JP2560205Y2 - 多方向振り分け搬送装置 - Google Patents
多方向振り分け搬送装置Info
- Publication number
- JP2560205Y2 JP2560205Y2 JP5491992U JP5491992U JP2560205Y2 JP 2560205 Y2 JP2560205 Y2 JP 2560205Y2 JP 5491992 U JP5491992 U JP 5491992U JP 5491992 U JP5491992 U JP 5491992U JP 2560205 Y2 JP2560205 Y2 JP 2560205Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- pair
- conveyor belt
- loop
- flat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は幅広い産業分野の搬送,
ハンドリングに関するもので、特に産業機械部品,包装
食品,生鮮食品などあらゆる小物品の振り分け搬送装置
に関するものである。
ハンドリングに関するもので、特に産業機械部品,包装
食品,生鮮食品などあらゆる小物品の振り分け搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、最もポピュラーな振り分け搬送装
置として知られているものに、無端コンベヤーと該無端
コンベヤーの幅方向にそれぞれが摺動配置された物品搬
送板を幅方向に移動せしめて複数の振り分け搬送を行う
もの(キャタピラー式デバイダー),一次コンベヤーの
終端を中心として角型スライドシュートを進行方向で一
定の鋭角にスイングし、そのスイング角度に応じて複数
の振り分け搬送を行うものなどがあるが、いずれもコス
ト,機能上一長一短があり、低コストで単純明解な安定
動作を行う高能率機能のものは未だ見当たらない。
置として知られているものに、無端コンベヤーと該無端
コンベヤーの幅方向にそれぞれが摺動配置された物品搬
送板を幅方向に移動せしめて複数の振り分け搬送を行う
もの(キャタピラー式デバイダー),一次コンベヤーの
終端を中心として角型スライドシュートを進行方向で一
定の鋭角にスイングし、そのスイング角度に応じて複数
の振り分け搬送を行うものなどがあるが、いずれもコス
ト,機能上一長一短があり、低コストで単純明解な安定
動作を行う高能率機能のものは未だ見当たらない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、低コストで
能率よく振り分け搬送を実行できる小形の多方向振り分
け搬送装置を提供するものである。
能率よく振り分け搬送を実行できる小形の多方向振り分
け搬送装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、供給一次側と
振り分け後の二次側コンベヤーの中間に幅広のフラット
なベルトコンベヤーを設け、該コンベヤー上にフレキシ
ブルな二枚の通路を構成する板を、広幅コンベヤー入口
の、一次コンベヤー終端で固定し、他端を広幅コンベヤ
ーの下流に直交するように配置したロッドレスシリンダ
ーの往復コマに接続せしめ、該通路板を所定の信号にも
とづき、該シリンダーの移動により動作せしめることに
より、カープを伴う状態で振り分け通路を形成して運搬
物を円滑に振り分け流下せしめる、極めて単純な構造に
よって振り分け搬送を可能にしている。
振り分け後の二次側コンベヤーの中間に幅広のフラット
なベルトコンベヤーを設け、該コンベヤー上にフレキシ
ブルな二枚の通路を構成する板を、広幅コンベヤー入口
の、一次コンベヤー終端で固定し、他端を広幅コンベヤ
ーの下流に直交するように配置したロッドレスシリンダ
ーの往復コマに接続せしめ、該通路板を所定の信号にも
とづき、該シリンダーの移動により動作せしめることに
より、カープを伴う状態で振り分け通路を形成して運搬
物を円滑に振り分け流下せしめる、極めて単純な構造に
よって振り分け搬送を可能にしている。
【0005】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図にもとづき説
明する。図1は本考案の多方向振り分け搬送装置の内、
最も典型的な3方向の振り分け搬送の場合の例の全体図
である。図1において、1は広幅のループコンベヤーベ
ルトであり、互いに平行に配置された回転軸1a,1b
間に展張されて、一方の回転軸1bが電動機2,駆動車
3,従動車3aで駆動されることにより、ループコンベ
ヤーベルト1は矢印A方向に駆動される。これによりそ
の上部には幅広のフラット搬送面FAが形成される。4
はこの系の供給一次側のコンベヤー、5は地口のシュー
トでその型式は問わない。6,7,8は前記コンベヤー
1の出力側に接続した複数の二次側コンベヤーであり、
それぞれフラットコンベヤーベルト1とシュート9,1
0,11で接続される。12は前記コンベヤー1のフレ
ーム、13,14は曲がり易く且つ弾力性のある樹脂又
はステンレス鋼などの極薄帯板で、一方はフレーム1を
またいだ架構材15に固定されたピン16,17にリジ
ッドに固定される。またフレキシブル板13,14の他
の端は、図2(B−B矢視)図3(C−C断面)の角断
面をもったスライドバー21,22で前記コンベヤー1
と直交し、該コンベヤー1の下流に位置し、フレーム1
2に固定されたロッドレスシリンダー18の往復コマ1
9に固定したスライドシュー20によって、摺動自在に
保持される。このことはフレキシブル板13,14を前
記シリンダー18の往復コマ19てでスライドさせて下
流部を振ればピン16,17がリジッドであることと、
他端のピン21,22がスライドシュー20で摺動自在
のために、スライド板13,14で作られる通路空間が
常にカーブ状に撓むことを約束することとなる。
明する。図1は本考案の多方向振り分け搬送装置の内、
最も典型的な3方向の振り分け搬送の場合の例の全体図
である。図1において、1は広幅のループコンベヤーベ
ルトであり、互いに平行に配置された回転軸1a,1b
間に展張されて、一方の回転軸1bが電動機2,駆動車
3,従動車3aで駆動されることにより、ループコンベ
ヤーベルト1は矢印A方向に駆動される。これによりそ
の上部には幅広のフラット搬送面FAが形成される。4
はこの系の供給一次側のコンベヤー、5は地口のシュー
トでその型式は問わない。6,7,8は前記コンベヤー
1の出力側に接続した複数の二次側コンベヤーであり、
それぞれフラットコンベヤーベルト1とシュート9,1
0,11で接続される。12は前記コンベヤー1のフレ
ーム、13,14は曲がり易く且つ弾力性のある樹脂又
はステンレス鋼などの極薄帯板で、一方はフレーム1を
またいだ架構材15に固定されたピン16,17にリジ
ッドに固定される。またフレキシブル板13,14の他
の端は、図2(B−B矢視)図3(C−C断面)の角断
面をもったスライドバー21,22で前記コンベヤー1
と直交し、該コンベヤー1の下流に位置し、フレーム1
2に固定されたロッドレスシリンダー18の往復コマ1
9に固定したスライドシュー20によって、摺動自在に
保持される。このことはフレキシブル板13,14を前
記シリンダー18の往復コマ19てでスライドさせて下
流部を振ればピン16,17がリジッドであることと、
他端のピン21,22がスライドシュー20で摺動自在
のために、スライド板13,14で作られる通路空間が
常にカーブ状に撓むことを約束することとなる。
【0006】以上の構成により、供給一次コンベヤー4
から進入した運搬物は、まずシュート5に到達する以前
に図で省略したバーコードセンサーなどの識別判定を受
ける。次いで、その識別にもとづきコントロールユニッ
トは二次側のコンベヤー6,7あるいは8のいずれかに
振り分けるかを判断し、図1の例のようにコンベヤー6
に投入を指令すると、前記シリンダー18の前記往復コ
マ19が図で省略したリミットスイッチなどによりI位
置に停止し、フレキシブル板13,14は湾曲した軽い
S字カーブを形成して、図1のような一次コンベヤー4
と設定した二次コンベヤー6とがフレキシブル板13,
14に案内されたフラットベルトコンベヤー1上の通路
を介して一本のなめらかな搬送路として機能するので、
運搬物は前記コンベヤー6の進行とフレキシブル板1
3,14にガイドされ、何らの無理なく振り分け搬送さ
れる。本実施例は3方向の振り分けの場合であり、上記
のコンベヤー6に通じるケースの外にフレキシブル板1
3,14の通路が図1に二点鎖線で示すように、直進し
てコンベヤー7に通じるケースと、コンベヤー8に通じ
るケースを例示しており、また数字II, III はそれぞれ
のケースでの前記シリンダー18の往復コマ19の停止
位置を表している。
から進入した運搬物は、まずシュート5に到達する以前
に図で省略したバーコードセンサーなどの識別判定を受
ける。次いで、その識別にもとづきコントロールユニッ
トは二次側のコンベヤー6,7あるいは8のいずれかに
振り分けるかを判断し、図1の例のようにコンベヤー6
に投入を指令すると、前記シリンダー18の前記往復コ
マ19が図で省略したリミットスイッチなどによりI位
置に停止し、フレキシブル板13,14は湾曲した軽い
S字カーブを形成して、図1のような一次コンベヤー4
と設定した二次コンベヤー6とがフレキシブル板13,
14に案内されたフラットベルトコンベヤー1上の通路
を介して一本のなめらかな搬送路として機能するので、
運搬物は前記コンベヤー6の進行とフレキシブル板1
3,14にガイドされ、何らの無理なく振り分け搬送さ
れる。本実施例は3方向の振り分けの場合であり、上記
のコンベヤー6に通じるケースの外にフレキシブル板1
3,14の通路が図1に二点鎖線で示すように、直進し
てコンベヤー7に通じるケースと、コンベヤー8に通じ
るケースを例示しており、また数字II, III はそれぞれ
のケースでの前記シリンダー18の往復コマ19の停止
位置を表している。
【0007】図4はフレキシブル板13,14のS字並
行移動を円滑にするために板13の中間位置の上部にね
じ25にて固定した間隔保持バー23とその先端に付け
た接触カーブ板24を示す。フレキシブル板13,14
の変形はその板長、言い換えるとコンベヤー1の機長L
と最大振り分けピッチPによって決まり、あまり小形に
したとき通路が狭くなるような変形を防止することがで
きる。図4でも理解できるように、前記間隔保持バー2
3の働きはLをより短く、Pをより大きくとれることを
意味し、全体としては上記の変形を防止して装置の小形
化を可能にする。また稼動上は、極端に高速な振り分け
作動が行われても通路の間隔を常に一定に保持すること
ができる。
行移動を円滑にするために板13の中間位置の上部にね
じ25にて固定した間隔保持バー23とその先端に付け
た接触カーブ板24を示す。フレキシブル板13,14
の変形はその板長、言い換えるとコンベヤー1の機長L
と最大振り分けピッチPによって決まり、あまり小形に
したとき通路が狭くなるような変形を防止することがで
きる。図4でも理解できるように、前記間隔保持バー2
3の働きはLをより短く、Pをより大きくとれることを
意味し、全体としては上記の変形を防止して装置の小形
化を可能にする。また稼動上は、極端に高速な振り分け
作動が行われても通路の間隔を常に一定に保持すること
ができる。
【0008】本実施例は、3方向の振り分け搬送装置の
例であるが、実際上、間隔保持バーの機能を含め本考案
はさらに多数の振り分け搬送路を設けることを可能にす
る。
例であるが、実際上、間隔保持バーの機能を含め本考案
はさらに多数の振り分け搬送路を設けることを可能にす
る。
【0009】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案は一
般のスイング式角型シュート式、またはキャタピラー式
デバイダーなどよりも円滑な振り分けの流れを能率よく
作る機能を低コストで、より小形に実現することが出来
る。従って、幅広い産業分野のハンドリングシステムの
合理化に適用でき、実用効果大である。
般のスイング式角型シュート式、またはキャタピラー式
デバイダーなどよりも円滑な振り分けの流れを能率よく
作る機能を低コストで、より小形に実現することが出来
る。従って、幅広い産業分野のハンドリングシステムの
合理化に適用でき、実用効果大である。
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例のB−B面に沿う断面図である。
【図3】図1の実施例のC−C面に沿う断面図である。
【図4】本考案に用いるフレキシブル板への付加手段例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
1 フラットコンベヤーベルト 2 電動機 3 駆動車 3a 従動車 4 一次側のコンベヤー 5 出口のシュート 6,7,8 二次側のコンベヤー 9,10,11 シュート 12 コンベヤー1のフレーム 13,14 極薄帯板 15 架構材 16,17 ピン 18 ロッドレスシリンダ 19 往復コマ 20 スライドシュー 21,22 ピン 23 間隔保持バー 24 接触カーブ板 25 ねじ
Claims (2)
- 【請求項1】 両端部に互いに並行に配置された二つの
回転軸間にループ状に展張されたループコンベヤーベル
トをエンドレス回動駆動し該ループコンベヤーベルトの
上部に該二つの回転軸の一方から他方へ一方向に搬送す
る機能を有する幅広のフラット搬送面を形成するように
構成されたループコンベヤーベルト機構と、 前記幅広のフラット搬送面の上流部に該フラット搬送面
に結合するように配置された一つの供給コンベヤーと、 前記幅広のフラット搬送面の下流部に該フラット搬送面
に結合するように配置された複数の排出コンベヤーと、 前記一つの供給コンベヤーの出口に一端が固定され他端
側が前記複数の排出コンベヤーの各入口に結合可能なる
ように摺動自在に支持されて前記供給コンベヤーから搬
入され前記フラット搬送面上を搬送される物品を前記複
数の排出コンベヤーの一つに案内するために設けられた
一対の並行する極薄帯板と、 該一対の並行する極薄帯板の前記摺動自在に支持された
端部を制御信号に対応する前記複数の排出コンベヤーの
一つに結合するように制御する制御機構とを備えた多方
向振り分け搬送装置。 - 【請求項2】 前記一対の並行する極薄帯板は中間部に
該一対の並行する極薄帯板相互間の間隔を保持するため
の間隔保持バーを備えたことを特徴とする請求項1に記
載の多方向振り分け搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5491992U JP2560205Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 多方向振り分け搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5491992U JP2560205Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 多方向振り分け搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610230U JPH0610230U (ja) | 1994-02-08 |
JP2560205Y2 true JP2560205Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=12984026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5491992U Expired - Lifetime JP2560205Y2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 多方向振り分け搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560205Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108328351B (zh) * | 2018-01-31 | 2024-01-26 | 广西路桥工程集团有限公司 | 搅拌站原料仓自动输料系统 |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP5491992U patent/JP2560205Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610230U (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970826 |
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