JP2560865Y2 - 増設フエンスの取付構造 - Google Patents
増設フエンスの取付構造Info
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- JP2560865Y2 JP2560865Y2 JP7211392U JP7211392U JP2560865Y2 JP 2560865 Y2 JP2560865 Y2 JP 2560865Y2 JP 7211392 U JP7211392 U JP 7211392U JP 7211392 U JP7211392 U JP 7211392U JP 2560865 Y2 JP2560865 Y2 JP 2560865Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パラペット等の壁体部
上に張設して外部に対する目隠しを行い、且つ適度な採
光を可能にしている既設フエンス上に増設フエンスを一
体に取付けたフエンス取付構造に関するものである。
上に張設して外部に対する目隠しを行い、且つ適度な採
光を可能にしている既設フエンス上に増設フエンスを一
体に取付けたフエンス取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、このようなフエンスの取付構
造は、図8に示すように、パラペットA上に支柱Bを一
定間隔毎に立設し、隣接する支柱B、Bの前面間にフエ
ンスCを張設すると共に、該フエンスCの下端面を支柱
Bの前面に固着したL字状の下側取付金具Dにより受止
させる一方、フエンスCの上端面を支柱Bの上端面に固
着した上側取付金具Eに係合、支持させた構造となって
いる。
造は、図8に示すように、パラペットA上に支柱Bを一
定間隔毎に立設し、隣接する支柱B、Bの前面間にフエ
ンスCを張設すると共に、該フエンスCの下端面を支柱
Bの前面に固着したL字状の下側取付金具Dにより受止
させる一方、フエンスCの上端面を支柱Bの上端面に固
着した上側取付金具Eに係合、支持させた構造となって
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
フエンスCは規定された高さ寸法を有しているために、
上記のようなフエンス取付構造ではマンション等におけ
るパラペットA上に張設した場合、どの部分においても
同一高さとなっており、従って、その高さによって建物
の周囲における外部からの見通しを全ての方向から阻止
できる構造とすることが困難であり、或る部分において
はフエンス上を越えての見通しを阻止できる高さに達し
ていない個所が生じて、フエンス本来の目的とする目隠
し機能を完全に発揮することができない等の問題点があ
った。本考案はこのような問題点を全面的に解消し得る
増設フエンスの取付構造の提供を目的とするものであ
る。
フエンスCは規定された高さ寸法を有しているために、
上記のようなフエンス取付構造ではマンション等におけ
るパラペットA上に張設した場合、どの部分においても
同一高さとなっており、従って、その高さによって建物
の周囲における外部からの見通しを全ての方向から阻止
できる構造とすることが困難であり、或る部分において
はフエンス上を越えての見通しを阻止できる高さに達し
ていない個所が生じて、フエンス本来の目的とする目隠
し機能を完全に発揮することができない等の問題点があ
った。本考案はこのような問題点を全面的に解消し得る
増設フエンスの取付構造の提供を目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、パラペット等の壁体部に立設している既設
フエンス上に増設フエンスを取付けた構造であって、断
面コ字状の継手金具部と、この継手金具部の中央から前
方に突設した水平仕切板部と、該水平仕切板部の前端か
ら上下方向に延設した垂直係止片部とを有する継手金具
の上記継手金具部の下半部内に既設支柱の上端部を挿
嵌、固定し且つ水平仕切板部を既設支柱と既設フエンス
の上端面に被覆させると共に下向き係止片部を既設フエ
ンスの上端前面に係止させてあり、水平仕切板部上に増
設支柱と増設フエンスとを夫々上記既設支柱と既設フエ
ンスとの垂直上方に連なるように載置して増設支柱の下
端部を継手金具部の上半部内に挿嵌、固定していると共
に上向き係止片部を増設フエンスの下端前面に係止さ
せ、さらに、増設支柱と増設フエンスとの上端面を取付
金具によって被着してなる構造を有するものである。
に本考案は、パラペット等の壁体部に立設している既設
フエンス上に増設フエンスを取付けた構造であって、断
面コ字状の継手金具部と、この継手金具部の中央から前
方に突設した水平仕切板部と、該水平仕切板部の前端か
ら上下方向に延設した垂直係止片部とを有する継手金具
の上記継手金具部の下半部内に既設支柱の上端部を挿
嵌、固定し且つ水平仕切板部を既設支柱と既設フエンス
の上端面に被覆させると共に下向き係止片部を既設フエ
ンスの上端前面に係止させてあり、水平仕切板部上に増
設支柱と増設フエンスとを夫々上記既設支柱と既設フエ
ンスとの垂直上方に連なるように載置して増設支柱の下
端部を継手金具部の上半部内に挿嵌、固定していると共
に上向き係止片部を増設フエンスの下端前面に係止さ
せ、さらに、増設支柱と増設フエンスとの上端面を取付
金具によって被着してなる構造を有するものである。
【0005】
【作用】既設フエンス上に取付けた増設フエンスによっ
てフエンス全体の高さが大となり、既設フエンスだけで
は該フエンスを越えての外部からの見通しが行えたフエ
ンス部分を確実に目隠し状態とすることができる。ま
た、既設フエンス上に対する増設フエンスの取付けは継
手金具を介して一体化されており、この継手金具の断面
コ字状の継手金具部の上下部内に増設支柱と既設支柱と
の対向端部が挿嵌状態で固定され、且つ対向端面が水平
仕切板部の上下面に当接させた状態となっているので、
既設支柱上に増設支柱を正確且つ強固に立設した構造が
得られる。
てフエンス全体の高さが大となり、既設フエンスだけで
は該フエンスを越えての外部からの見通しが行えたフエ
ンス部分を確実に目隠し状態とすることができる。ま
た、既設フエンス上に対する増設フエンスの取付けは継
手金具を介して一体化されており、この継手金具の断面
コ字状の継手金具部の上下部内に増設支柱と既設支柱と
の対向端部が挿嵌状態で固定され、且つ対向端面が水平
仕切板部の上下面に当接させた状態となっているので、
既設支柱上に増設支柱を正確且つ強固に立設した構造が
得られる。
【0006】同様に、既設フエンスの上端部と増設フエ
ンスの下端部とが水平仕切板部の前端から上下方向に延
設した係止板部と支柱とでそれぞれ挟持状態に固定さ
れ、且つ両フエンスの対向端面が水平仕切板部の上下面
に当接、支持されているので、両フエンスを同一垂直面
上で精度のよい強固な取付構造となし得る。さらに、増
設フエンスと増設支柱との上端面に被着している取付金
具として既設フエンスと既設支柱との上端面に取付けら
ていた金具を使用することができ、上記継手金具と該取
付金具とによって増設フエンスの建て込みが容易に行え
るものである。
ンスの下端部とが水平仕切板部の前端から上下方向に延
設した係止板部と支柱とでそれぞれ挟持状態に固定さ
れ、且つ両フエンスの対向端面が水平仕切板部の上下面
に当接、支持されているので、両フエンスを同一垂直面
上で精度のよい強固な取付構造となし得る。さらに、増
設フエンスと増設支柱との上端面に被着している取付金
具として既設フエンスと既設支柱との上端面に取付けら
ていた金具を使用することができ、上記継手金具と該取
付金具とによって増設フエンスの建て込みが容易に行え
るものである。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
1は既設フエンス2上に固定した増設フエンス、3は既
設支柱4上に固定した増設支柱、5は両フエンス1、2
間と両支柱3、4間とを一体に固着した継手金具、6は
増設フエンス1の上端を増設支柱3に固定するための上
部取付金具、7は既設フエンス2の下端を既設支柱4に
固定するための下部取付金具である。
1は既設フエンス2上に固定した増設フエンス、3は既
設支柱4上に固定した増設支柱、5は両フエンス1、2
間と両支柱3、4間とを一体に固着した継手金具、6は
増設フエンス1の上端を増設支柱3に固定するための上
部取付金具、7は既設フエンス2の下端を既設支柱4に
固定するための下部取付金具である。
【0008】増設フエンス1は一定長さを有する断面矩
形状の上下笠木1a、1bの対向面に、横方向に一定間隔毎
に並設した複数本の芯棒材1cの上下端面を夫々固着して
いると共に、芯棒材1cと交叉する部分に該芯棒材1cを挿
通状態で固定させている透光性を有する羽根板1dを複数
枚、上下方向に小間隔毎に並設してなる構造を有し、既
設フエンス2も同一構造を有しているが、その芯棒材2c
として増設フエンス1の芯棒材1cよりも長いものを使用
して増設フエンス1の羽根板1d、1d間と同一ピッチ間隔
毎に張設された羽根板2dの枚数を多くし、上下笠木2a、
2b間の高さが増設フエンス1よりも高く形成された構造
を有しているものである。なお、両フエンス1、2の横
幅は同一である。
形状の上下笠木1a、1bの対向面に、横方向に一定間隔毎
に並設した複数本の芯棒材1cの上下端面を夫々固着して
いると共に、芯棒材1cと交叉する部分に該芯棒材1cを挿
通状態で固定させている透光性を有する羽根板1dを複数
枚、上下方向に小間隔毎に並設してなる構造を有し、既
設フエンス2も同一構造を有しているが、その芯棒材2c
として増設フエンス1の芯棒材1cよりも長いものを使用
して増設フエンス1の羽根板1d、1d間と同一ピッチ間隔
毎に張設された羽根板2dの枚数を多くし、上下笠木2a、
2b間の高さが増設フエンス1よりも高く形成された構造
を有しているものである。なお、両フエンス1、2の横
幅は同一である。
【0009】増設支柱3及び既設支柱4は、押出成形さ
れたアルミ或いはアルミ合金製の横断面矩形状中空パイ
プよりなり、これらの支柱3、4の断面形状の大きさは
同一であるが、長さは増設支柱3の方を既設支柱4より
も短く形成してある。又、両支柱3、4の中空内部にお
ける四隅部には、図4に示すように、ビス取付孔8が設
けられている。さらに、増設支柱3は上記増設フエンス
1と略同一高さに形成されている一方、既設支柱4は既
設フエンス2よりもやゝ大なる高さに形成されている。
れたアルミ或いはアルミ合金製の横断面矩形状中空パイ
プよりなり、これらの支柱3、4の断面形状の大きさは
同一であるが、長さは増設支柱3の方を既設支柱4より
も短く形成してある。又、両支柱3、4の中空内部にお
ける四隅部には、図4に示すように、ビス取付孔8が設
けられている。さらに、増設支柱3は上記増設フエンス
1と略同一高さに形成されている一方、既設支柱4は既
設フエンス2よりもやゝ大なる高さに形成されている。
【0010】継手金具5は、図3に示すように、上記支
柱3、4の後面から両側面に亘って被嵌可能な適宜長さ
を有する断面コ字状の継手金具部5aと、この継手金具部
5aの長さ方向の中央部から前方に向かって水平方向に突
設した仕切板部5bと、該仕切板部5bの前端に上下方向に
夫々突設している適宜長さの上下係止片部5c、5dとから
なり、仕切板部5bの基端部はその後端面と両側端面とを
対向する継手金具部5aの内面に一体的に固着していると
共にその長さは支柱と笠木との前後方向の厚みの和に等
しく形成されている。また、継手金具部5aの両側面複数
個所にはビス孔9が穿設されている。
柱3、4の後面から両側面に亘って被嵌可能な適宜長さ
を有する断面コ字状の継手金具部5aと、この継手金具部
5aの長さ方向の中央部から前方に向かって水平方向に突
設した仕切板部5bと、該仕切板部5bの前端に上下方向に
夫々突設している適宜長さの上下係止片部5c、5dとから
なり、仕切板部5bの基端部はその後端面と両側端面とを
対向する継手金具部5aの内面に一体的に固着していると
共にその長さは支柱と笠木との前後方向の厚みの和に等
しく形成されている。また、継手金具部5aの両側面複数
個所にはビス孔9が穿設されている。
【0011】上部取付金具6は、支柱の両側面間の幅に
略等しい幅を有し、且つ増設支柱3又は既設支柱4の上
端から増設フエンス1又は既設フエンス2の上端全面を
被覆可能な長さを有している取付板部6aと、該取付板部
6aの前端に下方に向かって屈曲形成してなる適宜長さの
係止片部6bとからなり、取付板部6aの後部四方には支柱
3、4に設けている前記ビス取付孔8に合致するビス挿
通孔(図示せず)が穿設されている。
略等しい幅を有し、且つ増設支柱3又は既設支柱4の上
端から増設フエンス1又は既設フエンス2の上端全面を
被覆可能な長さを有している取付板部6aと、該取付板部
6aの前端に下方に向かって屈曲形成してなる適宜長さの
係止片部6bとからなり、取付板部6aの後部四方には支柱
3、4に設けている前記ビス取付孔8に合致するビス挿
通孔(図示せず)が穿設されている。
【0012】下部取付金具7は、既設フエンス2の下側
笠木2bの前後方向の幅に等しい長さを有する支持片部7a
の前端に上方に向かって屈曲形成してなる適宜高さの係
止片部7bを設けていると共に、支持片部7aの後端に下方
に向かって屈曲形成してなる適宜長さの取付片部7cを一
体に設けてなるものである。
笠木2bの前後方向の幅に等しい長さを有する支持片部7a
の前端に上方に向かって屈曲形成してなる適宜高さの係
止片部7bを設けていると共に、支持片部7aの後端に下方
に向かって屈曲形成してなる適宜長さの取付片部7cを一
体に設けてなるものである。
【0013】上記既設フエンス2の取付構造は、公知の
ように、各支柱4の下端をパラペット等の壁体部Aに適
宜な固定手段によって固着することにより壁体部Aに沿
って複数本の支柱4を一定間隔毎に立設し、隣接する支
柱4、4の前面間にフエンス2の両側端部後面を沿わせ
て該フエンス2の下側笠木2bの両端部を、支柱4の前面
下端部に取付片部7cをビス止め等によって固着させてい
る下部取付金具7の係止片部7bと支柱4の前面間に嵌め
込んでその下面を支持片部7a上に支持させる一方、支柱
4の上端面に上側取付金具6の取付板部6aの後半部をビ
スによって固着して該支柱4から突設した取付板部6aの
前半部下面をフエンス2の上側笠木2a上に被覆させ、係
止片部6bと支柱4の上端前面間でフエンスの上側笠木2a
を挟持状態で固定させた構造となっている。
ように、各支柱4の下端をパラペット等の壁体部Aに適
宜な固定手段によって固着することにより壁体部Aに沿
って複数本の支柱4を一定間隔毎に立設し、隣接する支
柱4、4の前面間にフエンス2の両側端部後面を沿わせ
て該フエンス2の下側笠木2bの両端部を、支柱4の前面
下端部に取付片部7cをビス止め等によって固着させてい
る下部取付金具7の係止片部7bと支柱4の前面間に嵌め
込んでその下面を支持片部7a上に支持させる一方、支柱
4の上端面に上側取付金具6の取付板部6aの後半部をビ
スによって固着して該支柱4から突設した取付板部6aの
前半部下面をフエンス2の上側笠木2a上に被覆させ、係
止片部6bと支柱4の上端前面間でフエンスの上側笠木2a
を挟持状態で固定させた構造となっている。
【0014】このように壁体部A上に一定間隔毎に立設
した既設支柱4、4・・・の前面間に既設フエンス2を
順次張設してなる一定高さの既設フエンス構造におい
て、全体或いは所望部分をより高くしたい場合には、上
記増設フエンス1と増設支柱3および継手金具5を使用
して行うものである。
した既設支柱4、4・・・の前面間に既設フエンス2を
順次張設してなる一定高さの既設フエンス構造におい
て、全体或いは所望部分をより高くしたい場合には、上
記増設フエンス1と増設支柱3および継手金具5を使用
して行うものである。
【0015】即ち、増設フエンス1を設けたい既設フエ
ンス2において、まず、図5に示すように、該既設フエ
ンス2の上側笠木2aを被嵌、支持している各上部取付金
具6を各既設支柱4のビス取付孔8に螺締したビスを取
り外すことによって一旦撤去する。次いで、図6に示す
ように、継手金具5を使用してその継手金具部5aの下半
部を既設支柱4の上端部に後面から両側面間に亘って被
嵌させると共に継手金具5の水平仕切板部5bの下面を該
既設支柱4と既設フエンス2の上側笠木2aとの上端面間
に亘って被覆し、仕切板部5bの前端下向き係止片部5dを
上側笠木2aの前面に係止させた状態とする。
ンス2において、まず、図5に示すように、該既設フエ
ンス2の上側笠木2aを被嵌、支持している各上部取付金
具6を各既設支柱4のビス取付孔8に螺締したビスを取
り外すことによって一旦撤去する。次いで、図6に示す
ように、継手金具5を使用してその継手金具部5aの下半
部を既設支柱4の上端部に後面から両側面間に亘って被
嵌させると共に継手金具5の水平仕切板部5bの下面を該
既設支柱4と既設フエンス2の上側笠木2aとの上端面間
に亘って被覆し、仕切板部5bの前端下向き係止片部5dを
上側笠木2aの前面に係止させた状態とする。
【0016】しかるのち、図7に示すように、継手金具
部5aの上半部内に増設支柱3の下端部を挿嵌して該支柱
3の下端を仕切板部5bの後部上に受止させることにより
該増設支柱3を既設支柱4上に直状に連設させた状態と
する。このように、増設フエンス1を設けたい既設支柱
4上に継手金具5を介して増設支柱3を立設、固定した
のち、隣接する増設支柱4、4の前面間に増設フエンス
1の両端部後面を沿わせ、その下側笠木1bを継手金具5
の上向き係止片部5cと増設支柱3の下端部前面間に嵌め
込んで挟持させると共に下面を仕切板部5bの前部上に支
持させる。
部5aの上半部内に増設支柱3の下端部を挿嵌して該支柱
3の下端を仕切板部5bの後部上に受止させることにより
該増設支柱3を既設支柱4上に直状に連設させた状態と
する。このように、増設フエンス1を設けたい既設支柱
4上に継手金具5を介して増設支柱3を立設、固定した
のち、隣接する増設支柱4、4の前面間に増設フエンス
1の両端部後面を沿わせ、その下側笠木1bを継手金具5
の上向き係止片部5cと増設支柱3の下端部前面間に嵌め
込んで挟持させると共に下面を仕切板部5bの前部上に支
持させる。
【0017】次いで、一旦撤去しておいた上部取付金具
6を使用して増設支柱3の上端面にその取付板部6aの後
半部を載置してビスを該支柱のビス取付孔8に螺締させ
ることにより固着すると共に増設支柱3から突設した取
付板部6aの前半部下面を増設フエンス1の上側笠木1a上
に被覆させ、係止片部6bと増設支柱3の上端前面間で上
側笠木1aを挟持状態で固定させることにより、既設フエ
ンス2上に所望高さの増設フエンス1を建込んだ構造と
するものである。
6を使用して増設支柱3の上端面にその取付板部6aの後
半部を載置してビスを該支柱のビス取付孔8に螺締させ
ることにより固着すると共に増設支柱3から突設した取
付板部6aの前半部下面を増設フエンス1の上側笠木1a上
に被覆させ、係止片部6bと増設支柱3の上端前面間で上
側笠木1aを挟持状態で固定させることにより、既設フエ
ンス2上に所望高さの増設フエンス1を建込んだ構造と
するものである。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案の増設フエンスの取
付構造によれば、パラペット等の壁体部上に一定間隔毎
に立設している既設支柱の前面間に配設された既設フエ
ンス上に継手金具と増設支柱を介して一定高さの増設フ
エンスを取付けてなるものであるから、既設フエンスだ
けでは外部からの見通しを充分に防止できないフエンス
部分の高さを大きくして確実に目隠し状態にしたフエン
ス構造とすることができるものである。
付構造によれば、パラペット等の壁体部上に一定間隔毎
に立設している既設支柱の前面間に配設された既設フエ
ンス上に継手金具と増設支柱を介して一定高さの増設フ
エンスを取付けてなるものであるから、既設フエンスだ
けでは外部からの見通しを充分に防止できないフエンス
部分の高さを大きくして確実に目隠し状態にしたフエン
ス構造とすることができるものである。
【0019】さらにこの構造において、上記継手金具は
断面コ字状の継手金具部と、この継手金具部の中央から
前方に突設した水平仕切板部と、該水平支持板部の前端
から上下方向に屈曲した垂直係止板部とを備えており、
該継手金具部の上下部内に増設支柱と既設支柱との対向
端部が挿嵌状態で固定され、且つ対向端面が水平仕切板
部の上下面に当接させた状態となっているので、既設支
柱上に増設支柱を正確且つ強固に立設した構造が得られ
るものである。
断面コ字状の継手金具部と、この継手金具部の中央から
前方に突設した水平仕切板部と、該水平支持板部の前端
から上下方向に屈曲した垂直係止板部とを備えており、
該継手金具部の上下部内に増設支柱と既設支柱との対向
端部が挿嵌状態で固定され、且つ対向端面が水平仕切板
部の上下面に当接させた状態となっているので、既設支
柱上に増設支柱を正確且つ強固に立設した構造が得られ
るものである。
【0020】又、既設フエンスの上端部と増設フエンス
の下端部とが水平仕切板部の前端から上下方向に延設し
た係止板部と支柱とで挟持状態に固定され、且つ両フエ
ンスの対向端面が水平仕切板部の上下面に当接、支持さ
れているので、両フエンスを同一垂直面上で精度のよい
強固な取付構造とすることができ、その上、増設フエン
スと増設支柱との上端面に被着している取付金具とし
て、既設フエンスと既設支柱との上端面に取付けらてい
た金具を使用することができ、上記継手金具と該取付金
具とによって既設フエンス上への増設フエンスの取付作
業が能率よく行えるものである。
の下端部とが水平仕切板部の前端から上下方向に延設し
た係止板部と支柱とで挟持状態に固定され、且つ両フエ
ンスの対向端面が水平仕切板部の上下面に当接、支持さ
れているので、両フエンスを同一垂直面上で精度のよい
強固な取付構造とすることができ、その上、増設フエン
スと増設支柱との上端面に被着している取付金具とし
て、既設フエンスと既設支柱との上端面に取付けらてい
た金具を使用することができ、上記継手金具と該取付金
具とによって既設フエンス上への増設フエンスの取付作
業が能率よく行えるものである。
【図1】本考案の増設フエンスの取付構造を示す側面
図、
図、
【図2】簡略正面図、
【図3】継手金具の斜視図、
【図4】支柱の横断面図、
【図5】既設フエンス取付構造の簡略側面図、
【図6】継手金具を取付けた状態の簡略側面図、
【図7】増設支柱及び増設フエンスの取付状態を示す簡
略側面図、
略側面図、
【図8】従来例を示す側面図。
1 増設フエンス 2 既設フエンス 3 増設支柱 4 既設支柱 5 継手金具 5a 継手金具部 5b 水平仕切板部 5c、5d 上下係止片部 6 上部取付金具 A 壁体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 新井 夕起子 (56)参考文献 実公 昭39−3287(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】 パラペット等の壁体部上に一定間隔毎に
立設している既設支柱の前面間に配設された既設フエン
ス上に一定高さの増設フエンスを取付けてなる増設フエ
ンス取付構造であって、断面コ字状の継手金具部と、こ
の継手金具部の中央から前方に突設した水平仕切板部
と、該水平仕切板部の前端から上下方向に延設した垂直
係止片部とを有する継手金具の上記継手金具部の下半部
内に既設支柱の上端部を挿嵌、固定し且つ水平仕切板部
を既設支柱と既設フエンスの上端面に被覆させると共に
下向き係止片部を既設フエンスの上端前面に係止させて
あり、水平仕切板部上に増設支柱と増設フエンスとを夫
々上記既設支柱と既設フエンスとの垂直上方に連なるよ
うに載置して増設支柱の下端部を継手金具部の上半部内
に挿嵌、固定していると共に上向き係止片部を増設フエ
ンスの下端前面に係止させ、さらに、増設支柱と増設フ
エンスとの上端面を取付金具によって被着してなること
を特徴とする増設フエンスの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7211392U JP2560865Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 増設フエンスの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7211392U JP2560865Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 増設フエンスの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628129U JPH0628129U (ja) | 1994-04-15 |
JP2560865Y2 true JP2560865Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=13480002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7211392U Expired - Fee Related JP2560865Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 増設フエンスの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560865Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP7211392U patent/JP2560865Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0628129U (ja) | 1994-04-15 |
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