JP2560326Y2 - チルト装置付自動車用シート - Google Patents

チルト装置付自動車用シート

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JP2560326Y2
JP2560326Y2 JP1991097339U JP9733991U JP2560326Y2 JP 2560326 Y2 JP2560326 Y2 JP 2560326Y2 JP 1991097339 U JP1991097339 U JP 1991097339U JP 9733991 U JP9733991 U JP 9733991U JP 2560326 Y2 JP2560326 Y2 JP 2560326Y2
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JP
Japan
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seat cushion
cover
storage space
auxiliary cover
seat
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JP1991097339U
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JPH0537559U (ja
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義宏 水島
明 青木
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はチルト装置付自動車用シ
ート、詳しくは、シートクッションがチルト装置により
傾斜角度が変わる自動車用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】この種、チルト装置付自動車用シート
は、第5図に示す様に、後部SC1が凸形状からなるシ
ートクッションSCと、このシートクッションSCの底
面に沿って設け、後部11が前記シートクッションSC
の凸形状から外側に位置し且つ前記シートクッションS
Cとはチルト装置を介して連結したスライドレール10
と、このレール10の後部11に固定し且つ前記シート
クッションSCの後部SC1の外側面SC2を覆うシー
ルドカバー20とからなり、チルト装置により、シート
クッションSCの傾斜角度を調整することができる様に
構成されている。尚、シートバックSBハシートクッシ
ョンSCにリクライニング装置を介して連結している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】斯様なシートは、シー
トクッションSCとシートバックSBをリクライニング
装置で連結し、このリクライニング装置を固定したシー
トクッションSCの後部SC1の外側面SC2をカバー
20で覆い、このカバー20の外側面21とシートクッ
ションSC1の前部SC3の外側面SC4とを平面状と
するため、シートクッションSCの後部SC1が凸形状
からなっている。ところが、カバー20はシートクッシ
ョンSCの後部SC1における外側面SC2を覆ってい
るだけであり、シートクッションSCがチルト装置によ
り傾斜角度が変化すると、図5に示す様に、カバー20
とシートクッションSCの前後方向に隙間αが発生し、
この隙間αからスライドレール10やシートクッション
SCの内部が表面に露出し、見栄えが悪くなるという不
具合があった。本考案は上記不具合を解消するためにな
されたものであり、シートクッションの傾斜角度がチル
ト装置により変化しても、カバーとシートクッションの
前後方向に発生する隙間からスライドレール等が表面に
露出することなく、確実に覆うことができることを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
め、本案に係るチルト装置付自動車用シートは、前記シ
ールドカバーにはこのシールドカバーとシートクッショ
ンの前後方向に生じる隙間を覆うと共に前記シートクッ
ションの前部の方向へ突出する補助カバーを設け、前記
シートクッションの前部には底面に凹形状からなると共
に、前記補助カバーを収納する収納空間部を形成し、前
記補助カバーは側面とこの側面の上端から前記シートク
ッションの方向へ折曲した上面とを有し、前記収納空間
部は逆U字形状の上面と奥面とからなり、底面と入口と
は外部と連通してなることを特徴とする。
【0005】
【作用】チルト装置によりシートクッションの傾斜角度
が変化すると、シートクッションの前部の底面に凹形状
からなり、補助カバーを収納する収納空間部は、逆U字
形状の上面と奥面とからなり、底面と入口とは外部と連
通してなるので、補助カバーがシートクッションに引掛
かることがなく、シートクッションの角度変化がスムー
ズにおこなえ、その際、シートクッションの前部の方向
へ突出する補助カバーは、側面とこの側面の上端から前
記シートクッションの方向へ折曲した上面とを有してい
るので、シールドカバーとシートクッションの前後方向
に生じる隙間を、この補助カバーにより覆える。
【0006】
【実施例】本案に係る一実施例を図1乃至図4に基づい
て説明する。シートクッションSCは、シートクッショ
ンSCの後部S1の横方向の幅がシートクッションSC
の前部SC3の横方向の幅よりも狭く、シートクッショ
ンSCの後部S1が凸形状からなり、シートバックSB
にリクライニング装置(図示せず)により連結してい
る。シートクッションSCの後部S1の外側面SC2
は、シートクッションSCの前部SC3の外側面SC4
よりも内方に位置し、シートクッションSCの後部S1
の横方向の幅がシートクッションSCの前部SC3の横
方向の幅よりも狭く形成されている。そして、シートク
ッションSCの前部SC3における側部SC5にはその
後部に収納空間部40が形成されている。収納空間部4
0は、シートクッションSCの底面SC6に凹形状に形
成され、後述する補助カバー30を収納する大きさから
成っている。収納空間部40の入口41は、シートクッ
ションSCの前部SC3における側部SC5の後端面S
C7に形成されている。収納空間部40は、逆U字形状
の上面42と奥面43とからなり、底面44と入口41
とは、シートクッションSCが後述する補助カバー30
に引掛かることを防ぐため、外部と連通してなる。この
収納空間部40は、シートクッションSCのフレームS
C8を凹形状に成形することにより、シートクッション
SCに形成している。
【0007】そして、シートクッションSCは従来周知
のチルト装置50を介して、スライドレール10に連結
している。チルト装置50は、その前部軸51の両側に
設けたリンク52、52をシートクッションSCの前部
SC3の底面に連結し、更に後部軸53の両側に設けた
リンク54、54をシートクッションSCの後部SC1
の底面に連結し、モータMの作動により、前部軸51が
回動し、それにより、シートクッションSCの傾斜角度
を調整するものである。そして、チルト装置50の前部
軸51と後部軸53の各両端部は、スライドレール10
の可動レール12に各々固定したブラケット13、1
3、14、14に回動可能に取付けられている。
【0008】スライドレール10は車床に固定した固定
レール15と、この固定レール15に嵌合し且つ前後方
向へ摺動する可動レール12とからなっている。スライ
ドレール10はシートクッションSCの底面に沿って設
け、スライドレール10の後部11がシートクッション
SCの後部SC1から外方に位置している。スライドレ
ール10は、シートクッションSCの前部SC3におけ
る側部SC5から収納空間部40とシートクッションS
Cの後部SC1の外方に沿って設けられている。
【0009】そして、スライドレール10にはその後部
11にシールドカバー20が固定している。シールドカ
バー20は外側面21と、この外側面21の端部から内
方向へ折曲した折曲部22とからなり、外側面21に形
成した窪み23、23がねじ60、60によりスライド
レール10の可動レール12に固定し、シートクッショ
ンSCの後部SC1における外側面SC2のリクライニ
ング装置等を覆っている。更に、シールドカバー20に
は、その折曲部22の前部における下部に、補助カバー
30が設けられている。補助カバー30は、側面32と
側面32の上下端から各々内方へ折曲した上、下面3
3、34の断面コ字形状からなり、その後端部31がシ
ールドカバー20の折曲部22に固定している。補助カ
バー30はシールドカバー20とは別体から形成し、シ
ールドカバーに固定しても良いが、シールドカバー20
と一体に成形しても良い。補助カバー30は、その下面
34が可動レール12に沿い、シートクッションSCの
前部SC3における後部SC4の方向へ突出し、前述し
た収納空間部40に入り、シールドカバー20とシート
クッションSCの後端面SC7間を覆っている。尚、2
4はシールドカバー20に形成したリクライニング装置
の操作レバー25を外部へ案内するための長孔である。
【0010】上記構成によれば、チルト装置50によ
り、シートクッションSCの傾斜角度が変化すると、図
4に示す様に、シートクッションSCの後端面SC7と
シールドカバー20との間には隙間αが生じるが、この
隙間αには補助カバー30が設けられているので、補助
カバー30により隙間αは覆われる。補助カバー30
は、側面32と上面33とを有しているので、上方およ
び側方からの視界を遮り、シートクッションSCの内部
が表面に現れることを防ぐことができる。収納空間部4
0は、入口41と底面43とが外部に連通しているの
で、シートクッションSCの傾斜角度が変化しても、補
助カバー30に引掛かることがなく、シートクッション
SCの移動がスムーズに行える。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、シートクッションがチ
ルト装置により、その傾斜角度が変化しても、シートク
ッションの収納空間部に収納した補助カバーが、シート
クッションとシールドカバーとの前後方向に生じる隙間
を塞ぐので、上方からの視界が遮られ、スライドレール
が露出することがなく、外観上見栄えがよくなる。ま
た、収納空間部はシートクッションの底面に凹形状に形
成しているので、シートクッションの傾斜角度が変化し
ても、シートクッションが補助カバーに引掛かることが
なく、スムーズにシートクッションの傾斜角度を変える
ことができる。さらに、補助カバーは側面とこの側面の
上端からシートクッションの方向へ折曲した上面とを有
し、収納空間部は逆U字形状の上面と奥面とからなり、
底面と入口とは外部と連通してなるので、シートクッシ
ョンの一部分に収納空間部を形成し、このシートクッシ
ョンの一部分に形成した収納空間部に収納し得る大きさ
の補助カバーにより、外観品質の向上が図られるので、
構造が簡単でコストの低減化が図られる。シートクッシ
ョンの一部分に収納空間部を形成しているので、シート
クッションの前後方向に沿って収納空間部を形成するよ
りも、シートクッションのクッション感に与える影響が
少なく、着座感が悪くなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案を用いたシートの一部切欠した斜視図であ
る。
【図2】図1のIIーII線に沿う部分断面図である。
【図3】図1に示すシートにおけるシートクッションの
組付け前の分解斜視図である。
【図4】図1のシートの平面図である。
【図5】従来のシートの図4と同様な平面図である。
【符号の説明】
SC シートクッション 10 スライドレール 20 シールドカバー 30 補助カバー 40 収納空間部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの後部の横方向の幅が
    シートクッションの前部の横方向の幅よりも狭く、前記
    シートクッションの後部が凸形状からなるシートクッシ
    ョンと、 このシートクッションの底面に沿って設け、後部が前記
    シートクッションの凸形状から外側に位置し且つ前記シ
    ートクッションとはチルト装置を介して連結したスライ
    ドレールと、 このスライドレールの後部に固定し且つ前記シートクッ
    ションの後部である凸形状の外側面を覆うシールドカバ
    ーとからなり、 前記シールドカバーにはこのシールドカバーと前記シー
    トクッションの前後方向に生じる隙間を覆うと共に前記
    シートクッションの前部の方向へ突出する補助カバーを
    設け、 前記シートクッションの前部には底面に凹形状からなる
    と共に、前記補助カバーを収納する収納空間部を形成
    し、 前記補助カバーは側面とこの側面の上端から前記シート
    クッションの方向へ折曲した上面とを有し、 前記収納空間部は逆U字形状の上面と奥面とからなり、
    底面と入口とは外部と連通してなることを特徴とするチ
    ルト装置付自動車用シート。
JP1991097339U 1991-10-30 1991-10-30 チルト装置付自動車用シート Expired - Lifetime JP2560326Y2 (ja)

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JPH0537559U JPH0537559U (ja) 1993-05-21
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Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62108134U (ja) * 1985-12-27 1987-07-10
JPS6344835U (ja) * 1986-09-11 1988-03-25
JPS646136U (ja) * 1987-06-29 1989-01-13
JPH0259030U (ja) * 1988-10-24 1990-04-27
JPH0291030U (ja) * 1988-12-30 1990-07-19

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