JP2559941Y2 - バケット ハンガー - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、建設機械（油圧ショベ
ル）のバケット背面に追加し、荷物の搬送に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】建設現場で、油圧ショベルカーを使用す
る際、バケットにて掘削以外の作業、（例えば材料の移
動）を行う場合、バケットをはずして外のアタッチメン
トを取り付けて行うか、バケットにワイヤー等巻きつけ
て行っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】ワイヤー吊りをした
時、荷物につり金具がない場合、あるいは、パレットの
上に乗せて、前後、左右の安定を要求する荷物の場合な
ど別の車両、例えば、フォークリフト等で作業を行わな
ければならない。地面が湿地条件だと、タイヤ関係車両
は使用できないし、建設車両のバケット部分に搬送用の
機能を取り付けるなど着脱には時間がかかり労働的負担
となる。本考案は前途の欠点を解消しようとするもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は、建設車両のバ
ケット背面に、着脱可能な大型フックをセットし、その
延長にロットを介してハンガー本体を設け、且つ、ロッ
クローラーによって大型フックが車両のバケットから離
脱するのを防ぎ、本体の側面に必要に応じたアタッチメ
ントがとりつけられる。例として、図１〜図３はフォー
クリフトのアタッチメントである。

【０００５】

【作用】開閉可能な大型フックを、図中（右）方向へ人
手により回転させ、ハンガー本体に斜めに突き出したロ
ックローラーとの間に、油圧ショベルカーのバケットを
入れこむ。大型フックを人手で図中（左）方向へ回転さ
せバケット上面横支柱へ、かみあわせる。油圧ショベル
カーの運転者が、バケットを図中（右）方向へ操作する
こにより、大型フックをロックローラーが固定する、こ
の際、大型フック先端のつめ部分は、バケットの上面横
支柱をだきこみ、ハンガー本体が脱落することはない。
又、ハンガー本体の下方に設置する衝撃吸収用ゴムは、
ハンガー本体右側に接続する荷物搬送用のアタッチメン
ト（図中の例はフォーク）に、重量がかかったとき、ハ
ンガー本体のロット取り付け部分に無理な力が加わるこ
とを緩和する。又、ハンガー本体の安定を保つものであ
る。

【０００６】

【実施例】以下添付図面に従って、実施例を説明する。
図１〜図３はバケット背面に、装着されたバケットハン
ガーに、図中８及び８ａのアタッチメント（フォーク）
を取り付けた状態である。油圧ショベル運転者のブー
ム．アーム．バケットの操作によりフォークの角度なら
びに距離が決定する。

【０００７】９は、大型フックのコーナー部分に取り付
けた補強板で、大型フックの強度を増加させると共に、
バケットハンガー全体の横づれを防止する役目をする。

【０００８】本考案の実施例はアタッチメント（フォー
ク）だけであるが、他に、箱物などのアタッチメントを
もちいることが可能である。

【考案の効果】上述のように、本案の利用により建設現
場荷物の積みおろし、あるいは、道具の移動等、１台の
車両で行う仕事の種類が増加する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案が、油圧ショベルのバケットに装着完了
になった側面図である。

【図２】本考案が、油圧シヨべルのバケットに装着完了
になった正面図である。

【図３】本考案の、全体立体図面である。

【図４】大型フックが、バケット上面横支柱へかみあっ
た状態である。

【符号の説明】

１．大型フック ２．ハンガー本体 ３．ロット ４．ロック ローラ ５．衝撃吸収用ゴム ６．取手 ７．バケット ８．フォーク ８ａ．フォーク ブラケット ９．大型フック固定板

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 油圧ショベルのバケット部に、独立した
   機材搬送用アタッチメントを容易に着脱自在とするバケ
   ットハンガーであって、ハンガー本体の上部にロットを
   介して回動自在に結合された大型フックと、上記ロット
   近傍に設けたロックローラーと、上記ハンガー本体下側
   のバケット当たり面に設けた衝撃吸収用ゴムからなるこ
   とを特徴とするバケットハンガー。