JP2560845B2 - 中継線装置 - Google Patents

中継線装置

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JP2560845B2
JP2560845B2 JP1170081A JP17008189A JP2560845B2 JP 2560845 B2 JP2560845 B2 JP 2560845B2 JP 1170081 A JP1170081 A JP 1170081A JP 17008189 A JP17008189 A JP 17008189A JP 2560845 B2 JP2560845 B2 JP 2560845B2
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佳和 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レベル調整部および中継線輪を主構成要素
とし交換スイッチの通話路を伝送端末装置に接続し、構
内交換機またはボタン電話装置に搭載される中継線装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来の中継線装置は、監視信号の送受信路を伝送端末
装置に接続して音声帯域外周波数により監視信号および
オン/オフのダイヤル信号を送受信するOD中継線装置、
並びに音声帯域内周波数による監視信号の発信部および
検出部を通話路の送受信路へ接続して監視信号を通話路
を介して接続先装置と授受するとともにオン/オフダイ
ヤル信号を別途伝送端末装置へ接続するIB中継線装置、
がそれぞれ独立した回線に配設されていた。
第2図は従来のOD中継線装置の一例を示す機能ブロッ
ク図である。第2図によれば、OD中継線装置は、レベル
調整部11および12,増幅器13,中継線輪14および15,PB信
号送信路16,PB信号受信路17,監視信号送信路(SS線),
および監視信号受信路(SR線)を有している。レベル調
整部11,12はそれぞれ交換スイッチ側および伝送端末装
置側に配置されている。増幅器13は、一方の入力にレベ
ル調整部11からの出力およびPR信号送信路16からの信号
を接続し他方の入力に地気を接続して、出力をレベル調
整部12に接続している。中継線輪14,15はそれぞれ一方
で伝送端末装置に終端され、他方はレベル調整部12に接
続されている。PB信号受信路17はレベル調整部12からレ
ベル調整部11に接続する通話路を引出して形成される。
ここでいうPB信号とは押ボタンダイヤル操作が発生する
可聴周波数による選択信号(電子情報通信ハンドブック
・電子情報通信学会編・1988年版・P2046)のことであ
る。また、SS線およびSR線については監視信号(電子情
報通信ハンドブック(前述)・P2047)のSR方式で、説
明されるもので、オン/オフ信号によって情報伝達され
る。
第3図は従来IB中継線装置の一例を示す機能ブロック
図である。第3図では、IB中継線装置はレベル調整部11
および12,増幅器13および21,中継線輪14および15,PB信
号送受信路16および17,監視信号送受信路31および32,SV
信号発信部22,切替部23,およびSV信号検出部24を有して
いる。
第3図において、第2図で示すと同一の構成要素には
同一番号符号を付与してその説明を省略する。増幅器21
は一方の入力にレベル調整部12から伝送端末装置への出
力および切替部23の出力を接続し、出力を中継線輪14に
接続している。SV信号発信部22は可聴周波数2,300Hzの
監視信号を発生して切替部23へ出力する。切替部23は、
SV信号発信部22の出力を監視信号送信路31から入力する
オン/オフ信号により通過/閉塞させて、伝送路へ送出
する。SV信号検出部24は伝送端末装置から中継線輪15,
レベル調整部12を介して受信する可聴周波数2,300Hzを
受信したときこれを検出して、オン/オフ信号に変換し
て監視信号受信路32へ出力する。
このように各中継線装置は交換装置相互間の信号方式
である局間信号ぐ方式に分類された方式別に別々に配備
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように、従来の中継線装置は信号方式ごとに分
類配備され、交換装置相互間の信号方式に合わせて装備
するので、信号方式の変更にしたがい装置の取換えが必
要であり、特に一回線程度の小規模な宅内通信端末装置
では経済性を悪化させるという問題があった。
本発明の目的は、類似の装置の共通回路を常備しかつ
相違回路を付加部とすることによって、上記問題点を解
決した中継線装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の中継線装置は、伝送端末装置に接続する通話
信号伝送路の送信側に接続する第1の中継線輪および受
信側に接続する第2の中継線輪と、前記通話信号伝送路
に対する送受信号のレベルを調整する第1のレベル調整
部と、交換スイッチの通話路に対する送受信信号のレベ
ルを調整し且つ前記第1のレベル調整部と接続する第2
のレベル調整部とを備える中継線装置において、 前記交換スイッチ側のPB信号送信路からのPB信号によ
るダイヤル信号を受信して前記第2のレベル調整部の出
力信号と合成して前記第1のレベル調整部へ送出する第
1の合成回路と、前記第1のレベル調整部の出力とIB付
加回路の第2の接続端子から出力する送信の監視信号と
を合成して前記第1の中継線輪へ送出する第2の合成回
路とを含み前記第1のレベル調整から前記第2の中継線
輪を介しての受信のPB信号によるダイヤル信号及び受信
の監視信号を前記IB付加回路の第3の接続端子及び前記
交換スイッチ側のPB信号受信路へ送出するOD中継回路
と、 予め定められた音声帯域内周波数による前記送信の監
視信号を発生する発生部と、第1の接続端子を介して受
信する予め設定された監視信号送信路からのオン/オフ
信号によって前記発信部からの前記送信の監視信号を前
記第2の接続端子への送出を通過/閉塞させる切替部
と、前記第1のレベル調整部からの前記受信のPB信号を
含む受信信号を前記第3の接続端子を介して受信して前
記受信の監視信号を検出し第4の接続端子を介して予め
定められた監視信号受信路へ送出する検出部とを含み、
前記第1,第2,第3及び第4の接続端子を介して前記OD中
継回路,前記監視信号送信路及び前記監視信号受信路と
の接続が着脱可能な接続機構を含む前記IB付加回路とを
有し、 前記送信及び受信の監視信号を前記音声帯域内周波数
で送受信するIB中継方式の場合には前記IB付加回路を前
記接続機構を介して前記OD中継回路,前記監視信号送信
路及び前記監視信号受信路に接続し、 前記送信及び受信の監視信号を予め定められた音声帯
域外周波数で送受信するOD中継方式の場合には、前記伝
送端末装置が前記監視信号送信路及び前記監視信号受信
路に直接接続する第1及び第2の端末接続端子を備え
て、前記IB付加回路を前記OD中継回路,前記監視信号送
信路及び前記監視信号受信路に接続しないで前記交換ス
イッチ側からの前記送信の監視信号は直接前記監視信号
送信路を通って前記第1の端末接続端子を介して前記伝
送端末装置へ送出し、また、前記伝送端末装置からの前
記受信の監視信号は前記第2の端末接続端子を介して受
信して直接前記監視信号受信路を通して前記交換スイッ
チ側へ送出され、前記OD中継方式及び前記IB中継方式の
どちらの方式にも対応する。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の示す機能ブロック図であ
る。
第1図において、本実施例の中継線装置は、伝送端末
装置に接続する通話信号伝送路の送信側に接続する中継
線輪14および受信側に接続する中継線輪15と、通話信号
伝送路に対する送受信号のレベルを調整するレベル調整
部12と、交換スイッチの通話路に対する送受信信号のベ
ルを調整し且つレベル調整部12と接続するレベル調整部
11とを備え、 交換スイッチ側のPB信号送信路16を介して送られて来
るPB信号によるダイヤル信号を受信してレベル調整部11
の出力信号と合成してレベル調整部12へ送出する増幅器
13と、レベル調整部12の出力とIB付加回路20の接続端子
26から出力する送信の監視信号とを合成して中継線輪14
へ送出する増幅器21とを含みレベル調整器12から交換ス
イッチ側のPB信号受信路17へ送出する中継線輪15を介し
ての受信のPB信号によるダイヤル信号及び受信の監視信
号をIB付加回路20の接続端子27へ送出するOD中継回路
と、 予め定められた音声帯域内周波数による送信の監視信
号を発生するSV信号発信部22と、接続端子25を介して受
信する予め設定された監視信号送信路(SS線)18からの
オン/オフ信号によってSV信号発信部22からの送信の監
視信号を接続端子26への送出を通過/閉塞させる切替部
23と、レベル調整部12からの受信のPB信号を含む受信信
号を接続端子27を介して受信して受信の監視信号を検出
し接続端子28を介して予め定められた監視信号受信路
(SR線)19へ送出するSV信号検出部24とを含み、接続端
子25,26,27,28を介してOD中継回路,監視信号送信路(S
S線)18及び監視信号受信路(SR線)19との接続が着脱
可能な接続機構を含むIB付加回路20とを有し、送信及び
受信の監視信号を音声帯域内周波数で送受信するIB中継
方式の場合にはIB付加回路20を接続端子25,26,27,28を
介してOD中継回路,監視信号送信路(SS線)18及び監視
信号受信路(SR線)19に接続し、 送信及び受信の監視信号を予め定められた音声帯域外
周波数で送受信するOD中継方式の場合には、伝送端末装
置が監視信号送信路(SS線)18及び監視信号受信路(SS
線)19に直接接続する端末接続端子29及び30を備えて、
IB付加回路20をOD中継回路,監視信号送信路(SS線)18
及び監視信号受信路(SR線)19に接続しないで交換スイ
ッチ側からの送信の監視信号は直接監視信号送信路(SS
線)18を通って端末接続端子29を介して伝送端末装置へ
送出し、また、伝送端末装置からの受信の監視信号は端
末接続端子30を介して受信して直接監視信号受信路(SR
線)19を通して交換スイッチ側へ送出され、OD中継方式
及び前記IB中継方式のどちらの方式にも対応する。
尚、第1図において、本実施例における各構成要素は
第2図及び第3図に示す従来例の各構成要素と同一なも
のは、同一の参照番号を付与している。
又、第1図においては、IB中継方式について示し、IB
付加回路20がOD中継回路,監視信号送信路(SS線)18及
び監視信号受信路(SR線)19に接続された状態を示し、
監視信号送信路(SS線)18及び監視信号受信路(SR線)
19は伝送端末装置には接続されない。
本実施例の中継線装置はOD中継方式のOD中継回路と監
視信号送信路(SS線)18及び監視信号受信路(SR線)19
を常備し、IB中継方式の場合には、IB付加回路20を接続
端子25,26,27,28を介してOD中継回路,監視信号送信路
(SS線)18及び監視信号受信路(SR線)19に接続され、
監視信号送信路(SS線)18からのオン/オフ信号によっ
て切替部23が制御され、SV信号発信部22からの送信の監
視信号が中継線輪14を介して送信され、また、中継線輪
15を介して受信した受信の監視信号は、レベル調整部12
でレベル調整された後、SV信号検出部24で検出されて監
視信号受信路(SR線)19へ送出される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の中継線装置によれば、OD
方式の中継線装置にIB方式の監視信号発信部および監視
信号受信・検出部を付加回路として着脱可能に構成され
ているので、OD方式およびIB方式の中継線に対して、IB
付加回路の着脱により対応でき、経済面はもとより運用
面において大きな改善効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す機能ブロック図、第2
図および第3図はそれぞれの従来の一例を示す機能ブロ
ック図である。 11,12……レベル調整部、14,15……中継線輪、18……監
視信号送信路、19……監視信号受信路、20……IB付加回
路、22……SV信号発信部、24……SV信号検出部、25,26,
27,28……接続端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送端末装置に接続する通話信号伝送路の
    送信側に接続する第1の中継線輪および受信側に接続す
    る第2の中継線輪と、前記通話信号伝送路に対する送受
    信号のレベルを調整する第1のレベル調整部と、交換ス
    イッチの通話路に対する送受信信号のレベルを調整し且
    つ前記第1のレベル調整部と接続する第2のレベル調整
    部とを備える中継線装置において、 前記交換スイッチ側のPB信号送信路からのPB信号による
    ダイヤル信号を受信して前記第2のレベル調整部の出力
    信号と合成して前記第1のレベル調整部へ送出する第1
    の合成回路と、前記第1のレベル調整部の出力とIB付加
    回路の第2の接続端子から出力する送信の監視信号とを
    合成して前記第1の中継線輪へ送出する第2の合成回路
    とを含み前記第1のレベル調整から前記第2の中継線輪
    を介しての受信のPB信号によるダイヤル信号及び受信の
    監視信号を前記IB付加回路の第3の接続端子及び前記交
    換スイッチ側のPB信号受信路へ送出するOD中継回路と、 予め定められた音声帯域内周波数による前記送信の監視
    信号を発生する発生部と、第1の接続端子を介して受信
    する予め設定された監視信号送信路からのオン/オフ信
    号によって前記発信部からの前記送信の監視信号を前記
    第2の接続端子への送出を通過/閉塞させる切替部と、
    前記第1のレベル調整部からの前記受信のPB信号を含む
    受信信号を前記第3の接続端子を介して受信して前記受
    信の監視信号を検出し第4の接続端子を介して予め定め
    られた監視信号受信路へ送出する検出部とを含み、前記
    第1,第2,第3及び第4の接続端子を介して前記OD中継回
    路,前記監視信号送信路及び前記監視信号受信路との接
    続が着脱可能な接続機構を含む前記IB付加回路とを有
    し、 前記送信及び受信の監視信号を前記音声帯域内周波数で
    送受信するIB中継方式の場合には前記IB付加回路を前記
    接続機構を介して前記OD中継回路,前記監視信号送信路
    及び前記監視信号受信路に接続し、 前記送信及び受信の監視信号を予め定められた音声帯域
    外周波数で送受信するOD中継方式の場合には、前記伝送
    端末装置が前記監視信号送信路及び前記監視信号受信路
    に直接接続する第1及び第2の端末接続端子を備えて、
    前記IB付加回路を前記OD中継回路,前記監視信号送信路
    及び前記監視信号受信路に接続しないで前記交換スイッ
    チ側からの前記送信の監視信号は直接前記監視信号送信
    路を通って前記第1の端末接続端子を介して前記伝送端
    末装置へ送出し、また、前記伝送端末装置からの前記受
    信の監視信号は前記第2の端末接続端子を介して受信し
    て直接前記監視信号受信路を通して前記交換スイッチ側
    へ送出され、前記OD中継方式及び前記IB中継方式のどち
    らの方式にも対応することを特徴とする中継線装置。
JP1170081A 1989-06-30 1989-06-30 中継線装置 Expired - Lifetime JP2560845B2 (ja)

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