JP2561314B2 - ジウレア系潤滑剤を用いたコントロールケーブル - Google Patents

ジウレア系潤滑剤を用いたコントロールケーブル

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    • F16N15/00Lubrication with substances other than oil or grease; Lubrication characterised by the use of particular lubricants in particular apparatus or conditions

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、潤滑剤充填コントロールケーブルに関す
る。
[従来の技術] コントロールケーブルは、基本的に可撓性を有する導
管とその導管内に挿通されている可撓性を有する一本の
内索とからなり、内索の一端に引き操作、押し引き操
作、回転操作またはそれらを組み合わせた操作を加える
ことにより、内索の他端に取りつけられた従動機器をリ
モートコントロールするものである。
内索としては通常1本の金属線または数本の金属素線
を撚り合わせたもの、あるいはその外周に合成樹脂コー
トを施したものや平鋼線を巻きつけて鎧層を形成したも
のが使用されている。また導管としては、たとえば1本
ましくは複数本の平鋼線または丸鋼線をコイル状に密に
巻きつけたラセン管とそのラセン管の外側に設けられた
合成樹脂製の保護層とからなるものが用いられている。
しかし、導管と内索が直接触れ合うと摺動抵抗が大き
くなるため、導管の内周に合成樹脂製の可撓性チューブ
のライナーを設けることが行なわれている。ライナーの
材料としてはポリエチレン、ポリオキシメチレン、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン
などの樹脂が用いられている。
さらにライナーと内索との間の摺動抵抗を減少させる
ため、ライナーと内索との間に潤滑剤を充填している。
この潤滑剤はコントロールケーブルの荷重効率 に与える影響が大きいため、コントロールケーブルに最
適な組成が鋭意検討されている。
現在使用されているコントロールケーブル用の潤滑剤
としては、通常シリコーン油やオレフィン系、ポリグリ
コール系などの合成油や鉱油の基油とし、これに増ちょ
う剤を配合したものが知られており、その増ちょう剤と
しては金属石ケン、たとえばカルシウム石ケン、リチウ
ム石ケン、アルミニウム石ケンが用いられており、特に
リチウム石ケンが耐久性、耐熱性、耐水性、荷重効率、
スティック防止性などの点から好ましく用いられてい
る。また、これらの潤滑剤に各種の添加剤、たとえば酸
化防止剤、防錆剤などが配合されるばあいもある。
[発明が解決しようとする課題] ところで近年の機械技術の進歩は急激であり、苛酷な
使用環境にも耐えうるコントロールケーブルが要求され
るようになってきており、従来の潤滑剤では対応しきれ
なくなってきている。
本発明の目的は、高温度でも長期間耐えうる潤滑剤充
填コントロールケーブルを提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成しえた本発明は、ジメチルポリシロ
キサン油を基油とし、該基油100部(重量部、以下同
様)に対してモノアルキルアミンと芳香族ジイソシアネ
ートとの反応でえられるジウレア化合物3〜30部、固体
潤滑剤としてステアリン酸リチウムおよび/またはステ
アリン酸バリウム5〜30部、チッ化ホウ素またはフッ化
カーボンの少なくとも1種0〜10部を含む組成物を潤滑
剤として用い、該潤滑剤が内索と導管またはライナーと
の間に充填または塗布されてなるコントロールケーブル
に関する。
[作用および実施例] 本発明のコントロールケーブルに充填される潤滑剤
は、基油と増ちょう剤と固体潤滑剤とをコントロールケ
ーブルに最適な組合せにしたものであり、この組合せ自
体新たなものである。
本発明における基油はジメチルポリシロキサン油、ア
ルキル変性ポリシロキサン油などのジアルキルポリシロ
キサン油に限られ、他のシリコーン油、たとえばメチル
フェニルポリシロキサン油、ジフェニルポリシロキサン
油などでは所望の耐久性がえられない。ジメチルポリシ
ロキサン油の粘度(25℃)としては5〜50,000cStのも
のが使用可能であるが、特に100〜15,000cStのものが好
ましい。そのような粘度を与える重合度としては通常10
〜2000、好ましくは80〜800の範囲のものが採用され
る。
また増ちょう剤として用いるジウレア化合物として
は、たとえばモノアミンと芳香族系ジイソシアネートと
からえられる一般式: (式中、R1は2価の芳香族系炭化水素残基、R2およびR3
は同じかまたは異なり、それぞれアルキル基またはフェ
ニル基である)で示されるジウレア化合物があげられ
る。アミンとしては、たとえばシクロヘキシルアミン、
オクチルアミン、ステアリルアミン、アニリン、トルイ
ジンなどがあげられ、芳香族系ジイソシアネートとして
はたとえばトリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートなどがあげられる。特に好
ましい組合せはオクチルアミンと4,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ステアリルアミンと4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネートである。ジウレア化合
物は、基油中でモノアミンとジイソシアネートとを反応
させてえられたものが好ましい。
第3の成分であるステアリン酸リチウムおよびステア
リン酸バリウムは固体潤滑剤として知られているもので
あり、本発明においてはステアリン酸リチウム、ステア
リン酸バリウムを単独で添加するかあるいは両方を添加
する。この第3成分は潤滑剤に中・高荷重領域でのすべ
り性を付与し、特にコントロールケーブルの荷重効率を
向上させる作用を有する。これら以外の固体潤滑剤では
その向上の程度が充分とはいえない。
本発明においては、チッ化ホウ素またはフッ化カーボ
ンをさらに添加することにより初期荷重効率を改善する
ことができる。
また、通常潤滑剤に添加配合される添加剤、たとえば
酸化防止剤、極圧剤、防錆剤、金属不活性化剤などを添
加してもよい。
本発明で用いる潤滑剤は、ジメチルポリシロキサン油
を100部、モノアルキルアミンと芳香族ジイソシアネー
トとの反応でえられるジウレア化合物を3〜30部、好ま
しくは5〜15部、第3成分であるステアリン酸リチウム
および/またはステアリン酸バリウムを5〜30部、好ま
しくは7〜20部含んでいる。またチッ化ホウ素やフッ化
カーボンを添加するばあいは潤滑剤中に10部まで、好ま
しくは0.5〜5部配合すればよい。
これらの成分の混合調製には、潤滑剤組成物で用いら
れている方法が採用される。特に好ましい調製法は、基
油とジイソシアネートとの混合物とモノアミンを加熱反
応させて基油とジウレア化合物との混合物を調製し、こ
れに第3成分である固体潤滑剤を粉末の形で添加し、均
一に混合する方法である。
潤滑剤のコントロールケーブルへの充填はライナーま
たは導管内にポンプで注入するか、または内索表面にハ
ケなどで塗布することなどにより行なうことができる。
なお本発明においては、潤滑剤をライナーと内索の間に
充填してもよいし、ライナーがないばあいは導管と内索
の間に充填してもよい。
本発明のコントロールケーブルにおいては、ジウレア
化合物の配合により潤滑剤が高温においても安定である
うえ油分離性が小さく、高温時における安定性が総合的
に優れていると共に、特定の固体潤滑剤の配合により内
索と導管またはライナの間の揺動面のすべり性、耐摩擦
摩耗性が改善されており、苛酷な環境における使用にも
耐えうるものである。
つぎに本発明のコントロールケーブルを配合例、実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。なお、配合例および実施例中
の部は重量部である。
配合例1 ジメチルポリシロキサン油(25℃、100cSt) 100 部 オクチルアミン 1.8部 ステアリルアミン 3.7部 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI) 3.5
部 ジメチルポリシロキサン油100部とMDI3.5部とを反応
釜に入れ80℃に加熱した。これに別途溶解したオクチル
アミンとステアリルアミンの全量を入れ反応させた。反
応物を約150℃まで加熱し、その後約80℃まで冷却し、
ロール処理して基油と増ちょう剤(ジウレア化合物)と
の混合物を調製した。
配合例2 ジメチルポリシロキサン油として粘度(25℃)15,000
cStのものを使用したほかは配合例1と同様にして、基
油と増ちょう剤(ジウレア化合物)との混合物を調製し
た。
配合例3 ジメチルポリシロキサン油(25℃、100cSt) 100 部 オクチルアミン 0.59部 ステアリルアミン 1.24部 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)1.17
部 配合例1と同様にして基油と増ちょう剤(ジウレア化
合物)との混合物を調製した。
配合例4 ジメチルポリシロキサン油(25℃、100cSt) 100 部 オクチルアミン 5.91部 ステアリルアミン 12.44部 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)11.6
5部 配合例1と同様にして基油と増ちょう剤(ジウレア化
合物)との混合物を調製した。
配合例5 ジメチルポリシロキサン油(25℃、100cSt) 100 部 オクチルアミン 1.8部 ステアリルアミン 3.7部 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI) 3.5
部 配合例1と同様にして基油と増ちょう剤(ジウレア化
合物)との混合物を調製した。
比較配合例1 ジメチルポリシロキサン油(25℃、1000cSt) 100部 リチウム石ケン 12部 リチウム石ケン12部と石油エーテル90部をボンブに入
れ、122℃(250゜F)、200lb/in2の圧力下で30分間加熱
した。その後ジメチルポリシロキサン油100部を添加
し、前記の条件で約20分間加熱攪拌を行なった。その後
ポンプを冷却し、常圧にもどし、内容物を取出し、ロー
ル処理をして基油と増ちょう剤(リチウム石ケン)との
混合物を調製した。
比較配合例2 ポリグリコール系合成油(25℃、100cSt) 100部 リチウム石ケン 12部 リチウム石ケン12部とポリグリコール系合成油70部を
容器に入れ220℃まで加熱して溶解した。その後ポリグ
リコール系合成油30部を徐々に添加し、内容物を170℃
まで徐々に冷却した。その後急冷し、内容物を取出し、
ロール処理をして基油と増ちょう剤(リチウム石ケン)
との混合物を調製した。
比較配合例3 基油としてジメチルポリシロキサン油に代えてメチル
フェニルポリシロキサン油(25℃、550cSt)を用いたほ
かは配合例1と同様にして基油と増ちょう剤(ジウレア
化合物)との混合物を調製した。
比較配合例4 基油としてジメチルポリシロキサン油(25℃、500cS
t)を用いたほかは比較配合例1と同様にして基油と増
ちょう剤(リチウム石ケン)との混合物を調製した。
比較配合例5 基油としてジメチルポリシロキサン油に代えてメチル
フェニルポリシロキサン油(25℃、550cSt)を用いたほ
かは比較配合例1と同様にして基油と増ちょう剤(リチ
ウム石ケン)との混合物を調製した。
比較配合例6 基油としてポリグリコール系合成油に代えてオレフィ
ン系合成油(25℃、50cSt)を用いたほかは比較配合例
2と同様にして基油と増ちょう剤(リチウム石ケン)と
の混合物を調製した。
実施例1 配合例1でえられた混合物にステアリン酸リチウム10
部を添加し、ロール処理をして混和ちょう度325で滴点2
00℃以上の潤滑剤を調製した。
えられた潤滑剤をオイルテンパー線1本に亜鉛メッキ
鋼線15本をS字方向に、さらに16本をZ字方向に巻きつ
け、スエージング加工してえられた内索(外径3.2m
m)、ポリブチレンテレフタレート製のライナー(内径
3.8mm)、および1本の断面四角形(厚さ1.30mm、幅2.4
0mm)の鋼条片を螺旋状に密接に巻いて管状(外径8.60m
m、内径6.00mm)に形成した鎧層とその外周に厚さ0.7mm
で被覆した合成樹脂(ポリプロピレン保護層)から構成
された導管(外径10mm)からなるコントロールケーブル
に、前記潤滑剤を内索に塗布することにより充填した。
このようにして作製したコントロールケーブルの種々
の環境における荷重効率をつぎの方法により測定した。
結果を第1表に示す。
(測定方法) 第1図に示すように、アウターケーシング(1)を半
径が150mm、曲げ角度が180℃になるように半円状に曲げ
て取り付けた。内索(2)の入力側端部にはレバー
(3)を取り付け、負荷側端部には負荷をかけるための
スプリング(4)を取り付けた。入力側および負荷側に
はそれぞれロードセル(5)および(6)を取り付け
た。
測定は、レバー(3)を負荷側荷重が最大50kgfにな
るまで操作することによって行なった。なお、恒温槽
(7)は所定温度に制御して行なった。
(測定条件) 初期性能(10ストローク後)としては−40℃、室温お
よび120℃または130℃での荷重効率を測定し、耐久性能
としては120℃または130℃の恒温条件下での200万スト
ロークス後、荷重効率を室温で測定した。
実施例2〜14および比較例1〜11 第1表に示す組成の潤滑剤を用いたほかは実施例1と
同様にしてコントロールケーブルを製作し、その荷重効
率を実施例1と同様にして測定した。結果を第1表に示
す。
なお、実施例2〜14および比較例1〜11で用いた潤滑
剤としてはそれぞれつぎのものを用いた。
実施例2 配合例1でえられた混合物にステアリン酸リチウム10
部、チッ化ホウ素2部を添加し、ロール処理して混和ち
ょう度321、滴点200℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例3 配合例1でえられた混合物に、ステアリン酸バリウム
10部、チッ化ホウ素2部を添加し、ロール処理して混和
ちょう度320、滴点200℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例4 配合例1でえられた混合物にステアリン酸リチウム7
部、フッ化カーボン2部を添加し、ロール処理して混和
ちょう度323、滴点200℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例5 配合例1でえられた混合物にステアリン酸リチウム7
部、フッ化カーボン4部を添加し、ロール処理して混和
ちょう度317、滴点200℃以上の潤滑剤を調製した。
比較例1 配合例1でえられた混合物(混和ちょう度328、滴点2
00℃以上)をそのまま潤滑剤として用いた。
比較例2 比較配合例1でえられた混合物に、ステアリン酸リチ
ウム10部を添加し、ロール処理して混和ちょう度316、
滴点199の潤滑剤を調製した。
比較例3 比較配合例1でえられた混合物に、チッ化ホウ素10部
を添加し、ロール処理して混和ちょう度318、滴点199℃
の潤滑剤を調製した。
実施例6〜14および比較例4〜11 第1表に示す組成の潤滑剤を用い、内索に鋼素線7本
を撚り合わせて1本のストランドをつくり、そのストラ
ンドを7本撚り合わせてつくった7×7構造のもの(外
径3.0mm)を用いた。ライナーにポリオキシメチレン製
(内径3.8mm)および実施例1の導管(外形10mm)から
なるコントロールケーブルを作製し、潤滑剤を内索1m当
り、1.5g塗布した。その荷重効率を実施例1と同様にし
て測定した(ただし、耐久性試験は130℃で行なっ
た)。結果を第1表に示す。
なお実施例6〜14および比較例4〜11で用いた潤滑剤
は、それぞれつぎのとおりであった。
実施例6 配合例3でえられた混合物にステアリン酸リチウム10
部を添加し、ロール処理して混和ちょう度397、滴点200
℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例7 配合例4でえられた混合物にステアリン酸リチウム10
部を添加し、ロール処理して混和ちょう度219、滴点200
℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例8 配合例1でえられた混合物にステアリン酸リチウム5
部を添加し、ロール処理して混和ちょう度329、滴点200
℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例9 配合例1でえられた混合物にステアリン酸リチウム30
部を添加し、ロール処理して混和ちょう度301、滴点200
℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例10 配合例5でえられた混合物にステアリン酸リチウム10
部を添加し、ロール処理して混和ちょう度326、滴点200
℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例11 配合例1でえられた混合物に、ステアリン酸リチウム
10部を添加し、ロール処理して混和ちょう度325、滴点2
00℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例12 配合例2でえられた混合物に、ステアリン酸リチウム
10部を添加し、ロール処理して混和ちょう度318、滴点2
00℃以上の潤滑剤を調製した。
実施例13 実施例14 配合例1でえられた混合物に、ステアリン酸リチウム
20部、チッ化ホウ素2部を添加し、ロール処理して混和
ちょう度320、滴点200℃以上の潤滑剤を調製した。
比較例4、5および6はそれぞれ比較例1、2および
3と同一潤滑剤である。また比較例7〜11の潤滑剤はそ
れぞれつぎのものを用いた。
比較例7 比較配合例2でえられた混合物(混和ちょう度325、
滴点190℃)をそのまま潤滑剤として用いた。
比較例8 比較配合例3でえられた混合物にステアリン酸リチウ
ム10部を添加し、ロール処理して混和ちょう度319、滴
点200℃以上の潤滑剤を調製した。
比較例9 比較配合例4でえられた混合物(混和ちょう度320、
滴点195℃)をそのまま潤滑剤として用いた。
比較例10 比較配合例5でえられた混合物(混和ちょう度320、
滴点193℃)をそのまま潤滑剤として用いた。
比較例11 比較配合例6でえられた混合物(混和ちょうど322、
滴点191℃)をそのまま潤滑剤として用いた。
[発明の効果] 本発明によれば、広い温度範囲、特に高温において耐
久性に優れた潤滑剤を提供することによって、コントロ
ールケーブルの耐久寿命をさらに大きく延長することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例においてコントロールケーブルの荷重効
率の測定に使用した装置の概略説明図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 115:08 105:24 125:18) C10N 10:02 10:04 40:32 50:10 (72)発明者 藤原 修一 兵庫県明石市大久保町高丘1―1―1― 5―504 (72)発明者 岡村 征二 兵庫県神戸市須磨区白川台2―45―2 白川台住宅15―101 (56)参考文献 特開 昭53−129775(JP,A) 特開 昭54−49460(JP,A) 特公 昭38−12871(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジメチルポリシロキサン油を基油とし、該
    基油100重量部に対してモノアルキルアミンと芳香族ジ
    イソシアネートとの反応でえられるジウレア化合物を主
    とする反応混合物3〜30重量部、 固体潤滑剤としてステアリン酸リチウムおよび/または
    ステアリン酸バリウム5〜30重量部、 および チッ化ホウ素またはフッ化カーボンの少なくとも1種を
    0〜10重量部 を含む組成物を潤滑剤として用い、該潤滑剤が内索と導
    管またはライナーとの間に充填または塗布されてなるコ
    ントロールケーブル。
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