラ13には、その回転に比
例したパルス出力を発生するメインエンコーダ24、供給
リール22には、その回転に比例したパルス出力を発生す
るサブエンコーダ25を夫々設けている。
次に、第6図は、プリンタ本体内部の回路構成を示す
ものである。
図において、31は入力部で、この入力部31は、印字デ
ータの入出力および印字開始などの指令を入力する。こ
の入力部31の指令データは制御部32に与えられる。
制御部32はデータメモリ33に対する印字データの書込
み、読出しを制御し、また、メインエンコーダ24からの
出力に応じてデータメモリ33の印字データを印字駆動回
路34を介して印字ヘッド(サーマルヘッド)15に与え印
字を行なうようにしている。さらに、メインエンコーダ
24とサブエンコーダ25のパルス数の差に比例した出力を
モータ制御回路35に与えモータ36の回転トルクを制御す
るようにしている。このモータ36は、インクシート21を
巻取る巻取リール23を駆動するものである。
次に、このように構成した実施例の動作を説明する。
まず、第1図は、プリンタ本体11の記録紙12上に載置
する前の状態である。この場合、印字ヘッド15は、ばね
20、20の引張り力により矢印方向に引き上げられてい
る。
次に、第2図に示すように、プリンタ本体11を記録紙
12上に載置した状態から、図示矢印方向にわずかに手動
走査すると、走査開始により主ローラ13が図示矢印方向
に回動され、その回転トルクがトルク増幅機構16および
摩擦機構17を介して印字ヘッド15に伝達される。これに
より印字ヘッド15は図示矢印方向に回動され、インクシ
ート21を介して記録紙12面上に位置されるようになる。
この状態で、第3図に示すように、プリンタ本体11
を、さらに図示矢印方向に手動走査する。すると、印字
が行なわれるようになるが、この場合、主ローラ13が図
示矢印方向に回転すると、その回転トルクがトルク増幅
機構16に与えられる。すると、主ローラ13の回転は、同
主ローラ13に一体に設けられた小径ギヤ161より大径の
ギヤ162に、そしてこのギヤ162に直結された小径のギヤ
163より大径のギヤ164と順に伝達され、ギヤ164での回
転トルクは増幅される。そして、このギヤ164の回転ト
ルクは、摩擦機構17に与えられる。この場合、摩擦機構
17は、ばね171で押圧された摩擦部材172によりギヤ164
の回転トルクを印字ヘッド15の支持腕191に伝達する。
これにより印字ヘッド15には、加圧力に相当する図示矢
印方向の回動力が与えられることになる。この場合、走
査開始直後は、印字ヘッド15の加圧力の反力によりプリ
ンタ本体11全体が傾斜してくるので、使用者は必然的に
プリンタ本体11を加圧するようになる。
また、このようなプリンタ11の手動走査が行なわれる
と、制御部32によりデータメモリ33に記憶された印字デ
ータが読出され、主ローラ13の回転に応じたメインエン
コーダ24からの出力に基づいて、印字駆動回路34を介し
て印字ヘッド(サーマルヘッド)15に与えられて記録紙
12への印字が行なわれる。さらに、メインエンコーダ24
とサブエンコーダ25のパルス数の差に比例して出力がモ
ータ制御回路35に与えられ、モータ36の回転トルクが制
御され、インクシート21の巻取リール23の巻取速度も手
動走査速度に対応したものに制御される。
次に、所定の印字が終了し、第4図に示すように、プ
リンタ本体11の手動走査を一時停止して手を離すと、印
字ヘッド15がばね20の引張り力により図示矢印方向に戻
され、この時の印字ヘッド15の回動力により主ローラ13
は図示矢印方向に回転し、プリンタ本体11全体が図示矢
印方向に戻されるようになる。すると、続けて印字デー
タが有るような場合、このプリンタ本体11の戻り分だ
け、重ねて印字が行なわれるおそれがある。このような
不都合を回避するには、制御部32により戻り分に対応す
るメインエンコーダ24からのパルス数は非印字とする制
御を実行すればよい。
なお、この考案は上記実施例にのみ限定されず、要旨
を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。例えば、
トルク増幅機構16と摩擦機構17の位置関係を反対にして
もよい。また、印字ヘッド15は主ローラ13と異なる軸を
中心に回動させるようにしてもよい。さらに、印字ヘッ
ド15に引張り力を作用させるばね20は必ずしも必要とし
ない。さらにまた、摩擦機構17を必ずしも必要としな
い。
[考案の効果] この本考案によれば、回転体と支持体との間に介在さ
れ所定の伝達トルク以上の負荷が加わると空転する摩擦
手段を備え、接紙ローラの回転により支持体を装置本体
に対して揺動させて支持体に支持させた印字ヘッドを記
録紙上に所定の加圧力で押圧するようにしたものであ
り、このような構成とすることにより、印字ヘッドに対
して必要な加圧力を確実に与えることができると共に、
印字ヘッドを所望の加圧力をもって記録紙側に最適な状
態で押圧することができる。また、印字ヘッドに対して
必要以上の加圧力を与えてしまうことを確実に防止でき
ると共に、印字ヘッドが所望の加圧力を越えた加圧力で
記録紙側に押圧するのを確実に防止することができる。
更には、印字ヘッドの加圧力の不足により生じていた地
汚れ現象、すなわち、各印字ヘッドが不鮮明になった
り、記録紙全体が薄黒く汚れるといった現象を確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を説明するため
の縦断面図、第5図は同実施例に要部を説明するための
分解斜視図、第6図は同実施例の回路構成を示すブロッ
ク図、第7図は従来の印字機構の一例を示す縦断面図で
ある。 11…プリンタ、12…記録紙、13…主ローラ、15…印字ヘ
ッド、16…トルク増幅機構、17…摩擦機構、18…軸、19
1、192…支持腕、20…ばね、21…インクシート、23…巻
取リール、24…メインエンコーダ、25…サブエンコー
ダ、32…制御部、33…データメモリ、34…印字駆動回
路、35…モータ制御回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、 印字ヘッドと、 該印字ヘッドを支持して前記装置本体に対して揺動可能
    に設けられる支持体と、 前記装置本体が記録紙上を走査するときに記録紙に接触
    して回転する接紙ローラと、 該接紙ローラの回転が伝達されて回転駆動される回転体
    と、 該回転体と前記支持体との間に介在され所定の伝達トル
    ク以上の負荷が加わると空転する摩擦手段とを備え、 前記接紙ローラの回転により前記支持体を装置本体に対
    して揺動させて前記印字ヘッドを記録紙上に所定の加圧
    力で押圧するようにしたことを特徴とする印字装置。
JP1988114109U 1988-08-31 1988-08-31 印字装置 Expired - Lifetime JP2561650Y2 (ja)

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JP1988114109U JP2561650Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 印字装置

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JPH0236439U JPH0236439U (ja) 1990-03-09
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0644697Y2 (ja) * 1987-03-25 1994-11-16 富士ゼロックス株式会社 手駆動型転写装置
JP2568409B2 (ja) * 1987-06-08 1997-01-08 キヤノン株式会社 記録装置

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JPH0236439U (ja) 1990-03-09

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