JP2561106B2 - プラスチック紙はさみ - Google Patents

プラスチック紙はさみ

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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 この発明は、２つの外側のほぼＶ字形に拡がった締付
け脚を備え、これらの締付け脚は横ウェブにより２つの
平行な締付け部に接続され、２つの平行な締付け部は溝
により分離されており、溝の端部には接続プレートが配
置され、このプレートは２つのＶ字形に拡がりながら離
れる締付け腕を有している紙はさみに関する。
従来の技術 このタイプのプラスチック紙はさみは、すでに公知
（ドイツ連邦共和国特許第2037708号）である。この公
知例の課題は、主に紙を厚く重ねたものに使用できる紙
はさみを提供することにある。この紙はさみの場合、長
手方向の溝は、紙はさみ長さの半分よりいくらか長く、
そしてこの溝は接続プレートと内側の締付け腕の間の接
続点付近まで実質的に達している。
発明が解決しようとする課題 その結果、重ねた紙に紙はさみを用いると、平行な締
付け部のねじれにより締付け作用を生じ、締付け腕の変
形を発生させることになると思われる。これは望ましい
ことではない。
さらに、公知のプラスチック紙はさみ（ドイツ連邦共
和国特許第1166149号）では、外側と内側の締付け脚が
Ｖ字形に拡がっていて、これら締付け脚端部付近で互い
につながっている。
この発明の課題は、射出成形で経済的に作れ、しかも
紙を重ねたものがあまり厚くなくても大きい締付け力が
生じる紙はさみ、特に上述のタイプの紙はさみを提供す
ることにある。
課題を解決するための手段 この発明は、２つの外側のほぼＶ字形に拡がった締付
け脚（11）を備え、締付け脚（11）が横ウェブ（14）を
介して２つの平行な締付け部（15）につながっており、
締付け部（15）が溝（16）により隔てられ、締付け部
（15）の端部が接続プレート（22）に接続されており、
接続プレート（22）が２つのＶ字形に拡がった締付け腕
（24）を有するプラスチック紙はさみにおいて、溝（1
6）がせいぜいプラスチック紙はさみの長さのほぼ1/3で
あって、締付け部（15）が延長エレメント（19）を介し
て接続プレート（22）につながっていて、延長エレメン
ト（19）が幅方向より長さ方向に長く形成され、延長エ
レメントと締付け腕（24）の隙間が溝（20）となり、そ
の少くとも一部分が長手方向で傾斜しているプラスチッ
ク紙はさみを要旨としている。
発明の実施の形態 この発明によると、紙はさみの上述の課題が解消され
る。長手方向の溝の長さは長くても紙はさみの長さのほ
ぼ1/3であり、締付け部は延長部を介して接続プレート
につながっている。延長エレメントと締付け腕の隙間は
少くとも一部が傾斜した長手方向の溝となっている。紙
はさみの機能を正しく発揮できるように、内側部分はし
ばしば全紙はさみの長さのほぼ2/3〜3/4まで延びてい
る。溝を短くすることにより、内側の締付け部の長さは
変えなくても、締付力は大きくなる。締付け力は長手方
向の２つの締付け部のねじれにより主に得られる。長手
方向の溝を短くすることにより、ねじれ応力を生じる締
付け部を短かくでき、その結果、締付け力を大きくでき
る。長手方向の溝のような側方の隙間構造により、ねじ
れにより生じた内側の締付け部の曲げが締付け腕には生
じづらい。さらに、長手方向の溝と接続プレート間に、
幅より長さが長い延長エレメントを配置したので、ねじ
れが締付け腕に及ぶことを、より確実に防止できる。そ
れにより締付け腕は、紙面を広い範囲で装着する機能を
発揮できる。長手方向の溝が少くとも一部分で傾斜して
いるので、非常に小さい紙はさみでもこの発明の紙はさ
み形状を採用することができる。
実施例 第１図はプラスチックの紙はさみを示している。
公知の紙はさみは、２枚の紙だけまたは少数枚の紙を
いっしょにはさむのには締付け力が十分でない。新しい
この発明の紙はさみは、その締付け力を大きくできるよ
うになっている。
もちろん、多数の紙をはさんだ時にも十分な締付け力
が得られるが、その際も、長手状の延長エレメントがあ
るので締付け腕に大きなねじれが伝わることはない。
この発明の紙はさみは、短い長手方向の溝16を有して
いる。この溝16は内側の締付け部15の間にある。これに
より、締付け力を大きくする。
この紙はさみは、締付け腕24が突き出ないようにして
２枚の紙に確実に装着される。
以下、詳細に説明する。
第１図に示す紙はさみは、少くとも２枚の紙をいっし
ょにはさむためのものである。この紙はさみは、２つの
外側の締付け脚11を備えている。これらの締付け脚11は
ほぼＶ字形に拡がっている。紙はさみの先端12付近で
は、これらの締付け脚11が丸い曲り部13を介してつなが
っている。これらの締付け脚11の相対する端部が最も拡
がっている。外側の各締付け脚11は、横ウェブ14につな
がっている。横ウェブ14は、紙はさみの長手方向に直交
している。紙はさみの長手方向は２つのまっすぐな外側
の締付け脚11とにより扇形の角度を成している。この扇
形の角度により紙はさみの対称線を形成している。両横
ウェブ14とも、締付け脚11の対面する内端が締付け部15
になっている。両締付け部15は、横ウェブと直角に交わ
っており、紙はさみの内側にある。すなわち、締付け部
15は外側の締付け脚11の内側にある。締付け部15は互い
に平行でしかも紙はさみの対称線に平行である。締付け
部15は長手方向の溝16により互いに離れている。この図
示例では、長手方向の溝16は、ずっと同じ幅である。長
手方向の溝16は長さ17を有し、この長さ17は、紙はさみ
の全長のほぼ30％に当たる。２枚の紙をいっしょにはさ
むとき、長手方向の溝16があるので紙面から２つの横ウ
ェブを曲げることができる。このようにすることによ
り、締付け部15にねじれをおこさせるのである。溝16の
端部に対応する締付け部15の端部では、締付け部15をわ
ずかに変形させた延長エレメント19となっている。この
延長エレメント19は、傾斜溝20により両側が区切られて
いる。第１図の溝20の下端21においては、延長エレメン
ト19が接続プレート22につながっている。
この接続プレート22の下端23は弧状に丸くなってい
る。紙はさみの上端から接続プレート22の下端23までの
距離は、紙はさみの全長約2/3〜3/4である。
接続プレート22の両側は、締付け腕24になっている。
この締付け腕24は、ずっと同じ幅であり、しかも延長プ
レート19又は締付け部15と、外側の締付け脚11との間の
空間に延びている。これら締付け腕24は、外側の締付け
脚11と平行である。そして、隙間が締付け腕24の外縁と
脚11の間に設けられている。この隙間はずっと同じ幅と
なっている。
延長エレメント19の締付け部15と接続プレート22の間
に設けてあるため、締付け部15のねじれにより生じた変
形が、接続プレート22と締付け腕24には生じない。最も
ひんぱんに生じる場合としては、紙はさみにより２枚の
紙をいっしょにはさむ場合である。この場合、同時に比
較的短い長手方向の溝16及び短い締付け部15によって、
締付け力が十分となる。つまり紙はさみは十分な保持効
果を有するのである。もちろん、多数枚の紙をはさむ場
合にも、十分に大きな締付け力が得られ、その際、延長
エレメント19があるため締付け腕24にねじれが及ぶこと
はない。
第２図の断面図から判るように、この発明の紙はさみ
の形状には、平坦頂部25と平坦底部26を有する。この形
状のうちの側壁27又は28はわずかに収束していて、第２
図での角度はほぼ150゜である。紙はさみの他の部分の
断面においても同様に形成されている。
ところで、締付け脚11の外側への拡がり角度は、ほぼ
15゜〜ほぼ20゜の範囲である。
締付け脚24の外側への拡がり角度はほぼ15゜とほぼ20
゜の間にある。
延長エレメント19の先細り角度はほぼ15゜とほぼ20゜
の間にある。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明に係る紙はさみの平面図、第２図は第
１図のII−II線における断面図である。 11……締付け脚 12……先端 13……丸い曲り部 14……横ウェブ 15……締付け部 16……溝 17……長さ 18……端部 19……延長エレメント 20……傾斜溝 21……下端 22……接続プレート 23……下端 24……締付け腕 25……平坦頂部 26……平坦底部 27……側壁 28……側壁

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】２つの外側のほぼＶ字形に拡がった締付け
    脚（11）を備え、締付け脚（11）が横ウェブ（14）を介
    して２つの平行な締付け部（15）につながっており、こ
    れら２つの締付け部（15）が溝（16）により隔てられ、
    締付け部（15）の端部が接続プレート（22）に接続され
    ており、接続プレート（22）が２つのＶ字形に拡がった
    締付け腕（24）を有するプラスチック紙はさみにおい
    て、溝（16）がせいぜいプラスチック紙はさみの長さの
    ほぼ1/3であって、締付け部（15）が延長エレメント（1
    9）を介して接続プレート（22）につながっていて、延
    長エレメント（19）が幅方向より長さ方向に長く形成さ
    れ、延長エレメントと締付け腕（24）の隙間が溝（20）
    となり、その少くとも一部分が長手方向で傾斜している
    プラスチック紙はさみ。
  2. 【請求項２】側方の溝（20）の側縁が実質的に平行にな
    っている特許請求の範囲第１項に記載のプラスチック紙
    はさみ。
  3. 【請求項３】締付け腕（24）の側縁が平行になっている
    特許請求の範囲第１項に記載のプラスチック紙はさみ。
  4. 【請求項４】締付け腕（24）が、外側の締付け脚（11）
    と平行になっている特許請求の範囲第１項に記載のプラ
    スチック紙はさみ。
  5. 【請求項５】延長エレメント（19）が、締付け部（15）
    と接続プレート（22）の間の領域において先細の構造と
    なっている特許請求の範囲第１項に記載のプラスチック
    紙はさみ。
  6. 【請求項６】締付け脚（11）の外側への拡がり角度が、
    ほぼ15゜〜ほぼ20゜の範囲である特許請求の範囲第１項
    に記載のプラスチック紙はさみ。
  7. 【請求項７】締付け腕（24）の外側への拡がり角度がほ
    ぼ15゜とほぼ20゜の間にある特許請求の範囲第１項に記
    載のプラスチック紙はさみ。
  8. 【請求項８】延長エレメント（19）の先細り角度が、ほ
    ぼ15゜とほぼ20゜の間にある特許請求の範囲第１項に記
    載のプラスチック紙はさみ。
JP62323008A 1987-01-08 1987-12-22 プラスチック紙はさみ Expired - Fee Related JP2561106B2 (ja)

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JPS63170098A JPS63170098A (ja) 1988-07-13
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