JP2561117Y2 - 遠心分離機の温度制御装置 - Google Patents

遠心分離機の温度制御装置

Info

Publication number
JP2561117Y2
JP2561117Y2 JP8713491U JP8713491U JP2561117Y2 JP 2561117 Y2 JP2561117 Y2 JP 2561117Y2 JP 8713491 U JP8713491 U JP 8713491U JP 8713491 U JP8713491 U JP 8713491U JP 2561117 Y2 JP2561117 Y2 JP 2561117Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
cooling device
rotor
centrifugal chamber
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8713491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0537355U (ja
Inventor
努 高村
勝則 赤津
豊作 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP8713491U priority Critical patent/JP2561117Y2/ja
Publication of JPH0537355U publication Critical patent/JPH0537355U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561117Y2 publication Critical patent/JP2561117Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は血液、微生物、菌体、生
物細胞、化学物質等の被分離試料を収納したロータを遠
心室内で高速回転させて前記被分離試料を遠心分離する
遠心分離機において、遠心室内の温度を所定値に制御す
る温度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3を用いて温度制御装置の従来例を説
明する。温度センサ2で検出された遠心室内の温度はア
ンプ4を介してCPU14の入力レベルに変換されてC
PU14に入力される。またコントロールパネル12か
ら入力された設定温度がCPU14に入力される。CP
U14は、前記検出温度と設定温度に補正値を加味した
温度制御値の許容範囲の上限値及び下限値と比較し、検
出温度が上限値より大きい場合には冷却装置16をオン
して遠心室を冷却し、逆に下限値より低い場合には冷却
装置16をオフさせる。なお冷却装置16の短時間のオ
ン・オフ動作に伴う機械的な起動不良を防止するため、
CPU14内において時間を管理する減算式のタイマを
設け、オン(オフ)からオフ(オン)に切り替えた時か
ら一定時間が経過するまで、切り替えが行われないよう
にして前状態を維持させている。図4は上記した温度制
御のルーチンを示すフローチャートである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】遠心分離機において
は、分離終了後前記ドアを開きロータやロータ内の被分
離試料を取り出すが、その後ドアを閉じるのを忘れると
遠心室内の温度が制御温度値より高くなる。CPU14
は前記温度センサ2によって検出された検出温度が上昇
していることを察知し、前記下限値まで冷却するため冷
却装置16をオンして冷却を開始する。しかし、この状
態が続くと遠心室内壁に空気中の水分が凍結し、遠心室
内壁に厚い霜が付くという霜付き現象が生じる。冷却遠
心分離機にように前記ロータを毎分2万回転以上の高速
で回転させる遠心分離機では、ロータの発熱を抑えるた
めに遠心室内壁を−30℃程度に冷却する能力を有して
おり霜付きが著しい。一旦この状態に陥ってしまうと冷
却能力が低下し温度制御に支障をきたすという問題があ
る。
【0004】また、前記遠心室内を真空にしてロータを
回転させる遠心分離機の場合には、遠心室内壁に霜が付
くと目的の真空度に到達させるまでに多くの時間がかか
ったり、真空度が不十分という事態を招き、真空度が低
いと摩擦熱によりロータの温度が上昇するという問題も
生じる。
【0005】本考案の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、ロータが停止中に前記ドアが開放された場合
には冷却機を強制的にオフさせて前記霜が付かないよう
にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案温度制御装置においては、ドアの開閉状態を
検出するドアセンサと前記ロータが回転しているか否か
を検出する回転センサとを設け、該ドアセンサがドア開
放を検出し、且つロータが停止している時に冷却機を強
制的にオフさせるようにしたものである。また冷却機の
オフと同時に遠心室内を加熱する加熱装置をオンさせて
遠心室内壁の余分な冷気による結露を防止するようにす
ることが効果的である。
【0007】
【作用】上記のように構成された温度制御装置による
と、ロータが停止しドアが開放された時点で冷却装置が
停止するので遠心室内壁に霜が付くという現象を防止で
きる。また冷却装置をオフさせると同時に加熱装置をオ
ンさせると遠心室内壁の余分な冷気による結露を防止で
きるようになる。
【0008】
【実施例】以下一実施例を図1、図2を参照して本考案
を説明する。前記ロータの回転数に対応した数のパルス
を発生する回転センサ6の出力はカウンタ8に加えら
れ、単位時間当たりの回転数データに変換されてCPU
14に入力される。また前記ドアの開閉状態を検出して
その状態に対応した出力を発生するドアセンサ10の出
力もCPU14に入力される。なお加熱装置18は遠心
室を加熱するために設けられたもので、例えば周知の如
く遠心室内壁に埋設されたヒータ等によって構成され
る。
【0009】図2は割り込み制御ルーチンを示すフロー
チャートであって、ステップ64〜ステップ70は上記
した図4のルーチンと同じなので説明を省略する。ステ
ップ61は、上記した冷却装置16の切り替え禁止時間
を管理するために制御ルーチンが開始される毎にタイマ
の内容を所定量減算するステップである。ステップ62
はドアが開閉しているか否かを判断するステップで、開
放しているならステップ63に進み、閉じているならス
テップ64に進む。ステップ63はロータが停止してい
るか否かを判断するステップで、停止しているならステ
ップ71に進み、停止していないならステップ64に進
む。なおステップ64は冷却装置16の前記切り替え禁
止時間が経過したか否かを判断するステップで、経過し
ていなければこの制御ルーチンを終了する。ステップ7
1は冷却装置OFFフラグが1となっているか否かを判
断するステップで、1となっていれば冷却装置16が既
にオフとなっているので制御ルーチンを終了し、1とな
っていなければステップ72に進む。ステップ72は、
前記OFFフラグを1にセットすると共に前記切り替え
禁止時間をタイマに新たにセットするステップである。
ステップ73及び74は、冷却装置16及び加熱装置1
8を強制的にオフ及びオンするステップである。従って
上記実施例によれば、ドアが開放され、ロータが停止し
ていれば冷却装置16が強制的にオフされるので、遠心
室内壁に霜が付く恐れがなくなると共に無駄な冷却装置
16の運転がなくなり電力消費も小さくなる。
【0010】なお上記実施例において、ドアが開放され
かつロータが停止している時点で冷却装置16をオフさ
せるようにしたのは、例えばゾーナル遠心分離法や連続
ロータの遠心分離では遠心分離中にドアを開放すること
があるためである。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ロータが
停止しドアが開放された時点で冷却装置の運転が停止す
るので、遠心室内壁に霜が付く恐れがなくなり、温度制
御装置の信頼性を向上できる。また冷却装置の運転停止
と同時に加熱装置を動作させるようにしたので、遠心室
内壁の余分な冷気によって結露ができるのも防止できる
等の効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案温度制御装置の一実施例を示すブロッ
ク図。
【図2】 図1の制御ルーチンの一実施例を示すフロー
チャート。
【図3】 従来の温度制御装置の一例を示すブロック
図。
【図4】 図3の制御ルーチンの一例を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
2は温度センサ、4はアンプ、6は回転センサ、8はカ
ウンタ、10はドアセンサ、12はコントロールパネ
ル、14はCPU、16は冷却装置、18は加熱装置で
ある。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被分離試料を収納したロータを遠心室内
    で高速回転させて前記試料を遠心分離するものであっ
    て、前記遠心室を冷却及び加熱する冷却装置及び加熱装
    置を有すると共に遠心室の開口を開閉するドアを有する
    遠心分離機において、 前記ドアの開閉状態を検出する
    ドアセンサと前記ロータが回転しているか否かを検出す
    る回転センサとを設け、前記ドアが開放状態で前記ロー
    タが停止している時に前記冷却装置を停止させることを
    特徴とする遠心分離機の温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却装置のオフと同時に前記加熱装
    置をオンさせることを特徴とする請求項1記載の遠心分
    離機の温度制御装置。
JP8713491U 1991-10-24 1991-10-24 遠心分離機の温度制御装置 Expired - Lifetime JP2561117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8713491U JP2561117Y2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 遠心分離機の温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8713491U JP2561117Y2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 遠心分離機の温度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0537355U JPH0537355U (ja) 1993-05-21
JP2561117Y2 true JP2561117Y2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=13906498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8713491U Expired - Lifetime JP2561117Y2 (ja) 1991-10-24 1991-10-24 遠心分離機の温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2561117Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0537355U (ja) 1993-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9393577B2 (en) Centrifuge with temperature control
JP2561117Y2 (ja) 遠心分離機の温度制御装置
JP2902887B2 (ja) 衣類乾燥機
US5261252A (en) Noise reduction systems for a refrigerated centrifuge instrument
JP2000005639A (ja) 遠心分離機
US20020111714A1 (en) Centrifugal evaporator
JP2000237634A (ja) 遠心分離機
JP3863285B2 (ja) 冷却遠心分離機
JP3220377B2 (ja) 低温貯蔵庫
JP3121511B2 (ja) 生ごみ処理装置
JPH0660777B2 (ja) 冷蔵庫の運転制御装置
JPH01218651A (ja) 遠心分離機の運転方法
JP2785464B2 (ja) 衣類乾燥機
JPH0529087Y2 (ja)
JPH0213096Y2 (ja)
JP3022154B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3509310B2 (ja) 遠心機の予冷運転制御方法
JP3200951B2 (ja) 遠心分離機の温度制御装置
JP3855559B2 (ja) 遠心分離機
JP3113456B2 (ja) 生ごみ処理機
JPH0248793Y2 (ja)
JP3159885B2 (ja) 自動販売機
JP3090402B2 (ja) 生ごみ処理装置
JPH0341932Y2 (ja)
JPS63131970A (ja) 冷蔵庫の強制冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970909

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term